JPS598042Y2 - バタフライ弁 - Google Patents

バタフライ弁

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JPS598042Y2
JPS598042Y2 JP1979153511U JP15351179U JPS598042Y2 JP S598042 Y2 JPS598042 Y2 JP S598042Y2 JP 1979153511 U JP1979153511 U JP 1979153511U JP 15351179 U JP15351179 U JP 15351179U JP S598042 Y2 JPS598042 Y2 JP S598042Y2
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JP
Japan
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ring
plate
valve
gasket
valve seat
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979153511U
Other languages
English (en)
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JPS5670254U (ja
Inventor
幸造 三輪
Original Assignee
三元バルブ製造株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三元バルブ製造株式会社 filed Critical 三元バルブ製造株式会社
Priority to JP1979153511U priority Critical patent/JPS598042Y2/ja
Publication of JPS5670254U publication Critical patent/JPS5670254U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、流体の完全閉塞を目的としたバタフライ弁に
関するものであり、詳しくは、バタフライ弁の弁箱内で
回動する弁板の外周に、弾力性の弁シートを設けて流体
の完全閉塞を達戊するにおいて、前記弁シートの温度及
び圧力に対する耐久性を向上すると共に、流体の閉塞の
性能を向上するものである。
バタフライ弁において弁箱内で回動する弁板の外周に弾
力性の弁シートを設けることは従来から知られているが
、従来の弁シートはゴム又はテフロンで円形又は台形等
に形或していて、弁箱の弁座面に対していわゆる線接触
となるようにしているので、流体に対するシールが低い
ばかりか、流体の圧力が直接的に弁シートに作用するの
で、圧力及び温度に対する耐久性が低いのであった。
そこで、この欠点を改善するため、特開昭52−103
030号公報は、このバタフライ弁における弁シートを
、アスベストのリング状ガスケット板と銅等のリング状
金属板とを複数枚交互に積層したものに構或し、この積
層状弁シートを、その一側面に当てかった押圧リングに
て積層方向に押圧しながら取付けることを提案している
すなわち、このようにすると、その積層方向の押圧によ
り各金属板の間におけるガスケット板の外周が弁箱にお
ける弁座間に接当して、あたかもラビリンスパッキンの
状態となるからシール性が著しく向上する一方、各ガス
ケット板は金属板の間に挾まれていてへたつがないから
、耐久性及び耐圧性が著しく向上するのである。
しかし、この特開昭52−103030号公報において
各ガスケット板間に介挿した金属板は完全な平面状で、
ガスケット板に対して全面の広い面積にわたって密接し
、積層方向への押圧力が広い面積に分散されてその密接
部における単位面積当りの面圧力が小さいため、流体は
ガスケット板と金属板との密接部に侵入したのち、弁座
シ一トの内径部を通って漏洩する傾向が強くなり、特に
取扱う流体が気体である場合、前記の漏洩は一層顕著と
なる。
そこでこれを防止するにはこの積層状弁シートを積層方
向に押圧する力を増大すれば良いが、かくするためには
、押圧を行なうための締め付け用ボルトを太くしたり、
本数を多くしたりすることに加えて、弁シートの一側面
に当てた押圧リングの板厚も相当厚く構造しなければな
らないので、重量が増大するばかりか、部品及び作業工
数の増によって高価になる。
本考案は、ノ.<タフライ弁における弁シートを、前記
のようにガスケット板と金属板との積層体に構戊する場
合における問題、つまり、流体がガスケット板と金属板
との密接部に侵入して漏洩することを、積層方向の押圧
力を増大することなく防止できるようにしたものであっ
て、このため本考案は、各ガスケットの断面形状を平面
状にする一方、各ガスケットの間に介挿される金属板の
断面形状を、半径方向に波形に構或することにより、積
層方向の押圧力が比較的小さくてもガスケット板に対し
て金属板が狭い面積で強く密接して、当該密接部への流
体の侵入がないようにしたものである。
すなわち、ガスケット板と金属板とを交互に積層するに
おいて、ガスケット板の断面を平面状にする一方、金属
板の断面を半径方向に波形にすることにより、その積層
方向の押圧に際して、金属板における波型部の頂部が環
状の略線接触の状態でガスケット板に密接し、単位面積
当りの面圧力が大きくなってリング状ガスケット板に対
して同芯円の環状の状態で喰い込むことになるから、積
層方向の押圧力を増大しなくても、ガスケット板と金属
板との密接部への流体の侵入を確実に防止することがで
きるようになり、その結果、積層方向に押圧するための
締め付け用ボルトの径を細くしたり本数を少なくしたり
することに加えて、押圧リングの板厚も薄くできて、重
量及び製作費用の軽減を達或できるのである。
以下本考案の一実施例を図面について説明すると、図に
おいて1は取扱う流体が流れる通孔2を有する箱で、該
弁箱1内においてその通孔2と直角方向に貫通軸支した
軸3には、該軸3によって回転するようにした弁板4が
取付けられ、この弁板4の外周には、弁板4の閉塞位置
において弁箱1内の弁座面5に接当するリング状の弁シ
一ト6を設けるにおいて、弁板4の外周には段状の環状
溝7を設け、該環状溝7に前記弁シ一ト6を嵌挿し、こ
の弁シ一ト6を、弁板4に複数本のボルト8にて締結し
た押えリング9にて軸方向に締め付けるようにする一方
、前記弁シ一ト6を、ゴム、アスベスト又はテフロン等
の例えば厚さ約1.5m/mのリング状ガスケット板1
0を複数板その間にリング状の例えば厚さ約1.5m/
mの金属板11を挾み、且つ表面及び裏面には更にリン
グ状の金属板11を重ねた積層状に構或し、且つ、前記
各リング状ガスケット板10の断面を平面に形成する一
方、該各リング状ガスケット板10間に介挿されるリン
グ状金属板11の断面を半径方向に波型状に構或して或
るものである。
この構成において、弁板4外周に設けた弁シ一ト6は押
えリング9によって締め付けられ、その各金属板11.
11’, 11”間に挾まれた各ガスケット板10は
、その外周は各金属板11より膨出することになって、
各ガスケット板10が弁箱1の弁座面5に対して一斉に
接当することになる。
すなわち、各ガスケット板10は弁座面5に対して金属
板11の厚さ間隔で接当し、各ガスケット板10間には
隙間ができることになるから、弁座面5に沿って流出し
ようとする流体側から見れば、弁座面5に接当するガス
ケット10の狭い箇所と次の金属板11箇所の広い隙間
とが交互に連続した状態になり、これがいわゆるラビリ
ンスパッキンを作用をなすから、そのシール性は著しく
高く、流体の漏洩を確実に防止できるのであり、この各
ガスケット板10の弁座面5に対する接当圧は、押えリ
ング9の締め付けによって任意に調節でき、また、長期
使用に際して各ガスケット板10の外周が摩耗すれば、
押えリング9を増し締めすることにより元の接当状態が
得られるのである。
また、各ガスケット板10は金属板11の間に挾まれて
いて、両側の金属板10によって保持されているから、
弁板の開閉動に際しての各ガスケット板10のへたり変
形がないばかりか、各ガスケット板の温度及び圧力に対
する耐久性が増大し、高温、高圧に耐えることができる
のである。
しかも、弁シ一ト6をガスケット板10と金属板11を
交互に積層した積層体に構戒するにおいて、各ガスケッ
ト板10の断面を平面状にする一方、各ガスケツ}10
間に介挿される金属板11の断面を半径方向に波型状に
構或したことにより、押圧リング9による積層方向の押
圧に際して、金属板11における波型部の頂部が環状の
略線接触の状態の下でガスケット板10に密接し、積層
方向の押圧力を増大しなくても大きな面圧力が得られて
、金属板11における波型部がリング状ガスケット板1
0に対して同芯円の環状の状態で喰い込むことになるか
ら、流体がガスケット板10と金属板11との密接部に
侵入したのち、弁シ一ト6の内径をったつて漏洩するの
を確実に阻止できるのである。
この場合、実験によると、金属板11における波型の高
さを金属板11の高さと略同じにし、波型の半径方向の
数を5〜7個にした場合における積層方向への押圧力は
、金属板11を平面にした場合における積層方向への押
圧力に対して60〜70%程度で十分であった。
以上要するに本考案は、弁箱内に回動自在に設けた弁板
に、外周が弁箱内の弁座面に接当するように設けられる
弁シートを、ゴム、アスベスト又はテフロン等のリング
状のガスケット板を複数枚その間にリング状金属板を挾
み、且つ表面及び裏面に同じくリング状金属板を重ねた
積層状に構或して、これを積層方向に押圧する押えリン
グにて取付けるにおいて、各リング状ガスケット板の断
面を平面状にする一方、該各リング状ガスケット板の間
に介挿されるリング状金属板の断面を半径方向に波型状
に構戊して或るもので、これによつて、流体がガスケッ
ト板と金属板との密接部に侵入したのち、弁シートの内
径部がら漏洩することを、積層方向の押圧力を増大する
ことなく確実に阻止できるから、取扱う流体が気体の場
合であっても良いばかりが、積層方向の押圧力を低減す
ることができることから、押圧リングの板厚を薄くでき
ることに加えて、押圧リングの締め付け用ボルトの径を
小さくしたり或いは本数を少なくしたりすることができ
て、バタフライ弁の軽量化と、製造費の低減とを図るこ
とができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はバタフライ弁の
縦断正面図、第2図は第1図の要部拡大図である。 1・・・・・・弁箱、3・・・・・・軸、4・・・・・
・弁板、5・・曲弁座面、6・・・・・・弁シート、1
0・・・・・・ガスヶット板、11・・・・・・金属板
、9・・・・・・押えリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁箱内に回動自在に設けた弁板に、外周が弁箱内の弁座
    面に接当するように設けられる弁シートを、ゴム、アス
    ベスト又はテフロン等のリング状のガスケット板を複数
    枚その間にリング状金属板を挾み、且つ表面及び裏面に
    同じくリング状金属板を重ねた積層状に構或して、これ
    を積層方向に押圧する押えリングにて取付けるにおいて
    、各リング状ガスケット板の断面を平面状にする一方、
    各リング状ガスケット板の間に介挿されるリング状金属
    板の断面を半径方向に波型に構或して或るバタフライ弁
JP1979153511U 1979-11-05 1979-11-05 バタフライ弁 Expired JPS598042Y2 (ja)

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JP1979153511U JPS598042Y2 (ja) 1979-11-05 1979-11-05 バタフライ弁

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JP1979153511U JPS598042Y2 (ja) 1979-11-05 1979-11-05 バタフライ弁

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JPS5670254U JPS5670254U (ja) 1981-06-10
JPS598042Y2 true JPS598042Y2 (ja) 1984-03-12

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5599638B2 (ja) * 2010-04-06 2014-10-01 株式会社オーケーエム バタフライ弁用シートリング及びバタフライ弁
JP2013181591A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Kurimoto Ltd バイプレーンバルブ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52103030A (en) * 1976-02-23 1977-08-29 Shell Int Research Butterfly valve

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