JPH0317168Y2 - - Google Patents

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JPH0317168Y2
JPH0317168Y2 JP1985097276U JP9727685U JPH0317168Y2 JP H0317168 Y2 JPH0317168 Y2 JP H0317168Y2 JP 1985097276 U JP1985097276 U JP 1985097276U JP 9727685 U JP9727685 U JP 9727685U JP H0317168 Y2 JPH0317168 Y2 JP H0317168Y2
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blade
duct
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shaft
blades
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば実験動物飼育舎の空調施設
や、放射性物質を扱う工場などの空調施設におい
て、殺菌のため、あるいは緊急遮断を行うために
気密性を向上させた気密型ダンパに関する。
[従来の技術] 例えば、実験動物飼育舎の空調施設の給気また
は排気ダクトの構成は第4図のようになつてい
る。これはその外部開口端にフアン21が取り付
けられたメインダクト22と、このメインダクト
22と各部屋をつなぐ枝ダクト23が設けられ、
この枝ダクトの部屋側開口部にはそれぞれダンパ
24が取り付けられ、通常はダンパ24が開かれ
て空調施設の給気または排気ダクトとして使用さ
れる。そして、例えば一つの部屋の実験が終了す
るなどして、その部屋を殺菌のため燻蒸する場合
には当該部屋のダンパ24を閉めて他の部屋から
隔離するようになつているので、燻蒸煙を他の部
屋にまわらせないためにダンパに気密性が要求さ
れる。
このダンパ24としては従来、第5図及び第6
図に示されるようなものが使用されている。これ
はダクト25の対向壁間に羽根26付きのシヤフ
ト27が架設され、また、内壁に沿つてゴムや樹
脂等の弾性材料からなるシール部材28が取り付
けられ、シヤフト27の回動により羽根26が開
閉されるとともに、閉鎖時にはシール部材28が
羽根26に密着して気密性を保持するようにして
いる。なお、シヤフト27を回動させる駆動装置
としては、例えば電動モータなどが使用される。
[考案が解決しようとする問題点] ところで上記のようなダンパにおいてはその気
密性を保持することが難しいという問題点があつ
た。すなわち、羽根26はシヤフト27の回動に
よつて駆動されるが、羽根26がシール部材28
に押圧される圧力はシヤフト27から遠くなるに
従つて弱くなるため、羽根26の自由端側の密着
度が落ちることになる。特に、シヤフト27、羽
根26の基端側のシール部材28、羽根26の自
由端側のシール部材28の三者の位置の寸法精度
が充分でない場合、羽根26やシヤフト27の撓
みなどもあつて〓間ができやすい。
また、上記のようなダンパは通常は開かれた状
態で使用されるが、気流による振動でばたつきや
すいという問題点がある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記のような問題点を解決するた
め、ダクトを開閉する羽根を回動自在に設け、こ
の羽根に対向する位置に駆動軸を設け、上記羽根
と上記駆動軸の間に駆動軸の回動により上記羽根
を開閉させるリンク部材を架設したものである。
[作用] このような気密型ダンパによれば、羽根を回動
させるリンク部材がシール部材の間に固定されて
いるので、羽根を閉鎖させるためのトルクが周囲
のシール部材に均等にかかりシール部材を均等に
押圧して〓間ができにくくするので、駆動のため
のモータを小さくできる。また、開放時にはリン
ク部材が羽根を固定するので、気流によりばたつ
くことを抑える。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図を
参照して説明する。
これらの図において符号1はダクト2の壁間に
架設されこのダクト2を開閉自在に覆う羽根、符
号3は上記ダクト2の内部の上記羽根1に対向す
る位置に設けられた駆動軸、符号4は上記羽根1
と上記駆動軸3の間に架設され、駆動軸3の回動
により上記羽根1を開閉させるリンク部材であ
り、これらが本考案の気密型ダンパの主要構成部
材である。
上記羽根1はダクト2の長方形の横断面よりや
や小さい板状で、ダクト2の左右側壁の間に架設
された回転軸5を中心に回動されてダクト2を開
閉自在に覆つている。また、上記ダクト2には、
羽根1の閉鎖位置において羽根1の裏面(開くと
きの回動方向と反対側の面)に当接するようにダ
クト2内壁に沿つてシール部材6が配設されてい
る。このシール部材6はゴム、樹脂等の弾性材料
から作られ、ダクト2の内壁に取り付けられた取
付具7に貼付されている。
上記駆動軸3は上記羽根1の裏面中央に対向す
る位置にダクト2の側壁に軸支されて設けられ、
この駆動軸3のダクト2の外側端部には駆動モー
タ、減速機等からなる駆動装置(図示略)が設け
られている。
上記リンク部材4は、一端を駆動軸3に嵌装さ
れて駆動軸3とともに回動する第1アーム8と、
一端をこの第1アーム8の自由端に枢着され、他
端を上記羽根1の裏面の金具9に枢着された第2
アーム10とから構成され、両アーム8,10の
総長さは第1図に示すように羽根1が全開された
ときに両アーム8,10が一直線になるように設
定されている。
上記金具9の位置は、羽根1がシール部材6の
各部をできるだけ等しく押圧するとともに、羽根
1を全開させるための駆動軸5の回転角度が90度
になるように、また、アーム8,10が他の部材
と干渉しないような位置に設定してある。
なお、上記駆動軸3の軸受部はシール用Oリン
グ等が配されて、気密に保たれ、上記回転軸5の
外端部はシール金具5aにより覆われている。
上記のように構成された気密型ダンパにおいて
は、羽根1を閉鎖した状態(第1図参照)で羽根
1はその中央部の金具9により力を受けてシール
部材6に押圧されるので、シール部材6の回転軸
5に近い部分も遠い部分も均等に押圧される。従
つて、羽根1とシール部材6との密着性が良くな
り、製造時の寸法精度誤差や、シール部材6の劣
化による影響も少なくできる。また、回転軸5の
回動によつて羽根1を回動させるようになつてい
ないので、回転軸5の捻れや羽根1の撓みにる影
響も少ない。
第3図は本考案の他の実施例を示すもので、回
転軸5の軸受孔11がダクト2の長手方向に平行
な長円に形成されて、羽根1自体がこの方向にわ
ずかの距離可動となつている。回転軸5はブツシ
ユメタル12を介してこの軸受孔11に挿入さ
れ、このブツシユメタル12にはダクト壁との間
に、長手方向の前後に回転軸5を付勢するばね1
3,14が取り付けられている。
この例においては、リンク部材4の引つ張り力
によつて羽根1が回転軸5ごと平行に移動するの
で、羽根1とシール部材6が各位置で均一に当接
し、その密着性が一層強められるという作用効果
を発揮する。また、開放時にリンク部材4が直線
的になり、つつかい棒の役目をするので、気流に
よつて振動したり、その他の影響によりばたつく
ことがない。
[考案の効果] 本考案は、ダクトを開閉自する羽根を回動自在
に設け、この羽根に対向する位置に駆動軸を設
け、上記羽根と上記駆動軸の間に駆動軸の回動に
より上記羽根を開閉させるリンク部材を架設した
構成であるので、羽根を閉鎖させるためのトルク
が周囲のシール部材に均等にかかりシール部材を
均等に押圧して〓間ができにくくする。それによ
つて、駆動モータを小さくでき、製造時の寸法精
度誤差や、シール部材の劣化による影響も少なく
でき、回転軸の捻れや羽根の撓みにる影響も少な
い。またリンク部材が開放時に羽根を固定するの
で、羽根がばたつくことを防ぐ。そして上記のよ
うに気密性を向上させることができるので、実験
動物の飼育舎の空調施設などの気密性を要する遮
断用ダンパに採用されても事故の発生を防ぐこと
ができるなどの優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の正面断面図、第2
図はその側面図、第3図は本考案の他の実施例の
回転軸の軸受部を示す部分図、第4図はダクト全
体の略図、第5図は従来のダンパの正面断面図、
第6図はその側面図である。 1……羽根、2……ダクト、3……駆動軸、4
……リンク部材、5……回転軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ダクト2内に回動自在に設けられこのダクト
    2を開閉する羽根1と、この羽根1に対向する
    位置に設けられた駆動軸3と、上記羽根1と上
    記駆動軸3の間を連結し、駆動軸3の回動によ
    り上記羽根1を開閉させるリンク部材4とを備
    えていることを特徴とする気密型ダンパ。 (2) 上記羽根1の回転軸5がダクト2の軸方向に
    移動自在に設けられていることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の気密型ダン
    パ。
JP1985097276U 1985-06-26 1985-06-26 Expired JPH0317168Y2 (ja)

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JPS626643U JPS626643U (ja) 1987-01-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9331083B2 (en) 2009-07-10 2016-05-03 Micron Technology, Inc. Techniques for providing a semiconductor memory device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0755141Y2 (ja) * 1989-03-01 1995-12-20 愛三工業株式会社 給油切替バルブ
JP2528517B2 (ja) * 1989-05-12 1996-08-28 日産自動車株式会社 フラップバルブ装置
JP6122288B2 (ja) * 2012-12-10 2017-04-26 空研工業株式会社 ダンパ装置

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US9331083B2 (en) 2009-07-10 2016-05-03 Micron Technology, Inc. Techniques for providing a semiconductor memory device

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JPS626643U (ja) 1987-01-16

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