JPH0755141Y2 - 給油切替バルブ - Google Patents

給油切替バルブ

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JPH0755141Y2
JPH0755141Y2 JP1989023458U JP2345889U JPH0755141Y2 JP H0755141 Y2 JPH0755141 Y2 JP H0755141Y2 JP 1989023458 U JP1989023458 U JP 1989023458U JP 2345889 U JP2345889 U JP 2345889U JP H0755141 Y2 JPH0755141 Y2 JP H0755141Y2
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valve
lock lever
outlet
operating mechanism
sub
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秀敏 浦上
浩一 宮原
浩市 三重野
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Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主燃料タンクの他に副燃料タンクを備えた所
謂デュアルタンク方式の車両等において、1つの給油口
から主燃料タンクと副燃料タンクとへ選択的に給油する
ための給油切替バルブ(以下切替バルブと略す)に関す
る。
(従来の技術) この種の切替バルブとしては、たとえば実開昭62-18403
2号公報に開示されている技術を挙げることができる。
これは、給油管を主給油管と副給油管とに分岐するとと
もに、その分岐部に設けた切替バルブを切替操作するこ
とによって、給油管を主給油管と副給油管とのいずれか
一方に連通させて燃料を主燃料タンク又は副燃料タンク
に選択的に給油できるようにしたものである。
すなわち、従来の切替バルブにあっては第12図に示すよ
うにバルブ本体102にフラップ式バルブ104の下部側にピ
ン106により回動可能に取付け、このバルブ104を操作機
構108(同図では最終操作部材であるロッドのみを示
す)により回動操作して給油通路を切替えるようになっ
ている。そしてこのバルブ104は通常時(非操作時)に
は図示矢印方向に作用するスプリング力(操作機構中に
組込まれている)によって副燃料タンク側の副流出口11
0の口縁に形成されたバルブシート112に押付けられてい
る。なお、バルブ104のシール面側には弾力性のあるゴ
ム114が接着されている。また、図示はしないが、一般
に主燃料タンク及び副燃料タンクはそれぞれ別設の通気
路を経て空気が出入できるようになっている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上述した従来の給油切替バルブにあっては、
バルブ104のバルブシート112に対する押付力、つまりシ
ール力はスプリング力によって決定される構成であるた
め、スプリング力を強く設定するときは適切なシール力
を得ることが可能である反面、バルブの副流出口開き方
向への操作が重くなって操作性を悪化することになる。
従って、この操作性を重視してスプリング力を弱めに設
定すればシール力が甘くなる。つまり、シール力と操作
性とのいずれかを犠牲にしなければならないという問題
がある。
以上のようなことから、従来のフラップ式バルブを利用
した切替バルブでは操作性を重要視したときは勿論のこ
と、そうでない場合であってもバルブシール面の気密性
に問題があり、そのために車両の傾斜時において副燃料
タンク内の燃料が主燃料タンク側へ流出するおそれがあ
り、この燃料流出によって副燃料タンク燃料が減少した
りあるいは空になったりすると、副燃料タンクを設置し
た本来の意味がなくなってしまう。
そこで本考案は、以上の問題に鑑み、バルブシール面の
気密性を向上でき、また操作性の良好な切替バルブを提
供することを、その目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記の課題を解決するために次のとおり構成
している。
まず、切替バルブのバルブ本体は給油管に連通する流入
口と、主燃料タンク側給油管に連通する主流出口と、副
燃料タンク側給油管に連通する副流出口とを備えてい
る。そして主流出口と副流出口との分岐部には一側を支
点として回動することで前記燃料の流入口と主流出口又
は副流出口との連通を選択的に切替えるためのフラップ
式バルブが設けられている。前記バルブ本体にはバルブ
を外部から回動操作するための操作機構が取付けられて
おり、該操作機構の操作力の最終伝達部材であるロッド
が前記バルブのほぼ中央部に連結されてている。
一方、前記バルブ本体の外側には、前記操作機構による
バルブの副流出口閉鎖方向への操作時においてバルブが
副流出口のバルブシートに所定の力が押付けられたとき
に操作機構の副流出口開き方向への動きを阻止するよう
に該操作機構の一部と係合することでバルブを閉鎖位置
に保持するためのロックレバーが回動可能に取付けられ
ている。また、前記操作機構の一部と前記ロックレバー
との係合位置を変更するための係合位置調整手段が備え
られている。さらにまた、操作機構に係合されたロック
レバーをその係合を外す方向に回動させることによって
バルブのバルブシートに対する押付け状態を解除する係
合解除手段が備えられている。
(作用) 上記構成によれば、操作機構を操作してバルブを副流出
口のバルブシートに押付けたとき、バルブ本体に取付け
られたロックレバーが操作機構の副流出口開き方向への
動きを阻止するように該操作機構の一部と係合してバル
ブを閉鎖位置に保持する。また、操作機構の一部とロッ
クレバーとの係合位置を変更することにより、バルブシ
ール力及び操作力を調整することができる。
なお、副燃料タンク側の副流出口を開く方向にバルブを
切替操作する場合には、それに先立って係合解除手段に
より操作機構に対するロックレバの係合を解除すること
ができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。給油
装置の全体を示す第1図において、切替バルブ2は上流
側に給油管4が接続され、下流側の一方には主燃料タン
ク6の主給油管8が、他方には副燃料タンク10の副給油
管12がそれぞれ接続されている。そして本実施例におけ
る切替バルブ2の外殻は、筒状のバルブ本体14と、この
バルブ本体14にそれぞれスクリュ16,18によって固定さ
れる分岐管20とバルブハウジング22との3部材によって
構成されている。
具体的には、第2図、第3図及び第5図に示すように、
バルブ本体14は上側(第2図の上側)に給油管4と接続
される流入口24を、下側(第2図の下側)に主給油管8
と接続される主流出口26を、そして途中の側壁には分岐
管20と接続される副流出口28をそれぞれ備えた管状に形
成され、さらに副流出口28に対向する部位の側壁にはバ
ルブハウジング挿入用の開口部30を備えている。そして
一端が副給油管12に接続される分岐管20の他端が前記副
流出口28の口縁部にフランジ部を密着した状態でバルブ
本体14に組付け固定されている。
またバルブハウジング22は第2図において上、下及び右
側の側壁をそれぞれ開口したほぼ矩形の箱形に形成され
ていて、その側壁開口部が前記副流出口28に対向するよ
うにバルブ本体14の開口部30から該バルブ本体14内に挿
入されるとともに、そのフランジ部を開口部30の開口縁
部に密着した状態でバルブ本体14に組付け固定されてい
る。そしてこのようにしてバルブ本体14に組付けられる
バルブハウジング22には給油通路を切替えるためのフラ
ップ式のバルブ32が取付けられている。
このバルブ32は下端部がバルブハウジング22に固定され
たピン34によって回動可能に支持され、このピン34を支
点にして回動することで流入通路を主燃料タンク側通路
と副燃料タンク側通路とのうちのいずれか一方に連通さ
せ、他方を閉鎖する。すなわち、バルブ32は第2図及び
第3図において右回りの回動時には副流出口28と連通す
る分岐管20に形成されたバルブシート36に当接すること
で該副流出口28を閉鎖し、左回りの回動時にはバルブハ
ウジング22における副流出口側を除いた他の内壁面にそ
の周縁部が当接することで主流出口26を閉鎖するように
なっている。
また、第4図に拡大して示すように、前記バルブ32の背
面下部の軸受部38は前記バルブシート36に直角な方向の
長孔40を介してピン34に嵌合している。つまりバルブ32
は長孔40の範囲内でバルブシート36に直角な方向にも移
動し得るように支持されている。なお、バルブ32にはバ
ルブシート36との対向面、つまりシール面には弾力生の
あるゴムシール42が焼付き接着されている。
次にバルブ32を切替操作するための操作機構43を主とし
て第1図、第5図及び第6図に基づいて説明する。前記
バルブハウジング22には第5図に示す左側においてバル
ブ本体14から突出した状態で軸受用ボス23が形成されて
おり、この軸受用ボス23にシャフト44が水平に挿入され
かつ回転可能に支持されている。そしてバルブハウジン
グ22にはシャフト44の挿入部において、カム46取付用と
して通路側に連通する空間部22aが形成されており、こ
の空間部位においてシャフト44にはカム46がカラー48を
介して嵌合されるとともにスクリュ50によって固定され
ている。
またカム46にはロッド52の一端がピン54により回動可能
に連結され、このロッド52はバルブハウジング22の通路
を横切って前記バルブ32側まで延在するとともに端部が
該バルブ32の背面中央部にピン56により回動可能に連結
されている。つまり、シャフト44の右回り又は左回りの
回転により、カム46及びロッド52を介してバルブ32によ
る給油通路の切替えが行なわれるようになっている。
なお、バルブハウジング22に形成されるシャフト44の軸
受孔22bは、第5図に示すようにシャフト44の挿入先端
側が塞がれ、そして挿入口側に関してはオーリング58及
びオイルシール60によってシャフト44外周面と軸受孔22
b内周面との間が密封されている。
また、第5図及び第6図に示すようにシャフト44の一端
は前記軸受用ボス23から外側へ突出され、この突出部に
は操作レバー62と調整レバー68が並設されている。操作
レバー62はシャフト44に回動可能に取付けられ、その一
端が第1図に示すように車外より操作可能に配置される
操作ノブ64とリンク66を介して連結されており、また他
端には第6図に示すように上下2個のストッパ72a,72b
が形成されている。調整レバー68はシャフト44に固着さ
れ、その一端に形成した突起部74が前記操作レバー62の
上下のストッパ72a,72b間に所定の隙間を置いて嵌合さ
れている。
また、第6図に示すようにシャフト44の突出部にはトー
ションスプリング76が取付けられており、このトーショ
ンスプリング76は、一端が操作レバー62に掛止され、他
端が後述する第2ロックレバー84に掛止されており、こ
のことにより操作レバー62を図示左回りに回動させる、
つまり前記バルブ32を副燃料タンク側の副流出口28を閉
鎖する向きに回動させるよう作用している。従って、前
記操作レバー62の上側のストッパ72aは常には調整レバ
ー68の突起部74と当接している。
次に、バルブ32を副燃料タンク側の副流出口28を閉鎖す
る側へ切替操作したときに、操作機構43の一部と係合し
て副流出口開き方向への動きを阻止することによりバル
ブ32を副流出口28の閉鎖位置に保持するためのロック機
構を主に第5図及び第6図に基づいて説明する。
このロック機構は概略的には第1ロックレバー70と第2
ロックレバー84とにより構成されている。第1ロックレ
バー70は前記シャフト44の突出部に回動可能に取付けら
れるとともに、第6図に示すようにその下部側の外周部
には第2ロックレバー84の爪88が係脱可能な段差状の掛
止面86が形成されている。また第1ロックレバー70は第
6図において上方へ延在されるとともに、その上端部が
シャフト44の軸方向と平行な方向に折曲げられている。
これに対向するようにして前記操作機構43中の調整レバ
ー68が上方へ延在されるとともに、その上端部が第1ロ
ックレバー70の折曲げ部分と所定の間隔を置いて対峙す
るよう折曲げられている。そして、これら両レバー68,7
0の折曲げ部分には前記掛止面86の円周方向に関する位
置調整により第2ロックバー84の爪88の係合位置を変え
る係合位置調整手段としてのアジャストスクリュ78と、
力伝達用アジャフトスクリュ78のゆるみ止め用として機
能するコイルスプリング80が取付けられている。なお、
アジャストスクリュ78は調整レバー68側に遊嵌状に貫通
して第1ロックレバー70側にねじ込まれている。
一方、第5図に示すように前記バルブ本体14の外周に突
出形成されたボス部14aには前記シャフト44と平行な支
持軸82が固定され、この支持軸82に第2ロックレバー84
が回動可能に取付けられている。第2ロックレバー84は
一端が前記シャフト44の下方に向って延在されるととも
に、その先端には前記第1ロックレバー70に形成された
掛止面86に係脱可能な爪88が形成されており、この爪88
が掛止面86に係合することによって操作機構43の副流出
口開き方向への動きを阻止してバルブ32を副流出口閉鎖
位置に保持するようになっている。なお、第2ロックレ
バー84の他端部には前記トーションスプリング76の一端
が掛止されており、このトーションスプリング76の巻き
戻し力によって第2ロックレバー84に爪88を掛止面86に
係合する向きの回動力を与えている。
また前記操作レバー62には第6図に示すように第1ロッ
クレバー70に対する第2ロックレバー84の係合を解除す
る解除用ローラ90が取付けられている。この解除用ロー
ラ90は第2ロックレバー84に形成された傾斜片85の上面
に当接されていて、操作レバー62の図示右回りの回動時
(バルブ32の副流出口閉じ方向への回動時)に傾斜片85
の上面を転動しながら該傾斜片85を押し下げる、つまり
第2ロックレバー84を押し下げることにより上記係合を
解くようになっている。なお、操作レバー62による前記
の係合解除動作は該操作レバー62のストッパ72bと、調
整レバー68の突起部74との間に形成された隙間の範囲で
行なわれるようになっている。
本実施例は上述のように構成したものであり、以下その
作用を説明する。
通常時にはバルブ32は第2図に示すように副燃料タンク
側の副流出口28を閉鎖し、主燃料タンク側の主流出口26
を開いている。また、第7図に示すように第2ロックレ
バー84の爪88が第1ロックレバー70の掛止面86に係合
し、バルブ32は副流出口28の閉鎖位置に保持されてい
る。従って、この状態では第2図に矢印で示すように主
燃料タンク6に給油することができる。
副燃料タンク10への給油が必要な場合は、車外より操作
ノブ64を第1図に示す矢印の方向へ引上げると、リンク
66を介して操作レバー62がストッパ72bと調整レバー68
の突起部74との間に形成された隙間の範囲でトーション
スプリング76の巻き戻し力に抗して回動されることによ
り解除用ローラ90が第2ロックレバー84を押し下げるた
め、第8図に示すように爪88が第1ロックレバー70の掛
止面86から外れる。さらに操作レバー62が回動される
と、ストッパ72bが調整レバー68の突起部74に当接し、
その後は第9図に示すように調整レバー68を介してシャ
フト44に回転され、また第1ロックレバー70がコイルス
プリング80を介して調整レバー68に追従回動する。そし
てシャフト44の回転により第3図に示すようにカム46及
びロッド52を介してバルブ32がピン34回りに回動して副
燃料タンク側の副流出口28を開放するとともに、主燃料
タンク側の主流出口26を閉じる。従って、この状態では
第3図に矢印で示すように副燃料タンク10に給油するこ
とができる。
上記給油の終了後は、操作ノブ64に加えた引上げ力を除
去すると、トーションスプリング76の巻き戻し力によっ
て操作レバー62が上記とは逆回りに回動するため、調整
レバー68を介してシャフト44が回動され、また第1ロッ
クレバー70はアジャストスクリュ78を介して調整レバー
68と共に回動される。そしてシャフト44の回動によりカ
ム46及びロッド52を介してバルブ32がピン34回りに回動
され、主燃料タンク側の流出口26を開放するとともに、
副燃料タンク側の副流出口28を閉鎖する。このとき、ト
ーションスプリング76に設定された巻き戻し力では第2
ロックレバー84の爪88は第1ロックレバー70の掛止面86
には係合されず、第10図に示すように第1ロックレバー
70の外周面に当接している。
従って、この状態で操作ノブ64に対して第1図に示す矢
印と反対向きに人力による押圧力を加えると、バルブ32
のシール面に接着されたゴムシール42がバルブシート36
に強く押付けられて弾性変形し、その変形分だけ操作系
が回動する。つまり、第2ロックレバー84が回動し、こ
のとき第7図に示すように第2ロックレバー84の爪88が
第1ロックレバー70の掛止面86に係合する。従って、バ
ルブ32はバルブシート36に強く押付けられた位置に保持
されることになるが、この場合、バルブ32の軸受部38が
バルブシート36に対して直角方向に移動することを許容
する構造であることから、ロッド52を介して与えたれる
操作力によってバルブ32はバルブシート36のの全周にわ
たって均等に押付けられる。
なお、第1ロックレバー70に第2ロックレバー84が係合
するときのバルブシール力については前記アジャストス
クリュ78により第1ロックレバー70の掛止面86と第2ロ
ックレバー84の爪88との係合位置を変えることで任意に
調整することができる。すなわち、アジャシュトスクリ
ュ78をコイルスプリング80の圧縮力に抗して締め込んだ
ときは、第1ロックレバー70が第6図においてシャフト
44の軸線を中心にして右回りに回動し、第11図に示すよ
うに第1ロックレバー70の掛止面86と第2ロックレバー
84の爪88との係合に際しての食い込み量Sが大きくな
り、爪88が掛止面86に係合してバルブ32が閉鎖位置に保
持されるまでの第2ロックレバー84の作動角度が大きく
なる。従って、このときは操作ノブ64に大きい操作力を
付与したときに前記係合が行なわれ、バルブ32はバルブ
シート36に強く押付けられた状態で保持される。
一方、アジャストスクリュ78を逆に緩めたときは前記食
い込み量Sが小さくなり、従って操作ノブ64に軽い操作
力を付与したときに前記係合が行なわれることになるの
で、バルブ32はバルブシート36に軽く押付けられた状態
で保持されることになる。すなわち、本実施例によれば
アジャストスクリュ78によりバルブシール力を適宜に調
整して所要の気密性を得ることができる。
また、本実施例ではバルブハウジング22に形成されるシ
ャフト44の軸受孔22bを止まり孔としたことにより、た
とえばシャフト貫通式のものに比べて切替バルブ内部と
外部との気密性を向上することができる。
さらに、バルブ32とその操作機構をバルブ本体14とは別
体のバルブハウジング22に組付ける構成としたことによ
り、たとえばバルブ本体14にバルブ32及びその操作機構
を組付ける場合に比較してバルブ32の組付けが容易であ
るとともに、必要に応じてバルブハウジング22をバルブ
本体14から外してバルブ32とその操作機構のメンテナン
スを行なうことができる。
なお、本実施例ではバルブハウジング22に設定されるバ
ルブ32の回動支持部として、ピン34をバルブハウジング
22側に設け、軸受部38をバルブ32に設けたが、これを逆
に設定しても差支えない。
また第1ロックレバー70に対する第2ロックレバー84の
係合を外す手段として、操作機構43とは別に、たとえば
リンクやケーブル等を利用した係合解除用操作機構を設
け、これにより第2ロックレバー84を係合解除方向に回
動操作できるようにしても良い。
(考案の効果) 以上のように、本考案はバルブが副燃料タンク側の給油
通路を閉鎖すべく切替操作されたとき、ロックレバーが
操作機構の一部に係合することにより該操作機構の開き
方向への動きを阻止してバルブを副流出口の閉鎖位置に
保持できるようにしたので、バルブのシール力を確保す
ることができる。このようなことからバルブの気密性が
良化され、副燃料タンク側の燃料が主燃料タンク側に流
出することを未然に防止することが可能となる。またバ
ルブを副流出口閉鎖位置に保持できることから、気密性
を高めるために操作系のスプリング力を大きく設定する
必要がなくなり、従って操作力そのものは軽く設定する
ことができ、気密性と操作性の両方を満足することがで
きる。また、本考案によれば、操作機構の一部とロック
レバーとの係合位置を変更することにより副流出口のバ
ルブシートに対するバルブのシール力及び操作力を調整
することができるため、例えば組付け時において製作誤
差や組付誤差を吸収して好適な気密性と操作性とを得る
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は給油装置の全体を示す側面図、第2図は切替バ
ルブの通常時又は主燃料タンク給油時を示す縦断面図、
第3図は切替バルブの副燃料タンク給油時を示す縦断面
図、第4図はバルブの軸受部及びその付近を示す断面
図、第5図は第1図におけるV−V線の拡大断面図、第
6図はバルブの操作機構を示す斜視図、第7図〜第10図
はそれぞれ操作機構の作動説明図であり、第7図は通常
時又は主燃料タンク給油時を示し、第8図は第1ロック
レバーと第2ロックレバーとの係合解除時を示し、第9
図は副燃料タンク給油時を示し、第10図は第1ロックレ
バーと第2ロックレバーとの係合直前の状態を示してい
る。また第11図は第10図におけるA部の拡大説明図、第
12図は従来の切替バルブにおけるバルブの軸受部を示す
断面図である。 2……給油切替バルブ、4……給油管 6……主燃料タンク、8……主給油管 10……副燃料タンク、12……副給油管 14……バルブ本体、20……分岐管 22……バルブハウジング、32……バルブ 34……ピン、36……バルブシート 38……軸受部、40……長孔 43……操作機構、44……シャフト 52……ロッド、62……操作レバー 70……第1ロックレバー、82……支持軸 84……第2ロックレバー、86……掛止面 88……爪、90……解除用ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16K 31/46 Z (72)考案者 三重野 浩市 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−184032(JP,U) 実開 昭62−6643(JP,U) 実公 昭46−9347(JP,Y1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】給油管に連通する流入口と、主燃料タンク
    側給油管に連通する主流出口と、副燃料タンク側給油管
    に連通する副流出口とを備えたバルブ本体と、 前記主流出口と副流出口との分岐部に配設され、一側を
    支点として回動することで前記流入口と主流出口又は副
    流出口との連通を選択的に切替えるためのフラップ式バ
    ルブと、 このバルブを外部から回動操作するために前記バルブ本
    体に取付けられるとともに操作力の最終伝達部材である
    ロッドが前記バルブのほぼ中央部に連結された操作機構
    とを有する給油切替バルブにおいて、 前記バルブ本体の外側に回動可能に取付けられ、前記操
    作機構によるバルブの副流出口閉鎖方向への操作時にお
    いてバルブが副流出口のバルブシートに所定の力で押付
    けられたときに操作機構の副流出口開き方向への動きを
    阻止するように該操作機構の一部と係合することでバル
    ブを閉鎖位置に保持するロックレバーと、 操作機構の一部とロックレバーとの係合位置を変更する
    ための係合位置調整手段と、 操作機構に係合されたロックレバーをその係合を外す方
    向に回動させてバルブのバルブシートに対する押付け状
    態を解除する係合解除手段とを備えた給油切替バルブ。
JP1989023458U 1989-03-01 1989-03-01 給油切替バルブ Expired - Lifetime JPH0755141Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989023458U JPH0755141Y2 (ja) 1989-03-01 1989-03-01 給油切替バルブ

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JPH02114523U JPH02114523U (ja) 1990-09-13
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ID=31242467

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JP1989023458U Expired - Lifetime JPH0755141Y2 (ja) 1989-03-01 1989-03-01 給油切替バルブ

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JP (1) JPH0755141Y2 (ja)

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JPH0317168Y2 (ja) * 1985-06-26 1991-04-11
JPH0443378Y2 (ja) * 1986-05-14 1992-10-14

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JPH02114523U (ja) 1990-09-13

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