JPH05187580A - 耐圧合成樹脂管 - Google Patents

耐圧合成樹脂管

Info

Publication number
JPH05187580A
JPH05187580A JP17906692A JP17906692A JPH05187580A JP H05187580 A JPH05187580 A JP H05187580A JP 17906692 A JP17906692 A JP 17906692A JP 17906692 A JP17906692 A JP 17906692A JP H05187580 A JPH05187580 A JP H05187580A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
outer shell
resin pipe
main body
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17906692A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0678791B2 (ja
Inventor
Akio Nagayoshi
昭夫 永吉
Seiji Nagayoshi
清治 永吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UC SANGYO KK
YUUC SANGYO KK
Original Assignee
UC SANGYO KK
YUUC SANGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UC SANGYO KK, YUUC SANGYO KK filed Critical UC SANGYO KK
Priority to JP4179066A priority Critical patent/JPH0678791B2/ja
Publication of JPH05187580A publication Critical patent/JPH05187580A/ja
Publication of JPH0678791B2 publication Critical patent/JPH0678791B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐圧強度並びに耐久性の優れた金属・樹脂複
合体からなる合成樹脂管を提供する。 【構成】 合成樹脂製中空突条3を螺旋状に設けてなる
樹脂管主体1に、該中空突条3の頂面に接して円筒形状
の金属製外殻体4を被嵌させてあり、この金属製外殻体
4の内外面には合成樹脂層5、6が層着されていると共
に内層側の合成樹脂層6を中空突条3の頂面に一体に接
着させた構造を有し、円筒形状の金属製外殻体4によっ
て樹脂管主体1を全長に亘り均一に補強している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐圧強度が要求される
下水管、排水管、ケーブル配線用保護管等の合成樹脂管
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の配管には耐圧強度が
要求されることから、ヒューム管や鋳鉄管などが使用さ
れているが、重量が大であるために取扱い難くて施工性
が悪いという問題点がある。このため、例えば実開昭6
1ー141889号公報に記載されているように、螺旋
波形状に形成した合成樹脂管の管壁内に断面U字状の金
属薄板製補強帯板を螺旋状に巻回、埋設してなる耐圧合
成樹脂管が考案された。この耐圧合成樹脂管によれば、
土圧などの外圧に対して金属薄板製補強帯板が強力な耐
圧強度を発揮すると共に、この補強帯板は合成樹脂によ
り被覆されているために、地下水などの影響による腐食
等の発生が防止されて長期間の使用に供することができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この耐
圧合成樹脂管は、断面U字状の金属薄板製補強帯板の対
向端縁部が管壁を形成する螺旋波形状の谷部中央におい
て小間隔を存した状態で螺旋状に巻回されているため
に、その小間隔部における合成樹脂材が、工事中等にお
いて、例えば、つるはしが打ち込まれた場合に破損する
と、内部に土砂等が流入して使用に供することができな
くなる。さらに、外周面が管の長さ方向に螺旋波形状に
屈曲した面を形成しているので、管同士を接続させる場
合、その対向端部の外周面間に環状シール材を被着させ
ても、該シール材の内周面と螺旋突条の周溝間に空間が
生じてシール効果を奏することができないものである。
【0004】従って、このような螺旋巻管の継手を行う
ためには、両螺旋巻管の対向端部における螺旋状周溝を
パテ材などによって埋設して端部外周面を平坦面に形成
したのち、半割りスリープを両螺旋巻管の端部平坦外周
面間に被嵌し、これらの半割りスリーブの対向縁部に突
設したフランジ部間にシール材を介在させた状態でボル
トナット等によって締めつけることにより接続している
が、大口径の螺旋巻管の場合にはこのような継手構造を
採用することが作業性の点からも困難であり、その上、
継手部の径が増大して施工上に支障をきたすことがあっ
た。
【0005】又、管の内周面も凹凸面となっているため
に、水道管等のような流体の管路として使用した場合に
は流動抵抗が増大して円滑な流通が行えないばかりでな
く、異物が滞留するという問題点があった。本発明はこ
のような問題点を解消した耐圧合成樹脂管の提供を目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の耐圧合成樹脂管は、外周面に中空突条3を
長さ方向に一定のピッチでもって一体に設けてなる合成
樹脂管主体1の外周に、内外周面が合成樹脂層5、6で
被覆されている円筒状の金属製外殻体4を、その内周面
に前記合成樹脂よりなる中空突条3の頂面を接合させた
状態で一体に被着してなることを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】合成樹脂管主体1はその内壁面が平坦面である
から、流動抵抗が殆ど生じることがなく、流体の円滑な
流動を可能にすると共に外周面に突設した中空突条3に
円筒状の金属製外殻体4を外嵌させているから、合成樹
脂管主体1の外周面と金属製外殻体4の内周面間には中
空突条3によって密封空間部が形成され、この密封空間
部によって良好な断熱効果を発揮するものである。
【0008】さらに、金属製外殻体4は合成樹脂管主体
1の外周面全周に亘って被嵌しているので、工事中等に
おいて不測につるはし等の掘削具が衝撃的に当接しても
合成樹脂管主体1の破損が防止される。又、金属製外殻
体4の外周面には合成樹脂層5が層着されているので、
該金属製外殻体4が腐食する虞れもなく、その上、この
金属製外殻体4の外周面は平坦な面に形成されているか
ら、管同士の接続時には、両端の端部外周面にパッキン
を介して継手スリーブを簡単且つ水密に接合させること
ができるものである。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面について説明すると、
1はポリエチレン等の合成樹脂よりなる管主体で、その
内周面2を全長に亘って同一径となる平坦な面に形成し
ていると共にその外周面に断面台形状の中空突条3を一
定のピッチでもって連続螺旋状に巻着、一体化してなる
ものである。この螺旋中空突条3は合成樹脂管主体1と
同一合成樹脂材によって形成してもよく、又、異種の合
成樹脂材であってもよい。
【0010】このような合成樹脂管は、例えば、仮想円
柱上に配設した数本の成形用回転軸上に半溶融状態の合
成樹脂帯状材を、先に巻回した帯状材の端縁部に次に巻
回する帯状材の対向端縁部が重合するように螺旋状に連
続巻回することによって管主体1が形成され、この管主
体1が成形用回転軸上を移動中に、その外周面に断面が
中空台形状に形成された半溶融状態の合成樹脂帯状材を
所望のピッチでもって連続螺旋状に巻回することにより
得られる。なお、中空突条3はこの合成樹脂帯状材を管
主体1に巻着時に中空台形状に成形してもよい。
【0011】4は内周径が全長に亘って中空突条3の外
径に略等しく形成された円筒状の金属製外殻体で、その
内外周面に塩化ビニール等の合成樹脂層5、6を層着し
てあり、その内周側の合成樹脂層6の内面に中空突条3
の外周面(頂面)を接合させて該合成樹脂層6を中空突
条3に接着或いは溶着によって一体化し、合成樹脂管主
体1とこの金属製外殻体4とで内外二重管の形状に形成
しているものである。
【0012】合成樹脂管主体1の螺旋中空突条3の外周
面に金属製外殻体4を形成するには、螺旋中空突条3の
ピッチと同等か、若しくはそれ以上の幅を有し且つ表裏
面に樹脂ラミネートを施した帯状鉄板又は鋼板等の帯状
金属板4aを該中空突条3の外周面上に螺旋状に巻装し、
中空突条3の頂面に密接する帯状金属板4aの内面を該頂
面に接着一体化すればよい。この際、帯状金属板4aの内
面側のラミネート層と螺旋中空突条3とを同質材料、例
えば、両者を塩化ビニール樹脂、或いはポリエチレン樹
脂等で形成することによって、接着剤を使用することな
くこの樹脂の溶融によって接着、一体化させることがで
きる。
【0013】なお、中空突条3の外周面上に帯状金属板
4aを螺旋状に巻回する場合、先に巻回した帯状金属板の
一側端面に次に巻回する帯状金属板の他側端面を隙間が
生じることなく密接させながら、或いは一部を重合させ
ながら巻回して、上記円筒状の金属製外殻体4を形成す
るものである。7は隣接する中空突条3、3間におい
て、管主体1と金属製外殻体4との対向面で形成された
空間部である。
【0014】
【発明の効果】このように本発明の耐圧合成樹脂管によ
れば、外周面に中空突条3を長さ方向に一定のピッチで
もって一体に設けてなる合成樹脂管主体1の外周に、内
外周面が合成樹脂層5、6で被覆されている円筒状の金
属製外殻体4をその内周面に前記合成樹脂よりなる中空
突条3の頂面を接合させた状態で一体に被着してなるこ
とを特徴とするものであるから、合成樹脂管主体1はそ
の内壁面が平坦面に形成されているので、流体の流通管
路として使用する場合には、流動抵抗を殆ど生じさせる
ことなく、流体を円滑に流動させることができると共
に、外周面に突設した中空突条3に円筒状の金属製外殻
体4を外嵌させているので、合成樹脂管主体1の外周面
と金属製外殻体4の内周面間に中空突条3による密封空
間部が形成されてこの密封空間部により良好な断熱効果
を奏することができるものである。
【0015】さらに、金属製外殻体4は合成樹脂管主体
1の外周面全長に亘って被嵌しているので、工事中等に
おいて不測につるはし等の掘削具が衝撃的に当接して
も、合成樹脂管主体1の破損が防止されて管内に土砂等
が流入する虞れもなく、又、金属製外殻体4の外周面に
は合成樹脂層6が層着されているので、この合成樹脂層
6によって該金属製外殻体4の腐食が防止されて長期の
使用に供することができるものであり、その上、この金
属製外殻体4の外周面は平坦な面に形成されているか
ら、管同士の接続時には両管の端部外周面にパッキンを
介して継手スリーブを簡単且つ水密に接合させることが
でき、管の接続が容易に行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部切欠簡略側面図、
【図2】部分拡大縦断側面図。
【符号の説明】
1 合成樹脂管主体 3 中空突条 4 金属製外殻体 5、6 合成樹脂層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に中空突条3を長さ方向に一定の
    ピッチでもって一体に設けてなる合成樹脂管主体1の外
    周に、内外周面が合成樹脂層5、6で被覆されている円
    筒状の金属製外殻体4をその内周面に前記合成樹脂より
    なる中空突条3の頂面を接合させた状態で一体に被着し
    てなる耐圧合成樹脂管。
JP4179066A 1992-06-12 1992-06-12 耐圧合成樹脂管 Expired - Lifetime JPH0678791B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4179066A JPH0678791B2 (ja) 1992-06-12 1992-06-12 耐圧合成樹脂管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4179066A JPH0678791B2 (ja) 1992-06-12 1992-06-12 耐圧合成樹脂管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05187580A true JPH05187580A (ja) 1993-07-27
JPH0678791B2 JPH0678791B2 (ja) 1994-10-05

Family

ID=16059511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4179066A Expired - Lifetime JPH0678791B2 (ja) 1992-06-12 1992-06-12 耐圧合成樹脂管

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0678791B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005061986A (ja) * 2003-08-12 2005-03-10 Yokogawa Electric Corp 渦流量計
JP2006064173A (ja) * 2004-07-26 2006-03-09 Kanaflex Corporation コルゲート複合管
KR101482204B1 (ko) * 2014-09-04 2015-01-14 주식회사성호철관 걸고리식 이중벽관
JP2016160944A (ja) * 2015-02-26 2016-09-05 タイガースポリマー株式会社 可撓性ホース

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4723694U (ja) * 1971-04-07 1972-11-16
JPS5424368U (ja) * 1977-07-20 1979-02-17
JPS6298884A (ja) * 1985-10-24 1987-05-08 Sharp Corp 信号検出装置
JPS62113983A (ja) * 1985-11-09 1987-05-25 金尾 史朗 合成樹脂製管の地中への埋設方法
JPS6298884U (ja) * 1985-12-12 1987-06-24
JPS6328984U (ja) * 1986-08-08 1988-02-25
JPS6349079U (ja) * 1986-09-19 1988-04-02

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4723694U (ja) * 1971-04-07 1972-11-16
JPS5424368U (ja) * 1977-07-20 1979-02-17
JPS6298884A (ja) * 1985-10-24 1987-05-08 Sharp Corp 信号検出装置
JPS62113983A (ja) * 1985-11-09 1987-05-25 金尾 史朗 合成樹脂製管の地中への埋設方法
JPS6298884U (ja) * 1985-12-12 1987-06-24
JPS6328984U (ja) * 1986-08-08 1988-02-25
JPS6349079U (ja) * 1986-09-19 1988-04-02

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005061986A (ja) * 2003-08-12 2005-03-10 Yokogawa Electric Corp 渦流量計
JP2006064173A (ja) * 2004-07-26 2006-03-09 Kanaflex Corporation コルゲート複合管
KR101482204B1 (ko) * 2014-09-04 2015-01-14 주식회사성호철관 걸고리식 이중벽관
JP2016160944A (ja) * 2015-02-26 2016-09-05 タイガースポリマー株式会社 可撓性ホース

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0678791B2 (ja) 1994-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3642308A (en) Conduit system
US3907049A (en) Lined pipe and method of making same
JPH05187580A (ja) 耐圧合成樹脂管
JP4331818B2 (ja) 直管部と湾曲部を有する既設管の更生工法及び帯状体の接続部材
JPH0148435B2 (ja)
JPH07293749A (ja) 直押推進管の継手構造
JP4229694B2 (ja) ステンレス鋼板による鋼管の更生工法
JP2999393B2 (ja) 地下埋設管の更生方法
JP2946012B2 (ja) 湾曲管の内張り施工法
KR100835078B1 (ko) 파형강관 연결장치
JPH023028Y2 (ja)
JPS6340692Y2 (ja)
JPH0419275Y2 (ja)
KR200191989Y1 (ko) 이중 피이 시이트피복 파형강관의 플랜지 접합구조
JP3199492B2 (ja) 既設管ライニング用螺旋管
CN214467082U (zh) 一种埋地管道的保温结构
JPH11201381A (ja) 凍結防止用パイプ
JP2717130B2 (ja) 直管間に曲り管を用い溶接した管路屈曲部の補修機構
JPH0535270Y2 (ja)
JPH056472Y2 (ja)
JPH0537117Y2 (ja)
JPH0250351B2 (ja)
JPH0136994Y2 (ja)
JPH0349350Y2 (ja)
JP2517115Y2 (ja) 強化プラスチック断熱管の継手構造