JPH0960519A - 排気管の溶接部構造 - Google Patents

排気管の溶接部構造

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JPH0960519A
JPH0960519A JP21610795A JP21610795A JPH0960519A JP H0960519 A JPH0960519 A JP H0960519A JP 21610795 A JP21610795 A JP 21610795A JP 21610795 A JP21610795 A JP 21610795A JP H0960519 A JPH0960519 A JP H0960519A
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JP
Japan
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exhaust manifold
flange
spot
welding
welded
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JP21610795A
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Wataru Ozawa
亘 小澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はスポット溶接と連続溶接とによって
接合される少なくとも2つのフランジ部を備える内燃機
関の排気管の溶接部構造に関し、排気管の熱変形に起因
する応力がスポット溶接部位に集中するのを防止するこ
とを目的とする。 【解決手段】 上側シェル16と下側シェル18とを重
ね合わせて排気マニホールド10を形成する。上側シェ
ル16および下側シェル18にフランジ部16a,18
aを形成する。フランジ部16a,18aにスポットラ
ンド16b,18bを形成する。フランジ部16a,1
8aの排気管本体側の端部からスポット溶接部位24ま
での距離bが、フランジ部16a,18aの他方の端部
までの最小距離a以上となる位置でスポット溶接を行い
上側シェル16と下側シェル18とを仮留めし、次い
で、連続溶接部22を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気管の溶接部構
造に係り、特に、スポット溶接と連続溶接とによって接
合される少なくとも2つのフランジ部を備える内燃機関
の排気管の溶接部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平4−26541
8号公報に開示される如く、上側シェルと下側シェルと
を重ね合わせることで管路を形成する重ね合わせ形式の
排気マニホールドが知られている。上記従来の排気マニ
ホールドにおいて、上側シェルの外周縁部および下側シ
ェルの外周縁部には、両者を重ね合わせた際に互いに当
接するフランジ部が形成されている。上側シェルのフラ
ンジ部と下側シェルのフランジ部とは、連続溶接により
隙間無く接合される。かかる構成によれば、内部に管路
を備える排気マニホールドを、容易に形成することがで
きる。
【0003】ところで、上述の如く、上側シェルのフラ
ンジ部と下側シェルのフランジ部とを溶接して排気マニ
ホールドを形成する場合、両者のフランジ部の間に隙間
が存在する状態で溶接が行われると、両者のフランジ部
が適正に当接した状態で溶接が行われた場合に比して、
溶接部の強度が著しく低下する。このため、かかる形式
の排気マニホールドを製造するにあたっては、2つのフ
ランジ部を連続溶接するに先立って、両者を確実に当接
状態とすることが重要である。
【0004】上側シェルのフランジと、下側シェルのフ
ランジとを対向配設した後、両者をスポット溶接により
仮留めすれば、連続溶接に先立って、簡便に、かつ、確
実に両者を当接状態とすることができる。従って、2つ
のフランジを、スポット溶接により仮留めした後に連続
溶接することとすれば、フランジ部の間に隙間が形成さ
れることによる溶接部の強度不足を防止することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、排気マニホー
ルドには、内燃機関の各気筒の排気ポートと、排気管と
を連通するために必要な屈曲が設けられている。このた
め、上記従来の排気マニホールドにおいては、その構成
要素である上側シェルおよび下側シェルに、非対象な屈
曲が設けられている。
【0006】排気マニホールドの内部には、内燃機関か
ら排出される高温の排気ガスが流通する。このため、内
燃機関の運転中は、排気マニホールドに熱変形が生ず
る。排気マニホールドの熱変形は、高温の排気ガスに直
接さらされる管路部分において大きく、フランジ部にお
いて小さく発生する。また、非対象の屈曲が設けられて
いることに起因して、上側シェルの管路構成部分と下側
シェルの管路構成部分には、異なる比率で熱変形が生ず
る。このため、両者を固定するフランジ部の溶接部位に
は、熱変形による応力が作用する。
【0007】フランジ部の管路側端部から、フランジ部
の溶接部位までの距離を長く確保すると、上側シェルの
管路構成部分と下側シェルの管路構成部分との熱変形差
を比較的広い面積で緩和することができるため、溶接部
に作用する応力を抑制することができる。従って、フラ
ンジ部の溶接部位に優れた耐久性を付与するためには、
管路とフランジ部の溶接部との間の距離は、大きいほど
好ましいことになる。
【0008】ところで、上述の如く、上側シェルのフラ
ンジ部と下側シェルのフランジ部とを、スポット溶接し
た後に連続溶接する場合、スポット溶接は、連続溶接の
内側、すなわち、フランジ部の管路側端部と、フランジ
部の連続溶接部位との間で行うことになる。フランジ部
がかかる部位でスポット溶接されると、フランジ部の管
路側端部からスポット溶接部位までの距離が、フランジ
部の管路側端部から連続溶接部位までの距離に比して短
くなる。このため、かかる構成の排気マニホールドにお
いては、熱変形に起因する応力がスポット溶接部に集中
することになる。このように、フランジ部を強固に接合
する連続溶接部の内側に、フランジ部を仮留めするスポ
ット溶接部位を形成する溶接部構造は、排気管の耐久性
を確保する上で、必ずしも理想的な構造ではなかった。
【0009】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、フランジ部の管路側端部とスポット溶接部位と
の間に、フランジ部の管路側端部と連続溶接部位との間
の距離以上の間隔を確保することにより、スポット溶接
部位への応力集中を防止する排気管の溶接部構造を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、スポット
溶接部位と、連続溶接部位とによって互いに接合状態と
されるフランジ部を備える排気管の溶接部構造におい
て、前記フランジ部の排気管本体側の端部から、前記連
続溶接部位までの最小距離に比して、前記フランジ部の
排気管本体側の端部から、前記スポット溶接部位までの
距離が長い排気管の溶接部構造により達成される。
【0011】本発明において、排気管は、スポット溶接
部位と連続溶接部位とで接合されるフランジ部を備えて
いる。排気管の管路部分に熱変形が生ずると、その熱変
形に起因して、スポット溶接部位および連続溶接部位に
応力が作用する。フランジ部の排気管側端部とスポット
溶接部位との間には、フランジ部の排気管側端部から連
続溶接部位までの距離に比して長い間隔が確保されてい
る。従って、管路の熱変形に起因する応力は、連続溶接
部位で分散され、スポット溶接部位に集中することはな
い。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例である
排気マニホールド10の正面図を示す。また、図2は、
排気マニホールド10の左側面図を示す。以下、図1及
び図2を参照して、排気マニホールド10の構成につい
て説明する。
【0013】排気マニホールド10は、4気筒式内燃機
関に対応して設けられたものであり、四本の枝管12-1
〜12-4と、それらが集合してなる集合管14とを備え
ている。枝管12-1〜12-4は、排気マニホールド10
を内燃機関本体に固定する際に用いるフランジ15に溶
接され、それぞれ対応する気筒の排気ポートに連通して
固定される。一方、集合管14の下流には、内燃機関の
排気系通路を構成する触媒装置、排気管等が連通され
る。
【0014】本実施例において、枝管12-1〜12-4
集合管14からなる排気マニホールド10の本体部は、
上側シェル16及び下側シェル18を重ね合わせること
で構成されている。上側シェル16及び下側シェル18
は、鋼板を適当な3次元形状に板金成形することによ
り、または、鋳造等により製造される部材であり、枝管
12-1〜12-4を構成する部位の側部、および、集合管
14を構成する部位の側部に、フランジ部16a,18
aを備えている。フランジ部16aおよび18aには、
それぞれ互いに重なり合う位置に、他の部位に比して幅
方向に張り出したスポットランド16b又は18bが複
数設けられている。排気マニホールド10は、フランジ
部16a,18aが重なり合うように上側シェル16お
よび下側シェル18を重ねた後、先ずスポットランド1
6bと18bとをスポット溶接して仮留めを行い、次い
で、フランジ部16aおよび18aの側面を、連続的に
溶接することにより製造される。尚、以下の記載におい
ては、スポット溶接により接合されている箇所をスポッ
ト溶接部位と、また、連続的な溶接により接合されてい
る部位を連続溶接部位と称す。
【0015】図3は、スポットランド16b,18bを
スポット溶接せずにフランジ部16a,18aを連続溶
接した場合に生ずる溶接不良の状態を表す排気マニホー
ルド10の断面図を示す。上側シェル16と下側シェル
18とには、共に製造過程で生ずる寸法誤差が存在す
る。このため、両者を重ね合わせた際に、フランジ部1
6a,18aの間には、部分的に隙間が生ずる場合があ
る。かかる隙間が生じた状況下でフランジ部16a,1
8aの側面が連続的に溶接されると、図3中に示す如
く、フランジ部16a,18aの間にギャップ20が残
存したまま上側シェル16と下側シェル18とが接合さ
れる事態を生ずる。フランジ部16a,18aの間にギ
ャップ20が存在していると、フランジ部16aと18
aとに作用する応力が連続溶接部位22に直接作用す
る。このため、かかる状態で溶接が行われると、フラン
ジ部16a,18aが適正に当接した状態で溶接が行わ
れた場合に比して、連続溶接部位22の接合強度が低下
し、排気マニホールド10の耐久性の確保が困難とな
る。
【0016】これに対して、本実施例の如く、フランジ
部16a,18aを連続溶接するに先立って、両者をス
ポット溶接により仮留めすることとすれば、連続溶接に
先立って、フランジ部16a,18aを、それらの全領
域において適正に当接させることができる。このため、
本実施例に排気マニホールド10によれば、フランジ1
6a,18a間にギャップ20が生ずることがなく、連
続溶接部位22に安定した強度を付与することができ
る。この点、本実施例の排気マニホールド10は、スポ
ット溶接による仮留めを行わないものに比して、優れた
耐久性を備えていることになる。
【0017】ところで、本実施例の排気マニホールド1
0は、スポット溶接による仮留めを行うにあたり、フラ
ンジ部16a,18aにスポットランド16b,18b
を形成している点に特徴を有している。以下、図4を参
照して、かかる特徴部位について、より詳細な説明を行
う。
【0018】図4は、排気マニホールド10の一部分の
斜視図を示す。同図に示す如く、フランジ部16a,1
8aの側面には、連続溶接部位22が形成されている。
また、スポットランド16b,18bには、スポット溶
接部位24が形成されている。フランジ部16a,18
aの管路(枝管12-1〜12-4または集合管14)側の
端部と連続溶接部位22との間には、フランジ部16
a,18aの幅に相当する距離“a”が確保されてい
る。一方、スポット溶接部位24は、フランジ部16
a,18aの管路側の端部とスポット溶接部位24との
間に、b≧aなる条件を満たす距離“b”が確保される
ように形成されている。このように、本実施例の排気マ
ニホールド10においては、フランジ部16a,18a
の管路側の端部とスポット溶接部位24との間に、フラ
ンジ部16a,18aの管路側の端部と連続溶接部位2
2との距離に比して長い距離が確保されている。
【0019】図5は、排気ガスの流通に伴って排気マニ
ホールド10に生ずる熱変形の様子を説明するための図
を示す。図5中に破線で示す形状は、熱変形が生ずる以
前の排気マニホールド10の輪郭を示し、また、図5中
に実線で示す形状は、熱変形が生じた場合の排気マニホ
ールド10の輪郭を示す。
【0020】排気マニホールド10は、上述の如く、そ
の枝管12-1〜12-4側の端部が内燃機関の排気ポート
に、また、その集合管14側の端部が触媒装置等に連通
する排気管にそれぞれ固定される。このため、排気マニ
ホールド10に排気ガスが流通すると、排気マニホール
ド10は、その両端が固定された状態で熱変形を起こ
す。
【0021】排気マニホールド10には、内燃機関の排
気ポートと排気管とを連通状態とするために必要とされ
る屈曲が付与されている。具体的には、図5に示す如
く、上側シェル16が屈曲外側、下側シェル18が屈曲
内側となるように、屈曲が付与されている。かかる屈曲
を有する排気マニホールド10に、その両端が固定され
た状態で熱膨張が生ずると、上側シェル16および下側
シェル18は、共に屈曲外側へ向けて変形する。この
際、両者の形状が非対象であることから、屈曲外側に位
置する上側シェル16には比較的大きな変形が、また、
屈曲内側に位置する下側シェル18には比較的小さな変
形が生ずる。
【0022】ところで、排気マニホールド10に排気ガ
スが流通した際に生ずる熱膨張は、直接高温の排気ガス
にさらされる管路近傍において大きく、フランジ部16
a,18bの外側端部に近づくに連れて小さくなる。従
って、上側シェル16と下側シェル18とが異なる比率
で熱膨張を起こすとしても、フランジ部16a,18a
に十分な幅が確保されていれば、それらの外側端部部分
における熱膨張差を小さく抑制することができる。
【0023】排気マニホールド10の熱変形に起因して
連続溶接部位22およびスポット溶接部位24に作用す
る応力を抑制するためには、連続溶接部位22およびス
ポット溶接部位24が形成される部位における上側シェ
ル16と下側シェル18との熱膨張差を抑制することが
有効である。このため、連続溶接部位22およびスポッ
ト溶接部位の耐久性を確保する意味では、フランジ部1
6a,18aの管路側端部から連続溶接部位22までの
距離、及びフランジ部16a,18aの管路側端部から
スポット溶接部位22までの距離が十分に長いことが好
ましい。
【0024】図6は、スポットランド16b,18bを
備えていない排気マニホールド30の部分斜視図を示
す。図6に示す排気マニホールド30は、上側シェル3
2と下側シェル30とをスポット溶接により仮留めした
後、フランジ部32a,34aを連続溶接することによ
り製造される。フランジ部32a,34bの幅は、一律
に“b”とされており、スポット溶接部位24は、その
幅の中に形成されている。従って、フランジ部32a,
34aの管路側の端部からスポット溶接部位24までの
距離cは、フランジ部32a,34aの管路側の端部か
ら連続溶接部位22までの距離bに比して短くなってい
る。
【0025】排気マニホールド30の溶接部構造によれ
ば、スポット溶接による仮留めがなされているため、フ
ランジ部32a,34a間にギャップが形成されること
による溶接部位の不良を排除することはできる。しかし
ながら、フランジ部32a,34aの管路側の端部から
スポット溶接部位24までの距離cが短いため、排気マ
ニホールド30の熱変形に伴う応力がスポット溶接部位
22に集中し易いという問題が残存する。
【0026】これに対して、本実施例の排気マニホール
ド10によれば、フランジ部32a,34aの管路側の
端部とスポット溶接部位24との間に十分な距離が確保
されているため、スポット溶接部位22に応力が集中す
るのを防ぐことができる。このため、本実施例の排気マ
ニホールド10によれば、図6に示す如き形式の排気マ
ニホールド30に比して、優れた耐久性を確保すること
ができる。
【0027】図7は、本実施例の排気マニホールド10
に熱変形が生じた際の状態を表す正面断面図を示す。ま
た、図8は、上記図6に示す形式の排気マニホールドに
熱変形が生じた際の状態を表す正面断面図を示す。上述
の如く、排気マニホールド10には、管路の近傍に大き
な熱膨張が生ずる。このため、排気マニホールド10内
に排気ガスが流通すると、排気マニホールド10には、
図7に示す如く、排気マニホールド10の管路径を拡径
するような熱変形が生ずる。この際、フランジ部16
a,18aには、連続溶接部位22を拘束点として、両
者を離間させる向きの変形が生ずる。本実施例の排気マ
ニホールド10は、スポット溶接部位24が連続溶接部
位22の更に外側に形成されているため、上記の変形に
伴う応力がスポット溶接部位24に集中することはな
い。
【0028】一方、スポット溶接部位24を連続溶接部
位22の管路側に備える排気マニホールド30において
は、図8に示す如く、排気マニホールド30に管路を拡
径させる方向の変形が生じた場合に、スポット溶接部位
24が拘束点となる。このため、かかる形式の排気マニ
ホールド30においては、管路を拡径させる方向の熱変
形に伴う応力も、スポット溶接部位24に集中し易いこ
とになる。
【0029】上述の如く、本実施例の排気マニホールド
10は、単にスポット溶接による仮留めを行ったに過ぎ
ない排気マニホールド30に対して、排気マニホールド
の熱膨張に伴うスポット溶接部位22への応力集中を有
効に抑制し得るという効果を備えている。このため、本
実施例の排気マニホールド10によれば、連続溶接部位
22およびスポット溶接部位24の双方において、優れ
た耐久性を確保することができる。
【0030】図9は、本発明の第2実施例である排気マ
ニホールド40の部分斜視図を示す。本実施例の排気マ
ニホールド40を構成する上側シェル42と、下側シェ
ル44とには、全幅が“b”と“d”(b<d)との2
段階に変化するフランジ部42a,44aが形成されて
いる。フランジ部42a,44aの側面には、連続溶接
部22が形成されている。また、フランジ部42a,4
4aの幅dの部位には、スポット溶接部位24が形成さ
れている。
【0031】すなわち、上述した第1実施例の排気マニ
ホールド10が、部分的に張り出したスポットランド1
6b,18bを備えている点に特徴を有しているのに対
して、本実施例の排気マニホールド40は、フランジ部
42a,44aに幅の広い部位を形成し、その部位でス
ポット溶接を行う点に特徴を有している。本実施例の構
造によっても、フランジ部42a,44aの管路側の端
部と、スポット溶接部位24との間に、フランジ部42
a,44aの管路側の端部から連続溶接部位22までの
最小距離b以上の距離aを確保することができる。この
ため、本実施例の排気マニホールド40によっても、上
述した排気マニホールド10と同様に、熱変形に起因す
る応力がスポット溶接部位24に集中するのを防止する
ことができる。
【0032】ところで、上記の実施例は、重ね合わせ形
式の排気マニホールドを溶接する例について説明してい
るが、本発明の適用箇所はこれに限定されるものではな
い。すなわち、重ね合わせ形式の排気マニホールドに限
らず、シェル合わせ形式の排気マニホールドに適用して
も良い。更に、本発明の適用対象は排気マニホールドに
限定されるものではなく、フランジ部を溶接することで
管路を形成する排気管等に適用しても良い。
【0033】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、排気管が
備える少なくとも2つのフランジ部を、スポット溶接部
位と連続溶接部位とで接合状態としつつ、スポット溶接
部に応力が集中する不都合を排除することができる。従
って、本発明に係る排気管の溶接部構造によれば、生産
性に優れ、かつ、優れた耐久性を有する排気管を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である排気マニホールドの
正面図である。
【図2】本発明の第1実施例である排気マニホールドの
側面図である。
【図3】スポット溶接を行わない場合の溶接不良の状態
を説明するための排気マニホールドの正面断面図であ
る。
【図4】本発明の第1実施例である排気マニホールドの
部分斜視図である。
【図5】本発明の第1実施例である排気マニホールドに
熱変形が生じた状態を表す側面図である。
【図6】スポットランドを備えていない排気マニホール
ドの部分斜視図である。
【図7】本発明の第1実施例である排気マニホールドに
熱変形が生じた状態を表す正面断面図である。
【図8】スポットランドを備えていない排気マニホール
ドに熱変形が生じた状態を表す正面断面図である。
【図9】本発明の第2実施例である排気マニホールドの
部分斜視図である。
【符号の説明】
10,40 排気マニホールド 12-1〜12-4 枝管 14 集合管 16,42 上側シェル 16a,18a,42a,44a フランジ部 16b,18b スポットランド 18,44 下側シェル 22 連続溶接部位 24 スポット溶接部位

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スポット溶接部位と、連続溶接部位とに
    よって互いに接合状態とされるフランジ部を備える排気
    管の溶接部構造において、 前記フランジ部の排気管本体側の端部から、前記連続溶
    接部位までの最小距離に比して、前記フランジ部の排気
    管本体側の端部から、前記スポット溶接部位までの距離
    が長いことを特徴とする排気管の溶接部構造。
JP21610795A 1995-08-24 1995-08-24 排気管の溶接部構造 Pending JPH0960519A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007100608A (ja) * 2005-10-05 2007-04-19 Yumex Corp エンジンの排気装置
JP2012211556A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Daihatsu Motor Co Ltd 排気経路の遮熱構造
WO2013095916A1 (en) * 2011-12-22 2013-06-27 Caterpillar Inc. Modular exhaust carrier
DE112006000537B4 (de) * 2005-03-11 2015-03-26 Faurecia Systemes D'echappement Auspuffkrümmer für Auspuffgase

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