JP3286790B2 - 高温用ガスケット - Google Patents

高温用ガスケット

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、高温流体の管路接続部のシールに用いら
れる高温用ガスケット、特に自動車の排気管の接続部の
シールとして好適に使用される高温用ガスケットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば自動車の排気管接続用のフランジの各対
向面間のシールのために用いられている高温用ガスケッ
トとしては次のようなものが知られていた。
【0003】 その1つは、図10に示しているように、SUS(ステン
レス)等のフープ材1とセラミック繊維混抄シート等の
フィラー材2とを重ねて巻き込んだうず巻き形のもので
あり、これを排気管接続用のフランジの一方または双方
の対向面に形成されている環状凹所に嵌着して、両フラ
ンジをボルトで締付け固定することにより、両フランジ
の対向面間のシールを行なうものである。
【0004】 他の1つは、特開平2−253060号公報などに開示され
ているようなガスケットである。これは、図11に示すよ
うに、SUS等の金属製の線条体を多数回重ね巻きしてリ
ング状の素材を形成し、このリング状素材を均一に加圧
して環状の中芯材3を成形し、この中心材3をSUS等の
金属薄板からなる被覆材4で被覆したメタルジャケット
形のものであり、これも排気管接続用のフランジの一方
の対向面に形成されている環状凹所に嵌着し、両フラン
ジをボルトで締付け固定することにより、両フランジの
対向面間にシールを行なうものである。
【0005】 さらに、別の1つは、特公昭60−53224号公報や特公
昭58−21144号公報などに開示されているように、金属
製のニットメッシュ内に膨脹黒鉛などの無機材料を挿入
してなるテープ状体を巻き重ねた上、これを金型に入れ
て軸線方向に圧縮成形したメタルニットメッシュ形のも
のである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記図10に示す従来のうず巻き形の高温用
ガスケットは、フープ材1とともにフィラー材2が強力
に締め付けられる関係上、低密度品では十分なシール性
が得られず、さらに大きな締付け面圧に耐えられないこ
とから、一般に高密度化されていて柔軟性に欠ける。ま
た、図11に示す従来のメタルジャケット形の高温用ガス
ケットは、中芯材3および被覆材4ともに金属製であっ
て、柔軟性に欠けるとともに、シール性に多大な影響と
なるフランジのシール面に対する馴染み性も悪い。
【0007】 したがって、これら従来品において、所定のシール性
能を発揮させるためには、フランジをボルトで締め付け
る際の締付荷重を非常に大きくすること、フランジのシ
ール面を例えば鍛造品からの削り出しのような量産性が
悪くてコスト的に不利な加工手段により平坦に仕上げる
ことが必要となる。そのために、フランジ自体も大きな
締付荷重に耐え得るだけの肉厚なものにしなければなら
ないうえ、ボルトの使用本数も増やさねばならないの
で、このガスケットを使用する自動車の排気管部などが
重くなるという欠点があった。
【0008】 また、従来のメタルニットメッシュ形のものは、ガス
ケットの剛性の向上が図れ、製品の取扱い面では有利で
あるが、振動などが加わった場合、挿入されている金属
製ニットメッシュの動きにより膨脹黒鉛などの無機材料
成形体内にシール流体の漏れ道を作り易い。特に、金属
製ニットメッシュがガスケットの表面近くに挿入されて
いるような場合は、シール面の締付けにともない、膨脹
黒鉛などの無機材料成形体部分が圧縮されて後退し相対
的に金属製ニットメッシュがガスケットの表面側に露出
し、その露出部分がフランジのシール面に当接したり、
接触状態で振動したりする。このような状態になると、
一層シール流体の漏れ道を作り易くなり、シール性能が
著しく低下し、また無機材料の脱落を生じ易いという問
題がある。
【0009】 この発明は上記のような従来技術の背景に鑑みてなさ
れたもので、小さい締付荷重で従来品と同等以上のシー
ル性能を発揮させることができて、排気管等の軽量化お
よびフランジ加工の量産化および低コスト化を図ること
ができる高温用ガスケットを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明に係る高温用ガス
ケットは、無機物の成形品からなる環状の基体の内周面
および外周面または基体の軸方向両端面に、上記基体に
一体化された金属メッシュ材からなる被覆層を形成し、
上記基体を構成する無機物テープの長手方向の中央部
に、このテープよりも幅狭で、かつ長さの長い金属メッ
シュ材テープを重合して、これら両テープを巻き上げた
状態で所定のリング形状に構成したものである。
【0011】 この発明の高温用ガスケットによれば、環状の基体を
無機物の成形品とし、その内周面および外周面または基
板の軸方向両端面を金属メッシュ材で被覆させたので、
適度な剛性をもたせつつ、成形時の密度コントロールが
容易で、特に基体を低密度品にして、柔軟性およびフラ
ンジのシール面に対する馴染み性に優れたガスケットを
容易に得ることができる。しかも、金属メッシュ材が基
体に一体化されているので、振動などが加わったときの
基体と金属メッシュ材との相対的な動きが阻止され、か
つ基体のクリープが抑制されるため、基体内にシール流
体の漏れ道をつくることによるシール性能の低下を極力
抑制し初期のシール性能を安定よく保持することができ
る。したがって、締付荷重を大きくしなくても、従来品
と同等以上のシール性能を発揮させることができる。そ
れ故に、フランジのシール面の仕上げが多少荒くてもよ
くなり、プレス成形という量産性およびコスト性に優れ
た加工手段を採用することができるばかりでなく、締付
荷重に対応させるためにフランジ自体を厚くする必要が
なくなり、かつボルトの使用本数も少なくできるので、
接続管部分全体の軽量化を図り易い。また、無機物の成
形品からなる基体の内周面および外周面または基体の軸
方向両端面を金属メッシュ材で被覆させているので、高
温用ガスケットの使用時や交換時に該基材の損傷等を十
分に防止でき、さらに、この基体に金属メッシュ材が一
体化されているので、無機物の成形品からなる基体が振
動や交換時の外力などにより、剥がれたり、脱落するこ
ともなく、ガスケット全体としての耐久性を著しく向上
させることができる。その上、基体の中央部分のみに幅
狭の被覆材を配することにより、フランジとの接触面へ
馴染み性の高い無機物の成形品を全面的に配置すること
ができ、シール流体の漏れが大幅に減少されるととも
に、金属メッシュ材が基体の軸方向両端面に露出してシ
ール面に当たってシール流体の漏れ道を形成することも
ないため、優れたシール性を長期にわたり安定よく維持
することができる。
【0012】 また、上記目的を達成するための高温用ガスケットに
おいて、上記基体の構成材としての無機物を、膨脹黒
鉛、マイカ、セラミック繊維混抄品およびバーミキュラ
イト混抄品の中から選択することにより、成形密度のコ
ントロールにより、容易に低密度品を作製することがで
きる。
【0013】 さらに、上記基体の幅方向両端面の少なくとも一端面
または基板の内外周面の少なくとも一方に環状突起を形
成することにより、フランジで締め付けた際、その突起
部分において局部的に面圧を高めて、シール性を一層向
上することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明に係る高温用ガスケットを排気管接
続部へ実装した状態を示す断面図であり、同図におい
て、11,12はそれぞれ互いに接続される排気管13,14に固
設された接続用フランジであり、一方のフランジ12の対
向面に形成された環状凹所15内に環状の高温用ガスケッ
ト16が嵌着される。上記両フランジ11,12は周方向の複
数箇所でボルト17により締付け固定される。
【0015】 図2は、上記凹所15内に嵌合される高温用ガスケット
16の構成を示し、図2において、18は無機物の成形品か
らなる断面矩形状の環状の基体であり、この基体18の内
周面および外周面に、上記基体18中に巻き込まれて一体
化された金属メッシュ材19が被覆されている。
【0016】 ここで、上記基体18の構成材となる無機物としては、
たとえば膨脹黒鉛、マイカ、セラミック繊維混抄品およ
びバーミキュライトの中から1つ選択されるか、もしく
は2つ以上の組み合せ使用も可能である。また、金属メ
ッシュ材としては、たとえばSUS(ステンレス)等が使
用される。
【0017】 次に、上記構成の高温用ガスケット16の製造方法の一
例を図3〜図5にもとづいて説明する。基体構成用の無
機物として膨脹黒鉛からなるテープ18を用意する。一
方、金属メッシュ材として、直径0.15mmのSUS304の線材
をニット編みしたもので構成され、中央を幅狭とし、両
端部では上記膨脹黒鉛テープ18と同じ幅で、かつ膨脹黒
鉛テープより長いテープ19を用意する。
【0018】 まず、図3に示すように、膨脹黒鉛テープ18の長手方
向の中央部付近にSUS304のニット編みテープ19を重ね合
せたうえ、上記ニット編みテープ19をその長手方向一端
から巻き、つづいて膨張黒鉛テープ18も巻いていくと、
巻き始めと巻き終りの付近はニット編みテープ19が単独
で巻かれかつ膨張黒鉛テープ18にニット編みテープ19が
巻かれた状態で、環状の基体18が構成される。そして、
図5に示すように、芯型20と外型21間に挿入した状態
で、底型22と押型23との間でプレスする。これにより、
環状の基体18の内外周面が金属のニット編みテープ19で
被覆され、フランジと対向するシール部が膨脹黒鉛から
なるガスケットが形成される。
【0019】 図6は、高温用ガスケット試料の漏洩量の試験を行な
う基本的な装置を示す概略構成図である。図6におい
て、24,25は高温用ガスケット試料Mを挟着する1対の
挟着治具、26は挟着治具24,25を嵌合した筒体である。
一方の挟着治具25には、測定用流体、たとえばN2ガスを
上記ガスケット試料Mの内側に注入する流路27が形成さ
れている。また、上記筒体26の検出ポート28には、上記
ガスケット試料MからのN2ガスの漏れを検出する石鹸水
膜付メスシリンダ29が接続されている。なお、30,31は
上記挟着治具24,25の外周面と筒体26の内周面との間に
介装されたOリングである。
【0020】 この試験に供される高温用ガスケット試料Mとして、
前述したような構成の本発明の実施例品の他に、2つの
従来品、つまり、SUS304をフープ材とし、セラミック繊
維混抄シートをフィラー材としたうず巻形のものと、金
属補強黒鉛シートを中心材とし、SUS304を被覆材とした
メタルジャケット形のものを用意して、それぞれの漏洩
量の試験を行なった。
【0021】 なお、上記漏洩量の試験については、図7に示すよう
に、排気管13,14の一端を閉塞した上、その両排気管13,
14に設けた接続用フランジ11,12間に試料を実装して行
なってもよい。その場合は、測定用流体として空気の流
量計32等を用いてもよい。
【0022】 さて、図6に示す装置による試験において、挟着治具
24,25間に介挿したガスケット試料M(16)を、その高
さにおいて1mm圧縮するまで挟着治具24,25を締め付けた
ときの測定結果は図8に示す通りであった。なお、その
測定方法は、N2ガスの一定の漏洩量、たとえば10ccを基
準にとり、漏洩量が10ccに達するまでの時間を計測して
単位時間当りの漏洩量を算出した。この図8からも明ら
かなように、従来品のうず巻き形およびメタジャケット
形のガスケットでは、200〜340Kgf/cm2程度の大きな締
付圧力を発生させないと、漏洩量を実用許容範囲にまで
抑制することができない。これに対して、本発明の実施
例品では、120Kgf/cm2と従来品に比較してかなり小さい
締付圧力で、漏洩量を従来品以上に有効に抑制すること
ができ、シール性およびそのための作業性が著しく改善
されていることが判った。
【0023】 これは、上記基体18を構成している膨脹黒鉛テープが
成形品であるところによる。つまり、成形品のために成
形密度をコントロールすることによって低密度品を容易
に作ることができ、フランジ接触面をなじみやすい無機
物の層を配置できるため、良好な気密効果が現出される
ためである。
【0024】 上記のように、締付圧力を大きくする必要がなくなる
ことから、実装状態でのフランジ11,12の厚さを薄くで
きるとともに、ボルト17の使用本数も少なくすることが
可能となり、排気管部の重量の軽減に寄与することがで
きる。さらに、小さい締付圧力でも高いのシール性が得
られるので、フランジ11,12の各対向面を特別に仕上げ
加工する必要等もなくなり、プレス成形品とすることが
できる。
【0025】 さらに、上記基体18を構成している膨脹黒鉛テープの
中に被覆材19としてのSUS304のニット編みテープが一緒
に巻き込まれて一体化されているので、基体18が補強さ
れて適度な剛性を有する状態となり、基体18の脱落防止
や取扱い性の向上及び耐振動性の向上も図れる。
【0026】 ところで、上記高温用ガスケット16の保修時等に着脱
する場合、または振動の激しい部分に装着する場合、基
体18の内周面、外周面、特に内外周面の端部が擦れによ
って損傷するおそれがあるが、上記のようにSUS304のニ
ット編みテープの被覆材19で被覆していると、そのよう
な損傷を防止できるとともに、この被覆材19も上記基体
18の内部に一体化されているので、これが剥離したり脱
落するおそれもない。
【0027】 なお、上記基体18を構成している膨脹黒鉛テープと被
覆材としてのSUS304のニット編みテープについて長さと
幅を同一にし、両者18,19を始めから終りまで同一幅で
巻き込んだ場合、始めから終りまで同一幅のニット編み
テープによって基体19の軸方向にシール流体が漏れ易く
なり、しかも、ニット編みテープが基体18の軸方向両端
面に露出してくると、これが締付によってシール面に当
たり、一層、漏れ易くなる。しかるに、上記実施例のよ
うに、膨脹黒鉛テープからなる基体18の中央部分のみに
幅狭のSUS304のニット編みテープからなる被覆材19を介
在して一体化したものでは、基体18の軸方向のシール流
体の漏れが大幅に減少され、しかも、ニット編みテープ
が基板18の軸方向両端面に露出して来ず、優れたシール
性を長期にわたり安定よく維持することができる。
【0028】 図9はこの発明に係る高温用ガスケットの他の実施例
を示す断面図であり、膨脹黒鉛等からなる基体18の幅方
向両端面の少なくとも一方の端面、たとえば両端面に環
状突起33,34を形成したものである。
【0029】 上記のような構成の高温用ガスケットによれば、フラ
ンジ11,12の締付時において、局部的に面圧の高い部分
が生じるために、シール性を一層向上させることができ
る。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、この発明の高温用ガスケットは、大き
な締付圧力を要することなく、高いシール性能を確保で
き、管路接続部付近の軽量化を達成できるので、各種高
温流体の管路接続部のシール、特に自動車の排気管接続
部のシール装置として好適に使用することが可能であ
る。 図面の簡単な説明
【図1】 この発明に係る高温用ガスケットの一実施例で、フラ
ンジ形態の排気管接続部への実装を示す断面図である。
【図2】 同上高温用ガスケットの縦断面図である。
【図3】 この発明の実施例の高温用ガスケットの製造方法を示
す説明図である。
【図4】 この発明の実施例の高温用ガスケットの製造方法を示
す説明図である。
【図5】 この発明の実施例の高温用ガスケットの製造方法を示
す説明図である。
【図6】 高温用ガスケットの漏洩量を測定するための装置の概
略構成図である。
【図7】 高温用ガスケットの漏洩量を実装状態で測定するため
の構成図である。
【図8】 漏洩量の測定結果を示す表である。
【図9】 この発明の他の実施例を示す高温用ガスケットの縦断
面図である。
【図10】 従来のうず巻き形の高温用ガスケットを示す縦断面図
である。
【図11】 従来のメタルジャケット形の高温用ガスケットを示す
縦断面図である。
【符号の説明】
16 高温用ガスケット 18 基体( 19 金属メッシュ材 33 環状突起
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−31975(JP,A) 実開 昭57−162(JP,U) 実開 昭59−18262(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無機物の成形品からなる環状の基体の内外
    周面に、上記基体に一体化された金属メッシュ材からな
    る被覆層を形成し、上記基体を構成する無機物テープの
    長手方向の中央部に、このテープよりも幅狭で、かつ長
    さの長い金属メッシュ材テープを重合して、これら両テ
    ープを巻き上げた状態で所定のリング形状に構成したこ
    とを特徴とする高温用ガスケット。
  2. 【請求項2】上記基体の構成材としての無機物が、膨脹
    黒鉛、マイカ、セラミック繊維混抄品およびバーミキュ
    ライト混抄品の中から選択されたものである請求項1記
    載の高温用ガスケット。
  3. 【請求項3】上記環状基体の幅方向両端面の少なくとも
    一端面に、環状突起を形成してなる請求項1記載の高温
    用ガスケット。
JP50777692A 1992-04-15 1992-04-15 高温用ガスケット Expired - Fee Related JP3286790B2 (ja)

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EP0590149A1 (en) 1994-04-06
DE69221729D1 (de) 1997-09-25
WO1993021463A1 (en) 1993-10-28
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EP0590149B1 (en) 1997-08-20

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