JPH08312852A - フランジ付き防食管継手の製法 - Google Patents
フランジ付き防食管継手の製法Info
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- JPH08312852A JPH08312852A JP12144895A JP12144895A JPH08312852A JP H08312852 A JPH08312852 A JP H08312852A JP 12144895 A JP12144895 A JP 12144895A JP 12144895 A JP12144895 A JP 12144895A JP H08312852 A JPH08312852 A JP H08312852A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L23/00—Flanged joints
- F16L23/02—Flanged joints the flanges being connected by members tensioned axially
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属製継手の内周面及びフランジ面を簡単か
つ確実に被覆できるフランジ付き防食管継手の製法を提
供する。 【構成】 鍔付き短管２の鍔２２の背面、管外周面及び
管端部を加熱溶融してから金属製継手１ａの一端部に圧
入し、鍔２２の背面をフランジ１２面に圧着させると共
に、短管２１の外周面を金属製継手１ａの一端側内周面
に圧着させる。また、合成樹脂製の筒体３の外周面及び
管端部を加熱溶融してから金属製継手１ａの他端部に圧
入し、筒体３の外周面を金属製継手１ａの他端側内周面
に圧着させると共に、該筒体３の端部を前記鍔付き短管
２の端部に押付け融着接合する。 【効果】 金属製継手の内周面及びフランジ面を簡単か
つ確実に被覆できると共に、金属製継手の内周面及びフ
ランジ面を均一な肉厚を有する合成樹脂で被覆できる。
つ確実に被覆できるフランジ付き防食管継手の製法を提
供する。 【構成】 鍔付き短管２の鍔２２の背面、管外周面及び
管端部を加熱溶融してから金属製継手１ａの一端部に圧
入し、鍔２２の背面をフランジ１２面に圧着させると共
に、短管２１の外周面を金属製継手１ａの一端側内周面
に圧着させる。また、合成樹脂製の筒体３の外周面及び
管端部を加熱溶融してから金属製継手１ａの他端部に圧
入し、筒体３の外周面を金属製継手１ａの他端側内周面
に圧着させると共に、該筒体３の端部を前記鍔付き短管
２の端部に押付け融着接合する。 【効果】 金属製継手の内周面及びフランジ面を簡単か
つ確実に被覆できると共に、金属製継手の内周面及びフ
ランジ面を均一な肉厚を有する合成樹脂で被覆できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、フランジを有する金属
製継手の内周面及びフランジ面が合成樹脂で被覆された
フランジ付き防食管継手の製法に関する。
製継手の内周面及びフランジ面が合成樹脂で被覆された
フランジ付き防食管継手の製法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から給水管、給湯管等の配管ライン
では、赤水の発生を防止するために金属管の内周面を塩
化ビニル樹脂等の合成樹脂で被覆したライニング金属管
が使用されている。そして、このライニング金属管の接
続には一端部にフランジを有するフランジ付き防食管継
手が使用されているが、従来製法による防食管継手はフ
ランジ面を被覆する合成樹脂の肉厚が一定とならず、フ
ランジの外周側では極端に肉薄となって破断することが
あった。
では、赤水の発生を防止するために金属管の内周面を塩
化ビニル樹脂等の合成樹脂で被覆したライニング金属管
が使用されている。そして、このライニング金属管の接
続には一端部にフランジを有するフランジ付き防食管継
手が使用されているが、従来製法による防食管継手はフ
ランジ面を被覆する合成樹脂の肉厚が一定とならず、フ
ランジの外周側では極端に肉薄となって破断することが
あった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】即ち、従来は図６に断
面図で示した如く、金属製継手１０内に合成樹脂製短管
２０を圧入し、フランジ面から突出させた短管２０の一
端部を加熱軟化させてから押圧型Ａで拡開しつつ金属製
継手１０のフランジ面を被覆していたが、短管２０の先
端部はフランジの外周側になるほど拡がりが大きくなっ
て肉薄となるため、場合によっては破断することがあっ
た。
面図で示した如く、金属製継手１０内に合成樹脂製短管
２０を圧入し、フランジ面から突出させた短管２０の一
端部を加熱軟化させてから押圧型Ａで拡開しつつ金属製
継手１０のフランジ面を被覆していたが、短管２０の先
端部はフランジの外周側になるほど拡がりが大きくなっ
て肉薄となるため、場合によっては破断することがあっ
た。
【０００４】本発明は、かかる従来製法の課題を解消し
たものであった、金属製継手の内周面及びフランジ面を
簡単に被覆できると共に、フランジ面を均一な肉厚の合
成樹脂で被覆できるフランジ付き防食管継手の製法を提
供する。
たものであった、金属製継手の内周面及びフランジ面を
簡単に被覆できると共に、フランジ面を均一な肉厚の合
成樹脂で被覆できるフランジ付き防食管継手の製法を提
供する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、一端
部にフランジを有する金属製継手の内周面及び前記フラ
ンジ面を合成樹脂で被覆するものであって、予め金属製
継手の内径とほぼ等しい外径と所定の長さを有する短管
の一端部にフランジ状の鍔を設けた合成樹脂製の鍔付き
短管と、金属製継手の内径とほぼ等しい外径と所定の長
さを有する合成樹脂製の筒体とを準備する。次に、前記
鍔付き短管の鍔の背面、管外周面及び管端部を加熱溶融
してから金属製継手の一端部に圧入し、鍔の背面を金属
製継手のフランジ面に圧着させると共に、短管の外周面
を金属製継手の一端側内周面に圧着させる。また前記工
程と同時に、またはこれと前後して前記筒体の外周面及
び管端部を加熱溶融してから金属製継手の他端部に圧入
し、該筒体の外周面を金属製継手の他端側内周面に圧着
させると共に、該筒体の端部を前記鍔付き短管の端部に
押付けて融着接合することを特徴とする。
部にフランジを有する金属製継手の内周面及び前記フラ
ンジ面を合成樹脂で被覆するものであって、予め金属製
継手の内径とほぼ等しい外径と所定の長さを有する短管
の一端部にフランジ状の鍔を設けた合成樹脂製の鍔付き
短管と、金属製継手の内径とほぼ等しい外径と所定の長
さを有する合成樹脂製の筒体とを準備する。次に、前記
鍔付き短管の鍔の背面、管外周面及び管端部を加熱溶融
してから金属製継手の一端部に圧入し、鍔の背面を金属
製継手のフランジ面に圧着させると共に、短管の外周面
を金属製継手の一端側内周面に圧着させる。また前記工
程と同時に、またはこれと前後して前記筒体の外周面及
び管端部を加熱溶融してから金属製継手の他端部に圧入
し、該筒体の外周面を金属製継手の他端側内周面に圧着
させると共に、該筒体の端部を前記鍔付き短管の端部に
押付けて融着接合することを特徴とする。
【０００６】請求項２の発明は、両端部にフランジを有
する金属製継手の内周面及び前記フランジ面を合成樹脂
で被覆するものであって、予め金属製継手の内径とほぼ
等しい外径と所定の長さを有する短管の一端部にフラン
ジ状の鍔を設けた合成樹脂製の鍔付き短管を２個準備す
る。次に、前記それぞれの鍔付き短管の鍔の背面、管外
周面及び管端部を加熱溶融してから金属製継手の両端部
に圧入し、それぞれの鍔付き短管の鍔の背面を金属製継
手のフランジ面に圧着させると共に、短管の外周面を金
属製継手の内周面に圧着させ、またそれぞれの鍔付き短
管の端部同志を押付けて融着接合することを特徴とす
る。
する金属製継手の内周面及び前記フランジ面を合成樹脂
で被覆するものであって、予め金属製継手の内径とほぼ
等しい外径と所定の長さを有する短管の一端部にフラン
ジ状の鍔を設けた合成樹脂製の鍔付き短管を２個準備す
る。次に、前記それぞれの鍔付き短管の鍔の背面、管外
周面及び管端部を加熱溶融してから金属製継手の両端部
に圧入し、それぞれの鍔付き短管の鍔の背面を金属製継
手のフランジ面に圧着させると共に、短管の外周面を金
属製継手の内周面に圧着させ、またそれぞれの鍔付き短
管の端部同志を押付けて融着接合することを特徴とす
る。
【０００７】請求項３の発明は、一端部にフランジを有
し、他端部内面に雌ねじを有する金属製継手の前記フラ
ンジ面と雌ねじを除く継手内面とを合成樹脂で被覆する
と共に、該合成樹脂から延出して雌ねじの内周側に所定
間隔をもって合成樹脂製の円筒状コアを設けた防食管継
手を製造するにあたり、予め金属製継手の内径とほぼ等
しい外径と所定の長さを有する短管の一端部にフランジ
状の鍔を設けた合成樹脂製の鍔付き短管と、金属製継手
の雌ねじよりも小径の管体の一端部に前記雌ねじの奥側
内周面と当接する接合部を形成した合成樹脂製のコア部
材とを準備する。次に、前記鍔付き短管の鍔の背面、管
外周面及び管端部を加熱溶融してから金属製継手の一端
部に圧入し、鍔の背面を金属製継手のフランジ面に圧着
させると共に、短管の外周面を金属製継手の一端側内周
面に圧着させる。また前記工程と同時に、またはこれと
前後して前記コア部材の接合部を加熱溶融してから金属
製継手の他端部に挿入し、該コア部材を金属製継手と同
芯状に保持しつつ接合部を雌ねじの奥側内周面に圧着さ
せると共に、該接合部の先端を前記鍔付き短管の端部に
押付けて融着接合することを特徴とする。
し、他端部内面に雌ねじを有する金属製継手の前記フラ
ンジ面と雌ねじを除く継手内面とを合成樹脂で被覆する
と共に、該合成樹脂から延出して雌ねじの内周側に所定
間隔をもって合成樹脂製の円筒状コアを設けた防食管継
手を製造するにあたり、予め金属製継手の内径とほぼ等
しい外径と所定の長さを有する短管の一端部にフランジ
状の鍔を設けた合成樹脂製の鍔付き短管と、金属製継手
の雌ねじよりも小径の管体の一端部に前記雌ねじの奥側
内周面と当接する接合部を形成した合成樹脂製のコア部
材とを準備する。次に、前記鍔付き短管の鍔の背面、管
外周面及び管端部を加熱溶融してから金属製継手の一端
部に圧入し、鍔の背面を金属製継手のフランジ面に圧着
させると共に、短管の外周面を金属製継手の一端側内周
面に圧着させる。また前記工程と同時に、またはこれと
前後して前記コア部材の接合部を加熱溶融してから金属
製継手の他端部に挿入し、該コア部材を金属製継手と同
芯状に保持しつつ接合部を雌ねじの奥側内周面に圧着さ
せると共に、該接合部の先端を前記鍔付き短管の端部に
押付けて融着接合することを特徴とする。
【０００８】
【作用】上記の如く、鍔付き短管の鍔の背面、管外周面
及び管端部を加熱溶融してから金属製継手の一端部に圧
入し、鍔の背面を金属製継手のフランジ面に圧着させる
と共に、短管の外周面を金属製継手の一端側内周面に圧
着させると、金属製継手の一端側内周面とフランジ面と
が均一な肉厚を有する合成樹脂製の鍔付き短管で一体的
に被覆される。また、金属製継手の他端側内周面は合成
樹脂製の筒体や前記同様の鍔付き短管で被覆され、金属
製継手の内周面とフランジ面とが合成樹脂で一体的に防
食被覆される。
及び管端部を加熱溶融してから金属製継手の一端部に圧
入し、鍔の背面を金属製継手のフランジ面に圧着させる
と共に、短管の外周面を金属製継手の一端側内周面に圧
着させると、金属製継手の一端側内周面とフランジ面と
が均一な肉厚を有する合成樹脂製の鍔付き短管で一体的
に被覆される。また、金属製継手の他端側内周面は合成
樹脂製の筒体や前記同様の鍔付き短管で被覆され、金属
製継手の内周面とフランジ面とが合成樹脂で一体的に防
食被覆される。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にて詳細に説明
する。図１は本発明によって成形された防食管継手の一
実施例を示す断面図、図２は図１に示した防食管継手の
製造工程を示す断面図、図３は防食管継手の他の実施例
を示す製造工程の断面図、図４は本発明によって成形さ
れた防食管継手の更に他の実施例を示す断面図、図５は
図４に示した防食管継手の製造工程を示す断面図であっ
て、図中の符号１ａ，１ｂ，１ｃは鋳鉄、砲金等からな
る金属製継手である。２は鍔付き短管、３は筒体、４は
コア部材であって、これらの部材２，３，４は塩化ビニ
ル樹脂、ポリエチレン等の合成樹脂で形成されている。
する。図１は本発明によって成形された防食管継手の一
実施例を示す断面図、図２は図１に示した防食管継手の
製造工程を示す断面図、図３は防食管継手の他の実施例
を示す製造工程の断面図、図４は本発明によって成形さ
れた防食管継手の更に他の実施例を示す断面図、図５は
図４に示した防食管継手の製造工程を示す断面図であっ
て、図中の符号１ａ，１ｂ，１ｃは鋳鉄、砲金等からな
る金属製継手である。２は鍔付き短管、３は筒体、４は
コア部材であって、これらの部材２，３，４は塩化ビニ
ル樹脂、ポリエチレン等の合成樹脂で形成されている。
【００１０】図１に示した防食管継手は、管体１１の一
端部にフランジ１２を有し、他端外面に雄ねじ１３を有
する金属製継手１ａの内周面及びフランジ１２面を合成
樹脂で被覆したものである。この防食管継手の製法を図
２に基づいて説明する。
端部にフランジ１２を有し、他端外面に雄ねじ１３を有
する金属製継手１ａの内周面及びフランジ１２面を合成
樹脂で被覆したものである。この防食管継手の製法を図
２に基づいて説明する。
【００１１】まず金属製継手１ａの内周面及びフランジ
１２面に酸洗い、サンドブラスト等の表面処理を施す。
一方、金属製継手１ａの管体１１の内径とほぼ等しい外
径と、所定の長さを有する短管２１の一端部にフランジ
状の鍔２２を設けた鍔付き短管２を準備する。また、こ
れと同時に金属製継手１ａの内径とほぼ等しい外径と所
定の長さを有する筒体３を準備し、該筒体３の一端部外
周に環状突起３１を設けておく。尚、前記鍔付き短管２
の長さＬ2 と筒体３の長さＬ3 は必要に応じて適宜設定
することができるが、両者の長さＬ2 ，Ｌ3 を加算した
長さが金属製継手１ａの長さＬ1 と同等か、これより若
干長目に設定することが肝要である。
１２面に酸洗い、サンドブラスト等の表面処理を施す。
一方、金属製継手１ａの管体１１の内径とほぼ等しい外
径と、所定の長さを有する短管２１の一端部にフランジ
状の鍔２２を設けた鍔付き短管２を準備する。また、こ
れと同時に金属製継手１ａの内径とほぼ等しい外径と所
定の長さを有する筒体３を準備し、該筒体３の一端部外
周に環状突起３１を設けておく。尚、前記鍔付き短管２
の長さＬ2 と筒体３の長さＬ3 は必要に応じて適宜設定
することができるが、両者の長さＬ2 ，Ｌ3 を加算した
長さが金属製継手１ａの長さＬ1 と同等か、これより若
干長目に設定することが肝要である。
【００１２】次に、前記鍔付き短管２を押圧型Ａ1 にセ
ットし、該鍔付き短管２の鍔２２の背面、管外周面及び
その管端部をガスバーナ、加熱ヒータ等の適宜の加熱装
置を用いて加熱溶融してから金属製継手１ａの一端部に
圧入し、鍔２２の背面を金属製継手１ａのフランジ１２
面に圧着させると共に、短管２１の外周面を管体１１の
一端側内周面に圧着させる。
ットし、該鍔付き短管２の鍔２２の背面、管外周面及び
その管端部をガスバーナ、加熱ヒータ等の適宜の加熱装
置を用いて加熱溶融してから金属製継手１ａの一端部に
圧入し、鍔２２の背面を金属製継手１ａのフランジ１２
面に圧着させると共に、短管２１の外周面を管体１１の
一端側内周面に圧着させる。
【００１３】一方、筒体３を押圧型Ａ2 にセットし、該
筒体３の外周面及び管端部を加熱溶融してから金属製継
手１ａの他端部に圧入し、環状突起３１が金属製継手１
ａの端面に当接するまで押し込む。そして、筒体３の外
周面を管体１１の他端側内周面に圧着させると共に、該
筒体３の端部を前記鍔付き短管２の端部に押付け融着接
合する。このとき、必要なら筒体３の端部と鍔付き短管
２の端部との融着部の内周面にコーキング材を塗布して
もよい。かくして、図１に示した如く、金属製継手１ａ
の内周面及びフランジ１２面が合成樹脂で一体的に被覆
された防食管継手が得られる。
筒体３の外周面及び管端部を加熱溶融してから金属製継
手１ａの他端部に圧入し、環状突起３１が金属製継手１
ａの端面に当接するまで押し込む。そして、筒体３の外
周面を管体１１の他端側内周面に圧着させると共に、該
筒体３の端部を前記鍔付き短管２の端部に押付け融着接
合する。このとき、必要なら筒体３の端部と鍔付き短管
２の端部との融着部の内周面にコーキング材を塗布して
もよい。かくして、図１に示した如く、金属製継手１ａ
の内周面及びフランジ１２面が合成樹脂で一体的に被覆
された防食管継手が得られる。
【００１４】尚、前述した被覆工程では、金属製継手１
ａの一端側内周面を鍔付き短管２で被覆してからその他
端側内周面を筒体３で被覆する工程を例示したが、両者
による被覆は同時に行なってもよく、いずれが先であっ
てもよい。また、この被覆工程の際に予め金属製継手１
ａを加熱しておくと、該金属製継手１ａと鍔付き短管
２、筒体３との馴染みがよくなり、これらの被覆部材
２，３が冷却固化するとき収縮して金属製継手１ａの内
周面から剥離することもない。更には、予め管体１１の
内周面及びフランジ１２面に感熱接着剤等を塗布してお
くと、より一層強固な接合が得られる。
ａの一端側内周面を鍔付き短管２で被覆してからその他
端側内周面を筒体３で被覆する工程を例示したが、両者
による被覆は同時に行なってもよく、いずれが先であっ
てもよい。また、この被覆工程の際に予め金属製継手１
ａを加熱しておくと、該金属製継手１ａと鍔付き短管
２、筒体３との馴染みがよくなり、これらの被覆部材
２，３が冷却固化するとき収縮して金属製継手１ａの内
周面から剥離することもない。更には、予め管体１１の
内周面及びフランジ１２面に感熱接着剤等を塗布してお
くと、より一層強固な接合が得られる。
【００１５】図３は両端部にフランジ１２を有する金属
製継手１ｂの内周面及びフランジ１２面を合成樹脂で被
覆する工程の他の実施例を示したものであって、この実
施例の場合には一対の鍔付き短管２を準備する。即ち、
前記実施例と同様に金属製継手１ｂの管体１１の内径と
ほぼ等しい外径と所定の長さを有する短管２１の一端部
にフランジ状の鍔２２を設けた鍔付き短管２を２個準備
し、それぞれの鍔付き短管２の長さＬ2 を金属製継手１
ｂの長さＬ1 の１／２か、これより若干長目に設定して
おく。
製継手１ｂの内周面及びフランジ１２面を合成樹脂で被
覆する工程の他の実施例を示したものであって、この実
施例の場合には一対の鍔付き短管２を準備する。即ち、
前記実施例と同様に金属製継手１ｂの管体１１の内径と
ほぼ等しい外径と所定の長さを有する短管２１の一端部
にフランジ状の鍔２２を設けた鍔付き短管２を２個準備
し、それぞれの鍔付き短管２の長さＬ2 を金属製継手１
ｂの長さＬ1 の１／２か、これより若干長目に設定して
おく。
【００１６】次に、それぞれの鍔付き短管２を押圧型Ａ
1 にセットし、鍔付き短管２の鍔２２の背面、管外周面
及び管端部を加熱溶融してから金属製継手１ａの両端部
に圧入する。そして、鍔２２の背面を金属製継手１ａの
フランジ１２面に圧着させると共に、短管２１の外周面
を管体１１の内周面に圧着させ、それぞれの鍔付き短管
２の端部同志を押付けて融着接合する。すると、両端部
のフランジ１２面と金属製継手１ｂの内周面が合成樹脂
で一体的に被覆された防食管継手が得られる。
1 にセットし、鍔付き短管２の鍔２２の背面、管外周面
及び管端部を加熱溶融してから金属製継手１ａの両端部
に圧入する。そして、鍔２２の背面を金属製継手１ａの
フランジ１２面に圧着させると共に、短管２１の外周面
を管体１１の内周面に圧着させ、それぞれの鍔付き短管
２の端部同志を押付けて融着接合する。すると、両端部
のフランジ１２面と金属製継手１ｂの内周面が合成樹脂
で一体的に被覆された防食管継手が得られる。
【００１７】図４に示した防食管継手は、一端部にフラ
ンジ１２を有し、他端内面に雌ねじ１４を有する金属製
継手１ｃの内周面及びフランジ１２面を合成樹脂で被覆
すると共に、該合成樹脂から延出して雌ねじ１４の内周
側に所定間隔をもって合成樹脂製の円筒状コアを設けた
ものであって、この防食管継手の製法を図５に基づいて
説明する。
ンジ１２を有し、他端内面に雌ねじ１４を有する金属製
継手１ｃの内周面及びフランジ１２面を合成樹脂で被覆
すると共に、該合成樹脂から延出して雌ねじ１４の内周
側に所定間隔をもって合成樹脂製の円筒状コアを設けた
ものであって、この防食管継手の製法を図５に基づいて
説明する。
【００１８】この防食管継手の成形に際し、前記同様な
鍔付き短管２と、合成樹脂製のコア部材４とを準備す
る。コア部材４は金属製継手１ｃの雌ねじ１４より小径
の管体４１の一端部に前記雌ねじ１４の奥側内周面と当
接する接合部４２を設けたものである。そこで、前記鍔
付き短管２を押圧型Ａ1 にセットし、鍔付き短管２の鍔
２２の背面、管外周面及び管端部を加熱溶融してから金
属製継手１ｃの一端部に圧入し、鍔２２の背面を金属製
継手１ｃのフランジ１２面に圧着させると共に、短管２
１の外周面を管体１１の一端側内周面に圧着させる。
鍔付き短管２と、合成樹脂製のコア部材４とを準備す
る。コア部材４は金属製継手１ｃの雌ねじ１４より小径
の管体４１の一端部に前記雌ねじ１４の奥側内周面と当
接する接合部４２を設けたものである。そこで、前記鍔
付き短管２を押圧型Ａ1 にセットし、鍔付き短管２の鍔
２２の背面、管外周面及び管端部を加熱溶融してから金
属製継手１ｃの一端部に圧入し、鍔２２の背面を金属製
継手１ｃのフランジ１２面に圧着させると共に、短管２
１の外周面を管体１１の一端側内周面に圧着させる。
【００１９】次に、コア部材４を押圧型Ａ3 にセット
し、該コア部材４の接合部４２を加熱溶融してから金属
製継手１ｃの他端部に挿入して金属製継手１ｃと同芯状
に保持しつつ接合部４２を雌ねじ１４の奥側内周面に圧
着させると共に、その先端部を前記鍔付き短管２の端部
に押付けて融着接合する。かくして、図４に示した如
く、コア内蔵型の防食管継手が得られる。尚、この実施
例の場合も、このコア部材４による被覆工程は、鍔付き
短管２の被覆工程より前に行なってもよく、同時に行な
ってもよい。
し、該コア部材４の接合部４２を加熱溶融してから金属
製継手１ｃの他端部に挿入して金属製継手１ｃと同芯状
に保持しつつ接合部４２を雌ねじ１４の奥側内周面に圧
着させると共に、その先端部を前記鍔付き短管２の端部
に押付けて融着接合する。かくして、図４に示した如
く、コア内蔵型の防食管継手が得られる。尚、この実施
例の場合も、このコア部材４による被覆工程は、鍔付き
短管２の被覆工程より前に行なってもよく、同時に行な
ってもよい。
【００２０】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明は予め成形し
ておいた合成樹脂製の鍔付き短管、筒体、コア部材等の
被覆部材を用いて金属製継手の内周面とフランジ面とを
被覆するので、それぞれの成形工程が画一化され、大掛
かりな成形装置や設備を必要とすることなく被覆作業が
簡単に行なえる。また、本発明によれば、金属製継手の
内周面及びフランジ面を均一な肉厚を有する合成樹脂で
一体的に被覆することができるので、このフランジ付き
防食管継手を用いると配管ラインの接続部で漏洩事故が
発生したり、金属製継手の内周面から合成樹脂が剥離し
て赤水が発生することもない。
ておいた合成樹脂製の鍔付き短管、筒体、コア部材等の
被覆部材を用いて金属製継手の内周面とフランジ面とを
被覆するので、それぞれの成形工程が画一化され、大掛
かりな成形装置や設備を必要とすることなく被覆作業が
簡単に行なえる。また、本発明によれば、金属製継手の
内周面及びフランジ面を均一な肉厚を有する合成樹脂で
一体的に被覆することができるので、このフランジ付き
防食管継手を用いると配管ラインの接続部で漏洩事故が
発生したり、金属製継手の内周面から合成樹脂が剥離し
て赤水が発生することもない。
【図１】図１は本発明によって成形された防食管継手の
一実施例を示す断面図である。
一実施例を示す断面図である。
【図２】図２は図１に示した防食管継手の製造工程を示
す断面図である。
す断面図である。
【図３】図３は防食管継手の他の実施例を示す製造工程
の断面図である。
の断面図である。
【図４】図４は本発明によって成形された防食管継手の
更に他の実施例を示す断面図である。
更に他の実施例を示す断面図である。
【図５】図５は図４に示した防食管継手の製造工程を示
す断面図である。
す断面図である。
【図６】図６は従来製法を説明する断面図である。
１ａ，１ｂ，１ｃ 金属製継手 １１ 管体 １２ フランジ １３ 雄ねじ １４ 雌ねじ ２ 鍔付き短管 ３ 筒体 ４ コア部材
Claims (3)
- 【請求項１】 一端部にフランジを有する金属製継手の
内周面及び前記フランジ面を合成樹脂で被覆するにあた
り、次の〜の各工程からなることを特徴とするフラ
ンジ付き防食管継手の製法。 金属製継手の内径とほぼ等しい外径と所定の長さを有
する短管の一端部にフランジ状の鍔を設けた合成樹脂製
の鍔付き短管と、金属製継手の内径とほぼ等しい外径と
所定の長さを有する合成樹脂製の筒体とを準備し、 前記鍔付き短管の鍔の背面、管外周面及び管端部を加
熱溶融してから金属製継手の一端部に圧入し、鍔の背面
を金属製継手のフランジ面に圧着させると共に、 短管
の外周面を金属製継手の一端側内周面に圧着させるこ
と、 前記筒体の外周面及び管端部を加熱溶融してから金属
製継手の他端部に圧入し、 該筒体の外周面を金属製継
手の他端側内周面に圧着させると共に、該筒体の端 部
を前記鍔付き短管の端部に押付けて融着接合すること、 - 【請求項２】 両端部にフランジを有する金属製継手の
内周面及び前記フランジ面を合成樹脂で被覆するにあた
り、次の〜の各工程からなることを特徴とするフラ
ンジ付き防食管継手の製法。 金属製継手の内径とほぼ等しい外径と所定の長さを有
する短管の一端部にフランジ状の鍔を設けた合成樹脂製
の鍔付き短管を２個準備し、 前記それぞれの鍔付き短管の鍔の背面、管外周面及び
管端部を加熱溶融してから金属製継手の両端部に圧入
し、それぞれの鍔付き短管の鍔の背面を金属製継手のフ
ランジ面に圧着させると共に、短管の外周面を金属製継
手の内周面に圧着させ、またそれぞれの鍔付き短管の端
部同志を押付けて融着接合すること、 - 【請求項３】 一端部にフランジを有し、他端部内面に
雌ねじを有する金属製継手の前記フランジ面と雌ねじを
除く継手内面とを合成樹脂で被覆すると共に、該合成樹
脂から延出して雌ねじの内周側に所定間隔をもって合成
樹脂製の円筒状コアを設けた防食管継手を製造するにあ
たり、次の〜の各工程からなることを特徴とするフ
ランジ付き防食管継手の製法。 金属製継手の内径とほぼ等しい外径と所定の長さを有
する短管の一端部にフランジ状の鍔を設けた合成樹脂製
の鍔付き短管と、金属製継手の雌ねじよりも小径の管体
の一端部に前記雌ねじの奥側内周面と当接する接合部を
形成した合成樹脂製のコア部材とを準備し、 前記鍔付き短管の鍔の背面、管外周面及び管端部を加
熱溶融してから金属製継手の一端部に圧入し、鍔の背面
を金属製継手のフランジ面に圧着させると共に、 短管
の外周面を金属製継手の一端側内周面に圧着させるこ
と、 前記コア部材の接合部を加熱溶融してから金属製継手
の他端部に挿入し、該コア部材を金属製継手と同芯状に
保持しつつ接合部を雌ねじの奥側内周面に圧着させると
共に、該接合部の先端を前記鍔付き短管の端部に押付け
て融着接合すること、
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12144895A JPH08312852A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | フランジ付き防食管継手の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12144895A JPH08312852A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | フランジ付き防食管継手の製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08312852A true JPH08312852A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=14811393
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12144895A Pending JPH08312852A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | フランジ付き防食管継手の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08312852A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008274996A (ja) * | 2007-04-25 | 2008-11-13 | Meiji Flex:Kk | 継手 |
| KR101068220B1 (ko) * | 2008-11-28 | 2011-09-28 | 한국프랜지공업 주식회사 | 파이프 연결용 플랜지 제조방법 |
| CN104500882A (zh) * | 2014-11-27 | 2015-04-08 | 宁波泰尔汽车部件有限公司 | 管与法兰的连接结构及其加工方法 |
| CN107762574A (zh) * | 2017-12-06 | 2018-03-06 | 中国船舶重工集团公司第七0三研究所 | 一种双层缸内汽缸蒸汽压力的测量结构 |
-
1995
- 1995-05-19 JP JP12144895A patent/JPH08312852A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008274996A (ja) * | 2007-04-25 | 2008-11-13 | Meiji Flex:Kk | 継手 |
| KR101068220B1 (ko) * | 2008-11-28 | 2011-09-28 | 한국프랜지공업 주식회사 | 파이프 연결용 플랜지 제조방법 |
| CN104500882A (zh) * | 2014-11-27 | 2015-04-08 | 宁波泰尔汽车部件有限公司 | 管与法兰的连接结构及其加工方法 |
| CN107762574A (zh) * | 2017-12-06 | 2018-03-06 | 中国船舶重工集团公司第七0三研究所 | 一种双层缸内汽缸蒸汽压力的测量结构 |
| CN107762574B (zh) * | 2017-12-06 | 2024-04-09 | 中国船舶重工集团公司第七0三研究所 | 一种双层缸内汽缸蒸汽压力的测量结构 |
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