JP2001004038A - バタフライ弁 - Google Patents

バタフライ弁

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JP2001004038A
JP2001004038A JP11176614A JP17661499A JP2001004038A JP 2001004038 A JP2001004038 A JP 2001004038A JP 11176614 A JP11176614 A JP 11176614A JP 17661499 A JP17661499 A JP 17661499A JP 2001004038 A JP2001004038 A JP 2001004038A
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JP
Japan
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valve
valve body
axis
sheet
box
Prior art date
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Pending
Application number
JP11176614A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Ogawa
嘉之 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 面接触部を高精度で加工しなくても高い止水
性が得られ、全閉時において面接触部に流体圧が直接負
荷されるのを避けて高い止水性を得る。 【解決手段】 弁体1における一方の弁体シート4の流
体の流れ方向下流側に弁箱2の軸線C1に直交する方向
にのびる接触面4Aを設け、一方の弁体シート4に対応
する一方の弁箱シート5の流体の流れ方向上流側に前記
軸線C1に直交する方向にのびる接触面5Aを設ける。
また、他方の弁体シート4の流体の流れ方向上流側に前
記軸線C1に直交する方向にのびる接触面4Aを設け、
他方の弁体シート4に対応する他方の弁箱シート5の流
体の流れ方向下流側に前記軸線C1に直交する方向にの
びる接触面5Aを設けることで、弁体1の全閉状態にお
いて、弁体シート4,4と弁箱シート5、5を前記軸線
C1に直交する方向にのびる1箇所の面接触部6の接触
によって止水する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弁体全閉時の止水
性を向上させたバタフライ弁に関する。
【0002】
【従来の技術】バタフライ弁は、図5および図6に示す
ように、弁体1が弁箱2の軸線C1に直交する軸線C2
を有する弁棒3に取付けられて、該弁棒3とともにその
軸まわりに回転可能に弁箱2に収容され、弁体1の回転
によって該弁体1外周部のメタルシート(弁体シート)
4,4が弁箱2内面のメタルシート(弁箱シート)5、
5に接離して開閉を行うように構成されている。なお、
弁箱1の内面は一様な内径の正円形を呈して軸線C1方
向にのびている。
【0003】このように構成されたバタフライ弁では、
弁体1を図6の実線で示す弁閉位置から仮想線で示す全
開位置にかけて実線矢印方向に回転させると、弁体1の
回転角の拡大に伴って弁箱2の内面と弁体1の外周部の
回転軌跡との間隔および弁体シート4,4と弁箱シート
5、5との間隔が大きくなり、流体(水などの液体)の
通過断面積が拡大されて流量を増大させることができ
る。また、仮想線で示す全開位置から実線で示す弁閉位
置にかけて破線矢印方向に回転させると、弁体1の回転
角の縮小に伴って弁箱2の内面と弁体1の外周部の回転
軌跡との間隔および弁体シート4,4と弁箱シート5、
5との間隔が小さくなり、流体の通過断面積が縮小され
て流量を減少させ、全閉位置では流量を「0」にするこ
とができる。したがって、弁体1を回転角0゜の実線で
示す弁閉位置に位置決めした流量「0」の状態から、回
転角90゜の仮想線で示す全開位置に位置決めした流量
「最大」の範囲内で弁体の回転角に応じて配管の通過流
量を調整することができる。
【0004】従来のメタルタッチ構造のバタフライ弁で
は、弁体1の全閉状態において、弁体シート4,4と弁
箱シート5、5が弁箱2の軸線Cに略平行にのびる1箇
所の面接触部6によって止水するように構成されてい
る。すなわち、図7に示すように、弁体シート4,4そ
れぞれの外周に形成した接触面4Aが弁箱シート5、5
それぞれの内周に形成した接触面5Aにメタルタッチ
(接触)することによって止水している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、弁体シー
ト4,4と弁箱シート5、5が弁箱2の軸線Cに略平行
にのびる1箇所の面接触部6の接触によって止水するよ
うな構成では、弁体1の全閉時において面接触部6に流
体圧が直接負荷されるので、高い止水性を得るために弁
体シート4,4それぞれの接触面4Aと弁箱シート5、
5それぞれの接触面5Aをかなり高精度で加工すること
が要求される。このため、加工が煩雑である難点を有し
ている。しかも、流体圧が面接触部6に直接負荷される
ことは、止水構造として若干不利であるといえる。
【0006】そこで、本発明は、高精度の加工を不要に
して高い止水性を得ることができるとともに、弁体の全
閉時において面接触部に流体圧が直接負荷されるのを避
けることによって、より一層、高い止水性を確保するこ
とができるバタフライ弁を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係るバタフライ弁は、弁体が弁箱の軸線に
交差する軸線を有する弁棒に嵌合して取付けられ、弁棒
とともにその軸まわりに回転可能に弁箱に収容されてい
るとともに、その回転によって弁体外周部の弁体シート
が弁箱内面の弁箱シートに接離して開閉を行うように構
成したバタフライ弁において、前記弁体シートと弁箱シ
ートが前記弁箱の軸線に交差する方向にのびる少なくと
も1箇所の面接触部の接触によって止水するように構成
されていることを特徴としている。
【0008】本発明によれば、弁体シートと弁箱シート
とを弁箱の軸線に交差する方向にのびる少なくとも1箇
所の面接触部で接触させることによって止水しているの
で、弁体の全閉時において面接触部に流体圧が直接負荷
されるのを避けるができる。このため、面接触部を高精
度で加工しなくても高い止水性を得ることができる。ま
た、2箇所以上の面接触部を接触させるように構成する
ことで、止水性をさらに高めることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係るバタフライ
弁の一実施の形態を示す断面図、図2は図1のA−A線
断面図、図3は要部の拡大断面図である。なお、図5な
いし図7の従来例と同一もしくは相当部分には同一符号
を付して説明する。
【0010】図1および図2において、弁体1には弁箱
2の軸線C1に直交する軸線C2を有する弁棒3が嵌合
して取付けられ、弁棒3とともにその軸まわりに回転可
能に弁箱2に収容されており、この弁体1の回転によっ
て該弁体1外周部のメタルシート(弁体シート)4,4
が弁箱2内面のメタルシート(弁箱シート)5、5に接
離して開閉を行うように構成されている。また、弁箱2
の内面は一様な内径の正円形を呈して軸線C1方向にの
びている。
【0011】弁体1における弁棒3の一側半周に設けら
れる一方の弁体シート4(図2における上側の弁体シー
ト4)には、矢印Fで示す流体の流れ方向下流側に弁箱
2の軸線C1に直交する方向にのびる接触面4Aが設け
られ、この一方の弁体シート4に対応する一方の弁箱シ
ート5には、矢印Fで示す流体の流れ方向上流側に弁箱
2の軸線C1に直交する方向にのびる接触面5Aが設け
られている。また、弁体1における弁棒3の他側半周に
設けられる他方の弁体シート4(図2における下側の弁
体シート4)には、矢印Fで示す流体の流れ方向上流側
に弁箱2の軸線C1に直交する方向にのびる接触面4A
が設けられ、この他方の弁体シート4に対応する他方の
弁箱シート5には、矢印Fで示す流体の流れ方向下流側
に弁箱2の軸線C1に直交する方向にのびる接触面5A
が設けられており、実線で示す弁体1の全閉状態におい
て、弁体シート4,4と弁箱シート5、5が弁箱2の軸
線C1に直交する方向にのびる1箇所の面接触部6の接
触によって止水するように構成されている。
【0012】前記構成において、弁体1を図2の実線で
示す弁閉位置から仮想線で示す全開位置にかけて実線矢
印方向に回転させると、弁体1の回転角の拡大に伴って
弁箱2の内面と弁体1の外周部の回転軌跡との間隔およ
び弁体シート4,4と弁箱シート5、5との間隔が大き
くなり、水の通過断面積が拡大されて流量を増大させる
ことができる。また、仮想線で示す全開位置から実線で
示す弁閉位置にかけて破線矢印方向に回転させると、弁
体1の回転角の縮小に伴って弁箱2の内面と弁体1の外
周部の回転軌跡との間隔および弁体シート4,4と弁箱
シート5、5との間隔が小さくなり、流体の通過断面積
が縮小されて流量を減少させ、全閉位置では流量を
「0」にすることができる。したがって、弁体1を回転
角0゜の実線で示す弁閉位置に位置決めした流量「0」
の状態から、回転角90゜の仮想線で示す全開位置に位
置決めした最大流量の範囲内で弁体の回転角に応じて配
管の通過流量を調整することができる。
【0013】一方、弁体シート4,4と弁箱シート5、
5は、弁箱2の軸線C1に直交する方向にのびる1箇所
の面接触部6の接触によって止水しているので、弁体1
の全閉時において面接触部6に流体圧が直接負荷される
のを避けることができる。このため、流体圧が1箇所の
面接触部6に直接負荷される従来例と比較して止水構造
上有利であるとともに、弁体シート4,4それぞれの接
触面4Aと弁箱シート5、5それぞれの接触面5Aを高
精度で加工しなくても高い止水性を得ることができる。
【0014】なお、本発明は、図2に示した実施の形態
にのみ限定されるものではなく、図3のように弁体1に
おける弁棒3の一側半周に設けられる一方の弁体シート
4(図3における上側の弁体シート4)は、外周端部が
流体Fの流れ方向下流側に指向した鍵型に形成し、この
一方の弁体シート4に対応する一方の弁箱シート5は、
内周端部が流体Fの流れ方向上流側に指向した鍵型に形
成するとともに、弁体1における弁棒3の他側半周に設
けられる他方の弁体シート4(図3における下側の弁体
シート4)は、外周端部が流体Fの流れ方向上流側に指
向した鍵型に形成し、この他方の弁体シート4に対応す
る他方の弁箱シート5は、内周端部が流体Fの流れ方向
上流側に指向した鍵型に形成することで、実線で示す弁
体1の全閉状態において、一方の弁体シート4と一方の
弁箱シート5および他方の弁体シート4と他方の弁箱シ
ート5がそれぞれ弁箱2の軸線C1に直交する方向にの
びる2箇所の面接触部6,6の接触によって止水するよ
うに構成することで、図2の構造よりも止水性をさらに
高めることができる。
【0015】また、図4のように弁体1における弁棒3
の一側半周に設けられる一方の弁体シート4(図4にお
ける上側の弁体シート4)には、矢印Fで示す流体の流
れ方向下流側に指向する1つの凹部を形成し、この一方
の弁体シート4に対応する一方の弁箱シート5には、矢
印Fで示す流体の流れ方向上流側に指向する1つの凸部
を形成するとともに、弁体1における弁棒3の他側半周
に設けられる他方の弁体シート4(図4における下側の
弁体シート4)には、矢印Fで示す流体の流れ方向上流
側にに指向する1つの凹部を形成し、この他方の弁体シ
ート4に対応する他方の弁箱シート5には、矢印Fで示
す流体の流れ方向下流側に指向する1つの凸部を形成す
ることで、実線で示す弁体1の全閉状態において、一方
の弁体シート4と一方の弁箱シート5および他方の弁体
シート4と他方の弁箱シート5がそれぞれ弁箱2の軸線
C1に直交する方向にのびる3箇所の面接触部6,6,
6の接触によって止水するように構成してもよい。この
ように、3箇所の面接触部6,6,6の接触によって止
水することで、図3の構造よりも、止水性をさらに高め
ることができる。
【0016】さらに、弁体1における弁棒3の一側半周
に設けられる一方の弁体シート4には、流体の流れ方向
下流側に指向する2つの凸部を形成し、この一方の弁体
シート4に対応する一方の弁箱シート5には、流体の流
れ方向上流側に指向する2つの凸部を形成するととも
に、弁体1における弁棒3の他側半周に設けられる他方
の弁体シート4には、流体の流れ方向上流側にに指向す
る2つの凸部を形成し、この他方の弁体シート4に対応
する他方の弁箱シート5には、流体の流れ方向下流側に
指向する2つの凸部を形成することで、弁体1の全閉状
態において、一方の弁体シート4と一方の弁箱シート5
および他方の弁体シート4と他方の弁箱シート5がそれ
ぞれ弁箱2の軸線C1に直交する方向にのびる5箇所の
面接触部6,6…の接触によって止水するように構成し
てもよい。このように、5箇所の面接触部6,6…の接
触によって止水することで、図4の構造よりも、止水性
をさらに高めることができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るバタ
フライ弁は、弁体シートと弁箱シートが弁箱の軸線に交
差する方向にのびる少なくとも1箇所の面接触部の接触
によって止水するように構成されているので、弁体の全
閉時において面接触部に流体圧が直接負荷されるのを避
けるができる。このため、面接触部を高精度で加工しな
くても高い止水性を得ることができる。また、2箇所以
上の面接触部を接触させるように構成することで、止水
性をさらに高めることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバタフライ弁の一実施の形態を示
す断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明に係るバタフライ弁の他の実施の形態を
示す断面図である。
【図4】本発明に係るバタフライ弁の異なる実施の形態
を示す断面図である。
【図5】従来例の断面図である。
【図6】図5のB−B線断面図である。
【図7】従来のバタフライ弁の面接触部の拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
1 弁体 2 弁箱 3 弁棒 4 弁体シート 5 弁箱シート 6 面接触部 C1 弁箱の軸線 C2 弁棒の軸線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁体が弁箱の軸線に交差する軸線を有す
    る弁棒に嵌合して取付けられ、弁棒とともにその軸まわ
    りに回転可能に弁箱に収容されているとともに、その回
    転によって弁体外周部の弁体シートが弁箱内面の弁箱シ
    ートに接離して開閉を行うように構成したバタフライ弁
    において、前記弁体シートと弁箱シートが前記弁箱の軸
    線に交差する方向にのびる少なくとも1箇所の面接触部
    の接触によって止水するように構成されていることを特
    徴とするバタフライ弁。
JP11176614A 1999-06-23 1999-06-23 バタフライ弁 Pending JP2001004038A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004072518A1 (ja) * 2003-02-13 2004-08-26 Taiho Kogyo Co., Ltd. 流量制御バルブ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004072518A1 (ja) * 2003-02-13 2004-08-26 Taiho Kogyo Co., Ltd. 流量制御バルブ
US7055800B2 (en) 2003-02-13 2006-06-06 Taiho Kogyo Co., Ltd. Flow rate control valve

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