JP2998292B2 - ダンパ装置 - Google Patents
ダンパ装置Info
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- JP2998292B2 JP2998292B2 JP14862291A JP14862291A JP2998292B2 JP 2998292 B2 JP2998292 B2 JP 2998292B2 JP 14862291 A JP14862291 A JP 14862291A JP 14862291 A JP14862291 A JP 14862291A JP 2998292 B2 JP2998292 B2 JP 2998292B2
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- Japan
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- valve body
- opening
- elastic seal
- seal portion
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車用空調装
置の空気流切換えを行うダンパ装置に関する。
置の空気流切換えを行うダンパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のダンパ装置として自動車
用空調装置の空気取入れダンパを例として説明する。
用空調装置の空気取入れダンパを例として説明する。
【0003】従来のダンパ装置は、例えば実開昭49−
79825号公報に示されるように金属体よりなる弁本
体がケースに支持されたシャフトによって回動自在に支
持されたものがある。この弁本体の周囲にはシールゴム
が取付けられ、このゴムをケースに当接させたわませて
風漏れを防止するようになっている。
79825号公報に示されるように金属体よりなる弁本
体がケースに支持されたシャフトによって回動自在に支
持されたものがある。この弁本体の周囲にはシールゴム
が取付けられ、このゴムをケースに当接させたわませて
風漏れを防止するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の構成では
シール部を有する弁本体が例えばリンク機構を介して手
動または電動アクチュエータにより揺動駆動され、この
弁本体が開口部を閉じる方向に揺動する。するとシール
ゴムがケースに当接し、風漏れがない状態で弁本体が停
止するように停止中心位置が設定されている。
シール部を有する弁本体が例えばリンク機構を介して手
動または電動アクチュエータにより揺動駆動され、この
弁本体が開口部を閉じる方向に揺動する。するとシール
ゴムがケースに当接し、風漏れがない状態で弁本体が停
止するように停止中心位置が設定されている。
【0005】しかし、停止中心位置を越えて、弁本体が
動くことが往々にして発生し、この場合は、開口部を開
ける方向に弁本体を揺動するとき、大きな反転力が必要
となる。
動くことが往々にして発生し、この場合は、開口部を開
ける方向に弁本体を揺動するとき、大きな反転力が必要
となる。
【0006】この結果、手動で弁本体の駆動を行う場合
に操作が行い難くなったり、電動アクチュエータで弁本
体の駆動を行う場合は大きな駆動力を得るために電動ア
クチュエータを大型化する必要があるという問題があっ
た。
に操作が行い難くなったり、電動アクチュエータで弁本
体の駆動を行う場合は大きな駆動力を得るために電動ア
クチュエータを大型化する必要があるという問題があっ
た。
【0007】そこで本発明は空気流の切換え操作にあた
って、ケースの開口部を開く方向に弁本体を操作する場
合、弁本体の操作力の低減を図ったダンパ装置を提供す
ることを目的とするものである。
って、ケースの開口部を開く方向に弁本体を操作する場
合、弁本体の操作力の低減を図ったダンパ装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、ケースに設けられた開口部(3)と、前記開口部の
内壁に設けられた傾斜面(2a)と、前記開口部にシャ
フトを介して揺動自在に支持され、かつ、前記開口部を
開閉する弁本体(6)と、前記傾斜面に当接するように
前記弁本体に設けられた弾性シール部(7)とを備え、
前記弁本体が前記開口部を閉じる方向に揺動するにつれ
て前記弾性シール部と前記傾斜面との接触圧力ならびに
前記弾性シール部の変形度が大きくなるダンパ装置にお
いて、前記開口部に、前記弁本体の揺動の範囲および前
記弾性シール部の変形度を規制するストッパ部(8)を
設けたものである。
に、ケースに設けられた開口部(3)と、前記開口部の
内壁に設けられた傾斜面(2a)と、前記開口部にシャ
フトを介して揺動自在に支持され、かつ、前記開口部を
開閉する弁本体(6)と、前記傾斜面に当接するように
前記弁本体に設けられた弾性シール部(7)とを備え、
前記弁本体が前記開口部を閉じる方向に揺動するにつれ
て前記弾性シール部と前記傾斜面との接触圧力ならびに
前記弾性シール部の変形度が大きくなるダンパ装置にお
いて、前記開口部に、前記弁本体の揺動の範囲および前
記弾性シール部の変形度を規制するストッパ部(8)を
設けたものである。
【0009】
【作用】この種のダンパ装置を構成する場合、ケースの
開口部の内壁は弁本体(6)が開口部(3)を閉じる方
向に揺動するにつれて開口部が狭くなるように傾斜面
(2a)が設けられ、弁本体が開口を閉じる方向に揺動
すると弁本体に取付けられた弾性シール部(7)が開口
部の傾斜面(2a)に当接し、弁本体が開口部を閉じる
につれて弾性シール部と傾斜面との接触圧力ならびに弾
性シール部の変形度が大きくなる。
開口部の内壁は弁本体(6)が開口部(3)を閉じる方
向に揺動するにつれて開口部が狭くなるように傾斜面
(2a)が設けられ、弁本体が開口を閉じる方向に揺動
すると弁本体に取付けられた弾性シール部(7)が開口
部の傾斜面(2a)に当接し、弁本体が開口部を閉じる
につれて弾性シール部と傾斜面との接触圧力ならびに弾
性シール部の変形度が大きくなる。
【0010】しかるに、本発明においては、開口部にス
トッパ部(8)を設けることにより、弁本体が開口部を
閉じる方向に揺動する範囲を規制し、弾性シール部の変
形度を小さくすることができる。
トッパ部(8)を設けることにより、弁本体が開口部を
閉じる方向に揺動する範囲を規制し、弾性シール部の変
形度を小さくすることができる。
【0011】又、ストッパ部(8)は弁本体(6)と開
口部(3)との間の寸法・角度を規定するものであるた
め、開口部(3)自体にストッパ部(8)を設けること
により、前記寸法・角度を正確に設定できる。
口部(3)との間の寸法・角度を規定するものであるた
め、開口部(3)自体にストッパ部(8)を設けること
により、前記寸法・角度を正確に設定できる。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように本発明においては、過
度な弾性シール部の変形を防止できるので、所定の比較
的弱い操作力でダンパ装置を開閉操作でき、また、必要
以上に弾性シール部が変形しないため、長期間にわたっ
て良好なシール性を維持できるという効果がある。
度な弾性シール部の変形を防止できるので、所定の比較
的弱い操作力でダンパ装置を開閉操作でき、また、必要
以上に弾性シール部が変形しないため、長期間にわたっ
て良好なシール性を維持できるという効果がある。
【0013】
【実施例】図1は、本発明のダンパ装置の揺動部分のみ
の上面図であり、図2は図1のA−A線に沿う断面図で
ある。
の上面図であり、図2は図1のA−A線に沿う断面図で
ある。
【0014】なお、図1には想像線で開口部3およびス
トッパ部8が示されている。1は本発明に係わるダンパ
装置であり、2はダンパ装置1のケースである。3はケ
ース2に設けられた空気流の通路である開口部であり、
2aは開口部3の周囲に設けられたケース2の傾斜面で
ある。
トッパ部8が示されている。1は本発明に係わるダンパ
装置であり、2はダンパ装置1のケースである。3はケ
ース2に設けられた空気流の通路である開口部であり、
2aは開口部3の周囲に設けられたケース2の傾斜面で
ある。
【0015】5は両端5a,5bをケース2に軸支され
た合成樹脂製のシャフトであり、このシャフト5には合
成樹脂製の弁本体6が一体的に取り付けられている。弁
本体6の周囲には、開口部3に設けられ傾斜面2aと当
接する位置に弾性シール部7が一体に設けられている。
た合成樹脂製のシャフトであり、このシャフト5には合
成樹脂製の弁本体6が一体的に取り付けられている。弁
本体6の周囲には、開口部3に設けられ傾斜面2aと当
接する位置に弾性シール部7が一体に設けられている。
【0016】弁本体6のシャフト5側には、シャフト5
と平行にゴム製のシール板9が設けられ、このシール板
9は弁本体6が開口部3を閉じるときシャフト5が取り
付けられているケース基部12付近全体に設けられてい
る合成樹脂製の突部10aに当接する様になっている。
と平行にゴム製のシール板9が設けられ、このシール板
9は弁本体6が開口部3を閉じるときシャフト5が取り
付けられているケース基部12付近全体に設けられてい
る合成樹脂製の突部10aに当接する様になっている。
【0017】ケース2には弁本体6が開口部3を閉じた
ときに停止する停止中心線Bが設定されている。ケース
2の開口部3の底部コーナ部11には、矢印C方向から
見て略二等辺三角形状のストッパ部8が設けられてい
る。
ときに停止する停止中心線Bが設定されている。ケース
2の開口部3の底部コーナ部11には、矢印C方向から
見て略二等辺三角形状のストッパ部8が設けられてい
る。
【0018】なお、この実施例ではストッパ部8を略二
等辺三角形状としたが、この形状は、空気流の流れを極
端に変えない程度であれば種々変更が可能であることは
言うまでもない。
等辺三角形状としたが、この形状は、空気流の流れを極
端に変えない程度であれば種々変更が可能であることは
言うまでもない。
【0019】図3および図4は以上の構成から成るダン
パ装置1の作動を示す要部断面図であり、図3は弁本体
6がストッパ部8に当接して停止した状態を示すもので
あり、弁本体6は停止中心線B上に停止している。
パ装置1の作動を示す要部断面図であり、図3は弁本体
6がストッパ部8に当接して停止した状態を示すもので
あり、弁本体6は停止中心線B上に停止している。
【0020】図4は図3と同様に弁本体6が開口部3
(図2)を閉じた状態であるが、リンク機構等の作動誤
差により弁本体6がストッパ部8に当接しない状態で停
止しているものである。弁本体6に一体に取り付けられ
ている弾性シール部7は、このような状態にあっても、
開口部3の傾斜面2aと当接してシールできる長さに設
定されている。
(図2)を閉じた状態であるが、リンク機構等の作動誤
差により弁本体6がストッパ部8に当接しない状態で停
止しているものである。弁本体6に一体に取り付けられ
ている弾性シール部7は、このような状態にあっても、
開口部3の傾斜面2aと当接してシールできる長さに設
定されている。
【0021】次に、前述の一実施例に係わるダンパ装置
の作動を説明する。弁本体6はリンク機構を介して手動
もしくは電動アクチュエータによりシャフト5を中心に
揺動運動を行う。弁本体6が開口部3を閉じ位置に近づ
くと、弁本体6の周囲に設けられた弾性シール部7が開
口部3の傾斜面2aに当接する。
の作動を説明する。弁本体6はリンク機構を介して手動
もしくは電動アクチュエータによりシャフト5を中心に
揺動運動を行う。弁本体6が開口部3を閉じ位置に近づ
くと、弁本体6の周囲に設けられた弾性シール部7が開
口部3の傾斜面2aに当接する。
【0022】傾斜面2aは弁本体6が閉じていくにつれ
て開口部3を狭くするように傾斜している。従って、弁
本体6が開口部3を閉じる方向に揺動すると、弾性シー
ル部7のたわみ量が大きくなる。
て開口部3を狭くするように傾斜している。従って、弁
本体6が開口部3を閉じる方向に揺動すると、弾性シー
ル部7のたわみ量が大きくなる。
【0023】ここで、開口部3の底部11に設けられて
いるストッパ部8により弁本体6の揺動が規制されてい
るため、弾性シール部7のたわみ量も一定量となる。従
って、弁本体6を反転させる場合に、弱い操作力で行う
ことができるとともに、弾性シール部もたわみ過ぎるこ
とがないため、弾性シール部が変形しないので長期間に
わたって良好なシール性を維持できる。
いるストッパ部8により弁本体6の揺動が規制されてい
るため、弾性シール部7のたわみ量も一定量となる。従
って、弁本体6を反転させる場合に、弱い操作力で行う
ことができるとともに、弾性シール部もたわみ過ぎるこ
とがないため、弾性シール部が変形しないので長期間に
わたって良好なシール性を維持できる。
【0024】なお、本発明の一実施例において、ストッ
パ部を略二等辺三角形状のものとしたが、このストッパ
部の形状は弁本体の揺動停止位置を規制できるものであ
れば、種々変更可能であることは言うまでもない。ま
た、ストッパ部はケース2と同一材料で一体成形しても
良い。
パ部を略二等辺三角形状のものとしたが、このストッパ
部の形状は弁本体の揺動停止位置を規制できるものであ
れば、種々変更可能であることは言うまでもない。ま
た、ストッパ部はケース2と同一材料で一体成形しても
良い。
【図1】本発明のダンパ装置の一実施例を示す上面図で
ある。
ある。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】上記一実施例の弁本体がストッパ部に当接した
状態を示す要部断面図である。
状態を示す要部断面図である。
【図4】上記一実施例の弁本体がストッパ部に当接しな
い状態を示す要部断面図である。
い状態を示す要部断面図である。
1 ダンパ装置 2 ケース 2a 傾斜面 3 開口部 5 シャフト 6 弁本体 7 弾性シール部 8 ストッパ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−244241(JP,A) 実開 昭51−86098(JP,U) 実開 平2−32409(JP,U) 実開 昭57−86814(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 13/14 B60H 1/00 102
Claims (1)
- 【請求項1】 ケースに設けられた開口部(3)と、前
記開口部の内壁に設けられた傾斜面(2a)と、前記開
口部にシャフトを介して揺動自在に支持され、かつ、前
記開口部を開閉する弁本体(6)と、前記傾斜面に当接
するように前記弁本体に設けられた弾性シール部(7)
とを備え、前記弁本体が前記開口部を閉じる方向に揺動
するにつれて前記弾性シール部と前記傾斜面との接触圧
力ならびに前記弾性シール部の変形度が大きくなるダン
パ装置において、前記開口部に、前記弁本体の揺動の範
囲および前記弾性シール部の変形度を規制するストッパ
部(8)を設けたことを特徴とするダンパ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14862291A JP2998292B2 (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | ダンパ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14862291A JP2998292B2 (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | ダンパ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04371746A JPH04371746A (ja) | 1992-12-24 |
JP2998292B2 true JP2998292B2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=15456906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14862291A Expired - Fee Related JP2998292B2 (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | ダンパ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2998292B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004036667A1 (de) * | 2004-07-28 | 2006-03-23 | Behr Gmbh & Co. Kg | Luftklappenanordnung |
KR101318139B1 (ko) * | 2013-04-25 | 2013-10-15 | (주)센도리 | 기밀성이 향상된 댐퍼 일체형 브로아 장치 |
CN104596056B (zh) * | 2013-10-30 | 2017-07-18 | 广东美的制冷设备有限公司 | 密封装置及应用该密封装置的空调器 |
JP7122264B2 (ja) * | 2019-01-28 | 2022-08-19 | しげる工業株式会社 | 車両用レジスタ装置 |
-
1991
- 1991-06-20 JP JP14862291A patent/JP2998292B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04371746A (ja) | 1992-12-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19991005 |
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