JP2020079631A - ガスケット - Google Patents

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俊英 飯田
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Abstract

【課題】高いシール性と共に高い復元性を兼ね備えることにより、熱、振動、衝撃に起因するシール部の歪みにかかわらず、シール性を十分に高く維持可能なガスケットを提供する。【解決手段】ガスケットは、渦巻状に巻かれたシール材を有する。このシール材は、径方向において交互に積層された軟質マイカ層と硬質マイカ層とを含む。これらは、基層の両面に積層されており、この基層が渦巻状に巻かれた後に軸方向にプレスされることで、環状に成型されている。【選択図】図2

Description

本発明はシール技術に関し、特にガスケットの構造に関する。
静止した部材間のシールにはガスケットが用いられる。特に、化学工場、発電所、製鉄所等の施設、および自動車等の内燃機関とその排気管系統では、水、油、水蒸気、ガス等の流体が高温高圧の状態になるので、ガスケットが耐えるべき状況は過酷である。この過酷な状況でのシールに使用されるガスケットの材料としては、耐熱性に優れたマイカが採用される(たとえば、特許文献1、特許文献2参照)。
マイカは軟質マイカ(金雲母、KMg3(AlSi3)O10(OH)2)と硬質マイカ(白雲母、KAl2(AlSi3)O10(OH)2)とに大別される。軟質マイカは、耐熱性、シール性に優れ、硬質マイカは電気絶縁性に優れる。したがって、ガスケットには多くの場合、軟質マイカが利用される(たとえば、特許文献1参照)。軟質マイカを利用したガスケットは一般に渦巻形である。渦巻形ガスケットとは、軟質マイカ等のシール材(フィラー)がバインダー(アクリル系、またはシリコーン系接着剤)と共にシート状に形成され、このシートが渦巻状に巻かれて径方向に多層化され、環状に成型されたものをいう(たとえば、特許文献2参照)。
特開平02−195077号公報 国際公開第2016/125486号
自動車の排気管等、内燃機関の排気系統が含む配管は一般に、排気ガスからは高熱を受け、エンジン等からは、振動、衝撃を受け続ける。したがって、これらの配管の接続部に使用されるフランジには、面開き等、熱、振動、衝撃に起因する歪みが経時的に増大しやすい。接続部の歪みに追従する復元性能がガスケットには求められる。すなわち、接続部の熱歪み等に応じてガスケットが変形して、自身のシール性を保持する必要がある。しかし、軟質マイカは、シール性こそ高いものの、復元性が比較的低い。その結果、歪みが過大な場合、軟質マイカを利用した従来のガスケットではシール性を十分に高く維持することが困難である。
本発明の目的は上記の課題を解決することであり、特に、高いシール性と共に高い復元性を兼ね備えることにより、熱、振動、衝撃に起因する接続部の歪みにかかわらず、シール性を十分に高く維持可能なガスケットを提供することにある。
本発明の1つの観点におけるガスケットは、渦巻状に巻かれたシール材を有する。このシール材は、径方向において交互に積層された軟質マイカ層と硬質マイカ層とを含む。
シール材は、少なくとも内周部に金属箔を有してもよい。シール材は、径方向において最も内側に軟質マイカ層を含んでもよい。シール材は、表面に軟質マイカが積層され、裏面に硬質マイカが積層された基層を含んでもよい。この基層は、渦巻状に巻かれた後に軸方向にプレスされることで、環状に成型されていてもよい。
本発明による上記のガスケットでは、シール性の高い軟質マイカと復元性の高い硬質マイカとが交互に層を成している。この構造によりこのガスケットは、高いシール性と共に高い復元性を兼ね備える。その結果、このガスケットは、熱、振動、衝撃に起因する接続部の歪みの経時的な増大にかかわらず、シール性を十分に高く維持することができる。
(a)は、自動車の排気管の模式図である。(b)は、その排気管に含まれるフランジ接続部の断面図である。 (a)は本発明の実施形態によるガスケットの平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は、(a)の示す直線c−cに沿った断面図である。 (a)は、帯状のシール材が渦巻状に巻かれた状態を示す斜視図である。(b)はこのシール材の一例の展開図であり、(c)は別例の展開図である。 (a)は、図1の(b)が示すガスケット25の近傍の、熱歪み発生前における拡大断面図である。(b)は、この近傍の、熱歪み発生後における拡大断面図である。 (a)は、ガスケットのシール性と復元性とを測定する装置の模式図である。(b)は、シール材が軟質マイカ層のみを含むガスケットI、硬質マイカ層のみを含むガスケットII、および軟質マイカと硬質マイカとの積層構造を含むガスケット25のそれぞれについて、(a)の装置を用いた測定で得られた漏れ量と復元量との値を示す表である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[ガスケットの使用形態]
図1の(a)は、自動車の排気管の模式図である。自動車10のエンジン11は、空気にガソリンを混ぜて燃焼させ、その際に膨張する混合気の圧力を機械的動力へ変換している。燃焼後の混合気13はエンジン11から排気管12を通して外気へ排出される。排気管12は一般に、エンジン11との接続部を始め、複数の継手を含む。これらの継手には通常、フランジ接続が利用される。
図1の(b)は、排気管12に含まれるフランジ接続部の断面図である。「フランジ接続部」とは次のような配管の接続構造をいう。接続対象の配管21、22の開口部には、「フランジ」と呼ばれる“つば”(内径が配管の開口部と等しく、外径が配管よりも大きい環状部材)23、24が同軸に設けられている。一方の配管21のフランジ23(以下、「第1フランジ」と呼ぶ。)と他方の配管22のフランジ24(以下、「第2フランジ」と呼ぶ。)とは、間にガスケット25を挟んだ状態でボルト26とナット27とによって締結されている。ガスケット25は、シール材を環状に成型したものであり、第1フランジ23の表面に刻まれた環状の溝の中に埋め込まれている。シール材には、配管21、22を通る流体に対する封止能力、すなわちシール性の高い物質が選択される。自動車10の排気管12、特にエンジン11との接続部には燃焼直後の高温(摂氏800度程度)のガス13が流れるので、耐熱性の高いシール材がガスケット25には求められる。
[ガスケットの構造]
図2の(a)は本発明の実施形態によるガスケット25の平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は、(a)の示す直線c−cに沿った断面図である。ガスケット25は薄い円環形状である。シール材には軟質マイカ(金雲母、KMg3(AlSi3)O10(OH)2)に加え、硬質マイカ(白雲母、KAl2(AlSi3)O10(OH)2)が含まれており、特に図2の(c)が示すように、それぞれが独立な層31、32を成す。軟質マイカ層31と硬質マイカ層32とは、ガスケット25の径方向(図2の(c)では横方向)において交互に並んでいる。マイカ層31、32の間はシリコーン樹脂系接着剤(図は示していない)等のバインダーによって結合されている。さらに、ガスケット25の内周側には、マイカ層31、32の間に金属箔33が挿入されている。金属箔33はたとえばステンレス箔であり、マイカの積層構造を補強し、ガスケット25全体の円環形状を保持する役割を果たす。
[ガスケットの製造方法]
図3の(a)は、帯状のシール材が渦巻状に巻かれた状態を示す斜視図である。ガスケット25は渦巻形に属し、帯状のシール材30を用いて、たとえば、次のように製造される。シール材30はたとえば、軟質マイカペーパー31と硬質マイカペーパー32とを1枚ずつ互いに貼り合わせたものを基層として含む。「マイカペーパー」とは、マイカの原鉱を粉砕して抄造したものをいう。軟質マイカペーパー31と硬質マイカペーパー32とは厚みが等しい。シール材30の帯は、軟質マイカ層31を内側にして渦巻状に、たとえば3重に巻かれ、円環形状の金型の中に嵌め込まれた後、軸方向に加圧される(プレス成型)。その結果、シール材30の全体が円環形状に固められ、内部では軟質マイカ層31と硬質マイカ層32とが、ガスケット25の軸方向(図2の(c)では上下方向)においてジグザグ形状に折れ曲がる。この折れ曲がりによりマイカ層31、32の間が強固に結合され、シール材30の全体が所望の円環形状を保持する。
図3の(b)はシール材30の一例の展開図であり、(c)は別例の展開図である。軟質マイカ層31と硬質マイカ層32とのジグザグ形状は、プレス成型時に金属箔33の折れ曲がりに各マイカ層31、32が追従することで生じる。金属箔33は、図3の(b)が示すように、帯状のシール材30のうち、渦巻状に巻かれた際に内側に位置する端部において、軟質マイカペーパー31の上に重なっている。この状態でシール材30が渦巻状に巻かれると、金属箔33の上に硬質マイカペーパー32が重なる。こうして、金属箔33は軟質マイカペーパー31と硬質マイカペーパー32との間に挟まれている。金属箔33はその他に、図3の(c)が示すように、シール材30の全長にわたってマイカペーパー間に挟まれていてもよい。なお、金属箔33の存在でガスケット25のシール性と復元性とが損なわれないように、マイカ層31、32に対する金属箔33の質量比は制限される。たとえば金属箔33がステンレス箔である場合、軟質マイカペーパー31および硬質マイカペーパー32の合計質量が金属箔33の質量の3倍以上に制限される。したがって、図3の(b)のように端部にのみ含まれる金属箔33よりも、図3の(c)のように全長にわたって含まれる金属箔33の方が、軸方向(図では上下方向)において狭い。
[復元性の必要性]
図4の(a)は、図1の(b)が示すガスケット25の近傍の、熱歪み発生前における拡大断面図である。排気管12の温度が十分に低い間、ボルト26とナット27との間の締結圧により、2枚のフランジ23、24は隙間なく接触し、ガスケット25は第1フランジ23の溝の中に押し込められている。これにより、ガスケット25と第2フランジ24との間のシール性は十分に高い。
図4の(b)は、図1の(b)が示すガスケット25の近傍の、熱歪み発生後における拡大断面図である。エンジン11の稼動に伴って排気管11に高温のガスが流れている間、そのガスの放出する熱で配管21、22には熱膨張が生じる。エンジン11の停止によって排気管12へのガスの流入が止まると、配管21、22が冷却に伴って収縮する。この熱膨張と冷却による収縮との繰り返しに起因して配管21、22には一般に熱歪みが生じる。この熱歪みを始め、エンジン11の発する振動、または自動車10が走行中に外部から受ける振動、衝撃に起因する配管21、22の変形が過大な場合、フランジ23、24の間隔が開き、隙間40が生じる(面開き)。この隙間40の出現に伴ってガスケット25と第2フランジ24との間の接触圧が過剰に下がれば、ガスに対するシール性が損なわれる。これを防ぐ目的でガスケット25は高い復元性を備えている。復元性とは、外圧を受けて変形している状態から、その外圧の減少に応じて元の形へ戻る能力をいう。図4の(a)のようにフランジ23、24が隙間なく接触している場合、ガスケット25は第2フランジ24からの圧力でガスケット25の軸方向に縮んでいる。熱、振動、衝撃に起因する配管21、22の歪みに伴ってフランジ23、24の間に図4の(b)のような面開きが生じた場合でも、ガスケット25の復元性が十分に高ければ、ガスケット25は第2フランジ24からの圧力の低下に応じて軸方向に膨張し、第1フランジ23の溝からはみ出して第2フランジ24との接触圧を十分に高いレベルに保持する。こうして、フランジ23、24の間の面開きにかかわらず、ガスケット25と第2フランジ24との間のシール性が十分に高く維持される。
[シール性と復元性との両立]
ガスケット25は、図2の(c)が示すように、軟質マイカ層31に加えて硬質マイカ層32を含む。この2層構造によりガスケット25は、以下に述べるように、高いシール性に加えて十分に高い復元性を発揮する。
図5の(a)は、ガスケットのシール性と復元性とを測定する装置の縦断面図である。この装置は、加圧台50、フランジ接続部51、52、ガスケット53、および密閉枠54を備えている。加圧台50は、2枚の平坦な鋼板501、502が上下方向に間隔を開けて水平に支持されたものである。この間隔は可変であり、その変化量が2台のダイヤルゲージ503で測定可能である。フランジ接続部51、52は加圧台50の2枚の鋼板501、502の間に挟まれている。下側のフランジ51には、側面から上面へ貫通する流路511が設けられている。この流路511は流量計(たとえばマスフローメーター)を通してコンプレッサに接続されている。このコンプレッサから圧縮空気が流量計と流路511とを通してフランジ接続部51、52の隙間へ送り込まれる。ガスケット53はフランジ接続部51、52の隙間に挟まれて、下側のフランジ51の上面に刻まれた環状の溝の中に埋め込まれている。ガスケット53の上面は下側のフランジ51の上面よりも高く設計されているので、上側のフランジ52はガスケット53の上面にのみ接触し、下側のフランジ51の上面から離れている。密閉枠54は環状部材であり、フランジ接続部51、52の隙間の周りを囲んでいる。密閉枠54とフランジ接続部51、52との間にはOリング(図は示していない。)が挟まれており、フランジ接続部51、52の隙間からの圧縮空気の漏れを防いでいる。密閉枠54には径方向の貫通孔(図は示していない)が1つ開けられている。フランジ接続部51、52の隙間から漏れた圧縮空気はこの貫通孔のみを通して外気へ逃げるように設計されている。
シール性の測定は次の手順で行われる。フランジ接続部51、52がクランプ(図は示していない。)によって一定の圧力で締結される。下側のフランジ51の流路511を通してコンプレッサからフランジ接続部51、52の隙間へ圧縮空気が送られ、その隙間に一定の圧力が一定時間加えられる。この間に隙間からガスケット53を通して圧縮空気が漏れると、その流量(漏れ量)が流量計によって測定される。
復元性の測定は次の手順で行われる。まず、加圧台50の2枚の鋼板501、502をプレス機で加圧することにより、フランジ接続部51、52に対して軸方向に一定の圧力が一定時間加えられる。これによりガスケット53が軸方向に圧縮される。その後、その圧力が除去されるとガスケット53が膨張し、それに伴って加圧台50の上側の鋼板501が持ち上げられる。この上昇量、すなわちガスケット53の復元量がダイヤルゲージ503を用いて測定される。
図5の(b)は、シール材が軟質マイカ層のみを含むガスケットI、硬質マイカ層のみを含むガスケットII、および軟質マイカと硬質マイカとの積層構造を含むガスケット25のそれぞれについて、図5の(a)の装置を用いた測定で得られた漏れ量と復元量との値を示す表である。ガスケットI、II、25のそれぞれについて5種類のサンプルが製造され、各サンプルについて漏れ量と復元量とが測定された。ガスケットIはサンプル間での漏れ量の平均値が10cc/分未満に抑えられたが、復元量の平均値が0.1mm未満でしかなかった。ガスケットIIはサンプル間での漏れ量の平均値が約200cc/分に達し、ガスケットIの10倍以上であった。これは、ガスケットIIがガスケットIよりもシール性が低いことを表す。しかし、その反面、ガスケットIIはサンプル間での復元量の平均値が約0.14mmに達し、ガスケットIの2倍程度であった。これは、ガスケットIIがガスケットIよりも復元性が高いことを表す。すなわち、硬質マイカは軟質マイカと比べ、シール性は劣るものの、復元性は優れる。本発明の実施形態によるガスケット25は、サンプル間での漏れ量の平均値が約40cc/分であり、復元量の平均値が約0.14mmであった。すなわち、ガスケット25は、シール性がガスケットIには及ばないものの、ガスケットIIよりは十分に高く、復元性がガスケットIIと同程度に高い。これは、軟質マイカと硬質マイカとの2層構造が、軟質マイカの高いシール性に加えて、硬質マイカの高い復元性を兼ね備えていることを表す。
[実施形態の利点]
本発明の上記の実施形態によるガスケット25は、シール性の高い軟質マイカと、復元性の高い硬質マイカとの両方を含み、特にそれぞれが交互に層31、32を成している。この2層構造によりこのガスケット25は高いシール性に加えて、高い復元性を兼ね備える。その結果、このガスケット25は、熱、振動、衝撃に起因する配管21、22の変形に伴ってフランジ23、24の間に面開きが生じても、それに追従して膨張することで第2フランジ24との接触圧を維持し、シール性を十分に高く維持することができる。
[変形例]
(1)図3の(a)が示す帯状のシール材30は、軟質マイカペーパー31と硬質マイカペーパー32とを1枚ずつ互いに貼り合わせたものである。本発明の実施形態によるシール材はこの構造には限らず、軟質マイカ層と硬質マイカ層とが独立に含まれる構造であってそれぞれの利点、シール性と復元性とが十分に高く発揮されるものであればよい。たとえば、軟質マイカ層と硬質マイカ層とがガスケット25の径方向において、1層ずつ交互に配置される代わりに、たとえば一方が3層重ねられるごとに他方が2層重ねられるというように、軟質マイカ層と硬質マイカ層との間での層数の比率が1:1以外に設定されてもよい。その他に、軟質マイカと硬質マイカとの間でマイカペーパーの厚みが異なっていてもよい。
(2)図3の(b)、(c)が示すシール材30は、補強材として金属箔33を含む。その他に、マイカペーパーだけでも十分な強度と形状の精度とが維持できる場合は、金属箔33が省略されてもよい。
25 ガスケット
30 シール材
31 軟質マイカ層
32 硬質マイカ層
33 金属箔

Claims (4)

  1. 渦巻状に巻かれたシール材を有するガスケットであって、
    前記シール材は、
    径方向において交互に積層された軟質マイカ層と硬質マイカ層
    を含むガスケット。
  2. 前記シール材は、少なくとも内周部に金属箔を有する
    請求項1に記載のガスケット。
  3. 前記シール材は、径方向において最も内側に軟質マイカ層を含む
    請求項1または請求項2に記載のガスケット。
  4. 前記シール材は、
    表面に軟質マイカが積層され、裏面に硬質マイカが積層された基層
    を含み、
    前記基層は、渦巻状に巻かれた後に軸方向にプレスされることで、環状に成型されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載のガスケット。
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