JP3754787B2 - 外面防蝕継手 - Google Patents

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    • F16L21/00Joints with sleeve or socket
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外面防蝕継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
外面防蝕継手は、金属製の筒状をなす継手本体の発錆を防ぐためにその継手本体の外面に合成樹脂製の防蝕層を形成したものであり、上記継手本体には、必要に応じてシール材を収容保持するための溝部や、抜止めリングを収容保持するための凹入部などが設けられている。
【0003】
従来、外面防蝕継手の防蝕層は、継手本体の外面に合成樹脂を射出成形することにより継手本体と一体に形成するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、防蝕層を射出成形によって継手本体と一体に形成する場合、その継手本体の口径に見合う量の合成樹脂材料が必要になるため、継手本体の呼び径が125Aや200Aといった大口径のものになると、それに見合って合成樹脂材料の消費量も多くなり、そのことが成形機の大形化につながって経済性に問題が生じる。また、金属製の継手本体の強度がそれほど高くないとき、たとえば厚さ3mm前後の薄肉管材を成形して作られている継手本体を用いるようなときには、防蝕層を一体成形するときの成形圧を受けて継手本体が変形することが起こり得る。さらに、継手本体とその継手本体と一体に成形された防蝕層との熱収縮率の相違の影響で、成形後に防蝕層に亀裂が生じたり防蝕層が割れたりことがあった。
【0005】
一方、防蝕層の端部に、継手本体の端部の軸方向外側に向けて突出筒部を一体に延出させ、その突出筒部の内面側にシール材を収容保持させるための溝部を環状に形成することを要する外面防蝕継手もある。このような外面防蝕継手において、防蝕層やそれに延出された上記突出筒部(シール材用ハウジング)を継手本体と一体に成形する方法を採用すると、シール材を収容保持させるための上記溝部を、成形後に切削加工して形成することが必要になり、それだけ製作工程数が増加して経済的に不利になる。この点に関し、中子や分割成形型などを使って上記溝部を成形によって形成することも可能ではあるが、そのようにすると、金型コストが高くつく。
【0006】
本発明は以上説明したような諸問題を解決し得るものであり、防蝕層や、その防蝕層に延設されることのある上記シール材用ハウジングとしての突出筒部を、周方向で複数に分割された分割成形体として形成し、その分割成形体を継手本体と組み合わせることによって構成することのできる外面防蝕継手を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の外面防蝕継手は、金属製の筒状をなす継手本体と、この継手本体の外面形状と同じ形状の内面を有しかつその内面が上記継手本体の外面に重なった合成樹脂製の筒状をなす防蝕層とを備えた外面防蝕継手であって、上記防蝕層がその周方向において断面円弧状の複数の分割成形体に分かれており、それらの分割成形体のそれぞれがその方向の両端部に第1合せ面を有しており、相隣接する上記分割成形体の相互間で上記第1合せ面を重ね合わせることにより複数の上記分割成形体が筒状に保形されている、というものである。
【0008】
この発明の外面防蝕継手では、その防蝕層が、継手本体と一体に成形されたものではなく、個々に成形された複数の単位防蝕部を筒状に保形することによって形成されている。そのため、継手本体の口径が大きくても、個々の分割成形体の大きさは継手本体の口径の割りに小さくて済む。また、防蝕層を成形するときの成形圧が継手本体に加わる余地がなくなる。さらに、防蝕層の内面形状と継手本体の外面形状が同じで、それらが重なっているとしても、防蝕層を形成している個々の分割成形体と継手本体との間には不可避的に隙間(クリアランス)が生じ、そのクリアランスによって個々の分割成形体と継手本体との熱収縮率の相違が吸収されるので、個々の分割成形体が継手本体の熱収縮の影響を受けにくくなる。
【0009】
請求項2に係る発明の外面防蝕継手は、請求項1に係るものにおいて、複数の上記単位防蝕部のそれぞれの長手方向端部に、上記継手本体の端部の軸方向外側に向けて、断面円弧状でその幅方向の両端部に第2合せ面を有する単位突出部が連続して延出され、それぞれの上記分割成形体から延出されている上記単位突出部が筒状に並んで突出筒部を形成していると共に、相隣接する上記単位突出部の相互間では上記第2合せ面が重ね合わされており、上記突出筒部の内面側に、この突出筒部とこの突出筒部に挿入された管との間の隙間を塞いでシールするための環状シール材を収容保持する溝部が環状に形成されている、というものである。
【0010】
この発明の外面防蝕継手では、突出筒部の内面側のシール材用の溝部が、その突出筒部を形成している複数の単位突出部の内面側にされた溝部が連続することによって形成されるようになる。しかも、個々の単位突出部は、継手本体とは別個に成形される複数の分割成形体のそれぞれから延出されているものであるので、それらの単位突出部を分割成形体と一体に成形することが可能であり、継手本体の口径が大きくても、分割成形体とそれと一体の単位突出部との一体成形体の大きさは継手本体の口径の割りに小さくて済む。
【0011】
請求項3に係る発明の外面防蝕継手は、請求項2に記載したものにおいて、互いに重なり合った上記第1合せ面同士および上記第2合せ面同士が接着剤で接合されている、というものである。
【0012】
この発明によれば、複数の分割成形体やそれらから突出された単位突出部が、接着剤の接合力により結合されて筒状に保形される。
【0013】
請求項4に係る発明の外面防蝕継手は、請求項1、請求項2、請求項3のいずれかに記載したものにおいて、複数の上記分割成形体と上記継手本体とが接着剤で接合されている、というものである。
【0014】
この発明によれば、複数の分割成形体によって形成される防蝕層が、接着剤の接合力によって継手本体と結合されて一体化される。
【0015】
請求項5に係る発明の外面防蝕継手は、請求項2、請求項3、請求項4のいずれかに記載したものにおいて、上記突出筒部が、その突出筒部の外面に巻き付けられた結束バンドで締め付けられている、というものである。
【0016】
この発明によれば、突出筒部を形成している複数の単位突出部が結束バンドの締付力によって結合される。
【0017】
請求項6に係る発明の外面防蝕継手は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5のいずれかに記載したものにおいて、上記継手本体の材料に金属製の管材が用いられており、この継手本体の軸方向端部に、上記管材を成形することにより形成されて内面側が凹入し外面側が膨出した膨出部が環状に設けられていると共に、この膨出部の内面側の凹所が、上記継手本体に挿入された管を抜け止めするための抜止めリングを収容保持する凹入部となされている、というものである。
【0018】
この発明によれば、管材が継手本体の材料として用いられているので、継手本体を安価に製作することができるようになる。
【0019】
請求項7に係る発明の外面防蝕継手は、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6のいずれかに記載したものにおいて、互いに重なり合っている2つの上記第2合せ面の相互間において、一方の第2合せ面に突起が設けられ、その突起が、他方の第2合せ面を備えている単位突出部に形成された孔部に嵌合されて、2つの上記第2合せ面同士が上記継手本体の軸方向および径方向において位置決めされている、というものである。
【0020】
この発明によれば、筒状に並んで突出筒部を形成している複数の単位突出部が、上記突起と上記孔部との嵌合により継手本体の軸方向および径方向で相互に位置決めされるので、それらの単位突出部を筒状に並べて突出筒部を形成したり、それらの単位突出部を一体に備えている複数の単位防蝕部を継手本体の外周に並べて筒状に保形する作業を容易かつ確実に行えるようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の一形態である外面防蝕継手Aの部分縦断側面図、図2は図1のII−II線に沿う断面図、図3(a)は孔部56を示す拡大説明図、図3(b)は突起55を示す拡大説明図、図4は突起55と孔部56との嵌合状態を示す拡大断面図、図5は継手本体1の部分縦断側面図である。
【0022】
この実施形態において、外面防蝕継手Aの継手本体1の材料には薄肉(たとえば肉厚2.8mm)で大口径(たとえば呼び径125A)の金属製の管材が用いられている。この継手本体1は、その軸方向端部に内面側が凹入し外面側が膨出した膨出部12が環状に形成されていると共に、その軸方向中央部に、径小な当り部13が環状に形成されている。これらの膨出部12や当り部13は、継手本体1の材料として用いられている所定長さの上記管材にプレス加工を施すことにより成形されている。図5に拡大して示したように、上記膨出部12の内面側の凹所がテーパ状の作用面15を備えた凹入部14となされており、この凹入部14に、図1に示したように、上記作用面15側に配備された抜止めリング2とその抜止めリング2の背部に配備されたゴム輪3とが収容保持されている。
【0023】
継手本体1の外面はその全体が合成樹脂製の筒状をなす防蝕層4によって覆われており、また、この防蝕層4の長手方向の端部には、上記継手本体1の軸方向外側に向けて突出筒部5が連続して延出されている。ここで、防蝕層4の長手方向と継手本体1の軸方向とは一致しており、また、図1には、防蝕層4の範囲ないし長さを符号L1で表し、突出筒部5の範囲および長さを符号L2で表してある。
【0024】
上記防蝕層4は、その周方向において断面半円弧状の2つの単位防蝕部( 分割成形体 )41,42に分かれている。図1と図2とを併せ見ることによって判るように、これら2つの単位防蝕部41,42は互いに対象な形状を有しており、それらの単位防蝕部41,42のそれぞれは、その幅方向の両端部に平坦な第1合せ面41a,41b、42a,42bを備えている。そして、上記した2つの単位防蝕部41,42の相互間で上記第1合せ面41a,42a同士、第1合せ面41b,42b同士を重ね合わせることによりそれら2つの単位防蝕部41,42が筒状に並べられて上記防蝕層4を形成し、この防蝕層4によって継手本体1の外面が防蝕されている。
【0025】
上記突出筒部5は、2つの上記単位防蝕部41,42のそれぞれの長手方向端部から連続して延出された断面半円弧状の単位突出部51,52が筒状に並ぶことによって形成されている。これらの単位突出部51,52のそれぞれは、その幅方向の両端部に平坦な第2合せ面51a,51b、52a,52b(51b、52a,52bは図に現れていない。以下同じ)を有し、2つの単位突出部51,52の相互間で上記第2合せ面51a,52a同士、第2合せ面51b,52b同士を重ね合わせることによりそれら2つの単位突出部51,52が筒状に並べられて上記突出筒部5を形成している。
【0026】
ここで、一方の単位防蝕部41とそれから延出された単位突出部51とは合成樹脂の一体成形体でなり、同様に、他方の単位防蝕部42とそれから延出された単位突出部52とも合成樹脂の一体成形体でなる。このような2つの一体成形体としては、同じ形の2つの一体成形体を向かい合わせて用いることができる。なお、成形には、硬質塩化ビニル樹脂を好適に用いることができる。上記した2つの単位突出部51,52によって形作られている突出筒部5の内面側には、図1のように溝部53が環状に形成されている。この溝部53は、突出筒部5を形成している2つの単位突出部51,52の内面側にされた溝部が連続することによって形成されているものであり、それぞれの単位突出部51,52の孔部は、上記した一体成形体を成形するときに併せて形成することができる。この溝部53に、ゴム輪でなる環状シール材54が収容保持されている。
【0027】
図1または図3(a)(b)に示したように、単位突出部51には、その一方の第2合せ面51aに孔部56が設けられており、その他方の第2合せ面51bに突起55が設けられている。この単位突出部51と対象な他の単位突出部52についても同様に、一方の第2合せ面と他方の第2合せ面とに振り分けて孔部と突起とが設けられている。そして、筒状に並んでいる2つの単位突出部51,52の相互間では、図4のように、突起55が孔部56に嵌合されていて、互いに重なり合っている2つの第2合せ面51a,52b同士が図1に示した継手本体1の軸方向および径方向において位置決めされている。
【0028】
図2において一方の単位防蝕部41に備わっている第1合せ面41aに他方の単位防蝕部42に備わっている第1合せ面42bが重なり合っていると共に、一方の単位防蝕部41に備わっている第1合せ面41bに他方の単位防蝕部42に備わっている第1合せ面42aが重なり合っており、また、図4において一方の単位突出部51に備わっている第2合せ面51aに他方の単位突出部52に備わっている第2合せ面52bが重なり合っているのは、上記した単位防蝕部と単位突出部とを備える一体成形体を、上下逆にして向かい合わせて用いているためである。
【0029】
上記外面防蝕継手Aの単位防蝕部41,42および単位突出部51,52において、互いに重なり合った第1合せ面41a,42b、41b,42a同士および第2合せ面51a,52b、51b,52a同士は、何らかの接合手段を用いて接合されるのであり、そのように接合しておくことによって、2つの単位防蝕部41,42や2つの単位突出部51,52が、筒状に保形されるようになる。このための接合手段としては、接着剤を用いる方法、マイクロ波を利用して融着する方法、単位防蝕部41,42や単位突出部51,52にフランジを形成してフランジ結合する方法、あるいは、図1に示したように突出筒部5の外面に巻き付けた結束バンド7で締め付けるという手段などを採用することができる。勿論、接着剤と結束バンド7の両方を用いることも可能である。また、2つの単位防蝕部41,42と継手本体1とを接着剤で接合しておいてもよい。
【0030】
上記した外面防蝕継手Aにおいて、金属製の継手本体1は、その継手本体1を覆っている防蝕層4によって発錆が防止されており、しかも、防蝕層4が合成樹脂で作られているので、その防蝕層4の外面すなわち当該外面防蝕継手Aの外面も防蝕されている。
【0031】
また、この外面防蝕継手Aにおいて、防蝕層4や突出筒部5は、単位防蝕部41,42や単位突出部51,52を筒状に並べることによって形成されており、しかも、それらの単位防蝕部41,42や単位突出部51,52には、継手本体1とは別個に合成樹脂で射出成形したものが用いられているので、継手本体1の口径が大きくても、その射出成形に用いられる成形機は小さくて済む。
【0032】
図1に示したように、この外面防蝕継手Aに管Bを接続するときは、同図に仮想線で示したように、管Bを突出筒部5と継手本体1とに挿入してその先端を当り部13に当接させる。こうして管Bが挿入されていると、突出筒部5と管Bとの間の隙間が環状シール材54で塞がれてその箇所が水密にシールされる。同様に、継手本体1と管Bとの隙間がゴム輪3で塞がれてその箇所が水密にシールされる。また、管Bが引抜き方向に引っ張られると、その管Bに外嵌してその管Bと共に移動する抜止めリング2が、作用面15(図5参照)の作用で縮径されて管Bの外面に係合する。これによって管Bが抜け止めされる。
【0033】
以上説明した形態の外面防蝕継手Aにおいては、防蝕層4に突出筒部5が延出されているけれども、継手の用途によっては、突出筒部5を無くして防蝕層4だけを設けたものが用いられることもある。このような継手においては、防蝕層4を形成する2つの単位防蝕部41,42だけを合成樹脂成形体で作り、それら2つの単位防蝕部41,42を筒状に並べて継手本体1を覆うようにする。
【0034】
また、図例の外面防蝕継手Aは、防蝕層4と突出筒部5とが、それらの周方向において断面円弧状の2つの部材に分かれているけれども、この点は、3以上の部材に分かれていてもよい。
【0035】
【発明の効果】
本発明の外面防蝕継手は、防蝕層や突出筒部が、継手本体とは別個に成形された分割成形体や単位突出部を並べることによって形成されるので、防蝕層や突出筒部を成形するために消費樹脂量の多い大きな成形機を用いる必要がなくなり、それだけ経済性が向上する。また、継手本体と一体に防蝕層や突出筒部を成形する必要がないので、継手本体が成形圧で変形するといった余地がなくなるのみならず、継手本体と防蝕層や突出筒部との熱収縮率の相違によってその防蝕層や突出筒部に亀裂が生じたりそれらが割れたりするおそれがなくなる。さらに、シール剤用の溝部を上記突出筒部に具備させる必要がある場合に、その溝部を突出筒部の成形と併せて形成することができるようになり、成形後に切削加工を施して溝部を形成するという経済性や作業性に劣る加工を行わなくて済むという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態である外面防蝕継手の部分縦断側面図である。
【図2】 図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】(a)は孔部を示す拡大説明図である。
(b)は突起を示す拡大説明図である。
【図4】 突起と孔部との嵌合状態を示す拡大断面図である。
【図5】 継手本体の部分縦断側面図である。
【符号の説明】
1 継手本体
4 防蝕層
5 突出筒部
7 結束バンド
12 膨出部
14 凹入部
41,42 分割成形体 (単位防蝕部)
41a,41b 第1合せ面
51,52 単位突出部
51a,51b 第2合せ面
53 溝部
54 環状シール材
55 突起
56 孔部

Claims (7)

  1. 金属製の筒状をなす継手本体と、この継手本体の外面形状と同じ形状の内面を有しかつその内面が上記継手本体の外面に重なった合成樹脂製の筒状をなす防蝕層とを備えた外面防蝕継手であって
    上記防蝕層がその周方向において断面円弧状の複数の分割成形体に分かれており、それらの分割成形体のそれぞれがその方向の両端部に第1合せ面を有しており、相隣接する上記分割成形体の相互間で上記第1合せ面を重ね合わせることにより上記防蝕層が上記複数の分割成形体で筒状に保形されていることを特徴とする外面防蝕継手。
  2. 複数の上記分割成形体のそれぞれの長手方向端部に、上記継手本体の端部の軸方向外側に向けて、断面円弧状でその方向の両端部に第2合せ面を有する単位突出部が連続して延出され、それぞれの上記分割成形体から延出されている上記単位突出部が筒状に並んで突出筒部を形成していると共に、相隣接する上記単位突出部の相互間では上記第2合せ面が重ね合わされており、上記突出筒部の内面側に、この突出筒部とこの突出筒部に挿入された管との間の隙間を塞いでシールするための環状シール材を収容保持する溝部が環状に形成されている請求項1に記載した外面防蝕継手。
  3. 互いに重なり合った上記第1合せ面同士および上記第2合せ面同士が接着剤で接合されている請求項2に記載した外面防蝕継手。
  4. 複数の上記分割成形体と上記継手本体とが接着剤で接合されている請求項1、請求項2、請求項3のいずれかに記載した外面防蝕継手。
  5. 上記突出筒部が、その突出筒部の外面に巻き付けられた結束バンドで締め付けられている請求項2、請求項3、請求項4のいずれかに記載した外面防蝕継手。
  6. 上記継手本体の材料に金属製の管材が用いられており、この継手本体の軸方向端部に、上記管材を成形することにより形成されて内面側が凹入し外面側が膨出した膨出部が環状に設けられていると共に、この膨出部の内面側の凹所が、上記継手本体に挿入された管を抜け止めするための抜止めリングを収容保持する凹入部となされている請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5のいずれかに記載した外面防蝕継手。
  7. 互いに重なり合っている2つの上記第2合せ面の相互間において、一方の第2合せ面に突起が設けられ、その突起が、他方の第2合せ面を備えている単位突出部に形成された孔部に嵌合されて、2つの上記第2合せ面同士が上記継手本体の軸方向および径方向において位置決めされている請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6のいずれかに記載した外面防蝕継手。
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