JP2717130B2 - 直管間に曲り管を用い溶接した管路屈曲部の補修機構 - Google Patents

直管間に曲り管を用い溶接した管路屈曲部の補修機構

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JP2717130B2 JP63102468A JP10246888A JP2717130B2 JP 2717130 B2 JP2717130 B2 JP 2717130B2 JP 63102468 A JP63102468 A JP 63102468A JP 10246888 A JP10246888 A JP 10246888A JP 2717130 B2 JP2717130 B2 JP 2717130B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 本発明は直管間に曲り管を用い溶接した管路屈曲部の
補修機構に係り、配管の屈曲部分において発生した漏水
その他の故障を、配管管路の利用を継続した条件下にお
いて管路屈曲部の漏洩を簡便に補修することのできる機
構を得ようとするものである。
(産業上の利用分野) 管路における曲り管部分は直管間に曲り管を用い溶接
して形成されることが一般的で、斯様な曲り管部分にお
ける漏洩などを補修するための機構。
(従来の技術) 給水その他の目的において採用される配管管路におい
てはエルボと称される曲り管が使用されることが多い。
即ち斯うした屈曲部は直管間に前記曲り管を溶接で接続
したものである。
然してこのような曲り管部分の漏洩は曲り管と直管と
の間の溶接部に亀裂などを発生することが一般的である
が、そうした亀裂などによる漏洩は従来該部分の外側を
テープなどで捲くことによって補修することが行われて
おり、即ちテープを少くとも部分的に積層重合して捲き
つけることにより亀裂などの溶接部における損傷部を補
修するものである。
(発明が解決しようとする課題) 前記したような曲り管部分は管路のコーナー部を形成
するものであるから他物と接触し易く、又管内流体の流
圧なども強く影響する部分であるから特に溶接部などに
おいて亀裂その他の損傷を発生することが多いが、斯う
した曲り管部分の損傷を防止し、あるいは補償するため
の適切な手段は未だ開発されていない。
このため上記のようなテープなどで捲くとしても、そ
の工数が大であって仕上り状態の外観が好ましいものと
ならない。特に屈曲部の屈曲半径内側では著しく密集し
た捲きつけ状態となって不体裁となり、屈曲半径外側部
においては疏となるので漏れ止めが不充分となり易いか
ら折角の補修目的を達し得ないことが多い。
勿論、前記曲り管部分を管路系から取外し、新しい曲
り管を組込んで溶接することが考えられるが、この場合
においてはその工事量が多大であると共に、そのような
工事の開始から終了、完成に到る間は管路中における流
体の流れを完全に停止することが必要であり、上記のよ
うな管路が多数の住宅や、作業工場などに対する水その
他を供給するラインのような場合にはそのような流体の
流れが完全停止された間は該流体を利用した生活ないし
作業が中断せざるを得ないこととなる。即ち工数が大
で、しかも作業や生活中断による影響が著しく大きいの
でこのような工事を採用することは事実上困難であるこ
とが多い。
「発明の構成」 (課題を解決するための手段) 直管部分と曲り管部分に股がって覆着する2つの扇形
ハウジング部材とそれらハウジング部体相互を緊締する
ための緊締手段から成り、上記した扇形ハウジング部体
における管軸方向両端に夫々分割され且つ係止爪の対設
されたリング状係止部材を取付け、内腔を有する帯状パ
ッキング材をそれらのリング状係止部材間に収容し該帯
状パッキング材の端部を接合させてシールさせるように
したことを特徴とする直管間に曲り管を用い溶接した管
路屈曲部の補修機構。
(作用) 2つの扇形ハウジング部体により直管間に曲り管を用
い溶接した管路屈曲部における溶接部を中心とした少く
とも補修を必要とする範囲を有効に被覆する。
上記のような扇形ハウジング部体における管軸方向両
端部に夫々分割されたリング状係止部材を取付けること
によりそれらの扇形ハウジングを緊締手段で締着すると
直管部と曲り管から成る管路の屈曲部において交叉状に
係止することと相俟って安定且つ的確な止着を得しめ
る。
上記のような扇形ハウジング部体の管路屈曲部に対す
る装着(あるいは取外し)は管路内に流体の流通したま
まの状態で、外側から簡易、迅速に行われる。
前記のようにして装着されたハウジング部体における
リング状係止部材間に内腔を有する帯状パッキング材を
収容することにより管路屈曲部における曲り管と直管と
の溶接部を中心とした補修必要部分を適切に包容する。
又このように内腔をもったパッキング材は前記のような
扇形ハウジング部体の緊締に当って殆んど抵抗を示さな
い。しかも前記内腔に管路の溶接部から漏出した内部流
体圧が作用することによって該流体圧に応じたシール作
用をなし、即ち漏洩が生じたままで、しかも適切なシー
ルを形成する。上記帯状パッキングは管体周面により若
干長目として切断されたものを管体外面に装着緊締する
ことによって接合端面間において有効なシールを形成す
る。
(実施例) 上記したような本発明によるものの具体的な実施態様
を添附図面に示すものについて説明すると、直管管路部
体10、10間における曲り管11は溶接部12によって接続さ
れた既設管路を形成していることは周知の如くであり、
このような屈曲管路における補修のために第1図に示す
ようにその直管部体10と溶接部12を介して曲り管11に股
がって外側に覆着する分割型の扇形ハウジング1、1を
有し、これら扇形ハウジング1、1の分割端面間に緊締
手段2を設けると共に両端部にリング状係止部材3を配
装し、しかもこれら緊締手段2、2間に形成されたパッ
キング収容部4に内腔6を有するパッキング5を設けた
ものである。
前記したリング状係止部材3は両端に管体外面に係止
する係止爪13を設けた鋼材製のものであって、2つ割り
として製作されたものを接着剤により各ハウジングに取
付けられたものであり、前記緊締手段2を緊締すること
によって管体10または11の外面に締着係止される。パッ
キング5は上記した内腔6を有し、該内腔6の両側にリ
ップ部7の形成された図示のような断面構造のものを帯
状として成形し、施工現場において適用個所の円周長さ
より若干長目として切断したものを溶接部12部分に囲繞
セットし、その切断端部間に接着剤を施して一体のリン
グ状としたものであって、ハウジング1、1による緊締
で上記のように円周長さより長目とされたものが管体に
圧接され切断端部間の接合を安定化して有効なシール状
態を形成する。
なおこの第1、2図のものは曲り管11の両端部分にお
ける各溶接部12に対し各別に本発明による補修機構を施
すようにしたものを示し、従って第1図における左側の
ものは外観を示し、一方右側のもののみを断面して示し
ているが、本発明において適宜に第3、4図に示すよう
に曲り管11の両側における各溶接部12を共に覆装するよ
うにした一体のハウジング1として実施することができ
る。即ち第1、2図のものにおいてはハウジング1が20
゜程度の扇形ハウジングであるのに対して、この第3、
4図のものでは90度前後の大型ハウジング1、1であ
り、前記したようにパッキング収容部4およびパッキン
グ5はこのようなハウジング1、1の両端側に夫々設け
られ、しかも中間部に別のゴムスペーサ8を介装したも
のであって、斯うしたゴムスペーサ8の介装部分にも緊
締手段2aが設けられている。その他の構成関係は前記し
た第1、2図のものと同じであり、前記ゴムスペース8
は上述したリング状係止部材3と同じに2つ割りとした
ものを接着剤によって各ハウジング1に取付けたもので
ある。
前記したリング状係止部材3としては焼入合金鋼を採
用することで緊締手段2による緊締で一般的な軟鋼など
による管体10または曲り管11に対し有効に係止、締着し
得ることが実験的に確認されている。従って単に緊締手
段2による緊締のみで本発明機構を管路に対し設定し、
しかもシール関係を完成することができる。
更に本発明によるものは第5図に示すように2つ割り
とされたハウジング1、1の分割ラインを管軸の彎曲ラ
インにそって形成することができる。即ちこのような管
軸彎曲ラインにそってハウジングの分割ラインを形成し
た場合においてはその彎曲半径の内側部体1aと外側部体
1bによってハウジングが形成されることとなるが、この
ようにしても上記したような本発明の関係を充分に形成
確保し得ることが明らかである。緊締手段が曲り管11の
側面に位置し外側に突出しないことから具体的な現場の
状況において他物との接触度合を縮減することができ
る。
前記したパッキング5については従来のリング状に形
成されたものに代え帯状として成形されたものを用いる
ことが本発明においては1つの要件であって、帯状パッ
キングは押出成形などによって容易に製造することがで
き、特別な金型を用いて成形する必要がないか、しかも
このような帯状パッキングを円周長さより少許長目とし
たものを装着緊締することにより帯状パッキングの端部
間で有効なシールが得られる。帯状パッキングは場合に
よってハウジングの分割数と同じ(2本)とし、ハウジ
ングに接着または止着手段で取付けるようにする。
「発明の効果」 以上説明したような本発明によるときは、扇形ハウジ
ングを分割形式として採用し、該扇形ハウジングに帯状
パッキング材を内装すると共に分割され且つ係止爪の対
設されたリング状係止部材を取付けることにより管路の
屈曲部に対し量産的パッキング材で適切に即応し、簡易
且つ有効に覆着せしめると共に安定に係止することがで
き、即ち管路内において液体その他の流体の流れたまま
の運転操業条件において簡便且つ迅速に補修目的に達成
し、又体裁のよい設定を得しめるものであるから工業的
にその効果の大きい発明である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の技術的内容を示すものであって、第1図
は本発明による1つの適用状態を示した部分切欠側面
図、第2図はその部分切欠正面図、第3図は本発明によ
るもう1つの実施形態についての第1図と同様な部分切
欠側面図、第4図はその第2図と同様な部分切欠正面
図、第5図は本発明による更にもう1つの実施形態につ
いて第1図または第3図と同様な部分切欠側面図であ
る。 然してこれらの図面において、1および1a、1bは分割型
扇形ハウジング、2は緊締手段、3はリング状係止部
材、4はパッキング収容部、5はパッキング、6は内
腔、7はリップ状端部、8はゴムスペーサ、10は直管管
路部体、11は曲り管、12は溶接部、13は係止爪を示すも
のである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直管部分と曲り管部分に股がって覆着する
    2つの扇形ハウジング部体とそれらハウジング部体相互
    を緊締するための緊締手段から成り、上記した扇形ハウ
    ジング部体における管軸方向両端に夫々分割され且つ係
    止爪の対設されたリング状係止部材を取付け、内腔を有
    する帯状パッキング材をそれらのリング状係止部材間に
    収容し該帯状パッキング材の端部を接合させてシールさ
    せるようにしたことを特徴とする直管間に曲り管を用い
    溶接した管路屈曲部の補修機構。
JP63102468A 1988-04-27 1988-04-27 直管間に曲り管を用い溶接した管路屈曲部の補修機構 Expired - Lifetime JP2717130B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010539416A (ja) * 2007-09-17 2010-12-16 ウエスチングハウス・エレクトリック・カンパニー・エルエルシー パイプ締め具

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