JPH0129322Y2 - - Google Patents

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JPH0129322Y2
JPH0129322Y2 JP13423486U JP13423486U JPH0129322Y2 JP H0129322 Y2 JPH0129322 Y2 JP H0129322Y2 JP 13423486 U JP13423486 U JP 13423486U JP 13423486 U JP13423486 U JP 13423486U JP H0129322 Y2 JPH0129322 Y2 JP H0129322Y2
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JP
Japan
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seal
ring
sealing mechanism
shaft sealing
housing
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JP13423486U
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JPS6340662U (ja
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  • Mechanical Sealing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えばスラリー液や結晶性溶液等を
取扱う機体の回転軸部を軸封するメカニカルシー
ルの構造に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種のメカニカルシール、特に、例え
ばスラリー液を取扱う機体のハウジング内に挿通
された回転軸の軸周を軸封するに用いられる所謂
インサイド型の静止型メカニカルシールにおいて
は、ハウジング側に設置されるシールリングから
なる固定側軸封機構に介在されるOリング、ある
いは回転軸側に固定される回転側軸封機構のメイ
テイングリング側に前記シールリングを互いに摺
接させるように押圧付勢するコイルスプリング
に、メイテイングリングとシールリングとの摺接
面からの洩れ液が接液し、これらOリングによる
シール部あるいはコイルスプリング部分にスラリ
ーが詰まり易く、運転時間と共に作動性が低下
し、シール機能を低下させるとともに、耐久性に
も劣る不具合が生じている。
[考案が解決しようとする問題点] このため、従来では、上記したOリングによる
シール部分あるいはコイルスプリング部分へのス
ラリーの詰まりによる作動性及びシール機能の低
下を防止するためには、クエンチングによる洗浄
が必要不可欠であるといつた問題があつた。
[考案の目的] 本考案は、上記の事情のもとになされたもの
で、その目的とするところは、摺接面からの洩れ
液がOリングによるシール部やコイルスプリング
部に接液するのを防止し、クエンチングによる洗
浄の必要性をなくすことができるようにしたメカ
ニカルシールを提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記した問題点を解決するために、本考案は、
機体のハウジング内に挿通された回転軸の軸周
に、前記ハウジング側のシールフランジ部にOリ
ングを介して設置されるシールリングからなる固
定側軸封機構と、前記回転軸側に固定されるメイ
テイングリングからなる回転側軸封機構とを配設
し、前記固定側軸封機構のシールリング側をスプ
リングの付勢力により前記回転側軸封機構のメイ
テイングリング側に押圧付勢して互いに摺接させ
軸封してなるメカニカルシールにおいて、前記ハ
ウジング側のシールフランジ部及びシールリング
の内周に環状溝をそれぞれ周設し、これら各々の
環状溝の前記固定側軸封機構の下部位置に相当す
る位置から下方に向け貫通する排液口を前記ハウ
ジング側のシールフランジ部及びシールリングの
それぞれに形成してなる構成としたものである。
[作用] すなわち、本考案は、上記の構成とすることに
よつて、ハウジング側のシールフランジ部及びシ
ールリングの内周に周設した環状溝の固定側軸封
機構の下部位置に相当する位置から下方に向け貫
通する排液口をそれぞれに形成するようにしてな
ることから、摺接面からの洩れ液はハウジング側
のシールフランジ部及びシールリングの内周に周
設した環状溝の固定側軸封機構の下部位置に滞留
して各々の排液口から外部に排液させることがで
きるため、Oリングによるシール部あるいはコイ
ルスプリング部分には接液することがなく、これ
によつて、Oリングによるシール部あるいはコイ
ルスプリング部分へのスラリーあるいは結晶物の
詰まりを防止することができることから、作動性
及びシール機能を低下させることがなく、耐久性
を向上させることができるとともに、クエンチン
グによる洗浄の必要性をなくすことが可能にな
る。
[実施例] 以下、本考案を図示の一実施例を参照しながら
説明する。
第1図は、本考案に係るメカニカルシールを概
略的に示すもので、スラリー液あるいは結晶性溶
液等の流体Wが充填される機体のハウジング1内
に挿通された回転軸2の軸周には、回転側軸封機
構を構成するメイテイングリング3がスリーブ4
を介して固定されている一方、前記ハウジング1
のシールフランジ部1aには、固定側軸封機構を
構成するホルダー5で保持されたシールリング6
がOリング7を介して設置されている。そして、
前記シールリング6を保持するホルダー5は、コ
イルスプリング8の付勢力により前記回転側軸封
機構のメイテイングリング3側に押圧付勢して互
いに摺接されるようになつているとともに、その
外周のフランジ部5aに切設した係合溝51に、
前記ハウジング1のシールフランジ部1a側に植
設したノツクピン9を係合させることにより廻り
止めが施されている。
さらに、上記したハウジング1のシールフラン
ジ部1aの内径面と、前記シールリング6を保持
するホルダー5の内径面には、環状溝10,11
が周方向にそれぞれ周設され、これら各々の環状
溝10,11の前記固定側軸封機構の下部位置に
相当する位置から下方に向けて排液口12,13
がそれぞれ貫通形成されているとともに、前記ハ
ウジング側のシールフランジ部1aに貫通形成し
た排液口12は、外に臨ませてなる一方、前記シ
ールリング6を保持するホルダー5に貫通形成し
た排液口13は、前記ハウジング1のシールフラ
ンジ部1aの内径面に形成した環状溝10に臨ま
せてなる構成を有している。
なお、図中14は前記シールリング6の抜け止
め用のスナツプリングで、ボルト15を介して前
記ハウジング1のシールフランジ部1aに固定さ
れている。
しかして、上記したメカニカルシールの構成に
よれば、機体のハウジング1内に充填されたスラ
リー液あるいは結晶性溶液等の流体Wが回転側軸
封機構を構成するメイテイングリング3と固定側
軸封機構を構成するシールリング6との間の摺接
面から固定側軸封機構の内径部側に洩れると、こ
の洩れ液Wは、第1図実線矢印で示すように、ま
ず、シールリング6を保持するホルダー5の内径
面に形成した環状溝11に流れ込んで固定側軸封
機構の下部位置に滞留し、さらに排液口13を通
して前記ハウジング1のシールフランジ部1aの
内径面に形成した環状溝10に流れ込んで、その
環状溝10に貫通形成した排液口12から外部に
排液させ得るようになつているもので、これによ
つて、メイテイングリング3とシールリング6と
の間の摺接面から固定側軸封機構の内径部側に洩
れ出た洩れ液WがOリング7及びコイルスプリン
グ8に接液するのを確実に防止することを可能に
しているものである。
なお、本考案は、上記した実施例には何等限定
されず、本考案の要旨を変えない範囲で種々変更
実施可能なことは勿論である。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、ハウジング側のシールフランジ部及びシール
リングの内周に周設した環状溝の固定側軸封機構
の下部位置に相当する位置から下方に向け貫通す
る排液口をそれぞれに形成してなることから、摺
接面からの洩れ液はハウジング側のシールフラン
ジ部及びシールリングの内周に周設した環状溝の
固定側軸封機構の下部位置に滞留して各々の排液
口から外部に排液させることができるため、Oリ
ングによるシール部あるいはコイルスプリング部
分には接液することがなく、これらの部分へのス
ラリーあるいは結晶物の詰まりを確実に防止する
ことができ、従来のような作動性及びシール機能
を低下させることがなく、耐久性を向上させるこ
とができるとともに、クエンチングによる洗浄の
必要性をなくすることができるというすぐれた効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るメカニカルシールの一実
施例を示す概略的要部断面図である。 1……ハウジング、1a……シールフランジ
部、2……回転軸、3……メイテイングリング、
6……シールリング、7……Oリング、8……コ
イルスプリング、10,11……環状溝、12,
13……排液口、W……流体(スラリー液または
結晶性溶液)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機体のハウジング内に挿通された回転軸の軸周
    に、前記ハウジング側のシールフランジ部にOリ
    ングを介して設置されるシールリングからなる固
    定側軸封機構と、前記回転軸側に固定されるメイ
    テイングリングからなる回転側軸封機構とを配設
    し、前記固定側軸封機構のシールリング側をスプ
    リングの付勢力により前記回転側軸封機構のメイ
    テイングリング側に押圧付勢して互いに摺接させ
    軸封してなるメカニカルシールにおいて、前記ハ
    ウジング側のシールフランジ部及びシールリング
    の内周に環状溝をそれぞれ周設し、これら各々の
    環状溝の前記固定側軸封機構の下部位置に相当す
    る位置から下方に向け貫通する排液口を前記ハウ
    ジング側のシールフランジ部及びシールリングの
    それぞれに形成したことを特徴とするメカニカル
    シール。
JP13423486U 1986-09-03 1986-09-03 Expired JPH0129322Y2 (ja)

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JP13423486U JPH0129322Y2 (ja) 1986-09-03 1986-09-03

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JP13423486U JPH0129322Y2 (ja) 1986-09-03 1986-09-03

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Publication Number Publication Date
JPS6340662U JPS6340662U (ja) 1988-03-16
JPH0129322Y2 true JPH0129322Y2 (ja) 1989-09-06

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JPS6340662U (ja) 1988-03-16

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