JPH0616305Y2 - スパイラル式熱交換器 - Google Patents

スパイラル式熱交換器

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JPH0616305Y2
JPH0616305Y2 JP3512889U JP3512889U JPH0616305Y2 JP H0616305 Y2 JPH0616305 Y2 JP H0616305Y2 JP 3512889 U JP3512889 U JP 3512889U JP 3512889 U JP3512889 U JP 3512889U JP H0616305 Y2 JPH0616305 Y2 JP H0616305Y2
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JP
Japan
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heat transfer
shell
transfer plate
flange
outer shell
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JP3512889U
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JPH02127972U (ja
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俊夫 森本
謙三 川西
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Hisaka Works Ltd
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Hisaka Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は2枚の長尺板を渦巻状に巻付けたスパイラル式
熱交換器に関する。
従来の技術 従来から渦巻状に巻付けられた伝熱板と、この伝熱板の
開口端縁の一つ置きに設けたシール材と、前記伝熱板の
外周を覆う外胴と、これら外胴及び伝熱板の開口端縁を
覆うようガスケットを介して蓋フランジと外胴フランジ
とを締付けてシールしたスパイラル式熱交換器は公知で
ある。
考案が解決しようとする課題 しかし、上記構成の熱交換器を高温で使用する場合、巻
付けの最終端に位置する伝熱板の開口端縁に設けたシー
ル材が、このシール材の左右によるシール溶接部及び外
胴とフランジ間に温度差によって生じる熱応力によって
破損され、漏液を生じるようになることがある。即ち、
通常伝熱板、シール材及び外胴とは耐食上の問題からス
テンレス鋼等が用いられ、外胴フランジには炭素鋼が用
いられている。この材質の差による熱膨張係数の差に基
く上記破損の発生、又は伝熱板、外胴、外胴フランジの
温度差及び形体や厚み等による熱膨張差によって、強度
的に弱い最終巻付部のシール材のシール溶接部が破損し
易くなっている。
本考案の目的は上記のような難点を解消し、外胴フラン
ジと外胴との接続による放熱量を減らし、温度差及び形
体や厚み等による熱膨張差を減少させ、シール材のシー
ル溶接部の破損が生じることのないスパイラル式熱交換
器を提供しようとするものである。
課題を解決するための手段 本考案は上記目的を達成するため、渦巻状に巻付けられ
た伝熱板と、この伝熱板の開口端縁の一つ置きに設けた
シール部と、前記伝熱板の外周を覆う外胴と、これら外
胴及び伝熱板の開口端縁を覆うようガスケットを介して
蓋フランジと外胴フランジとを締付けてシールしたスパ
イラル式熱交換器において、前記外胴と外胴フランジと
の間に一体的又は複数に分割した帯状のシェルを設け、
このシェルは外胴の小孔を介して伝熱路と連通したスパ
イラル式熱交換器とした。
作用 本考案では外胴と外胴フランジとの間に一体的又は複数
に分割した帯状のシェルを設けることにより、外胴の温
度がこのシェルを介して外胴フランジに伝達されるの
で、このフランジによる放熱作用が減るようになると共
に外胴の小孔を介して伝熱路と連通しているので、外胴
フランジによる放熱があると、シェル内の媒体と伝熱路
中の媒体との間で比重差が生じ、自然対流作用が起るよ
うになる。従って、巻付け最終端の伝熱板と外胴間の開
口縁部に設けたシール材の左右シール溶接部の温度差も
減少する。
実施例 図面に示した実施例を説明する。
1は伝熱板で、2枚の長尺板を渦巻状に巻付けられ、ス
ペーサを介して流体通路を構成している。2はシール材
で、伝熱板1の開口端縁の一つ置きに設けられ、熱交換
媒体の混合を避けるようになっている。このシール材2
は伝熱面積との関係から数周又は数十周設けることもあ
る。2a、2bはシール溶接部である。3は外胴で、巻
付けられた伝熱板1の最外周を覆っている。4は外胴フ
ランジで、外胴3の端部に取付けられている。5は蓋フ
ランジ、6、7はライニング材である。8はガスケット
で、前記蓋フランジ5と外胴フランジ4との間をボル
ト、ナット等で締付けることによりシールされる。
第2図において、9は帯状のシェルで、外胴フランジ4
と外胴3との間に凹部を形成している。10は小孔で、外
胴3に適宜間隔をあけて設け、シェル9と伝熱路とを連
通するようにした。
第3図において、11は帯状のシェルで、円周を2分割し
て前記シェル9と共に熱交換媒体の両方とそれぞれ連通
する。
上記実施例で、外胴3と外胴フランジ4との間に帯状の
シェル9を設けることにより、シール材2からの熱は外
胴3に伝達されるが、シェル9又は11の存在によって外
胴フランジ4による放熱があれば、小孔10による媒体の
自然対流が生じて、温度低下を生じないようになってい
る。
従って、シール材2の左右シール溶接部2a、2b間に
大きい熱膨張差がなくなり、この部分における歪がなく
なりシール効果の減少も防止できるようになった。
以上はシール材2を用いた構造について説明したが、第
4図に示すようにシール材2の代りに伝熱板1の端部1
aを曲げてシールする構造においても同様の効果があ
る。
考案の効果 本考案は上記のような構成をとったので、外胴と外胴フ
ランジとの間で一体的又は複数に分割した帯状のシェル
を設け、小孔を介して熱媒体との自然対流を行うように
なっているので、外胴からの放熱作用が緩和され、シー
ル材の左右に生じていた温度差が減少し、シール溶接部
の破損がなくなった。従って、熱交換媒体の混合の危険
性もなく、長期高温での使用にも耐えられる等その実用
上の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案スパイラル式熱交換器の断面図、第2図
は要部拡大断面図、第3図は上方からみた要部拡大断面
図で、帯状シェルを2つに分割した例を示す。第4図は
他実施例を示す要部拡大断面図である。 1……伝熱板、2……シール材、3……外胴 4……外胴フランジ、5……蓋フランジ 8……ガスケット、9、11……シェル 10……小孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】渦巻状に巻付けられた伝熱板と、この伝熱
    板の開口端縁の一つ置きに設けたシール部と、前記伝熱
    板の外周を覆う外胴と、これら外胴及び伝熱板の開口端
    縁を覆うようガスケットを介して蓋フランジと外胴フラ
    ンジとを締付けてシールしたスパイラル式熱交換器にお
    いて、前記外胴と外胴フランジとの間に一体的又は複数
    に分割した帯状のシェルを設け、このシェルは外胴の小
    孔を介して伝熱路と連通したことを特徴とするスパイラ
    ル式熱交換器。
JP3512889U 1989-03-27 1989-03-27 スパイラル式熱交換器 Expired - Lifetime JPH0616305Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH02127972U JPH02127972U (ja) 1990-10-22
JPH0616305Y2 true JPH0616305Y2 (ja) 1994-04-27

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