JPS6340692Y2 - - Google Patents

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JPS6340692Y2
JPS6340692Y2 JP19005583U JP19005583U JPS6340692Y2 JP S6340692 Y2 JPS6340692 Y2 JP S6340692Y2 JP 19005583 U JP19005583 U JP 19005583U JP 19005583 U JP19005583 U JP 19005583U JP S6340692 Y2 JPS6340692 Y2 JP S6340692Y2
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JP
Japan
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filler material
rings
filler
spiral
gasket
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JP19005583U
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JPS6097459U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、機械器具、圧力容器や管などの接
合面のような固定接合面の間に挾み、ボルトその
他の手段で締付けて流体の漏れを防ぐ渦巻型ガス
ケツトの改良に関するものである。
従来、この種の渦巻型ガスケツトは、メタルフ
ープ材に溶接容易なステンレス帯板を用い、フイ
ラー材には、アスペスト、グラフアイト、四弗化
エチレン樹脂などのような柔軟性のある緩衝材を
用い、両者を重ね合わせて巻回し、その内周部と
外周部ではフープ材のみを互に接触する状態で空
巻きし、それをスポツト溶接で固定して構成する
ものが多用されている。
上記構成の渦巻型ガスケツトは、高温高圧用ガ
スケツトとして最適なものとされているが、比較
的大きな締付け力が必要とされるので、低締付け
圧の使用においては、所要のガスケツト締付け面
圧が得られにくく、シール性能が充分発揮できな
い。
上記の欠点を除去するものとして、フイラー材
を巾寸法をメタルフープ材の巾寸法より大きく
し、フイラー材の締付け面の馴みを良くすること
を企図したものが提案されているが、このように
フイラー材がフープ材より突出する構成において
は、その突出寸法が小さいと締付け面への表面馴
み性が充分得られず、締付け面圧を大きくしなけ
ればならない。また、突出寸法が大きいと、締付
け圧によつて折れ曲り、先端が切れてしまうおそ
れがある。
この考案は、上記の問題を解消するためになさ
れたものであつて、前記フイラー材の突出寸法を
大きくしても、折れ曲るおそれがなく、フイラー
材としての性能が充分に発揮できる渦巻型ガスケ
ツトを提供することを主たる目的としているもの
である。
この考案による渦巻型ガスケツトは、ステンレ
ス鋼のようなメタルフープ材に、それより巾寸法
の大きいフイラー材を重ね合わせて渦巻状に巻い
て構成する渦巻型ガスケツトにおいて、渦巻状に
巻かれたフイラー材の多数の輪のうち、内周部お
よび外周部に位置する輪を、前記フープ材より軟
質で、かつ中間部分に位置するフイラー材の輪を
補強し得る材料で形成し、それにより、中間部分
に位置するフイラー材が締付け圧で折れ曲げられ
るのを阻止できるようにしたものである。
以下、この考案を、その実施の一例を示した図
面にもとづいて説明する。
図面において、1は渦巻き状に巻かれた断面V
字形のステンレス鋼製のメタルフープ材であり、
その内周部および外周部は、互に接触する状態で
空巻きにされ、スポツト溶接で固定されており、
中間部分ではアスベスト、グラフアイト、四弗化
エチレン樹脂等の柔軟な材料で、フープ材より巾
寸法を大きくしたフイラー材2が重ね合わされ、
かつ中間部分に位置するフイラー材の輪のうち、
内周部および外周部にそれぞれ位置する1個ある
いは複数個の輪2aはそれぞれアルミニウムフイ
ラー材をもつて形成されている。
上記の渦巻型ガスケツトの構成によれば、フイ
ラー材2の巾寸法がメタルフープ材1より大きく
されているので、締付け面への馴み性がよく、低
締付け圧でも良好なシール性が得られるばかりで
なく、内周部および外周部に位置するフイラー材
の輪2aがアルミニウム材で形成されているの
で、中間部分にある柔軟なフイラー材2が締付け
圧で折り曲がるのを、その両端に位置するアルミ
ニウム材の輪2aで阻止することができる。
したがつて、上記の構成によれば、フイラー材
の突出寸法を大きくして、フランジ面に対して完
全なフイラータツチとしても、フイラーの折れ曲
りを防止することができる。また、完全なフイラ
ータツチであれば、フランジ面に傷をつける危険
も小さい。万一、アルミニウム材の輪2aでフラ
ンジ面に傷をつけても、主要なシール領域を外れ
ているため、ガスケツトの取替え後のシール性に
対する影響は少ない。
また、ガスケツトが使われる機器類は内圧が高
いので、フランジに使用されるボルトの径および
寸法が大きくなり、締付力が大きくなるため、ア
ルミニウムによるフープ材ではガスケツトの座屈
を起すおそれがあるが、上記のように、フープ材
にステンレス鋼が用いられているものによれば、
耐座屈性の向上が図れる。
以上に述べたように、この考案によれば、メタ
ルフープ材に、それより巾寸法の大きいフイラー
材を重ね合わせて渦巻状に巻いて構成する渦巻型
ガスケツトにおいて、渦巻状に巻かれたフイラー
材の多数の輪のうち、内周部および外周部に位置
する輪が、前記フープ材より軟質で、かつ中間部
分に位置するフイラー材の輪を補強し得る材料で
形成されているので、締付け面とのシール性を高
めるために、フイラー材の突出寸法を大きくして
も、フイラー材の折れ曲りを即止できる故、低締
付け圧で良好なシール性が得られる利点があり、
かつ、ガスケツトの耐座屈性の保持と、機器類の
締付け面への傷付け防止ができるから、渦巻型ガ
スケツトの実用性を格段と高めることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案の一実施例を示す渦巻型ガス
ケツトの要部の縦断面図である。 1……フープ材、2……フイラー材、2a……
アルミニウムのフープ材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) メタルフープ材に、それより巾寸法の大きい
    フイラー材を重ね合わせて渦巻状に巻いて構成
    する渦巻型ガスケツトにおいて、渦巻状に巻か
    れたフイラー材の多数の輪のうち、内周部およ
    び外周部に位置する輪が、前記メタルフープ材
    より軟質で、かつ中間部分に位置するフイラー
    材の輪を補強し得る材料で形成されていること
    を特徴とする渦巻型ガスケツト。 (2) 前記メタルフープ材がステンレス鋼で形成さ
    れ、フイラー材の多数の輪のうち、内周部およ
    び外周部に位置する輪がアルミニウムで形成さ
    れている実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    渦巻型ガスケツト。
JP19005583U 1983-12-09 1983-12-09 渦巻型ガスケツト Granted JPS6097459U (ja)

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JP19005583U JPS6097459U (ja) 1983-12-09 1983-12-09 渦巻型ガスケツト

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JP19005583U JPS6097459U (ja) 1983-12-09 1983-12-09 渦巻型ガスケツト

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Publication Number Publication Date
JPS6097459U JPS6097459U (ja) 1985-07-03
JPS6340692Y2 true JPS6340692Y2 (ja) 1988-10-24

Family

ID=30409597

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JP19005583U Granted JPS6097459U (ja) 1983-12-09 1983-12-09 渦巻型ガスケツト

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5031951B2 (ja) * 2001-04-20 2012-09-26 日本バルカー工業株式会社 渦巻形ガスケット
IN2014KN03029A (ja) * 2012-07-06 2015-05-08 Toshiba Kk

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Publication number Publication date
JPS6097459U (ja) 1985-07-03

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