JPH1073167A - バタフライ弁 - Google Patents

バタフライ弁

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Publication number
JPH1073167A
JPH1073167A JP19046596A JP19046596A JPH1073167A JP H1073167 A JPH1073167 A JP H1073167A JP 19046596 A JP19046596 A JP 19046596A JP 19046596 A JP19046596 A JP 19046596A JP H1073167 A JPH1073167 A JP H1073167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve body
flow rate
curved surface
sectional area
Prior art date
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Pending
Application number
JP19046596A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Kitsutaka
豊 橘鷹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP19046596A priority Critical patent/JPH1073167A/ja
Publication of JPH1073167A publication Critical patent/JPH1073167A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁体の回転角と流体の通過断面積および流量
との関係を変化させて、弁開度に対応する流量特性の調
整を実行できるようにするとともに、弁開方向への回転
初期段階における流体通過断面積の急激な拡大を抑え
て、回転初期段階における流量の微調整を可能にする。 【解決手段】 弁箱1の内面1Aに、弁体2の外周曲率
半径Rよりも大きい曲率半径R1を有して、弁体2の開
き側にのび、かつ弁体2の開き側に向かって縮径される
曲面4,4を形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバタフライ弁に係
り、特に、バタフライ弁における弁体の回転角と流量と
の関係を変化させて、弁開度に対応する流量特性を調整
することができるバタフライ弁に関する。
【0002】
【従来の技術】バタフライ弁は、図8,図9および図1
0に示すように、弁箱1と、弁体2および弁棒3を備
え、弁棒3を取付けた弁体2が弁箱1の軸方向にのびる
中心線C1に直交する縦軸線C2を有して、弁棒3とと
もに該弁棒3の軸まわりに回転できるように弁箱1に収
容され、弁体2の回転によって弁体2外周の弁シ−ト
(図示省略)が弁箱1内周の弁箱シート(図示省略)に
接離して開閉を行うように構成されている。弁箱1の内
面1Aは一様な内径を有して軸方向にのび、その断面形
状は正円形を呈している。
【0003】このように構成されたバタフライ弁では、
弁体2を図10の実線で示す弁閉位置から仮想線で示す
全開位置にかけて時計まわりに回転させると、弁体2の
回転角の拡大に伴って弁箱1の内面1Aと弁体2の外端
2Aの回転軌跡との間隔が大きくなり、流体の通過断面
積が拡大されて流量を増大させることができる。また、
仮想線で示す全開位置から実線で示す弁閉位置にかけて
反時計まわりに回転させると、弁体2の回転角の縮小に
伴って弁箱1の内面1Aと弁体2の外端2Aの回転軌跡
との間隔が小さくなり、流体の通過断面積が縮小されて
流量を減少もしくは0にすることができる。したがっ
て、弁体2を回転角0゜の実線で示す弁閉位置に位置決
めした流量0の状態から、回転角90゜の仮想線で示す
全開位置に位置決めした最大流量の範囲内で弁体の回転
角に応じて流量を調整することができる。
【0004】ところが、従来のバタフライ弁は、弁箱1
の内面1Aが一様な内径を有して軸方向にのびた円形断
面を呈しているので、弁体2の回転角と流体の通過断面
積および流量との関係が口径の大小にかかわらず殆ど不
変である。このため、バタフライ弁が介設される管路の
長さや口径あるいは配管構造などによって、弁開度に対
応する流量特性を調整したくても、これを実行すること
ができない欠点を有している。しかも、弁閉位置から弁
開方向へ回転させる場合、回転角の小さい回転初期の段
階で流体の通過断面積が急激に拡大されるので、回転初
期段階での流量の微調整が困難な欠点もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来のバタ
フライ弁では、弁体の回転角と流体の通過断面積および
流量との関係が口径の大小にかかわらず殆ど不変である
ため、たとえ弁開度に対応する流量特性を調整したい要
求があっても、この要求を満足させることができない欠
点を有しているとともに、弁開方向への回転初期段階に
おける流量の微調整が困難な欠点をも有している。
【0006】そこで、本発明は、弁体の回転角と流体の
通過断面積および流量との関係を変化させて、弁開度に
対応する流量特性の調整を実行できるようにするととも
に、弁開方向への回転初期段階における流体通過断面積
の急激な拡大を抑え、回転初期段階における流量の微調
整を可能にしたバタフライ弁を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、弁体が弁箱の軸方向にのびる中心線に直
交する縦軸線を有して該縦軸線の軸まわりに回転可能に
弁箱に収容され、弁体の回転によって該弁体の外端が弁
箱の内面に接離して開閉を行うように構成されたバタフ
ライ弁において、前記弁体の外周曲率半径よりも大きい
曲率半径を有して弁体の開き側にのび、かつ前記縦軸線
から前記開き側に向かって縮径される曲面が前記弁箱の
内面における少なくとも前記中心線に直交する水平線と
の交点の円周方向両側付近に形成されていることを特徴
としたものである。
【0008】本発明によれば、弁体の回転角と流体の通
過断面積および流量との関係を曲面の曲率に応じて変化
させることができる。また、曲面によって弁開方向への
回転初期段階における流体通過断面積を徐々に拡大でき
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係るバタフライ
弁の一実施の形態を示す縦断面図、図2は図1の右側面
図、図3は図2のA−A線断面図である。なお、図8な
いし図10に示す従来例と同一もしくは相当部分には、
同一符号を付して説明する。図1ないし図3において、
バタフライ弁は、弁箱1と、弁体2および弁棒3を備
え、弁棒3を取付けた弁体2が弁箱1の軸方向にのびる
中心線C1に直交する縦軸線C2を有して、弁棒3とと
もに該弁棒3の軸まわりに回転できるように弁箱1に収
容され、弁体2の回転によって弁体2外周の弁シ−ト
(図示省略)が弁箱1内周の弁箱シート(図示省略)に
接離して開閉を行うように構成されている。
【0010】弁箱1の内面1Aにおける弁体2の開き側
には、中心線C1に直交する水平線C3との交点P1,
P2から水平線C3に対してθ(たとえば30゜)の傾
斜角で交差する2直線C4、C5で挟まれる範囲内で曲
面4,4が形成されている。これら曲面4,4は、弁体
2の外周曲率半径Rよりも大きい曲率半径R1を有して
弁体2の開き側にのび、かつ縦軸線C2から弁体2の開
き側に向かって縮径して形成されている。そして、水平
線C3より上側の2直線C4、C5から中心線C1に直
交する垂直線C6までの弁箱1の内面1Aと、水平線C
3より下側の2直線C4、C5から中心線に直交する垂
直線C6までの弁箱1の内面1Aは、それぞれ前記の曲
面4,4から中心線C1に平行な直線4A(図1参照)
に漸次移行している。
【0011】前記構成において、弁体2を図3の実線で
示す弁閉位置から仮想線で示す全開位置にかけて時計ま
わりに回転させると、弁体2の回転角の拡大に伴って弁
箱1の内面1Aの曲面4,4と弁体2の外端2Aの回転
軌跡との間隔が大きくなり、流体の通過断面積が拡大さ
れて流量を増大させることができる。また、仮想線で示
す全開位置から実線で示す弁閉位置にかけて反時計まわ
りに回転させると、弁体2の回転角の縮小に伴って弁箱
1の内面1Aの曲面4,4と弁体2の外端2Aの回転軌
跡との間隔が小さくなり、流体の通過断面積が縮小され
て流量を減少もしくは0にすることができる。
【0012】弁体2を弁閉位置から全開位置にかけて時
計まわりに回転させた場合、弁体2の回転角と流体の通
過断面積および流量との関係は、曲面4,4の曲率に応
じて変化することになる。このため、曲面4,4の曲
率、つまり曲率半径R1によって弁開度に対応する流量
特性を設定することができる。したがって、バタフライ
弁が介設されている管路の長さや口径あるいは配管構造
などによって、弁開度に対応する流量特性を調整したい
場合には、曲面4,4の曲率半径を流量特性に応じて選
定することによって実行できる。また、曲面4,4によ
り弁開方向への回転初期段階における流体通過断面積を
徐々に拡大できるので、回転初期段階での流量の微調整
を行うことができる。
【0013】なお、図4および図5に示すように、弁箱
1の内面1Aにおける弁体2の上流側と下流側の両側の
全周を曲面4,4によって形成してもよい。また、図6
および図7に示すように、弁箱1における弁体2の下流
側の内面1Aの全周を曲面4で形成してもよい。このよ
うに構成することで、流体の流れを下流側の配管5の中
心部に指向させることができるので、下流側の配管5の
上流端部内面でのキャビテーションによる圧壊を避け
て、騒音や振動を抑えるとともに、下流側の配管5壁面
のカイ食を防止することができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、弁体を
弁閉位置から全開位置にかけて回転させた場合、弁体の
回転角と流体の通過断面積および流量との関係を曲面の
曲率に応じて変化させることができる。このため、曲面
の曲率に応じて弁開度に対応する流量特性を設定でき
る。したがって、バタフライ弁が介設されている管路の
長さや口径あるいは配管構造などによって、弁開度に対
応する流量特性を調整したい場合には、曲面の曲率を流
量特性に応じて選定することによって実行できる。ま
た、曲面により弁開方向への回転初期段階における流体
通過断面積を徐々に拡大できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバタフライ弁の一実施の形態を示
す縦断面図である。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】本発明に係るバタフライ弁の他の実施の形態を
示す図2相当図である。
【図5】図4の右側面図である。
【図6】本発明に係るバタフライ弁のさらに異なる実施
の形態を示す図2相当図である。
【図7】図6の右側面図である。
【図8】従来例の縦断面図である。
【図9】図8の右側面図である。
【図10】図9のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 弁箱 1A 弁箱の内面 2 弁体 4 曲面 2A 弁体の外端 C1 弁箱の軸方向にのびる中心線 C2 中心線に直交する縦軸線 C3 中心線に水平に直交する水平線 P1 弁箱の内面における水平線との交点 P2 弁箱の内面における水平線との交点 R 弁体の曲率半径 R1 曲面の曲率半径

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁体が弁箱の軸方向にのびる中心線に直
    交する縦軸線を有して該縦軸線の軸まわりに回転可能に
    弁箱に収容され、弁体の回転によって該弁体の外端が弁
    箱の内面に接離して開閉を行うように構成されたバタフ
    ライ弁において、前記弁体の外周曲率半径よりも大きい
    曲率半径を有して弁体の開き側にのび、かつ前記縦軸線
    から前記開き側に向かって縮径される曲面が前記弁箱の
    内面における少なくとも前記中心線に直交する水平線と
    の交点の円周方向両側付近に形成されていることを特徴
    とするバタフライ弁。
JP19046596A 1996-07-19 1996-07-19 バタフライ弁 Pending JPH1073167A (ja)

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JP19046596A JPH1073167A (ja) 1996-07-19 1996-07-19 バタフライ弁

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JP19046596A JPH1073167A (ja) 1996-07-19 1996-07-19 バタフライ弁

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JP19046596A Pending JPH1073167A (ja) 1996-07-19 1996-07-19 バタフライ弁

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JP (1) JPH1073167A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011089581A (ja) * 2009-10-22 2011-05-06 Tgk Co Ltd バタフライバルブ
DE102012224093A1 (de) * 2012-12-20 2014-06-26 Continental Automotive Gmbh Ventilvorrichtung für ein Kraftfahrzeug

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011089581A (ja) * 2009-10-22 2011-05-06 Tgk Co Ltd バタフライバルブ
DE102012224093A1 (de) * 2012-12-20 2014-06-26 Continental Automotive Gmbh Ventilvorrichtung für ein Kraftfahrzeug
US10221814B2 (en) 2012-12-20 2019-03-05 Continental Automotive Gmbh Valve device for a motor vehicle

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