JP2000136722A - 二重排気管 - Google Patents

二重排気管

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JP2000136722A
JP2000136722A JP10312397A JP31239798A JP2000136722A JP 2000136722 A JP2000136722 A JP 2000136722A JP 10312397 A JP10312397 A JP 10312397A JP 31239798 A JP31239798 A JP 31239798A JP 2000136722 A JP2000136722 A JP 2000136722A
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flange plate
welding
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face
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JP10312397A
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Kazuhiro Furuhashi
一弘 古橋
Tatsuki Yamada
達己 山田
Hiroshi Hashimoto
宏 橋本
Kazuo Ishii
和夫 石井
Koichi Fujimori
浩一 藤森
Seiji Kato
誠司 加藤
Kiyotaka Oshio
清隆 大塩
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Honda Motor Co Ltd
Yutaka Giken Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Yutaka Giken Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L9/00Rigid pipes
    • F16L9/02Rigid pipes of metal

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 二重排気管において,溶接スパッタ付着防止
用カバーを用いずとも,内側管の内周面やフランジ板の
接合面への溶接スパッタの付着を防ぎながら,内側管,
外側管及びフランジ板の三者を溶接し得るようにする。 【解決手段】 互いに嵌合する内側及び外側管10,1
1の端部10a,11aをフランジ板7の接続孔27に
嵌合し,内側管10外周面及びフランジ板7背面を臨ま
せる溶接開口部25を外側管11の端部11aに設け,
この溶接開口部25にMIG溶接28を施して外側管1
1,内側管10及びフランジ板7の三者を溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,主として内燃機関
に使用される二重排気管に関し,特に,内外二重に配置
される内側管及び外側管の端部を,フランジ板に設けら
れた接続孔の周縁部に溶接してなるものゝ改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図11に示すように,従来の二重排気管
では,内側管10及び外側管11の端部とフランジ板7
とを結合するに当たり,フランジ板7の接続孔27内周
面と,これに嵌合した内側及び外側管10,11の端部
の端面とを溶接していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記二重排気管
では,フランジ板の接続孔の内側で溶接を行うので,溶
接時,周囲に飛散するスパッタsが,内側管10の内周
面やフランジ板7の他部材との接合面に付着することが
屡起こる。内側管10の内周面に付着した溶接スパッタ
sは,この二重排気管を取付けたエンジンの運転中,そ
の振動や排気流により剥離して,下流側の排気浄化装置
に付着して,その浄化性能を多少とも低下させる虞があ
り,またフランジ板7の他部材との接合面に付着した溶
接スパッタsは,フランジ板7と他部材との密着を阻害
して,排ガス漏れの要因となる。
【0004】このような不都合を回避するため,溶接時
には,溶接部以外の部分をカバーで覆って,溶接スパッ
タの付着を防止することが行われているが,そのカバー
の取付け作業は面倒で,溶接作業能率の低下を招くこと
になる。
【0005】本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたも
ので,溶接スパッタ付着防止用カバーを用いずとも,内
側管の内周面やフランジ板の接合面への溶接スパッタの
付着を防ぎながら,内側管,外側管及びフランジ板の三
者を溶接し得るようにした,前記二重排気管を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,内外二重に配置される内側管及び外側管
の端部を,フランジ板に設けられた接続孔の周縁部に溶
接してなる二重排気管において,外側管の端部に,内側
管の端部外周面とフランジ板の背面とを臨ませる溶接開
口部を設け,この溶接開口部で外側管,内側管及びフラ
ンジ板の三者を溶接したことを第1の特徴とする。
【0007】この第1の特徴によれば,フランジ板の背
面側に位置する外側管の溶接開口部において外側管,内
側管及びフランジ板の三者を溶接するので,その溶接
時,周囲に溶接スパッタが飛散しても,それが内側管の
内周面やフランジ板の接合面に付着することはない。し
たがって,それらの面を溶接スパッタ付着防止用のカバ
ーで覆う必要もない。
【0008】また本発明は,上記特徴に加えて,前記溶
接開口部を,外側管の端面に開口する切欠きとしたこと
を第2の特徴とする。
【0009】この第2の特徴によれば,外側管に溶接開
口部を容易に形成することができる。
【0010】さらに本発明は,第1の特徴に加えて,前
記溶接開口部を透孔とし,この透孔にフランジ板の背面
が臨むように外側管をフランジ板の接続孔に嵌合したこ
とを第3の特徴とする。
【0011】この第3の特徴によれば,前記透孔での溶
接時,溶接肉が該透孔からフランジの接続孔内方へ流出
するのを該透孔の内周面により簡単に防ぐことができ
る。
【0012】さらにまた本発明は,第2の特徴に加え
て,前記切欠きが開口する,外側管の端面より内側管の
端面を一定長さ突出させると共に,内側管及び外側管を
相互に仮止めし,外側管の端面をフランジ板の背面に衝
合させるように内側管の端部をフランジ板の接続孔に嵌
合したことを第4の特徴とする。
【0013】この第4の特徴によれば,外側管の上流端
部の端面を上部フランジ板の背面に衝合させることによ
り,内側管の上流端部の接続孔への嵌合深さを規制でき
て,二重排気管の製作精度の向上に寄与し得る。また切
欠きの開口部は上部フランジ板の背面により閉鎖される
ことになるから,溶接肉が切欠きから接続孔の内方へ流
出することもない。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を,添付図面
に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
【0015】図1〜図4は本発明の第1実施例を示すも
ので,図1は本発明の二重排気管を備えた排気マニホー
ルドをエンジンへの取付け状態で示す一部縦断側面図,
図2は上記排気マニホールドの正面図,図3は図1の3
部拡大断面図(図4の3−3線断面図),図4は図3の
4矢視図,図5は二重排気管の外側管の斜視図,図6〜
図8は本発明の第2実施例に係る二重排気管を示すもの
で,図6は図3に対応した断面図(図7の6−6線断面
図),図7は図6の7矢視図,図8は二重排気管の外側
管の斜視図,図9及び図10は本発明の第3実施例に係
る二重排気管を示すもので,図9は図3に対応した断面
図(図10の9−9線断面図),図10は図9の10矢
視図である。
【0016】先ず本発明の第1実施例の説明から始め
る。
【0017】図1及び図2において,4気筒エンジンE
のシリンダヘッド1の前面に,その気筒に対応して4本
の排気ポート21 〜24 が開口しており,これら排気ポ
ート21 〜24 から排出される排ガスを誘導する排気マ
ニホールドMが複数のスタッドボルト3及びナット4に
よりシリンダヘッド1に取付けられる。
【0018】上記排気マニホールドMは,前記4本の排
気ポート21 〜24 に個別に連通する4本の二重排気管
1 〜54 を備えており,これらを図2で左側から第1
〜第4二重排気管と呼ぶことにする。
【0019】第1〜第4二重排気管51 〜54 は上流側
端部に共通の上部フランジ板7を備える。第2及び第3
二重排気管52 ,53 の下流側端部には第1二重排気集
合管61 が,また第1及び第4二重排気管51 4 の下
流側端部には第2二重排気集合管62 がそれぞれ接続さ
れる。そして第1及び第2二重排気集合管61 ,62
下流側端部に下部フランジ板8が接続される。上部フラ
ンジ板7は,前記スタッドボルト3及びナット4により
シリンダヘッド1に固着されるものであり,下部フラン
ジ板8には,車両の床下に配置される図示しない共通の
触媒コンバータ(排気浄化装置)に連なる中間排気管2
1が接続される。尚,下部フランジ板8には,上記触媒
コンバータを直接接続することもできる。
【0020】各二重排気管51 〜54 は,内外2重に配
置した内側管10及び外側管11を備えるもので,内側
及び外側管10,11間には筒状の断熱空間12が形成
される。内側管10は薄肉のステンレス鋼管製であり,
外側管11もステンレス鋼管製であるが,内側管10よ
りは厚肉である。
【0021】各二重排気管51 〜54 の内側及び外側管
10,11の上流端部10a,11aは,共に上部フラ
ンジ板7に溶接される(その溶接構造については後述す
る)。また内側管10の下流側端部には,その内周側か
らの拡径により外周面に隆起する横断面円弧状の環状ビ
ード14が形成され,この環状ビード14が外側管11
の内周面に摺動自在に嵌合される。こうして内側管10
の下流側端部は,外側管11に摺動自在に支承される。
【0022】各二重排気集合管61 ,62 は,内外二重
に配置した内側集合管15及び外側集合管16からなる
もので,内側及び外側集合管15,16間にも断熱空間
17が形成される。内側集合管15は,薄肉のステンレ
ス鋼板製の一対の内側集合管半体15a,15bの相対
向する端部を相互に重ね,その重ね部全体を溶接して構
成される。その際,内側集合管15の上流側端部には,
内側二股管18,18が形成され,これらに,対応する
2本の前記外側管11,11の下流側端部が嵌入され
る。
【0023】また外側集合管16もステンレス鋼板製の
一対の外側集合管半体16a,16bの相対向する端部
を相互に重ね,その重ね部全体を溶接して構成される
が,その板厚は内側集合管15より厚い。この外側集合
管16の上流側端部には,上記内側二股管18,18を
それぞれ覆う外側二股管19,19が形成される。この
外側二股管19,19の先端部は内側二股管18,18
の外周面に嵌合するように縮径され,それらの嵌合部
が,対応する2本の前記外側管11,11の下流側端部
外周面に溶接により固着される。
【0024】外側集合管16の下流側端部に前記下部フ
ランジ板8が溶接される。また,この外側集合管16の
下流側端部の内周面には,ステンレスワイヤを編んでな
る環状二つ割りのメッシュ部材20が溶接により付設さ
れ,このメッシュ部材20の内周面に内側集合管15の
下流側端部が摺動自在に嵌合される。こうして内側集合
管15の下流側端部は,メッシュ部材20を介して外側
集合管16に摺動自在に支承される。
【0025】而して,エンジンEの作動中,ヒートマス
の小なる内側管10及び内側集合管15は,その内部を
流れる高温の排ガスにより加熱されて速やかに昇温し,
これが断熱空間12,17により保温される。したがっ
て,後続の排ガスを,その温度低下を抑えながら触媒コ
ンバータへ誘導して,その活性化を促進し,排ガスの浄
化効率を高めることができる。
【0026】その間に,各二重排気管51 〜54 におい
ては,内側管10に外側管11側よりも大きな軸方向の
熱伸びが生ずるが,その伸びに伴い内側管10の下流側
端部外周面の環状ビード14が,それを支承する外側管
11の内周面に対して摺動し,内側及び外側管10,1
1の軸方向の熱伸びの差が吸収される。
【0027】また各二重排気集合管61 ,62 において
も,内側集合管15に外側集合管16側よりも大きな軸
方向の熱伸びが生ずるが,その伸びに伴い内側集合管1
5の下流側端部が,外側集合管16に支持されるメッシ
ュ部材20に対して摺動し,内側及び外側集合管15,
16の軸方向の熱伸びの差が吸収される。また内側及び
外側集合管15,16の下流側端部は比較的大径である
から,これらの周方向の熱伸びの差も無視できないが,
その差は上記メッシュ部材20の圧縮変形により吸収さ
れる。
【0028】さて,各二重排気管51 〜54 の内側及び
外側管10,11の上流端部10a,11aと上部フラ
ンジ板7との溶接構造について,図3〜図5を参照しな
がら説明する。
【0029】外側管11の上流端部11aには,その周
方向に並んでその端面に開口する溶接開口部としての複
数の切欠き25が設けられる。また内側管10の上流端
部10aは,全周にわたり外側管11の上流端部11a
の内周面に密に嵌合すべく拡径される。そして,これら
の上流端部10a,11aは,それらの端面を揃えた適
正な嵌合位置を保持すべく周方向数箇所をスポット溶接
26により互いに仮止めされる。
【0030】仮止めされた内側及び外側管10,11の
上流端部10a,11aは,上部フランジ板7に設けら
れた,前記シリンダヘッド1の排気ポート21 〜24
それぞれ連なる接続孔27に嵌合され,その嵌合深さ
は,前記切欠き25の閉塞端側半部が上部フランジ板7
の背面外方に留まるように設定される。こうして,上部
フランジ板7の背面外方に留められた切欠き25に,そ
れを埋めるようにMIG溶接28を施すことにより内側
管10,外側管11及び上部フランジ板7の三者が結合
される。また切欠き25を除く,外側管11の上流端部
外周面は全て,MIG溶接29により上部フランジ板7
の背面に結合される。こうして内側管10,外側管11
及び上部フランジ板7の三者は強固に結合されると共
に,二重排気管51 〜54 及び上部フランジ板7間から
の排ガス漏れが阻止される。尚,図4の一部の切欠き2
5は,MIG溶接を施す前の状態で示される。
【0031】ところで,上記MIG溶接28,29を施
す部分は,全て上部フランジ板7の背面側であるから,
それらの溶接時,周囲に溶接スパッタが飛散しても,そ
れが内側管10の内周面や上部フランジ板7の,シリン
ダヘッド1に対する接合面に付着することはなく,した
がって,それらの面を溶接スパッタ付着防止用のカバー
で覆う必要もない。これにより溶接作業の能率向上を図
ると共に,高品質の二重排気管51 〜54 を得るができ
る。
【0032】この第1実施例の場合,外側管11の上流
端部11aに多数の切欠き25を加工することは比較的
容易であるが,各切欠き25は,外側管11の端面に開
口しているから,切欠き25にMIG端部28を施す際
には,溶接肉が切欠き25を通して上部フランジ7の接
続孔27内方へ流出しないように配慮する必要がある。
【0033】図6〜図8に示す本発明の第2実施例は,
そのような配慮を不要とするように改良されたもので,
外側管11の上流端部11aに,前記切欠き25に代る
透孔125が設けられる。その他の構成は第1実施例と
同様であり,図中,第1実施例との対応部分には,同一
の参照符号を付して,その説明を省略する。
【0034】この実施例によれば,溶接開口部を透孔1
25としたので,この透孔125にMIG端部28を施
す際,溶接肉が上部フランジ7の接続孔27内方へ不必
要に流出することを該透孔125の内周面により簡単に
防ぐことができる。
【0035】次に,図9及び図10により本発明の第3
実施例について説明する。
【0036】この実施例では,外側管11の上流端部1
1aに,第1実施例と同様に,その端面に開口する複数
の切欠き25が設けられるが,この上流端部11aの端
面より内側管10の上流端部10aの端面を一定長さL
突出させるように両者の上流端部10a,11aを配置
した点,並びに外側管11の上流端部11aの端面を上
部フランジ板7の背面に衝合させるように内側管10の
上流端部10aを上部フランジ板7の接続孔27に嵌合
した点において第1実施例と相違する。その他の構成は
第1実施例と同様の構成であり,図中,第1実施例との
対応部分には,同一の参照符号を付して,その説明を省
略する。
【0037】この実施例によれば,外側管11の上流端
部11aの端面を上部フランジ板7の背面に衝合させる
ことにより,内側管10の上流端部10aの接続孔27
への嵌合深さを規制することができるので,二重排気管
1 〜54 の製作精度の向上に寄与し得る。また切欠き
25の開口部は上部フランジ板7の背面により閉鎖され
ることになるから,この切欠き25にMIG端部28を
施す際に,溶接肉が上部フランジ7の接続孔27内方へ
流出することもない。
【0038】以上,本発明の実施例を詳述したが,本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことができる。例えば,各実施例において,内側管10
及び外側管11の互いに嵌合する上流端部10a,11
aの,仮止めのためのスポット端部26は,必要に応じ
て省略することができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば,内外二重に配置される内側管及び外側管の端部を,
フランジ板に設けられた接続孔の周縁部に溶接してなる
二重排気管において,外側管の端部に,内側管の端部外
周面とフランジ板の背面とを臨ませる溶接開口部を設
け,この溶接開口部で外側管,内側管及びフランジ板の
三者を溶接したので,内側管及びフランジ板の三者を溶
接する際,溶接スパッタ付着防止用のカバーを使用せず
とも,内側管の内周面やフランジ板の前面に溶接スパッ
タを付着させることなく,上記三者を確実に溶接するこ
とができ,溶接作業の能率向上と二重排気管の品質向上
を共に図ることができる。
【0040】また本発明の第2の特徴によれば,前記溶
接開口部を,外側管の端面に開口する切欠きとしたこと
で,外側管への溶接開口部の形成を容易に行うことがで
き,コストの低減に寄与し得る。
【0041】さらに本発明の第3の特徴によれば,前記
溶接開口部を透孔とし,この透孔にフランジ板の背面が
臨むように外側管をフランジ板の接続孔に嵌合したの
で,透孔での溶接時,溶接肉の接続孔内方への流出を該
透孔の内周面により簡単に防ぐことができる。
【0042】さらにまた本発明の第4の特徴によれば,
前記切欠きが開口する,外側管の端面より内側管の端面
を一定長さ突出させると共に,内側管及び外側管を相互
に仮止めし,外側管の端面をフランジ板の背面に衝合さ
せるように内側管の端部をフランジ板の接続孔に嵌合し
たので,内側管の上流端部の接続孔への嵌合深さを簡単
に規制できて,二重排気管の製作精度の向上を図ること
ができ,しかも,切欠きで溶接時,溶接肉の接続孔内方
へ流出をフランジ板の背面により簡単に防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る二重排気管を備えた
排気マニホールドをエンジンへの取付け状態で示す一部
縦断側面図。
【図2】上記排気マニホールドの正面図。
【図3】図1の3部拡大断面図(図4の3−3線断面
図)。
【図4】図3の4矢視図。
【図5】上記二重排気管の外側管の斜視図。
【図6】本発明の第2実施例に係る二重排気管を示す,
図3に対応した断面図(図7の6−6線断面図)。
【図7】図6の7矢視図。
【図8】図6の二重排気管の外側管の斜視図。ドの縦断
正面図。
【図9】本発明の第2実施例に係る二重排気管を示す,
図3に対応した断面図(図10の9−9線断面図)。
【図10】図10は図9の10矢視図。
【図11】従来の二重排気管を示す,図3に対応した断
面図。
【符号の説明】
1 〜54 ・・・二重排気管 7・・・・・フランジ 10・・・・内側管 10a・・・内側管の端部 11・・・・外側管 11a・・・外側管の端部 25・・・・溶接開口部としての切欠き 27・・・・接続孔 28・・・・溶接 125・・・溶接開口部としての透孔 L・・・・・外側管端面からの内側管端面の突出長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 達己 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 橋本 宏 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 石井 和夫 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 藤森 浩一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 加藤 誠司 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 大塩 清隆 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3G004 DA02 DA12 DA14 FA04 GA06 3H111 BA03 CA16 CB27 DA26 DB11 DB20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内外二重に配置される内側管(10)及
    び外側管(11)の端部(10a,11a)を,フラン
    ジ板(7)に設けられた接続孔(27)の周縁部に溶接
    してなる二重排気管において,外側管(11)の端部
    (11a)に,内側管(10)の端部(10a)外周面
    とフランジ板(7)の背面とを臨ませる溶接開口部(2
    5,125)を設け,この溶接開口部(25,125)
    で外側管(11),内側管(10)及びフランジ板
    (7)の三者を溶接(28)したことを特徴とする,二
    重排気管。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の二重排気管において,前
    記溶接開口部を,外側管(11)の端面に開口する切欠
    き(25)としたことを特徴とする,二重排気管。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の二重排気管において,前
    記溶接開口部を透孔(125)とし,この透孔(12
    5)にフランジ板(7)の背面が臨むように外側管(1
    1)をフランジ板(7)の接続孔(27)に嵌合したこ
    とを特徴とする,二重排気管。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の二重排気管において,前
    記切欠き(25)が開口する,外側管(11)の端面よ
    り内側管(10)の端面を一定長さ(L)突出させると
    共に,内側管(10)及び外側管(11)を相互に仮止
    めし,外側管(11)の端面をフランジ板(7)の背面
    に衝合させるように内側管(10)の端部(10a)を
    フランジ板(7)の接続孔(27)に嵌合したことを特
    徴とする,二重排気管。
JP10312397A 1998-11-02 1998-11-02 二重排気管 Pending JP2000136722A (ja)

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