JPS6322384Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6322384Y2 JPS6322384Y2 JP13617284U JP13617284U JPS6322384Y2 JP S6322384 Y2 JPS6322384 Y2 JP S6322384Y2 JP 13617284 U JP13617284 U JP 13617284U JP 13617284 U JP13617284 U JP 13617284U JP S6322384 Y2 JPS6322384 Y2 JP S6322384Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- quenching water
- sliding ring
- mechanical seal
- collar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 16
- 238000010791 quenching Methods 0.000 claims description 14
- 230000000171 quenching effect Effects 0.000 claims description 14
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 9
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 claims description 4
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 239000002002 slurry Substances 0.000 description 1
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 description 1
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Sealing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、軸封技術に係るメカニカルシールの
改良に関するものである。
改良に関するものである。
従来から、メカニカルシールの一種として第２
図に示すようなものが知られている。
図に示すようなものが知られている。
すなわち、同図において、符号１はポンプ等の
機器ハウジング、２は該ハウジング１に軸支され
た回転軸であり、当該メカニカルシールはこのハ
ウジング１と回転軸２の隙間をシールするもので
ある。３は前記ハウジング１の軸孔開口内段部端
壁にボルト４止めされたフランジ、５は該フラン
ジ３に対しＯリング６により気密を維持した状態
で軸方向に移動可能に担持された支持環、７は固
定摺動環たるフローテイングシートであり、前記
支持環５はスプリング８により図上右方向へ弾性
付勢され、かつ外周部に形成された切欠９に前記
フランジ３に突設したドライブピン１０を係合し
て回り止めされている。１１は前記回転軸２に対
しセツトスクリユ１２を用いて外挿固着されたカ
ラー、１３は該カラー１１に抱持された支持環、
１４は回転摺動環たるシールリングであり、支持
環１３は、端面に形成された切欠１５に対し、カ
ラー１１に突設したノツクピン１６を係合して回
り止めされている。また１７は前記ハウジング１
の外端壁にボルト１８止めされたフランジ、１９
は該フランジ１７と前記カラー１１の外周円筒部
２０間に介装されたオイルシールであり、ハウジ
ング１の軸孔開口内段部には、これら部材に囲ま
れて室２１が形成され、該室２１に対し、クエン
チング水供給源に連なる通水孔２２が開口してい
る。
機器ハウジング、２は該ハウジング１に軸支され
た回転軸であり、当該メカニカルシールはこのハ
ウジング１と回転軸２の隙間をシールするもので
ある。３は前記ハウジング１の軸孔開口内段部端
壁にボルト４止めされたフランジ、５は該フラン
ジ３に対しＯリング６により気密を維持した状態
で軸方向に移動可能に担持された支持環、７は固
定摺動環たるフローテイングシートであり、前記
支持環５はスプリング８により図上右方向へ弾性
付勢され、かつ外周部に形成された切欠９に前記
フランジ３に突設したドライブピン１０を係合し
て回り止めされている。１１は前記回転軸２に対
しセツトスクリユ１２を用いて外挿固着されたカ
ラー、１３は該カラー１１に抱持された支持環、
１４は回転摺動環たるシールリングであり、支持
環１３は、端面に形成された切欠１５に対し、カ
ラー１１に突設したノツクピン１６を係合して回
り止めされている。また１７は前記ハウジング１
の外端壁にボルト１８止めされたフランジ、１９
は該フランジ１７と前記カラー１１の外周円筒部
２０間に介装されたオイルシールであり、ハウジ
ング１の軸孔開口内段部には、これら部材に囲ま
れて室２１が形成され、該室２１に対し、クエン
チング水供給源に連なる通水孔２２が開口してい
る。
上記構成になる従来のメカニカルシールは、定
常のシール作動のほか、所要時に、前記室２１内
に満たされたクエンチング水の圧力を高めて当該
メカニカルシールの清浄を行なうように構成さ
れ、たとえば当該機器がポンプである場合、メカ
ニカルシールの内周側に堆積したスラリーを除去
するべく、クエンチング水をフローテイングシー
ト７とシールリング１４間の密封摺動面から内周
側（ポンプ側）へ流し込むものであるが、実際に
これを作動させてみると、シールリング１４を支
持する支持環１３とカラー１１の間に隙間２３が
残されているため、クエンチング水がこの隙間２
３内に入り込み、シールリング１４および支持環
１３を図上左方向へ押し出す形となり、以後のシ
ール作動にシール洩れを生ずる等の悪影響をおよ
ぼす原因となつていた。
常のシール作動のほか、所要時に、前記室２１内
に満たされたクエンチング水の圧力を高めて当該
メカニカルシールの清浄を行なうように構成さ
れ、たとえば当該機器がポンプである場合、メカ
ニカルシールの内周側に堆積したスラリーを除去
するべく、クエンチング水をフローテイングシー
ト７とシールリング１４間の密封摺動面から内周
側（ポンプ側）へ流し込むものであるが、実際に
これを作動させてみると、シールリング１４を支
持する支持環１３とカラー１１の間に隙間２３が
残されているため、クエンチング水がこの隙間２
３内に入り込み、シールリング１４および支持環
１３を図上左方向へ押し出す形となり、以後のシ
ール作動にシール洩れを生ずる等の悪影響をおよ
ぼす原因となつていた。
本考案は、以上の点に鑑み、シールリング等の
回転摺動環がクエンチング水に押し出されること
がなく安定したシール性能を維持できるように構
成したメカニカルシールを提供せんとするもので
ある。
回転摺動環がクエンチング水に押し出されること
がなく安定したシール性能を維持できるように構
成したメカニカルシールを提供せんとするもので
ある。
本考案のメカニカルシールは、上記目的を達成
するため、清浄時などクエンチング水の圧力が高
められたときに、該クエンチング水が回転摺動環
の背後に浸入しないように該回転摺動環に対する
カラーの保持部におけるクエンチング水流入側に
Ｏリング等のシール部材を配設する構成とした。
するため、清浄時などクエンチング水の圧力が高
められたときに、該クエンチング水が回転摺動環
の背後に浸入しないように該回転摺動環に対する
カラーの保持部におけるクエンチング水流入側に
Ｏリング等のシール部材を配設する構成とした。
上記構成を備える本考案メカニカルシールによ
ると、クエンチング水がＯリング等のシール部材
の働きによつて回転摺動環の背後に回り込むこと
なく、予定されたように密封摺動面を通つて流れ
出し、清浄作用のみを営むようになる。
ると、クエンチング水がＯリング等のシール部材
の働きによつて回転摺動環の背後に回り込むこと
なく、予定されたように密封摺動面を通つて流れ
出し、清浄作用のみを営むようになる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面にしたがつて説
明すると、第１図において、シールリング１４を
支持する支持環１３の外周面に溝２４が周設さ
れ、該溝２４内に、カラー１１の外周円筒部２０
内周面に圧接するＯリング２５が嵌着されてクエ
ンチング水を該部より支持環１３の背後側へ浸入
させないように構成されている。
明すると、第１図において、シールリング１４を
支持する支持環１３の外周面に溝２４が周設さ
れ、該溝２４内に、カラー１１の外周円筒部２０
内周面に圧接するＯリング２５が嵌着されてクエ
ンチング水を該部より支持環１３の背後側へ浸入
させないように構成されている。
本考案のメカニカルシールは、以上説明したよ
うに、回転摺動環に対するカラーの保持部のクエ
ンチング水流入側へＯリング等のシール部材を配
設するのみの簡単な構造によつてクエンチング水
を回転摺動環の背後に浸入させず、該摺動環の有
害無益な移動を阻止してシール性能の長期安定化
に貢献し得るものである。
うに、回転摺動環に対するカラーの保持部のクエ
ンチング水流入側へＯリング等のシール部材を配
設するのみの簡単な構造によつてクエンチング水
を回転摺動環の背後に浸入させず、該摺動環の有
害無益な移動を阻止してシール性能の長期安定化
に貢献し得るものである。
第１図は本考案の一実施例に係るメカニカルシ
ールの取付状態を示す半裁断面図、第２図は従来
例に係る同半裁断面図である。 １……ハウジング、２……回転軸、３，１７…
…フランジ、５，１３……支持環、７……フロー
テイングシート、８……スプリング、１１……カ
ラー、１４……シールリング、２０……外周円筒
部、２１……室、２２……通水孔。
ールの取付状態を示す半裁断面図、第２図は従来
例に係る同半裁断面図である。 １……ハウジング、２……回転軸、３，１７…
…フランジ、５，１３……支持環、７……フロー
テイングシート、８……スプリング、１１……カ
ラー、１４……シールリング、２０……外周円筒
部、２１……室、２２……通水孔。
Claims (1)
- 機器のハウジング側に支持された固定摺動環と
前記ハウジングに軸支された回転軸に外挿嵌着し
たカラーに支持された回転摺動環との密接摺動に
より被シール流体をシールし、かつ所定時にクエ
ンチング水を流し込んで清浄作業を行なうように
構成されたメカニカルシールにおいて、前記清浄
時、クエンチング水が前記回転摺動環の背後に浸
入しないように該回転摺動環に対する前記カラー
の保持部におけるクエンチング水流入側にＯリン
グ等のシール部材を配設してなることを特徴とす
るメカニカルシール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13617284U JPS6322384Y2 (ja) | 1984-09-10 | 1984-09-10 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13617284U JPS6322384Y2 (ja) | 1984-09-10 | 1984-09-10 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6150862U JPS6150862U (ja) | 1986-04-05 |
| JPS6322384Y2 true JPS6322384Y2 (ja) | 1988-06-20 |
Family
ID=30694641
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13617284U Expired JPS6322384Y2 (ja) | 1984-09-10 | 1984-09-10 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6322384Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5001654B2 (ja) * | 2004-08-26 | 2012-08-15 | イーグル工業株式会社 | メカニカルシール装置 |
-
1984
- 1984-09-10 JP JP13617284U patent/JPS6322384Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6150862U (ja) | 1986-04-05 |
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