JPH0611179A - ダンパ装置 - Google Patents

ダンパ装置

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Publication number
JPH0611179A
JPH0611179A JP16745392A JP16745392A JPH0611179A JP H0611179 A JPH0611179 A JP H0611179A JP 16745392 A JP16745392 A JP 16745392A JP 16745392 A JP16745392 A JP 16745392A JP H0611179 A JPH0611179 A JP H0611179A
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JP
Japan
Prior art keywords
opening
closing member
damper
case
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP16745392A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Tonari
真佐典 隣
Tomoki Orihara
知樹 折原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP16745392A priority Critical patent/JPH0611179A/ja
Publication of JPH0611179A publication Critical patent/JPH0611179A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂製のダンパ本体の経時変化に係わらず、
良好なシール性を確保することのできるダンパ装置の提
供。 【構成】 通風口2を開閉する開閉部材5は、樹脂製の
ダンパ本体6と、このダンパ本体6に貼り着けられたシ
ール部材7(7a、7bを含む)とから成る。そして、
ダンパ本体6の回動軸側と先端側には、開閉部材5のシ
ャット方向へ向かって延設された延設部6b、6cを備
え、これらの延設部6b、6cは、それぞれ開閉部材5
が通風口2を閉塞した状態で、共に通風口2内に入り込
む位置に設けられている。シール部材7a、7bは、開
閉部材5が通風口2を閉塞した状態で、開閉部材5のシ
ャット方向と直交する方向に、各延設部6b、6cとケ
ース3との間で弾性変形を伴って押圧される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体が通過する開口部
を開閉するダンパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用空気調和装置では、内
外気の切替手段あるいは吹出口の切替手段として、ダン
パが使用されている。このダンパは、例えば、図6に示
すように、樹脂製のダンパ本体100とポリウレタンフ
ォーム等のシール部材101より構成されて、回動軸1
02を中心として回転可能に設けられ、開口部103の
閉鎖時には、シール部材101が開口部103を形成す
るケース104の開口部周縁に押圧されることでシール
性が確保される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のダン
パは、樹脂製のダンパ本体が経時変化を起こすことで、
所定の閉鎖位置では開口部を閉じることができなくな
り、シール性を確保するためには過大な操作力が必要と
なる。また、ダンパの回動方向の両側で開口部を開閉す
るような場合(例えば、内外気切替ダンパ)には、ダン
パ本体の経時変化に伴い、一方の開口部を閉鎖するため
に必要な操作力は大きくなり、他方の開口部を閉鎖する
ために必要な操作力は小さくなると言った、ダンパの操
作力が安定しないという課題を生じる。これらの課題
は、近年のダンパの大型化に伴って、より大きな問題と
してクローズアップされてきている。本発明は、上記事
情に基づいて成されたもので、その目的は、樹脂製のダ
ンパ本体の経時変化に係わらず、良好なシール性を確保
することのできるダンパ装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、流体が通過する開口部が形成されたケー
スと、前記開口部の周縁部で回動自在に支持された回動
軸と、この回動軸の回動に伴って前記開口部を開閉する
開閉部材より成るダンパ装置において、前記開閉部材
は、一端側が前記回動軸に支持されて前記回動軸と一体
に回動し、前記開閉部材が前記開口部を閉塞した状態
で、少なくとも他端側が前記開閉部材の回動方向とほぼ
直交する方向に、前記開口部周縁の前記ケースと重なる
ように形成された樹脂製のダンパ本体と、このダンパ本
体に取り付けられて、前記開閉部材が前記開口部を閉塞
した状態で、前記開口部周縁の前記ケースに弾性変形を
伴って押圧されるとともに、少なくとも前記ダンパ本体
の他端側と前記ケースとの間では、前記開閉部材の回動
方向とほぼ直交する方向に弾性変形を伴って前記ケース
に押圧されるシール部材とから成ることを技術的手段と
する。
【0005】
【作用】上記構成より成る本発明のダンパ装置は、開閉
部材が開口部を閉塞した状態で、シール部材が、ダンパ
本体の他端側とケースとの間で、開閉部材の回動方向と
ほぼ直交する方向に弾性変形を伴ってケースに押圧され
る。つまり、開閉部材の作動方向(回動方向)に対し
て、シール部材とケースとの間のシール方向が角度(ほ
ぼ直角)を有することになる。このため、開口部を閉塞
する開閉部材の閉塞位置が所定の位置よりずれても、シ
ール部材が弾性変形を伴って押圧される方向に対する影
響は小さい。
【0006】
【実施例】次に、本発明のダンパ装置の一実施例を図1
および図2を基に説明する。図1はダンパ装置の断面図
である。本実施例のダンパ装置1は、車両用空気調和装
置に適用されて、吹出口モードに応じて作動する吹出口
切替手段として使用される。このダンパ装置1は、吹出
口(図示しない)に通じる送風空気の通風口2(本発明
の開口部)を有するケース3と、通風口2の一方側(図
1下側)で、通風口2の周縁部にてケース3に回動自在
に支持された回動軸4と、この回動軸4の回動に伴って
通風口2を開閉する開閉部材5より構成される。
【0007】この開閉部材5は、一端側が回動軸4に支
持された樹脂製のダンパ本体6と、ポリウレタンフォー
ム等の弾性材で形成されたシール部材7より成る。ダン
パ本体6は、図1に示すように、通風口2の開口面積よ
り大きく形成された矩形状の平面部6aと、この平面部
6aの回動軸4側(一端側)と先端側(他端側)で、開
閉部材5のシャット方向(通風口2を閉じる方向)へ向
かって延設された延設部6b、6cより成る。回動軸4
側の延設部6bは平面部6aに対して直角を成し、先端
側の延設部6cは平面部6aに対して若干回動軸4側へ
傾斜した角度を成すように設けられている。また、これ
らの延設部6b、6cは、開閉部材5が通風口2を閉塞
した状態で、共に通風口2内に入り込む位置に設けら
れ、回動軸4側の延設部6bは、その先端が通風口2よ
り若干突き出る程の長さを有し、先端側の延設部6c
は、その先端が通風口2より大きく突き出る程の長さを
有する。シール部材7は、ダンパ本体6における平面部
6aの延設部6b、6cを有さない面、および延設部6
b、6cの外側面に沿って、それぞれ接着剤等の接合手
段により貼り着けられている。
【0008】次に、本実施例の作動を説明する。選択さ
れた吹出口モードに応じて回動軸4が回転駆動されるこ
とにより、開閉部材5が回動軸4と一体に回転して通風
口2を開閉する。今、通風口2を開いた状態から閉じる
方向へ開閉部材5を回転駆動すると、通風口2を閉塞す
る間際では、図2に示すように、ダンパ本体6の回動軸
4側の延設部6bに沿って貼り着けられたシール部材7
aの角部、および先端側の延設部6cに沿って貼り着け
られたシール部材7bの角部が、それぞれケース3の内
周側端面をかすめながら(あるいは接触しながら)移動
する。開閉部材5の回転移動に伴ってシール部材7a、
7bの先端側(回転方向の先端側)が通風口2内に入り
込んだ後、各シール部材7a、7bは、それぞれ延設部
6b、6cとケース3との間に弾性変形を伴って押圧さ
れる。そして、開閉部材5が通風口2を閉塞した状態で
は、図1に示すように、各シール部材7a、7bにケー
ス3の内周側端面が食い込む程に各シール部材7a、7
bが押圧されることで、十分なシール性が確保される。
【0009】このように、本実施例では、開閉部材5が
通風口2を閉塞した状態で、開閉部材5のシャット方向
(回動方向)に対して、ほぼ直交する方向にシール部材
7a、7bが押圧されてシール性を確保するものであ
る。従って、本実施例のダンパ装置1によれば、樹脂製
のダンパ本体6が経時変化を起こして通風口2を閉塞す
る開閉部材5の閉塞位置にずれが生じてくるような場合
でも、上述のように開閉部材5のシャット方向とシール
方向との間に角度(ほぼ直角)を持たせることにより、
シール部材7a、7bが押圧される押し殺し量が変化し
にくくなる。つまり、シール方向(シール部材7a、7
bが弾性変形を伴って押圧される方向)への影響を小さ
くすることができ、ダンパ本体6の経時変化に係わらず
良好なシール性を確保することができる。
【0010】次に、本発明の第2実施例を説明する。図
3は第2実施例に係るダンパ装置1の断面図である。こ
のダンパ装置1は、開閉部材5が通風口2を閉塞した状
態で、図3に示すように、回動軸4側と先端側との間で
ダンパ本体6が通風口2内に入り込むように形成されて
いる。従って、ダンパ本体6の回動軸4側と先端側に貼
り着けられたシール部材7a、7bは、開閉部材5が通
風口2を閉塞した状態で、開閉部材5の回動方向と直交
する方向にそれぞれケース3の内周側端面に押圧される
ことにより、上記第1実施例と同様に、ダンパ本体6の
経時変化に係わらず良好なシール性を確保することがで
きる。
【0011】次に、本発明の第3実施例を説明する。図
4は第3実施例に係るダンパ装置1の断面図である。こ
のダンパ装置1は、図4に示すように、ダンパ本体6の
先端側が、開閉部材5のシャット方向に90度屈曲され
るとともに、このダンパ本体6の先端側に対応するケー
ス3の通風口2周縁部が、ダンパ本体6の先端側より内
側(回動軸4側)で開閉部材5側へ90度屈曲形成され
ている。そして、ダンパ本体6の先端側とケース3の通
風口2周縁部とが、開閉部材5の回動方向と直交する方
向に重なるように設けられている。このため、開閉部材
5の先端部では、通風口2を閉塞した状態で、ダンパ本
体6の先端側に貼り着けられたシール部材7bが、ダン
パ本体6とケース3との間で、開閉部材5のシャット方
向と直交する方向に押圧されることにより、ケース3と
の間を気密にシールすることができる。
【0012】次に、本発明の第4実施例を説明する。図
5は第4実施例に係るダンパ装置1の断面図である。こ
のダンパ装置1は、車両用空気調和装置における内外気
切替手段として、ケース3に設けられた内気導入口8
(本発明の開口部)および外気導入口9(本発明の開口
部)を選択的に開閉するものである。本実施例の開閉部
材5は、回動軸4を中心として所定の角度で回動され
て、一方の回動位置(図5に実線で示す位置)では内気
導入口8を閉塞し、他方の回動位置(図5に二点鎖線で
示す位置)では外気導入口9を閉塞する。従って、ダン
パ本体6の両面にシール部材7が貼り着けられており、
ダンパ本体6は、第2実施例で示した形状のものが利用
されている。ダンパ本体6は、第2実施例で示した回動
軸4側と先端側とで屈曲した形状のものが使用される。
これにより、本実施例では、開閉部材5が内気導入口8
および外気導入口9を閉塞した状態で、共に開閉部材5
のシャット方向とシール方向との間に角度を持たせるこ
とができるため、ダンパ本体6の経時変化に係わらず良
好なシール性を確保することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明のダンパ装置は、開閉部材のシャ
ット方向とシール方向との間に角度を持たせることがで
きるため、ダンパ本体(樹脂製)の経時変化に係わらず
良好なシール性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るダンパ装置の断面図
である。
【図2】本発明の第1実施例に係るダンパ装置の作動説
明図である。
【図3】本発明の第2実施例に係るダンパ装置の断面図
である。
【図4】本発明の第3実施例に係るダンパ装置の断面図
である。
【図5】本発明の第4実施例に係るダンパ装置の断面図
である。
【図6】従来技術に係るダンパ装置の断面図である。
【符号の説明】
1 ダンパ装置 2 通風口(開口部) 3 ケース 4 回動軸 5 開閉部材 6 ダンパ本体 7 シール部材 8 内気導入口(開口部) 9 外気導入口(開口部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体が通過する開口部が形成されたケース
    と、 前記開口部の周縁部で回動自在に支持された回動軸と、 この回動軸の回動に伴って前記開口部を開閉する開閉部
    材より成るダンパ装置において、 前記開閉部材は、 一端側が前記回動軸に支持されて前記回動軸と一体に回
    動し、前記開閉部材が前記開口部を閉塞した状態で、少
    なくとも他端側が前記開閉部材の回動方向とほぼ直交す
    る方向に、前記開口部周縁の前記ケースと重なるように
    形成された樹脂製のダンパ本体と、 このダンパ本体に取り付けられて、前記開閉部材が前記
    開口部を閉塞した状態で、前記開口部周縁の前記ケース
    に弾性変形を伴って押圧されるとともに、少なくとも前
    記ダンパ本体の他端側と前記ケースとの間では、前記開
    閉部材の回動方向とほぼ直交する方向に弾性変形を伴っ
    て前記ケースに押圧されるシール部材とから成ることを
    特徴とするダンパ装置。
JP16745392A 1992-06-25 1992-06-25 ダンパ装置 Pending JPH0611179A (ja)

Priority Applications (1)

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JP16745392A JPH0611179A (ja) 1992-06-25 1992-06-25 ダンパ装置

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JPH0611179A true JPH0611179A (ja) 1994-01-21

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ID=15849976

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JP16745392A Pending JPH0611179A (ja) 1992-06-25 1992-06-25 ダンパ装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09296160A (ja) * 1996-03-04 1997-11-18 Inoac Corp シール材用ポリウレタンフォーム及びそれを用いた空気調和装置用ドア

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09296160A (ja) * 1996-03-04 1997-11-18 Inoac Corp シール材用ポリウレタンフォーム及びそれを用いた空気調和装置用ドア

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