JP2920794B2 - 金属弁座バタフライ弁 - Google Patents

金属弁座バタフライ弁

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JP2920794B2 JP30092591A JP30092591A JP2920794B2 JP 2920794 B2 JP2920794 B2 JP 2920794B2 JP 30092591 A JP30092591 A JP 30092591A JP 30092591 A JP30092591 A JP 30092591A JP 2920794 B2 JP2920794 B2 JP 2920794B2
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愿二 岡田
義憲 新崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば上水道などの
各種流体流路を開閉制御するために用いられる金属弁座
バタフライ弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のバタフライ弁として、従来、例
えば特公昭55−18297号公報に開示されたものが
知られており、それを図4により説明する。図4におい
て、1は円筒状流路2を有する弁箱であり、この弁箱1
には、上記円筒状流路2の軸心Pと直交する弁軸3が回
転可能に支承されている。4は上記弁軸3に取り付けら
れて該弁軸3の回転により上記円筒状流路2を開閉する
円盤状の弁体である。上記弁軸3に対応して弁箱1の内
周面には、環状のシート部5が形成されており、このシ
ート部5には、弁軸3と直交方向の平面(図4の紙面)
で上記円筒状流路2の軸心Pに対して傾斜した軸心Qを
有する仮想円筒R0 の周面に一致するシート表面6が形
成されている。一方、上記弁体4の外周面には、この弁
体4が上記円筒状流路2の軸心Pと直角となった全閉状
態で上記シート表面6に密着するシート表面7が形成さ
れている。
【0003】上記構成のバタフライ弁においては、弁軸
3を回転操作して弁体4を円筒状流路2の軸心Pと平行
となる位置まで回動させると、上記円筒状流路2が開放
されて、流体の送給が許容される。また、弁体4を円筒
状流体2の軸心Pと直交するまで回動させれば、弁体4
のシート表面7が弁箱1側のシート表面6に密着し、円
筒状流路2が全閉される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成の従
来のバタフライ弁によれば、弁軸3が弁箱1側のシート
部5を貫通する位置で該弁箱1に支承されているので、
シート部5のシート表面6が周方向で不連続となる。こ
のため、弁軸3の貫通部分(支承部分)に特別なシール
構造の軸受装置が必要となり、全体の構造の複雑化とコ
ストの上昇を招くという欠点がある。
【0005】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、シート面に周方向の連続性を保たせて、弁
軸支承部分の構造の簡素化とコストアップの抑制を図り
つつ、シール性を確保することができる金属弁座バタフ
ライ弁を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、円筒状流路を有し、内周面に環状のシート
部が設けられた弁箱と、上記円筒状流路の軸心と交叉さ
せて上記弁箱に回転可能に支承された弁軸と、この弁軸
に取り付けられて該弁軸の回転により上記円筒状流路を
開閉する円盤状の弁体とを備え、上記弁体の外周面に形
成されたシート表面を該弁体の全閉位置で上記シート部
に形成されているシート表面に密着させるように構成さ
れたバタフライ弁において、上記弁軸と直交方向の平面
と弁軸に平行な方向の平面との双方で上記軸心に対して
傾斜した仮想円筒の周面に上記シート表面を一致させ
て、弁箱における弁軸支承位置に対してシート表面を上
記軸心方向で偏位させたものである。
【0007】
【作用】上記構成のバタフライ弁によれば、弁軸によっ
てシート表面が周方向で分断されることがなくなり、し
たがって、弁軸支承部分での特別なシール構造の軸受装
置が不要となり、構造の簡素化およびコストダウンが達
成される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1、図2および図3はそれぞれ本発明の一実
施例によるバタフライ弁を示す正面図、平面断面図およ
び側面断面図であり、図4に示す従来例と同一の部所に
は、それぞれ同一符号を付して、それらの説明を省略す
る。
【0009】図1および図2において、弁箱1の内周面
に形成されている環状のシート部5のシート表面6は、
弁軸3の直交方向の平面(図2の紙面)で円筒状流路2
の軸心Pに対して傾斜し、かつ図3に示すように弁軸3
に平行な方向の平面(図3の紙面)で上記軸心Pに対し
て傾斜した軸心Sを有する仮想円筒Rの周面に一致する
ように傾斜されており、これにより、弁箱1の弁軸支承
位置に対してシート部5を上記軸心Pの方向で一定長l
(図2,図3)だけ偏位して構成している。なお、図中
の8,9はそれぞれ上記弁箱1に設けられて弁軸3の上
下両端部をそれぞれ支承する軸受部である。
【0010】上記構成のバタフライ弁において、弁軸3
の回転操作による弁体4の円筒状流路2に対する開閉動
作は、従来ものと同じであるので、その説明は省略す
る。ここで、上記弁軸3と直交方向の平面で傾斜させた
仮想円筒Rを、さらに弁軸3に平行な方向の平面で傾斜
させて、その周面にシート表面6を一致させて、該シー
ト表面6を弁軸支承位置から偏位させたので、シート表
面6が弁軸3によって周方向で断たれることがなく連続
性が保たれる。このため、弁軸3の支承部位に特別なシ
ール機能をもった軸受装置などを設ける必要がなくな
り、この部分の構成が簡単となり、安価に製作できるこ
ととなる。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、弁箱のシ
ート部のシート面を、弁軸に直交方向の平面と弁軸に平
行な方向の平面との双方に傾斜した仮想円筒の周面に一
致させたので、シート表面の全周での連続性が保たれ、
弁軸の弁箱での支承部分に対して特別なシール構造の軸
受装置を設ける必要がなくなり、したがって、構造の簡
素化とコストの低減化を図りつつ、全閉状態で良好なシ
ール性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるバタフライ弁を示す正
面図である。
【図2】本発明の一実施例によるバタフライ弁を示す平
面断面図である。
【図3】本発明の一実施例によるバタフライ弁を示す側
面断面図である。
【図4】従来のバタフライ弁を示す平面断面図である。
【符号の説明】
1 弁箱 2 円筒状流路 3 弁軸 4 弁体 5 シート部 6,7 シート表面 P 軸心 R 仮想円筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−122130(JP,U) 実開 昭59−10563(JP,U) 実開 昭57−110366(JP,U) 特公 昭55−18297(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16K 1/22 - 1/228

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状流路を有し、内周面に環状のシー
    ト部が設けられた弁箱と、上記円筒状流路の軸心と交叉
    させて上記弁箱に回転可能に支承された弁軸と、この弁
    軸に取り付けられて弁軸の回転により上記円筒状流路を
    開閉する円盤状の弁体とを備え、上記弁体の外周面に形
    成されたシート表面を該弁体の全閉位置で上記シート部
    に形成されているシート表面に密着させるように構成さ
    れたバタフライ弁において、上記弁軸と直交方向の平面
    と弁軸に平行な方向の平面との双方で上記軸心に対して
    傾斜した仮想円筒の周面に上記シート表面を一致させ
    て、弁箱における弁軸支承位置に対してシート表面を上
    記軸心方向で偏位させたことを特徴とする金属弁座バタ
    フライ弁。
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