JP2544537B2 - ダンパ―装置 - Google Patents

ダンパ―装置

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JP2544537B2
JP2544537B2 JP3104272A JP10427291A JP2544537B2 JP 2544537 B2 JP2544537 B2 JP 2544537B2 JP 3104272 A JP3104272 A JP 3104272A JP 10427291 A JP10427291 A JP 10427291A JP 2544537 B2 JP2544537 B2 JP 2544537B2
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center
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lip
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基 北住
雅行 松原
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は通風系の途中に設けら
れ、通風系の開閉及び通風量の調節を行なうダンパー装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記この種の従来におけるダンパー装置
は、例えば特開平1−127850号公報や特開平2−
115650号公報に開示されているような構成であ
る。即ち、円筒形の本体内に円板形の羽根を設け、羽根
をモータやロータリーソレノイドにより回動させるよう
になっている。本体は通風系を構成するダクトに接続さ
れ、通風系の一部を構成する。羽根は開放状態では空気
の流れに平行となり、閉止時には空気の流れに直交する
状態になり本体の通風路を閉止する。羽根を動かすモー
タやロータリーソレノイド等の駆動装置は取付部材を介
して本体の外側に取り付けられ、その出力軸が本体内の
羽根に連結されている。
【0003】上記構成のダンパー装置は駆動装置への通
電により羽根が動き、通風系を開放したり閉止したりす
ることができる。通風系が例えば各部屋に冷房用の冷気
を送る搬送路として構成されている場合には、冷房の必
要な部屋に対するダンパー装置は開放され、冷房の不要
な部屋に対するダンパー装置は閉止される。これにより
部屋毎に冷房を必要に応じて実施することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなダンパー
装置においては、羽根が円形で本体の通風路の横断面形
状に対応しているため、閉止状態においても羽根自体で
は通風路を完全に閉止することはできないうえ、羽根を
閉止位置以上に回動させないようにするストッパ等も必
要である。
【0005】この発明はかかる従来の課題を解決するた
めになされたもので、閉め切り性能が良く、駆動装置に
掛かる回転負荷の少ないダンパー装置を得ることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るダンパー
装置は、円形断面の風路を楕円形のブレードをモータに
より短軸を回転中心として回動させて開閉するダンパー
装置であって、そのブレードの外周に閉止時において風
路の内周面に密接するゴム材等よりなるリップを呈出さ
せるとともに、このリップのブレード端からの突き出し
量を回転中心付近は大きく、回転中心から遠ざかる程少
なくしたものである。
【0007】またこの発明に係る他のダンパー装置は、
特に楕円形のブレードの外周に閉止時において風路の内
周面に密接するゴム材等よりなるリップを呈出させると
ともに、このリップの肉厚を回転中心付近は薄く、回転
中心から遠ざかる程厚くしたものである。
【0008】
【作用】この発明におけるダンパー装置においては、ブ
レードが楕円形であるので閉止状態から全開状態までの
回動量が小さくてすむうえ、ブレードの外周に呈出した
ゴム材等よりなるリップが閉止時において風路の内周面
に密接するので閉め切り性能が良くなる。また、リップ
はブレードの回転中心付近の突き出し量が大きく回転中
心から遠ざかるほど突き出し量が少なくなっているの
で、リップの風路内周面への接触による抵抗が全体とし
て小さくなり、モータへの回転負荷トルクが軽減するこ
とになる。
【0009】またこの発明における他のダンパー装置に
おいては、特にブレードの外周に呈出させたリップの肉
厚が回転中心付近は薄く、回転中心から遠ざかる程厚く
なっているので、リップの風路内周面への接触による抵
抗が全体として小さくなり、モータへの回転負荷トルク
が軽減することになる。
【0010】
【実施例】
実施例1 図1はこの発明の一実施例を示すダンパー装置の側面
図、図2は同じくその要部の平面図、図3は同じく要部
の側面図である。この実施例のダンパー装置は、円形断
面の風路をもつ両端の開放した円筒形状の本体1内に楕
円形のブレード2がその短軸を回転中心として回動可能
に軸3により支持されている。本体1の両端は接続部と
してダクト接続可能に構成されている。また本体1の外
周部には取付足4を介してモータ5が取り付けられてい
て、本体1内に枢支されたブレード2の軸3にその回転
軸がトルク伝達可能に連結されている。ブレード2は図
2及び図3により示すように、本体1の風路を斜めに切
断した時の切断面の形状に相似した楕円形に形成され、
その短軸には軸3が固定され、片面にはブレード2の外
周に呈出するリップ6を構成するゴム材が接合されてい
る。リップ6はブレード2の閉止時に本体1の風路内面
に密接し、当該部の気密を保持する気密保持部材であ
り、そのブレード2端縁からの突き出し量は回転中心付
近は大きく、回転中心から遠ざかる程少なくされてい
る。従って、リップ6の撓み剛性はブレード2の回転中
心付近が最小で、回転中心から遠ざかるほど大きくなっ
ている。
【0011】上記の構成のダンパー装置は集中方式の冷
暖房システムにおける冷房用ダクト系や暖房用ダクト系
の各部屋への吹き出し口付近に取付けられ、当該部の通
風路を必要に応じて開閉することになる。このダンパー
装置においては、ブレード2が円形でなく楕円形である
ので、全開から閉止までの回転量は小さく、回転量の調
節により、きめの細かい通風量の調節が可能であるう
え、ブレード2の形状からそれ自体で閉め切り性も向上
する。モータ5の回転により閉止動するブレード2は、
外周に呈出しているリップ6が風路内面に密接すること
により気密状態に当該部を閉止することになるが、リッ
プ6はブレード2の回転中心付近で突き出し量が大きく
回転中心から遠ざかるほど突き出し量が少なくなってい
るので、リップ6の風路内周面への接触による抵抗は全
体として小さくなり、モータ5への回転負荷トルクは軽
減する。従って、開閉動作の円滑化やモータの小型化が
推進できる。
【0012】実施例2 図4と図5に示す実施例は、前例と同等の作用効果を得
るべく、リップ6の肉厚を回転中心付近は薄く、回転中
心から遠ざかる程厚くしてリップ6の撓み剛性をブレー
ド2の回転中心付近が最小で、回転中心から遠ざかるほ
ど大きくしたものである。
【0013】
【発明の効果】以上実施例による説明からも明らかなよ
うに、この発明によればブレードが楕円形でしかも外周
に気密保持部材であるリップが呈出しているので風路の
閉め切り性能が向上するうえ、リップの風路内周面への
接触による抵抗が回転中心付近で最小となるので、モー
タへの回転負荷トルクが軽減し、ブレードの開閉動作の
円滑化やモータの小型化が推進できる
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるダンパー装置の側面図である。
【図2】この発明によるダンパー装置のブレードを単独
に示す平面図である。
【図3】図2におけるブレードの側面図である。
【図4】この発明によるダンパー装置の他の実施例を示
すブレードの平面図である。
【図5】図4におけるブレードの側面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 ブレード 3 軸 5 モータ 6 リップ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形断面の風路を楕円形のブレードをモ
    ータにより短軸を回転中心として回動させて開閉するダ
    ンパー装置であって、上記ブレードの外周に閉止時にお
    いて上記風路の内周面に密接するゴム材等よりなるリッ
    プを呈出させるとともに、このリップのブレード端から
    の突き出し量を回転中心付近は大きく、回転中心から遠
    ざかる程少なくしたことを特徴とするダンパー装置。
  2. 【請求項2】 円形断面の風路を楕円形のブレードをモ
    ータにより短軸を回転中心として回動させて開閉するダ
    ンパー装置であって、上記ブレードの外周に閉止時にお
    いて上記風路の内周面に密接するゴム材等よりなるリッ
    プを呈出させるとともに、このリップの肉厚を回転中心
    付近は薄く、回転中心から遠ざかる程厚くしたことを特
    徴とするダンパー装置。
JP3104272A 1991-05-09 1991-05-09 ダンパ―装置 Expired - Fee Related JP2544537B2 (ja)

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JPH04335946A JPH04335946A (ja) 1992-11-24
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KR100518762B1 (ko) * 2005-02-17 2005-09-30 주식회사 제일테크 공동주택용 건식 에어덕트의 배기조절차단판 개폐장치

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JPH04335946A (ja) 1992-11-24

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