JPH0524869Y2 - - Google Patents

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JPH0524869Y2
JPH0524869Y2 JP15256288U JP15256288U JPH0524869Y2 JP H0524869 Y2 JPH0524869 Y2 JP H0524869Y2 JP 15256288 U JP15256288 U JP 15256288U JP 15256288 U JP15256288 U JP 15256288U JP H0524869 Y2 JPH0524869 Y2 JP H0524869Y2
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JP
Japan
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housing
mechanical seal
ring
diaphragm
fixed ring
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JP15256288U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はメカニカルシールに係り、特に、ダイ
アフラムによりハウジングと固定環の間の液密を
保持するものにおいて、ダイアフラムの外側に保
護カバを設置し、ダイアフラムが万一破損したよ
うな場合にも内部流体の飛散等の二次災害を防止
できるものに関する。
〔従来の技術〕
第2図を参照して従来例を説明する。第2図は
外流型のメカニカルシールの構成を示す断面図で
あり、図中符号1はハウジングである。ハウジン
グ1には軸3が回転可能に貫通配置されている。
軸3の外周位置には回転環としてのメイテイング
リング5が装着されており、このメイテイングリ
ング5と軸3との間にはOリング7が装着されて
いる。上記軸3の外周には上記メイテイングリン
グ5と対向端面同士で摺接する固定環としてのシ
ールリング9が配置されている。上記シールリン
グ9とハウジング1との間にはスプリング11が
装着されており、このスプリング11により上記
シールリング9をメイテイングリング5に圧接さ
せている。
上記スプリング11を包囲するようにダイアフ
ラム13が配置されており、その外周端部はボル
ト15によりハウジング1に固定されており、そ
の内周端部はパツキンケース17を介してシール
リング9とスプリング11との間に挟持されてい
る。上記ダイアフラム13によりハウジング1と
シールリング9の間の液密を保持している。尚、
図中符号19はセツトスクリユである。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の構成によると次のような問題があつ
た。すなわちダイアフラム13によりハウジング
1とシールリング9の間の液密を維持する構成と
なつており、このダイアフラム13が万一破損し
た場合にはハウジング1内の流体が外部に飛散し
てしまうという問題があつた。
本考案はこのような点に基づいてなされたもの
でその目的とするところは、ダイアフラムが破損
しても内部流体の外部への飛散を防止することが
可能なメカニカルシールを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するべく本願考案の第1請求項
によるメカニカルシールは、ハウジングに回転可
能に貫通配置された軸の上記ハウジングの外に位
置する部分の外周に配置された固定環と、上記ハ
ウジングの外に位置する軸の外周にあつて上記固
定環に当接配置された回転環と、上記ハウジング
の外に位置する軸の外周に配置され上記固定環及
び回転環相互を圧接するスプリングと、上記ハウ
ジングと固定環の双方に密接し上記スプリングを
外側から包囲するように配置されたダイアフラム
とを具備したメカニカルシールにおいて、上記ハ
ウジングと固定環の間に、上記ダイアフラムの外
側を包囲する保護カバを設けたことを特徴とする
ものである。
第2請求項によるメカニカルシールは、請求項
1記載のメカニカルシールにおいて、上記保護カ
バには流体回収部へ連なるドレン穴が形成されて
いることを特徴とするものである。
第3請求項によるメカニカルシールは、請求項
1記載のメカニカルシールにおいて、保護カバは
その外周端部をハウジングに固定されるととも
に、その内周端は適当な隙間を介して上記固定環
の外周面と対向し、上記隙間はパツキングで密封
されていることを特徴とするものである。
〔作用〕
まず第1請求項の場合には、ハウジングと固定
環の間の液密を維持するダイアフラムの外周にさ
らに保護カバを設け、ダイアフラムが万一破損し
たような場合にも保護カバにより内部流体の流出
を防止するものである。
第2請求項の場合には、保護カバにドレン穴を
形成し、ダイアフラムが万一破損したような場合
には、このドレン穴を介して流出流体を回収する
ものである。よつてドレン穴を介しての内部流体
の流出を規制すれば、ダイアフラムが破損した状
態であつても内部流体の圧力を維持することがで
き、この内部流体の圧力及びスプリングのスプリ
ング力による固定環及び回転環の圧接状態を保持
して、メカニカルシール機能を維持することがで
きる。
さらに第3請求項の場合には、保護カバの内周
端がパツキングを介して固定環に対して自由度を
もつて配置されており、よつて通常運転時にメカ
ニカルシールを構成する各部材の変位を上記自由
度の中で許容することができるので、メカニカル
シールの機能を阻害することはない。
〔実施例〕
以下第1図を参照して本考案の一実施例を説明
する。尚、従来と同一部分には同一符号を付して
示し、その説明は省略する。
101はダイアフラム13を外側から包囲する
ように設置された保護カバで、円筒部103と、
この円筒部103の図中左側に連設された環状部
105と、上記円筒部103の図中右端に連設さ
れた鍔部107とから構成されている。
上記環状部105の内周端はシールリング9の
外周面と隙間δをもつて近接対向しており、ま
た、この隙間δは、上記内周端に形成した溝内に
装着されたパツキングとしてのOリング109に
よつて密封されている。
上記円筒部103にはドレン穴111が形成さ
れている。このドレン穴111には回収部へ連な
る配管113が接続され、その配管113には開
閉弁115が介装される。この開閉弁115の開
閉によりダイアフラム13の破損時における内部
流体の流出を規制する。
上記鍔部107はボルト15によりダイアフラ
ム13と共にハウジング1に固定されている。
以上の構成を基にその作用を説明する。
まず通常時であるが、この場合にはメカニカル
シール本来の機能が健全に発揮されることはもと
より、保護カバ101の環状部105の内周端と
シールリング9の外周面との間に隙間δが形成さ
れているので、シールリング9を始めとする各部
材の動作が保護カバ101によつて阻害されるこ
とはない。
次にダイアフラム13が破損した場合について
説明する。この場合にはダイアフラム13の破損
部を介して内部流体が流出する。しかしながらダ
イアフラム13の外周には保護カバ101が設け
られているので、内部流体の外部への飛散を防止
することができる。又、流出した内部流体は保護
カバ101のドレン穴111を介して回収される
が、その際前述した開閉弁115を開弁すること
により内部流体の圧力を保持することができ、よ
つて流体圧力及びスプリング11のスプリング力
によるメイテイングリング5とシールリング9の
圧接状態は維持され、メカニカルシールの機能は
保持される。したがつてダイアフラム13が破損
しても、装置の機能は維持される。
〔考案の効果〕
以上詳述したように本考案によるメカニカルシ
ールによると、ダイアフラムが破損しても内部流
体が外部に飛散することはなく、内部流体の飛散
による二次災害を防止することができる。又、保
護カバの設置によりメカニカルシールを構成する
各部の機能が阻害されることはない。さらにドレ
ン穴を介しての内部流体の流出を制御することが
できるので、ダイアフラム破損時にあつてもメカ
ニカルシールの機能を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すメカニカルシ
ールの半裁断面図、第2図は従来のメカニカルシ
ールの半裁断面図である。 1……ハウジング、3……軸、5……メイテイ
ングリング(回転環)、7……Oリング、9……
シールリング(固定環)、11……スプリング、
13……ダイアフラム101……保護カバ、10
5……環状部、107……鍔部、109……Oリ
ング、111……ドレン穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ハウジングに回転可能に貫通配置された軸の
    上記ハウジングの外に位置する部分の外周に配
    置された固定環と、上記ハウジングの外に位置
    する軸の外周にあつて上記固定環に当接配置さ
    れた回転環と、上記ハウジングの外に位置する
    軸の外周に配置され上記固定環及び回転環相互
    を圧接するスプリングと、上記ハウジングと固
    定環の双方に密接し上記スプリングを外側から
    包囲するように配置されたダイアフラムとを具
    備したメカニカルシールにおいて、上記ハウジ
    ングと固定環の間に、上記ダイアフラムの外側
    を包囲する保護カバを設けたことを特徴とする
    メカニカルシール。 2 請求項1記載のメカニカルシールにおいて、
    上記保護カバには流体回収部へ連なるドレン穴
    が形成されていることを特徴とするメカニカル
    シール。 3 請求項1記載のメカニカルシールにおいて、
    保護カバはその外周端部をハウジングに固定さ
    れるとともに、その内周端は適当な隙間を介し
    て上記固定環の外周面と対向し、上記隙間はパ
    ツキングで密封されていることを特徴とするメ
    カニカルシール。
JP15256288U 1988-11-25 1988-11-25 Expired - Lifetime JPH0524869Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15256288U JPH0524869Y2 (ja) 1988-11-25 1988-11-25

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15256288U JPH0524869Y2 (ja) 1988-11-25 1988-11-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0272869U JPH0272869U (ja) 1990-06-04
JPH0524869Y2 true JPH0524869Y2 (ja) 1993-06-23

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JP15256288U Expired - Lifetime JPH0524869Y2 (ja) 1988-11-25 1988-11-25

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JPH0272869U (ja) 1990-06-04

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