JPH06229480A - スイング式逆止弁 - Google Patents

スイング式逆止弁

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JPH06229480A
JPH06229480A JP1502593A JP1502593A JPH06229480A JP H06229480 A JPH06229480 A JP H06229480A JP 1502593 A JP1502593 A JP 1502593A JP 1502593 A JP1502593 A JP 1502593A JP H06229480 A JPH06229480 A JP H06229480A
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JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve body
arm
type check
spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP1502593A
Other languages
English (en)
Inventor
Ko Kondo
香 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP1502593A priority Critical patent/JPH06229480A/ja
Publication of JPH06229480A publication Critical patent/JPH06229480A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スイング式逆止弁の弁体が弁箱の壁面に設けら
れたストッパに当って全開になるとき、圧力変動及び流
量変動により生じる弁体とストッパとが繰返し当るチャ
タリング現象を少なくするとともにその騒音を小さくす
る。 【構成】弁箱1に設けられたヒンジピン13の回りを回
動可能に吊り下げられたアーム14に取付けられた弁体
12の前記アーム14に、ヒンジピン13をコイル状に
巻いたねじりコイルばね20の一方の腕20aの端部を
固定し、他方の腕20bの端部を弁体12が開になった
後弁箱1の内壁面に接触するようにしてねじりコイルば
ね20を設け、ばね力によりチャタリング現象を少なく
するとともにその騒音を小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体の流れを一方向の
みに限定するスイング式逆止弁に関する。
【0002】
【従来の技術】流体の流れ方向により、この流体の流れ
を阻止したり、通過させたりする逆止弁として図5に示
すスイング式逆止弁が知られている。図5において弁箱
1は弁入口2を備えた入口フランジ3と、弁出口4を備
えた出口フランジ5と、弁入口2側と弁出口4側とを連
通させる弁座6に設けられた弁口7とを備えて構成さ
れ、弁箱1の上部開口は弁蓋8によりスタッド9とナッ
ト10により締結されて閉鎖されている。弁体12は弁
出口4側の弁箱1に設けられたヒンジピン13の回りに
回動可能なアーム14にナット15等の取付手段により
取付けられて吊り下げられており、アーム14を介して
ヒンジピン13の回りの回動により弁座6の弁口7を開
又は閉にする。
【0003】ストッパ16は弁出口4側の弁箱1に設け
られ、弁体12の全開時弁体12が当って開度を制限す
る。このような構成により、流体が弁入口2から弁箱1
内に流れないときには、弁体12はその自重によりアー
ム14を介してヒンジピン13の回りを回動して弁座6
に坐り、弁口7を閉鎖する。そして流体が弁入口2から
弁箱1内に流入するときには、弁体12は流体の動圧に
よりアーム14を介してヒンジピン13の回りを回動し
て上方に上り、弁口7は開かれ、流体の流量が増加して
弁体12の全開時には、図6に示すように弁体12は弁
出口4側のストッパ16に当って全開が保持される。
【0004】なお、弁出口4から流体が流入、すなわち
逆流するときには弁体12はその自重と流体の逆流時の
動圧によりアーム14を介してヒンジピン13の回りを
回動して弁座6に坐り、弁口7を閉鎖して流体の逆流を
阻止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】流体が弁入口2から流
入して弁箱1内に流れて弁体12が全開するときにはス
トッパ16に当るが、弁体12の全開付近で、流体の圧
力変動及び流量変動があれば、弁箱1に設けられたスト
ッパ16と弁体12とが繰返し当たる、すなわちチャタ
リング現象が生じ、この際騒音が発生するという欠点が
ある。
【0006】本発明の目的は、流体の圧力変動及び流量
変動によるチャタリング現象が起こるのを少なくすると
ともに、チャタリング時の騒音を小さくすることのでき
るスイング式逆止弁を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によれば弁箱に設けられたヒンジピンの回り
を回動可能に吊り下げられた弁体が流体の流れの向きに
より弁座の弁口を開又は閉にするスイング式逆止弁にお
いて、流体の流れにより弁体が開になった後全開に至る
までの間ばね力が生じるばねを弁体に設けるものとす
る。
【0008】なお、上記のばねは、一方の腕の端部が弁
体に固定され、他方の腕の端部が弁体が開になった後弁
箱の内壁に接触するねじりコイルばねであるものとす
る。
【0009】
【作用】スイング式逆止弁の弁体は弁箱に設けられたヒ
ンジピンの回りを回動可能に吊り下げられているが、流
体が弁体の開方向に流れて弁体が開になった後全開に至
る間においてばね力が生じるばね、このばねとして一方
の腕の端部が弁体に固定され、他方の腕の端部が、弁体
が開になった後弁箱の内壁に接触することによりばね力
が生じるねじりコイルばねを弁体に取付けることによ
り、このばね力により弁体の全開にはより大きな動圧を
必要とし、このため流体の圧力変動及び流動変動の幅は
大きくとれるので、多少の圧力変動及び流量変動による
チャタリング現象が少なくなり、さらに弁体の全開時、
弁体が弁箱に設けられたストッパに当る際、ばね力によ
りストッパに当るときの騒音が小さくなる。
【0010】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例について
説明する。図1は本発明の実施例によるスイング式逆止
弁の部分断面図である。なお図1及び後述する図2,図
3において図5の従来例と同一部品には同じ符号を付
し、その説明を省略する。図1において図5の従来例と
異なるのは、弁体12が開になった後ばね力が生じるね
じりコイルばね20を、弁体12が取付られたアーム1
4にその一方の腕20aの端部を固定し、ヒンジピン1
3をコイル状に巻いて他方の腕20bが弁箱1内に伸び
るように設けたことである。
【0011】ここで、流体が弁入口2から弁箱1内に流
入せず、弁体12が閉のときはねじりコイルばね20は
ばね力が生ぜず、したがってねじりコイルばね20の腕
20bは図1に示すように弁箱1の内壁面に接触しな
い。つぎに、流体が弁入口2から流入して流体の動圧に
より弁体12が開き、弁体12の開度が図2に示すよう
になれば、ねじりコイルばね20の腕20bの端部が弁
箱1の内壁面に接触し、ねじりコイルばね20はばね力
が生じ始める。そして流体の流量が増加してその動圧が
増加すれば、ねじりコイルばね20は弁体12がアーム
14を介してヒンジピン13の回りを回動してばね力が
増加した状態で弁体12を全開にし、図3に示すように
弁体12は弁箱1に設けられたストッパ16に当って位
置決めされる。
【0012】したがってねじりコイルばね20の腕20
bの端部が弁箱1の内壁面に接触してから弁体12が全
開になるまでのばね力により、前述のように流体の圧力
変動及び流量変動の幅を大きくとれ、チャタリング現象
を減少させることができる。なお、弁体12の全開時、
ストッパ16に当るときの騒音はねじりコイルばね20
のばね力により小さくなる。
【0013】ここで、スイング式逆止弁を流れる流体の
動圧Pと、弁体12の開度θ、すなわち弁座6と弁体1
2とのなす角度との関係は下記の(1)式で表わされ
る。 P=A・W・tan θ+ばね力 (1) ここで P:動圧 A:弁体面積 W:弁体重量 θ:弁体開度 上記(1)式により従来と同じ動圧で弁体12を全開に
するときには、弁体重量を減少することにより得られ
る。
【0014】図4は、上記のように弁体重量を減少した
ときの流体の動圧と弁体開度との関係を従来例と比較し
て示した特性図である。図4において、実線Pは従来の
スイング式逆止弁の動圧と弁体開度との関係を、破線Q
は弁体重量をばね力に応じて減少させ、弁体の全開時の
動圧を従来例のそれと一致させたときの動圧と弁体開度
との関係を示している。なお、ばね力は弁体開度fから
作用する。
【0015】図4において動圧aのとき従来例及び本発
明によるものではともに弁体が全開時の弁体開度cとな
っている。ここで、動圧がa−b幅で変動したとき従来
例の実線Pでは弁体開度の変動幅はd−c幅となるが、
本発明のものによる破線Qでは弁体開度の変動幅はe−
c幅となって前記d−c幅より小さくなり、チャタリン
グ現象は少なくなる。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、前述の構成により、弁体が開になった後全開ま
での間においてばね力が作用し、全開に要する動圧が大
きくなるので、流体の圧力変動及び流量変動の幅を大き
くとれ、このためチャタリング現象を減少させるととも
にばね力によりチャタリング時の騒音を小さくできる。
【0017】また、ばね力により弁体の重量を小さくで
きるので、弁体を開かせる初期の動圧を少なくすること
ができるとともに、弁体の重量が減少するのでコストを
低減することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による弁体閉時のスイング式逆
止弁の部分断面図
【図2】図1のスイング式逆止弁において、弁体に設け
たばねのばね力が作用し始める弁体開度時のスイング式
逆止弁の部分断面図
【図3】図1のスイング式逆止弁において、弁体全開時
のスイング式逆止弁の部分断面図
【図4】本発明と従来例とによるスイング式逆止弁にお
ける流体の動圧と弁体開度との関係を示す図
【図5】従来の弁体全閉時のスイング式逆止弁の部分断
面図
【図6】図5のスイング式逆止弁において、弁体全開時
のスイング式逆止弁の部分断面図
【符号の説明】
1 弁箱 6 弁座 7 弁口 12 弁体 13 ヒンジピン 14 アーム 20 ねじりコイルばね

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁箱に設けられたヒンジピンの回りを回動
    可能に吊り下げられた弁体が流体の流れの向きにより弁
    座の弁口を開又は閉にするスイング式逆止弁において、
    流体の流れにより弁体が開になった後全開に至るまでの
    間ばね力が生じるばねを弁体に取付けたことを特徴とす
    るスイング式逆止弁。
  2. 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、ばねは一方
    の腕の端部が弁体に固定され、他方の腕の端部が弁体が
    開になった後弁箱の内壁に接触するねじりコイルばねで
    あることを特徴とするスイング式逆止弁。
JP1502593A 1993-02-02 1993-02-02 スイング式逆止弁 Pending JPH06229480A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020057890A (ko) * 2002-05-27 2002-07-12 정종태 틸팅체크밸브
KR101189754B1 (ko) * 2003-12-16 2012-10-10 포레시아 씨스뗌 데샤쁘망 배기 라인 파이프의 단부 밀폐 장치
CN109458476A (zh) * 2017-09-06 2019-03-12 盐城思达德民力阀门有限公司 一种旋启式止回阀
WO2023155396A1 (zh) * 2022-02-16 2023-08-24 中冶南方工程技术有限公司 一种具有缓闭功能的旋启式止回阀

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