JP3003762B2 - メタルシートバタフライ弁 - Google Patents

メタルシートバタフライ弁

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JP3003762B2
JP3003762B2 JP6157746A JP15774694A JP3003762B2 JP 3003762 B2 JP3003762 B2 JP 3003762B2 JP 6157746 A JP6157746 A JP 6157746A JP 15774694 A JP15774694 A JP 15774694A JP 3003762 B2 JP3003762 B2 JP 3003762B2
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valve
metal sheet
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radius
seat
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祥文 中窪
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば上水道などの
各種流体流路を開閉制御するために用いられるメタルシ
ートバタフライ弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のバタフライ弁として、図
6に示すように、円筒形の弁箱101内に、該弁箱10
1の軸線に対して直交する弁軸(図示せず)を介して円
盤状の弁体102を回動可能に支承し、上記弁箱101
の内周面に、一定の角度θで傾斜した平面状のシート面
103aを有する環状のメタルシート103を一体鋳造
で固設し、このメタルシート103に対応して上記弁体
102の外周面に、上記と同様に平面状のシート面10
4aを有する環状のメタルシート104を一体鋳造で固
設してなり、上記弁の全閉位置で上記弁箱101側のメ
タルシート103のシート面103aに弁体102側の
メタルシート104のシート面104aが密着するよう
に構成されたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような構成の
従来のメタルシートバタフライ弁は、弁箱101側のメ
タルシート103のシート面103aと弁体102側の
メタルシート104のシート面104aとが平面同志で
接触するために、面圧が低いだけでなく、両シート面1
03a,104aの接触部位の僅かな精度のばらつきな
どの影響を受け易く、止水性の向上にも限界があった。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、弁箱側メタルシートのシート面と弁体側メタルシー
トのシート面との接触面圧を十分高く確保できるうえ、
両シート面の接触面積も増大して、接触部位の精度に多
少のばらつきがあっても止水性の向上を図ることができ
るメタルシートバタフライ弁を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、円筒状の弁箱と、この弁箱の軸線に対し
て直交する方向に沿った弁軸を介して上記弁箱内に回動
可能に支承された円盤状の弁体と、この弁体の外周面に
固設された環状のメタルシートと、上記弁箱の内周面に
固設されて、上記弁体の全閉時にシート面が上記弁体側
メタルシートのシート面に密着される環状のメタルシー
トとを備えたメタルシートバタフライ弁において、上記
弁体側メタルシートのシート面を、上記弁箱の軸線に直
交して上記弁軸の軸心を通る仮想中心線よりも閉弁方向
後方側に一定距離だけ偏位した中心を有し、かつ上記弁
体の回動半径よりも小さい曲率半径の円弧に沿った凸状
円弧面から構成する一方、上記弁箱側メタルシートのシ
ート面を、上記仮想中心線よりも閉弁方向後方側に一定
距離だけ偏位した中心を有し、かつ上記凸状円弧面の曲
率半径以上の曲率半径の円弧に沿った凹状円弧面から構
成したものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、弁軸を操作して弁体を全閉位
置まで回動変位させると、弁体側メタルシートのシート
面が弁箱側メタルシートのシート面に密着される。この
時、弁体側メタルシートのシート面が特定の曲率半径の
円弧に沿ったで凸状円弧面から構成され、弁箱側メタル
シートのシート面が特定の曲率半径の円弧に沿った凹状
円弧面から構成されているので、両シート面の接触面圧
が十分に高く確保されるうえ、上記シート面同志の接触
面積を増やして接触部位の精度のばらつきを吸収でき、
これにより、優れた止水性を発揮させることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1は本発明の一実施例によるメタルシートバ
タフライ弁を示す縦断側面図である。
【0008】図1において、1は円筒状の弁箱であり、
この弁箱1内には、該弁箱1の軸線Xに対して直交する
方向に沿った弁軸2を介して円盤状の弁体3が回動可能
に支持されている。この弁体3の外周面には、図2に示
すように、一体鋳造などにより環状のメタルシート4が
固設されており、また上記弁箱1の内周面にも、図2に
示すように、一体鋳造などにより環状のメタルシート5
が固設されており、このメタルシート5のシート表面5
aは上記弁体3の全閉時に弁体側メタルシート4のシー
ト表面4aに密着されるようになっている。
【0009】上記弁体3側のメタルシート4のシート表
面4aは、図3に示すように、上記弁箱1の軸線Xに直
交して上記弁軸2の軸心Pを通る仮想中心線Yよりも閉
弁方向の後方側に一定距離D1だけ偏位した中心Q1を
有し、かつ上記弁体3の回動半径Raよりも小さい曲率
半径R1の円弧l1に沿った凸状の円弧面に構成されて
いる。一方、上記弁箱1側のメタルシート5のシート表
面5aは、図4に示すように、上記仮想中心線Yよりも
閉弁方向の後方に一定距離D2だけ偏位した中心Q2を
有し、上記曲率半径R1以上の曲率半径R2の円弧l2
に沿った凹状円弧面に構成されている。
【0010】つぎに、上記構成のメタルシートバタフラ
イ弁の動作について説明する。弁軸2を操作して弁体3
を時計方向(メタルシート4の閉弁方向)に回動変位さ
せると、弁箱1内の流路が開放される。また、弁軸2を
操作して弁体3を反時計方向(メタルシート4の開弁方
向)に回動変位させると、上記弁体3側のメタルシート
4のシート表面4aが図2に示すように、弁箱2側のメ
タルシート5のシート表面5aに密着して、弁箱1内の
流路が閉成される。
【0011】ここで、上記弁体3側のメタルシート4の
シート表面4aが曲率半径R1の円弧l1に沿った凸状
円弧面に構成される一方、弁箱2側のメタルシート5の
シート表面5aが曲率半径R1以上の曲率半径R2の円
弧l2に沿った凹状円弧面に構成されているので、図5
に明示するように、上記シート表面4a,5aの密着状
態において、高い面圧が得られる一方、曲率半径R1に
曲率半径R2を近づけることによりシート表面4a,5
aの接触面積を増やすことが可能であるから、両シート
表面4a,5a同志の接触面部の精度のばらつきなどが
吸収され、したがって、止水性の向上を図ることができ
る。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、弁体側
メタルシートのシート面を特定の曲率半径の円弧に沿っ
た凸状円弧面とする一方、弁箱側メタルシートのシート
面を特定の曲率半径の円弧に沿った凹状円弧面としたの
で、全閉状態で上記弁体側メタルシートのシート面が弁
箱側メタルシートのシート面に密着した際に両シート面
の接触面圧を平均的に分散させて高く確保することがで
きるとともに、シート面同志の接触面積も大きくして、
接触部位の精度のばらつきなどを吸収でき、したがっ
て、シート面の製作に多少のばらつきがあっても、優れ
た止水性を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるメタルシートバタフラ
イ弁を示す縦断側面図である。
【図2】同実施例におけるメタルシートバタフライ弁の
メタルシート部分を全閉状態で示す縦断側面図である。
【図3】弁体側メタルシートのシート表面の形状を示す
縦断側面図である。
【図4】弁箱側メタルシートのシート表面の形状を示す
縦断側面図である。
【図5】弁体側メタルシートのシート表面と弁箱側メタ
ルシートのシート表面との接触状態を示す要部の拡大構
成図である。
【図6】従来のメタルシートバタフライ弁のメタルシー
ト部分の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 弁箱 2 弁軸 3 弁体 4 弁体側メタルシート 4a シート表面 5 弁箱側メタルシート 5a シート表面 D1,D2 距離 l1,l2 円弧 Q1,Q2 中心 Ra 弁体の回動半径 R1,R2 曲率半径 X 弁箱の軸線 Y 仮想中心線

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の弁箱と、この弁箱の軸線に対し
    直交する方向に沿った弁軸を介して上記弁箱内に回動可
    能に支承された円盤状の弁体と、この弁体の外周面に固
    設された環状のメタルシートと、上記弁箱の内周面に固
    設されて、上記弁体の全閉時にシート面が上記弁体側メ
    タルシートのシート面に密着される環状のメタルシート
    とを備えたメタルシートバタフライ弁において、上記弁
    体側メタルシートのシート面を、上記弁箱の軸線に直交
    して上記弁軸の軸心を通る仮想中心線よりも閉弁方向後
    方側に一定距離だけ偏位した中心を有し、かつ上記弁体
    の回動半径よりも小さい曲率半径の円弧に沿った凸状円
    弧面から構成する一方、上記弁箱側メタルシートのシー
    ト面を、上記仮想中心線よりも閉弁方向後方側に一定距
    離だけ偏位した中心を有し、かつ上記凸状円弧面の曲率
    半径以上の曲率半径の円弧に沿った凹状円弧面から構成
    したことを特徴とするメタルシートバタフライ弁。
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JPH0821536A JPH0821536A (ja) 1996-01-23
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US20080051626A1 (en) 2006-08-28 2008-02-28 Olympus Medical Systems Corp. Fistulectomy method between first duct and second duct, ultrasonic endoscope, catheter with balloon, magnet retaining device, and magnet set

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