JPH0626770Y2 - 軸封止構造 - Google Patents

軸封止構造

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JPH0626770Y2
JPH0626770Y2 JP9013989U JP9013989U JPH0626770Y2 JP H0626770 Y2 JPH0626770 Y2 JP H0626770Y2 JP 9013989 U JP9013989 U JP 9013989U JP 9013989 U JP9013989 U JP 9013989U JP H0626770 Y2 JPH0626770 Y2 JP H0626770Y2
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JP
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rotary shaft
ring
mating ring
valve body
shaft
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繁幸 古舘
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は軸封止構造に関し、特に、ガスブロワバタフ
ライ弁等に好ましく用いられる軸封止構造に関するもの
である。
〔従来技術およびその問題点〕
従来、一般に、ガスブロアバタフライ弁等に用いられ
て、その弁本体と回転軸との間をシールする軸封止構造
にあっては、第3図に示すように、弁本体26と回転軸
27との間にグランドパッキン25をつめ込み、グラン
ドパッキン25の内周面25aと回転軸27の外周面2
7aとを摺動接触させることによって、弁本体26と回
転軸27との間をシールするように構成されている。
しかしながら、上記のように構成される従来の軸封止構
造にあっては、グランドパッキン25を弁本体26と回
転軸27との間につめ込む際の締めしろの調整に長年の
勘と熟練とを要し、締めしろが小さすぎる場合には、弁
本体26と回転軸27との間を完全にシールすることが
できずに洩れが生じてしまったり、逆に締めしろが大き
すぎる場合には、回転時のトルクが大きくなって弁開閉
用ロッド等が破損してしまう恐れがあるなどの問題点を
有していた。
また、グランドパッキン25の内周面25aと回転軸2
7の外周面27aとは常に摺動接触しているために、使
用とともに、グランドパッキン25の内周面25aが摩
耗するばかりでなく、回転軸27の外周面27aも摩耗
してしまい、そのために、シール性が低下して摩耗した
部分からスラリー等が内部い入り込んでしまったり、あ
るいは内部の流体が外部に洩れてしまったりするなどの
問題点を有していた。
さらに、この軸封止構造の場合には、グランドパッキン
25の内周面25aあるいは回転軸27の外周面27a
が摩耗した際の両者間の摺動接触圧の調整をする機構が
何ら設けられておらず、そのために、それらが摩耗した
場合には新品と交換するか、あるいは取り外して修理し
なければならず、それらの作業に手間がかかるなどの問
題点を有していた。
この考案は上記のような従来のもののもつ問題点を解決
したものであって、摺動接触面を回転軸の外周面以外の
箇所に設けることによって、回転軸の摩耗を阻止するこ
とができるようにして常にすぐれたシール性が得られる
ようにするとともに、回転時のトルクを小さくして弁開
閉用ロッド等の破損を未然に防止できるようにし、さら
に、摺動接触面の摺動接触圧を調整できるようにするこ
とによって、常に優れたシール性を維持することができ
る軸封止構造を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためにこの考案は、回転軸と、
この回転軸を支持する弁本体との間に設けられて、両者
間をシールする軸封止構造であって、この軸封止構造
は、前記回転軸の外周に固設される環状のシールリング
と、前記弁本体に設けられ、前記回転軸の軸方向に移動
可能であるとともに、任意の位置で固定可能なメイティ
ングリングとを具え、前記環状のシールリングが弁内の
ガス圧力によって前記回転軸の軸線方向に押圧されて前
記メイティングリングに接触し、それらの間をシールす
るとともに、前記メイティングリングの前記回転軸の軸
方向への移動に応じて前記メイティングリングとの間の
接触圧を調整可能にした手段を採用したものである。
〔作用〕
この考案は上記の手段を採用したことにより、弁本体と
回転軸との間は、弁本体に設けられたメイティングリン
グに回転軸に設けられたシールリングが接触し、シール
リングが弁内のガスの圧力によってメイティングリング
の方向に強く押圧されることによってシールされること
となり、このときメイティングリングとシールリングと
の間の接触圧はメイティングリングの回転軸の軸方向へ
の移動によって調整できることとなる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説明する。
第1図には、この考案による軸封止構造の一実施例が示
されていて、この軸封止構造は、回転軸15側に設けら
れるシールリング1と、弁本体16側にハウジング8を
介して設けられるメイティングリング6とから構成され
ている。
前記シールリング1は、弾性体から形成され、断面略L
字状で環状をなすとともに、その内周側にはシール面2
が形成され、このシール面2に直交する方向には環状の
摺動面3が形成され、この摺動面3の中央部には潤滑油
用の環状の凹溝3aが穿設され、さらに前記シール面2
と前記摺動面3との間にはベロー部4が形成され、この
ベロー部4の変形によって前記摺動面3が変位可能とな
っている。
前記弁本体16側にハウジング8を介して設けられるメ
イティングリング6は、環状をなすとともに、その一方
の側面の中央部には、軸方向に突出する摺動密封面7を
有する環状の突出部6aが形成され、この突出部6aの
外周面にはOリングを収納する環状の凹溝6bが穿設さ
れ、さらに、前記突出部6aの外側には軸方向に貫通す
るボルト挿通用の孔6cが穿設されている。
前記メイティングリング6と前記弁本体16との間に介
在するハウジング8は、環状をなすとともに、一方の側
面の中央部には軸方向に突出する環状の突出部9が設け
られ、この突出部9の外側には軸方向に貫通するボルト
挿通用の孔8aが穿設され、さらに、他方の側面には環
状の段部10が形成されている。
上記のように構成されるこの考案による軸封止構造を弁
本体16と回転軸15との間に取り付けるには、まず、
前記シールリング1を回転軸15に挿着してそのシール
面2を回転軸15の外周面に密着させるとともに、シー
ルリング1の外周面を締め付けバンド5によって締め付
けてシールリング1のシール面2と回転軸15の外周面
との間を完全にシールする。
この場合、シールリング1のシール面2と回転軸15の
外周面との間に接着剤を用いれば、さらに両者間のシー
ル性が高まることになる。
次に、前記ハウジング8の突出部9を前記弁本体16の
中央部の孔16aに嵌合させることによって、弁本体1
6にハウジング8を取り付けるとともに、このハウジン
グ8の他方の側面の環状の段部10に前記メイティング
リング6の環状の突出部6aを嵌合させることによっ
て、ハウジング8にメイティングリング6を取り付け
る。
その後、前記メイティングリング6およびハウジング8
のボルト挿通用の孔6c、8aにボルト12を挿通して
前記弁本体16のねじ穴16bに螺合させるとともに、
前記メイティングリング6の外側から前記ボルト12に
ナット13、14を螺合させて締め付けることによっ
て、前記メイティングリング6と前記ハウジング8とを
前記弁本体16に確実に固定する。
このとき、前記弁本体16と前記ハウジング8との間に
環状のガスケット17を設け、また、前記メイティング
リング6の突出部6aの外周面の環状の凹溝6b内にO
リング18を設けることによって、それぞれの間を完全
にシールする。
このようにして取り付けた前記ハウジング8の環状の段
部10と前記メイティングリング6の突出部6aとの間
で環状の凹所11が形成され、この凹所11内に前記シ
ールリング1が、その摺動面3を前記メイティングリン
グ6の突出部6aの摺動密封面7に当接させた状態で位
置することになる。
なお、前記メイティングリング6はその外側のナット1
3、14を締め付けることによって軸方向に移動可能と
なっており、この場合、前記メイティングリング6は、
調整しろAの範囲内で移動可能となっている。
そして、このメイティングリング6の軸方向への移動に
応じて、シールリング1の摺動面3とメイティングリン
グ6の摺動密封面7との摺動接触圧の調整が可能となっ
ている。
上記のように構成されるこの考案による軸封止構造にあ
っては、回転軸15の回転時に、回転軸15側に設けら
れたシールリング1の摺動面3が、弁本体16側に設け
られたメイティグリング6の摺動密封面7に摺動接触す
ることによって、弁本体16と回転軸15との間をシー
ルすることになり、この場合、第2図に示すように、回
転軸15の外周面に設けられたシールリング1の摺動面
3が弁内部の流体の圧力Pによって、弁本体16側に設
けられたメイティングリング6の摺動密封面7に押圧さ
れることになり、このとき、シールリング1の弾性とシ
ールリング1のベロー部4の変形とにより、シールリン
グ1の摺動面3がメイティングリング6の摺動密封面7
に強く押圧されることになるので、常に優れたシール性
が得られることとなる。
また、前記の場合、シールリング1の摺動面3とメイテ
ィングリング6の摺動密封面7との間に接触圧は、メイ
ティングリング6の外側に設けられているナット13、
14を締め付けることによって調整できるので、常に優
れたシール性が維持できることとなる。
さらに、この考案の場合には、回転軸15の外周面以外
の箇所に摺動接触面が設けられているので、従来のよう
に、回転軸の外周面が摺動接触によって摩耗することが
なくなるとともに、回転時における回転軸のトルクを小
さくすることができるので、弁開閉用ロッド等の破損が
未然に防止できることとなる。
また、組み立て時の締めしろの調整は、メイティングリ
ング6の摺動密封面7とシールリング1の摺動面3とを
確実に接触させて、メイティングリング6の外側のナッ
ト13、14を締め付けるだけでできることになるの
で、従来のように締めしろの調整に熟練を要することが
なくなることとなる。
さらに、シールリング1の摺動面3に設けられた潤滑油
用の凹溝3a内に潤滑油を充填させて使用することによ
って、シールリング1の摺動面3やメイティングリング
6の摺動密封面7の摩耗を小さく抑えることができるの
で、耐久性を著しく向上させることができて長期使用に
も充分耐え得ることとなる。
なお、前記に示すメイティングリングの摺動密封面が摩
耗した場合には、再研磨して使用してもよいものであ
る。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成して、回転軸に設けられる
シールリングを弁本体に設けられるメイティングリング
に回転軸の軸線方向に押圧した状態で接触させて弁本体
と回転軸との間をシールするようにしたので、回転軸の
摩耗がなくなるとともに、回転時における回転軸のトル
クを小さく抑えることができることとなり、したがっ
て、常にすぐれたシール性が得られるとともに、弁開閉
用ロッド等の破損が未然に防止できて長期使用にも充分
耐えられることとなり、また、摺動接触面の接触圧の調
整はメイティングリングの軸方向への移動によって容易
にできることになるので、常にすぐれたシール性を維持
することができることになるなどのすぐれた効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による軸封止構造の一実施例を示す概
略断面図、第2図は第1図に示すものの要部拡大断面
図、第3図は従来の軸封止構造を示す概略断面図であ
る。 1……シールリング 2……シール面 3……摺動面 4……ベロー部 5……締め付けバンド 6……メイティングリング 7……摺動密封面 8……ハウジング 9……突出部 10……段部 11……凹所 12……ボルト 13、14……ナット 15、27……回転軸 16、26……弁本体 17……ガスケット 18……Oリング 25……グランドパッキン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸と、この回転軸を支持する弁本体と
    の間に設けられて、両者間をシールする軸封止構造であ
    って、該軸封止構造は、前記回転軸の外周に固設される
    環状のシールリングと、前記弁本体に設けられ、前記回
    転軸の軸方向に移動可能であるとともに、任意の位置で
    固定可能なメイティングリングとを具え、前記環状のシ
    ールリングが弁内のガス圧力によって前記回転軸の軸線
    方向に押圧されて前記メイティングリングに接触し、そ
    れらの間をシールするとともに、前記メイティングリン
    グの前記回転軸の軸方向への移動に応じて前記メイティ
    ングリングとの間の接触圧を調整可能にしたことを特徴
    とする軸封止構造。
JP9013989U 1989-07-31 1989-07-31 軸封止構造 Expired - Lifetime JPH0626770Y2 (ja)

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JP9013989U JPH0626770Y2 (ja) 1989-07-31 1989-07-31 軸封止構造

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JP9013989U JPH0626770Y2 (ja) 1989-07-31 1989-07-31 軸封止構造

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JPH0329771U JPH0329771U (ja) 1991-03-25
JPH0626770Y2 true JPH0626770Y2 (ja) 1994-07-20

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ID=31639678

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JP9013989U Expired - Lifetime JPH0626770Y2 (ja) 1989-07-31 1989-07-31 軸封止構造

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CN113984399B (zh) * 2021-10-27 2023-09-05 中国航发沈阳发动机研究所 一种航空发动机涡轮导向器内环压力试验装置及其方法

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JPH0329771U (ja) 1991-03-25

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