JPS5836926Y2 - うず巻形ガスケツト - Google Patents
うず巻形ガスケツトInfo
- Publication number
- JPS5836926Y2 JPS5836926Y2 JP1979182826U JP18282679U JPS5836926Y2 JP S5836926 Y2 JPS5836926 Y2 JP S5836926Y2 JP 1979182826 U JP1979182826 U JP 1979182826U JP 18282679 U JP18282679 U JP 18282679U JP S5836926 Y2 JPS5836926 Y2 JP S5836926Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hoop
- weld
- hoop material
- wound
- difficult
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は密封性能に優れ、特にＬＮＧ等のベーパー２イ
ジングに関連して低温高圧の条件下で使用されるアルミ
合金製の機器及び配管部材（フィン、チューブ、ヘンダ
ーパイプ、フランジ）のように軟質で整形性の良い材質
から成る機器、部品のガスケントとして使用する場合に
好適なものであってフィラー材フープ材とを重ね合せて
巻付けて形成したうす巻形ガスケントに関するものであ
る。
ジングに関連して低温高圧の条件下で使用されるアルミ
合金製の機器及び配管部材（フィン、チューブ、ヘンダ
ーパイプ、フランジ）のように軟質で整形性の良い材質
から成る機器、部品のガスケントとして使用する場合に
好適なものであってフィラー材フープ材とを重ね合せて
巻付けて形成したうす巻形ガスケントに関するものであ
る。
従来、この種のうす巻形ガスケントはフィラー材に重ね
合せて巻設するフープ材として溶接が簡便にできるステ
ンレス製のものを使用し、巻初めと巻終りとをそれぞれ
スポット溶接等をすることにより固定保持しているが、
該フープ材は硬質であり、軟質な相手機器や部品の接触
面にきすやへこみ等の損傷を与え、しかも結果として充
分な密封機能を保持することができない欠点があった。
合せて巻設するフープ材として溶接が簡便にできるステ
ンレス製のものを使用し、巻初めと巻終りとをそれぞれ
スポット溶接等をすることにより固定保持しているが、
該フープ材は硬質であり、軟質な相手機器や部品の接触
面にきすやへこみ等の損傷を与え、しかも結果として充
分な密封機能を保持することができない欠点があった。
そこで本考案はフィラー材に重ね合せて巻設するフープ
材そのものをアルミニウム、銅、鉛の如き軟質材にて形
成するとともに、係る軟質のフープ材は溶接が全く出来
ない、或いは充分な溶接強度が得られないといった、い
わゆる難溶液を有しており、このため該フープ材の内外
周をステンレス材の如き溶接が容易なフープ材で固定保
持することにより、前記欠点のないうす巻形ガスケット
を提供しようとするものである。
材そのものをアルミニウム、銅、鉛の如き軟質材にて形
成するとともに、係る軟質のフープ材は溶接が全く出来
ない、或いは充分な溶接強度が得られないといった、い
わゆる難溶液を有しており、このため該フープ材の内外
周をステンレス材の如き溶接が容易なフープ材で固定保
持することにより、前記欠点のないうす巻形ガスケット
を提供しようとするものである。
以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳述する。
図面において１は５ず巻形ガスケントであり、グラフオ
イルという商品名で代表される可撓性膨張黒鉛又はゴア
テンクスという商品名で代表される弗素樹脂等から成る
フィラー材２と、アルミニウム材から成る前記したいわ
ゆる難溶接性フープ材３と、ステンレス材から成る溶接
の容易なフープ材４，５とから構成している。
イルという商品名で代表される可撓性膨張黒鉛又はゴア
テンクスという商品名で代表される弗素樹脂等から成る
フィラー材２と、アルミニウム材から成る前記したいわ
ゆる難溶接性フープ材３と、ステンレス材から成る溶接
の容易なフープ材４，５とから構成している。
上記フィラー材２と、難溶接性フープ材３と、フープ材
４，５とはそれぞれ中央部を断面■字形にくせづげした
形状に形成し、フープ材５の巾はフィラー材２と難溶接
性フープ材３より巾をせまく形成することによって、直
接、相手部材であるフランジ面にフープ材５が当接しな
い構成となしている。
４，５とはそれぞれ中央部を断面■字形にくせづげした
形状に形成し、フープ材５の巾はフィラー材２と難溶接
性フープ材３より巾をせまく形成することによって、直
接、相手部材であるフランジ面にフープ材５が当接しな
い構成となしている。
尚、要すれば、フィラー材２と難溶接性フープ材３とを
重ね合せてうず巻形に巻設して形成したガスケント本体
６の巻初め部分と巻終り部分には難溶接性フープ材７の
みからなる両端延長部分８゜９を巻設して、いわゆるす
て巻き部分を形成してもよい。
重ね合せてうず巻形に巻設して形成したガスケント本体
６の巻初め部分と巻終り部分には難溶接性フープ材７の
みからなる両端延長部分８゜９を巻設して、いわゆるす
て巻き部分を形成してもよい。
フープ材４，５は、上記ガスケット本体６の内周部６ａ
と外周部６ｂにそれぞれ巻付け、スポット溶接して一体
のリング状に形成しており、フイラー材２と難溶接性フ
ープ材３と挾持する状態にて固定保持している。
と外周部６ｂにそれぞれ巻付け、スポット溶接して一体
のリング状に形成しており、フイラー材２と難溶接性フ
ープ材３と挾持する状態にて固定保持している。
上記実施例では難溶接性のフープ材としてアルミニウム
より成るものであったが、アルミニウムに限らずアルミ
ニウムと同様に電気抵抗が小さく、うす巻ガスケントで
は、スポット溶接し難い銅、或いは、鉛のように融点の
低いもの、さらには、合成樹脂の様に電気抵抗が非常に
大きなもの等の軟質性フープ材を用いてもよい。
より成るものであったが、アルミニウムに限らずアルミ
ニウムと同様に電気抵抗が小さく、うす巻ガスケントで
は、スポット溶接し難い銅、或いは、鉛のように融点の
低いもの、さらには、合成樹脂の様に電気抵抗が非常に
大きなもの等の軟質性フープ材を用いてもよい。
このように構成したうず巻形ガスケント１は、例えば第
２図に示すように低温高圧用部品である軟弱なアルミ製
のフランジ１１，１２間に介在してボルト１３にてフラ
ンジ１１．１２を締付ければよい。
２図に示すように低温高圧用部品である軟弱なアルミ製
のフランジ１１，１２間に介在してボルト１３にてフラ
ンジ１１．１２を締付ければよい。
この場合フランジ１１．１２に対しては軟質のフィラー
材２と、難溶接性フープ材３の両方が接するだけで、硬
質の溶接性フープ材４，５は巾がせまくフランジ１１．
１２に接しないのでフランジを傷付けたり凹ませたりす
る恐れがない。
材２と、難溶接性フープ材３の両方が接するだけで、硬
質の溶接性フープ材４，５は巾がせまくフランジ１１．
１２に接しないのでフランジを傷付けたり凹ませたりす
る恐れがない。
またガスケット本体６の内周６ａと外周６ｂとにステン
レス製の溶接性フープ材４，５を巻付けて支持しており
、ガスケント本体６を内外周両面より挾持しているので
ガスケット本体の耐圧強度が向上している。
レス製の溶接性フープ材４，５を巻付けて支持しており
、ガスケント本体６を内外周両面より挾持しているので
ガスケット本体の耐圧強度が向上している。
さらに本考案によればフィラー材と重ね合せて巻付ける
フープ材としては溶接固着が全く出来ないもの或いは充
分な溶接強度が得られないもの等の如く難溶接性のもの
が使用できるから金属に限らず樹脂等様々のフープ材が
使用できる構成のうず巻形ガスケントである。
フープ材としては溶接固着が全く出来ないもの或いは充
分な溶接強度が得られないもの等の如く難溶接性のもの
が使用できるから金属に限らず樹脂等様々のフープ材が
使用できる構成のうず巻形ガスケントである。
また本考案の構成となしたうす巻形ガスケントは、相手
機器や部品の接触面を損傷しないという多大の効果があ
ると同時に、フープ材の主要素として、難溶接性軟質フ
ープを採用し得るようになしたので、うず巻形ガスケッ
トの適用用途を非常に拡大できることである。
機器や部品の接触面を損傷しないという多大の効果があ
ると同時に、フープ材の主要素として、難溶接性軟質フ
ープを採用し得るようになしたので、うず巻形ガスケッ
トの適用用途を非常に拡大できることである。
つまりアルミニウム製フープ材では、その低温脆性破壊
のない特性を生かせて低温分野に、銅ではその耐食性を
生かせて海水爆風にさらされやすい船舶分野に、鉛では
原子力産業分野等、それぞれ用途に応じて多大に拡大し
得る。
のない特性を生かせて低温分野に、銅ではその耐食性を
生かせて海水爆風にさらされやすい船舶分野に、鉛では
原子力産業分野等、それぞれ用途に応じて多大に拡大し
得る。
つまり本考案の構造となすことによってのみ、係る効果
が期待できるのである。
が期待できるのである。
尚うず巻形ガスケット分野において、フープ材そのもの
を難溶接性軟質材を用いることは、従来当業者間におい
ては全く予想の出来なかったことであり、特に本来の機
能である密封機能を喪失しないかという確認を上記使用
状態におけるガスケントの締付は圧ともれ量との関係で
試験をした。
を難溶接性軟質材を用いることは、従来当業者間におい
ては全く予想の出来なかったことであり、特に本来の機
能である密封機能を喪失しないかという確認を上記使用
状態におけるガスケントの締付は圧ともれ量との関係で
試験をした。
その結果は第３図に示す如くなりガスミール機能上全（
問題のないものであることが認められ、非常に良好であ
った。
問題のないものであることが認められ、非常に良好であ
った。
図面は本考案の一実施例を示し、第１図は斜視図、第２
図は使用状態縦断面図、第３図は本考案のうす巻形ガス
ケットの試験結果を示す表である。 ２・・パ・・・フィラー材、３・・・・・・難溶接性フ
ープ材、４．５・・・・・・フープ材、６・・・・・・
ガスケント本体。
図は使用状態縦断面図、第３図は本考案のうす巻形ガス
ケットの試験結果を示す表である。 ２・・パ・・・フィラー材、３・・・・・・難溶接性フ
ープ材、４．５・・・・・・フープ材、６・・・・・・
ガスケント本体。
Claims (1)
- フィラー材と難溶接性軟質テープ材とを重ね合せてうず
巻形に巻設して形成したガスケント本体の内周部と外周
部とに若干中のせまい溶接の容易なフープ材を巻設し、
溶接固着して成るうす巻形ガスケント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979182826U JPS5836926Y2 (ja) | 1979-12-29 | 1979-12-29 | うず巻形ガスケツト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979182826U JPS5836926Y2 (ja) | 1979-12-29 | 1979-12-29 | うず巻形ガスケツト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56101253U JPS56101253U (ja) | 1981-08-08 |
| JPS5836926Y2 true JPS5836926Y2 (ja) | 1983-08-19 |
Family
ID=29693148
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1979182826U Expired JPS5836926Y2 (ja) | 1979-12-29 | 1979-12-29 | うず巻形ガスケツト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5836926Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60227061A (ja) * | 1985-02-26 | 1985-11-12 | Nippon Valqua Ind Ltd | アルミニウム製フランジ用うず巻形ガスケツトの製造方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5211354A (en) * | 1975-07-17 | 1977-01-28 | Ryota Kamakari | Gasket wound with metalic tape and its manufacturing process |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54105354U (ja) * | 1978-01-04 | 1979-07-25 |
-
1979
- 1979-12-29 JP JP1979182826U patent/JPS5836926Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5211354A (en) * | 1975-07-17 | 1977-01-28 | Ryota Kamakari | Gasket wound with metalic tape and its manufacturing process |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56101253U (ja) | 1981-08-08 |
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