JPH0544510Y2 - - Google Patents

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JPH0544510Y2
JPH0544510Y2 JP14393488U JP14393488U JPH0544510Y2 JP H0544510 Y2 JPH0544510 Y2 JP H0544510Y2 JP 14393488 U JP14393488 U JP 14393488U JP 14393488 U JP14393488 U JP 14393488U JP H0544510 Y2 JPH0544510 Y2 JP H0544510Y2
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winding
plate material
combustion engine
internal combustion
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は内燃機関の消音器に関する。更に詳し
くは板材を筒状に巻いて消音器本体筒を内外多重
に形成した消音器に関する。
〔従来の技術〕
上記のように板材を筒状に巻いて消音器本体筒
を内外多重に形成する場合、従来は例えば第5図
に示すように1枚の板材10を多重に巻き、その
巻始端部10aと巻終端部10bとの重なり合う
部分の母線方向数箇所をスポツト溶接Spで固着
する。或いは第6図に示すように内層を構成する
板材11を筒状に巻いてその両端部11a,11
bをかしめ結合し、その外周に外層を構成する板
材12を巻いてその両端部12a,12bを同様
にかしめ結合する。もしくは第7図に示すように
内外層を構成する2枚の板材11,12を重ね合
わせて筒状に巻き、その両端部11a,11b,
12a,12bを一体にかしめ結合するのが一般
的である。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記のようにスポツト溶接あるいは
かしめ結合して必ずしも充分な気密性が得られる
ものではなく、往々にして〓が生じて消音器内の
排気もしくは消音器外の外気に含まれる水蒸気等
が内外層間に浸入して腐食を早め、或いは上記の
水蒸気等の熱膨張や凍結により内外層がへこんだ
り膨れたりして変形し耐久性が低下する等の問題
があつた。
本考案は上記の問題点を解決することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、板材を筒状に巻いて消音器本体筒を
内外多重に形成した内燃機関の消音器において、
上記の筒状に巻いた板材の巻始端部および巻終端
部を母線方向全長に亙つて気密に接合したことを
特徴とする。
この場合、例えば前記巻始端部および巻終端部
を母線方向全長に亙つて連続溶接することにより
気密に接合する。或いは前記巻始端部および巻終
端部を、母線方向全長に亙つてシール材を介在さ
せた状態でかしめ結合することにより気密に接合
することができる。
〔作用〕
上記のように筒状に巻いた板材の巻始端部およ
び巻終端部を母線方向全長に亙つて気密に接合し
たことにより、内外多重に形成した消音器本体筒
の内層と外層との間に水蒸気等が浸入するのを防
止することが可能となる。
〔実施例〕
第1図・第2図は筒状に巻いた板材の巻始端部
と巻終端部とを母線方向全長に亙つてレーザ溶接
やT1G溶接またはシーム溶接等により連続溶接
した例を示す。
即ち、第1図は内層を構成する板材11の両端
部11a,11bと、外層を構成する板材12の
両端部12a,12bとを重ね合わせて同時に連
続溶接Wしたもので、それによつて上記端部11
a,11b,12a,12bが一体に気密に密着
接合される。
また第2図は1枚の板材10を同図aのように
一重に巻いてその巻始端部を板材の中間部に重ね
合わせて母線方向に連続溶接W1した後、さらに
同図bのように二重に巻いてその巻終端部と巻始
端部との重なり合う部分を母線方向に全長に亙つ
て連続溶接W2して気密に密着接合したものであ
る。
なおこの場合、1枚の板材10を予め前記第5
図のように多重に巻き、その巻始端部と巻終端部
との重なり合う部分を母線方向に連続溶接するこ
ともできる。
第3図・第4図は筒状に巻いた板材の巻始端部
および巻終端部を、母線方向全長に亙つてシール
材Sを介在させて状態でかしめ結合した例を示
す。
即ち、第3図は内層を構成する板材11の両端
部11a,11bを、アルミニウムや銅等の金属
線材よりなるシール材Sを介在させた状態でかし
め結合すると共に、その外周に外層を構成する板
材12の両端部12a,12bを、同様にシール
材Sを介在させた状態でかしめ結合したもので、
それによつて各シール材Sがそれぞれ板材11の
両端部11a,11bおよび板材12の両端部1
2a,12bに食い込むようにして強固に密着し
て気密に接合される。
また第4図は内外層を構成する2枚の板材1
1,12を重ね合わせて筒状に巻き、その両板材
11,12の両端部11a,11b,12a,1
2bを、シール材Sを介在させた状態でかしめ結
合することによつて気密に密着接合したものであ
る。
なお上記シール材Sとしては金属線材に限らず
耐熱性の樹脂等を用いてもよく、また必要に応じ
て接着材を併用する、或いはろう材を用い加圧加
熱溶融して密着させることもできる。
また上記実施例においては消音器本体筒を内外
二重に形成した例を示したが、三重以上に形成す
る、あるいは内外層間に断熱材や吸音材を介在さ
せることもある。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように板材を筒状に巻いて消音
器本体筒を内外多重に形成した内燃機関の消音器
において、上記の筒状に巻いた板材の巻始端部お
よび巻終端部を母線方向全長に亙つて気密に接合
したから、内外多重に形成した消音器本体筒の内
外層間に、消音器内の排気や消音器外の外気に含
まれる水蒸気等が浸入して前記従来のように腐食
もしくは変形するのが防止され、耐久性のよい消
音器が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案内燃機関の消音器の一実施例を
示す消音器本体筒の横断面図、第2図a,b・第
3図・第4図は他の実施例の同上図、第5図・第
6図・第7図は従来例の同上図である。 10,11,12は板材、10a,10b,1
1a,11b,12a,12bは端部、Wは連続
溶接部、Sはシール材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 板材を筒状に巻いて消音器本体筒を内外多重
    に形成した内燃機関の消音器において、上記の
    筒状に巻いた板材の巻始端部および巻終端部を
    母線方向全長に亙つて気密に接合したことを特
    徴とする内燃機関の消音器。 (2) 前記巻始端部および巻終端部を母線方向全長
    に亙つて連続溶接することにより気密に接合し
    たことを特徴とする請求項(1)記載の内燃機関の
    消音器。 (3) 前記巻始端部および巻終端部を、母線方向全
    長に亙つてシール材を介在させた状態でかしめ
    結合することにより気密に接合したことを特徴
    とする内燃機関の消音器。
JP14393488U 1988-11-02 1988-11-02 Expired - Lifetime JPH0544510Y2 (ja)

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JPH0264714U JPH0264714U (ja) 1990-05-15
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JP2006177295A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Sango Co Ltd 消音器
JPWO2006046375A1 (ja) * 2004-10-28 2008-05-22 株式会社三五 排気系部品の外筒

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