JP4578923B2 - 管の開閉構造 - Google Patents

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本発明は、例えば自動車の排気管等の管を開閉する管の開閉構造に関する。
自動車の排気管を開閉するために、該排気管の軸線と直交して配置された回動軸にバタフライ弁体を固定した構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、排気管の内側に突出する所定幅のビード部を設け、このビード部における回動軸に対する一方側の排気上流側、及びビード部における回動軸に対する他方側の排気下流側を、それぞれバタフライ弁体が当接して排気管を閉塞する弁座としている。また、所定幅のビード部を弁座とするために、バタフライ弁体をZ形状としている。
実開平6−80840号公報 実開平6−80837号公報
しかしながら、上記の如き従来の技術では、ビード部が排気管の流路断面積を絞ってしまう問題があった。また、Z形状のバタフライ弁体は、排気管の開放時に屈曲した中間部が流れ方向を向くため排気の流動抵抗を大きくする問題があった。
本発明は、上記事実を考慮して、管の開放状態で流体をスムースに通過させることができる管の開閉構造を得ることが目的である。
第1の参考態様に係る管の開閉構造は、軸線方向の一方側に流体が通過する管内に設けられ、該管の軸線に垂直な方向に沿う軸線を有する回動軸と、前記管の管壁における前記回動軸を境とした一方側にのみ該管の周方向に沿って形成され、流体の流れ方向下流側を向く第1段部と、前記管の管壁における前記回動軸を境とした前記第1段部とは反対側にのみ該管の周方向に沿って形成され、流体の流れ方向上流側を向く第2段部と、前記回動軸と一体的に回動するように設けられ、該回動軸の回動によって、該回動軸に対する一方側を前記第1段部に当接すると共に他方側を前記第2段部に当接して前記管を閉塞する閉塞位置と、前記第1段部及び第2段部から離間して前記管を流体が通過することを可能とする開放位置とを取り得る弁体と、を備えている。
第1の参考態様に係る管の開閉構造では、弁体の回動軸に対する一方側の周縁部が第1段部に当接すると共に、弁体の回動軸に対する他方側の周縁部が第2段部に当接することで、該弁体によって管が閉塞される。すなわち、第1段部及び第2段部は、それぞれ弁体に対する弁座であり、弁座が段部であることにより、弁体の外縁部が管の内縁部(管が円筒形状である場合には内周面)に接触して該管を閉塞する構造ように弁体と管との間に部分的に隙間が生じ難い。この管を開放する際には、弁体の各部がそれぞれ第1段部、第2段部から離間する方向に回動軸を回動する。すなわち、流れ方向下流側を向いている第1段部に当接する部分が下流側に回動し、流れ方向上流側を向いている第2段部に当設する部分が上流側に回動することで、弁体が開放位置に至り管が開放される。
ここで、第1段部及び第2段部が、それぞれ回動軸に対し互いに異なる側にのみ形成されているため、換言すれば、従来の如く第1段部及び第2段部とが管の全周に亘り環状に連続する構成ではないため、本構成では流路断面積が大きく絞られることがない。また、第1段部及び第2段部がそれぞれ管壁の段部であるため、例えば管壁から管の内側に向け突出する突条にて第1及び第2段部を形成する構成(第1段部の背面及び第2段部が共に上流側を向く構成)と比較して、換言すれば、流体流れ方向から見て第1段部と第2段部とが環状に連続するように位置する構成と比較して、第2段部のみが上流側を向く本構成では流路抵抗が低減される。
このように、第1の参考態様に係る管の開閉構造では、管の開放状態で流体をスムースに通過させることができる。なお、管壁の段差は、例えば、厚み一定の管壁自体を段付形状に形成することで形成したり、管壁における厚肉部と薄肉部との境界として形成したりすることができる。
第2の参考態様に係る管の開閉構造は、請求項1記載の管の開閉構造において、前記第2段部は、前記第1段部に対し流体流れ方向の下流側に配置されている。
第2の参考態様に係る管の開閉構造では、流体流れ方向上流側(以下、単に上流側という)を向く第2段部が、流体流れ方向下流側(以下、単に下流側という)を向く第1段部よりも下流側に位置しているため、弁体の設置空間は、第2段部である段部の上流側で内径が大きい部分と、第1段部である段部の下流側で内径が大きい部分とが管の軸線方向にオーバラップして形成される。このため、第1及び第2段部を形成することで流路断面積を狭めることなく逆に広げ(弁体及び回動軸による流路断面積減少を抑え)、流体の流動抵抗を一層低減している。
第3の参考態様に係る管の開閉構造は、請求項1又は請求項2記載の管の開閉構造において、前記第1段部及び第2段部は、前記管の軸線に垂直な面に沿って形成されている。
第3の参考態様に係る開閉構造では、第1及び第2段部が共に管の軸線に垂直な面に沿って形成されているため、弁体が管の内周面に干渉し難い。すなわち、例えば、弁体と第1及び第2段部との当たり方向と管の熱収縮方向とが異なるため、弁体の管に対する喰い付きが生じ難く、また例えば、弁体は、第1及び第2段部に対し離間する際の移動方向(接線方向)が管壁の長手方向に略一致し、その後管壁から遠ざかる軌跡を描くため、管の開閉に伴って回動軸と共に回動する弁体が管壁に干渉することが防止される。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係る管の開閉構造は、軸線方向の一方側に流体が通過する管内に設けられ該管の軸線に垂直な方向に沿う軸線を有する回動軸と、前記回動軸と一体的に回動するように設けられ該回動軸が回動することで前記管を開閉する弁体とを備えた管の開閉装置であって、前記回動軸は、前記管を閉塞している前記弁体に対する流体の流れ方向の上流側及び下流側の何れか一方側にのみ位置し、前記弁体は、第1平坦部と第2平坦部との間に傾斜部が設けられて形成され、前記管の開度を最大にする状態で、前記傾斜部が前記回動軸の上流側で流体の流れ方向に対し傾斜して位置し、前記第1平坦部が前記傾斜部の下流側で流体の流れ方向に沿って位置すると共に前記管の軸線方向に沿うように位置し、前記第2平坦部が前記傾斜部に対する上流側で流体の流れ方向に沿って位置すると共に前記管の軸線方向に沿うように位置し、かつ、前記管の開度を最大にする状態で、前記第1平坦部に固定された前記回動軸の頂部が、前記第2平坦部の表面に沿った下流側への延長線上に位置する。
請求項記載の管の開閉構造では、弁体が回動軸と共に該回動軸の軸心廻りに回動することで、管を開閉する。回動軸は、弁体における第2平坦部に固定されるか一体に形成されており、弁体が管の開度を最大にする状態では、弁体の傾斜部の下流側に位置する。したがって、弁体が管の開度を最大にする状態では、流体は、回動軸に直接的に接触することが抑制され、傾斜部の上流側面に案内されてスムースに流れる。これにより、回動軸が管内の気流を乱すことが防止され、管における弁体の下流の背圧の上昇が抑制される。また、弁体が管の開度を最大にする状態で流体の流れ方向に沿って位置する第1平坦部及び第2平坦部は、流動抵抗を増したり気流を乱したりすることがない。
このように、請求項記載の管の開閉構造では、管の開放状態で流体をスムースに通過させることができる。
請求項記載の発明に係る管の開閉構造は、請求項記載の管の開閉構造において、前記弁体は、前記第1平坦部が前記管内に設けられ流れ方向下流側を向く第1弁座に当接すると共に、前記第2平坦部が前記第1平坦部よりも流体の流れ方向の下流側で前記管内に設けられ流れ方向上流側を向く第2弁座に当接して、前記管を閉塞する。
請求項記載の管の開閉構造では、弁体は、その第1平坦部、第2平坦部を管内に設けられた第1弁座、第2弁座に当接させることで管を閉塞している。そして、下流側を向く第1弁座よりも上流側を向く第2弁座が下流側に位置している。このため、これらの第1弁座、第2弁座を、第1の参考態様に係る第1段部、第2段部の如く形成することができ、傾斜部による整流機能を有する本構成において、第2の参考態様の如く流路断面積を絞らない構成が実現される。すなわち、第1及び第2平坦部に挟まれた傾斜部を有する弁体は、平板状ではなく管の閉塞状態で管軸線方向に所定のスペースを必要とするが、上記(第2の参考態様の作用)の如く弁体の設置空間は広がることから、流路断面積が狭められることがない。このように、本構成は、傾斜部を有する弁体を設けた構成に第2の参考態様の構成を好適に適用することができる。
請求項記載の発明に係る管の開閉構造は、請求項記載の管の開閉構造において、前記弁体は、前記第1平坦部が前記管内に設けられ流れ方向下流側を向く第1弁座に当接すると共に、前記第2平坦部が前記第1平坦部よりも流体の流れ方向の上流側で前記管内に設けられ流れ方向上流側を向く第2弁座に当接して、前記管を閉塞する。
請求項記載の管の開閉構造では、弁体は、その第1平坦部、第2平坦部を管内に設けられた第1弁座、第2弁座に当接させることで管を閉塞している。そして、下流側を向く第1弁座よりも上流側を向く第2弁座が上流側に位置している。この状態から第2平坦部が上流側に、第1平坦部(の回動軸に対し第2平坦部と反対側部分)が下流側に回動することで、管が開放される。
したがって、傾斜部は、弁体がわずかに管の開放方向に回動して流体の流れが生じると、流体を下流側の第1平坦部側に案内し、管内における第2平坦部側よりも流動抵抗が大きくなる第1平坦部側に傾斜部にて案内された流体が流れ込み、管開放時に回動軸を回動するためのトルクを低減することができる。例えば、回動軸をモータ等にて駆動する構成においては、管開放時のモータ負荷を低減することができる。また、上流側に回動する第2平坦部を、下流側に回動する第1平坦部側よりも管閉塞状態で上流側に配置する本構成では、従来技術の如く流路の絞り部分が形成されるが、例えば第1弁座と第2弁座との間に傾斜部に対応して設けられる弁座が、従来技術と比較して流路断面積の絞り量を低減する。なお、第1弁座、第2弁座は、管の軸線に垂直な面に沿う平坦面として形成されることが望ましい。
以上説明したように本発明に係る管の開閉構造は、管の開放状態で流体をスムースに通過させることができるという優れた効果を有する。
本発明の実施の形態に係る管の開閉構造としての排気管用バルブ装置10について、図1乃至図5に基づいて説明する。排気管用バルブ装置10は、自動車のエンジンの排気管に設けられ、該排気管を開閉する装置である。なお、各図に適宜記す矢印Aは、排気管をエンジン側からマフラー側へ流れる排気ガスの流れ方向を示している。以下の説明で単に「上流側」、「下流側」という場合は、この矢印Aに沿う排気ガスの流れの上流側、下流側を示している。また、説明の便宜上、矢印Bに示す方向を上方向とする。
図2には、排気管用バルブ装置10が正面図にて示されており、図3には、図2の3−3線2沿う断面図が示されている。これらの図に示される如く、排気管用バルブ装置10は、本発明における管としてのバルブボディ12を2つ備えている。各バルブボディ12は、それぞれ略円筒状に形成されると共に互いの軸線が平行になるように配置されており、それぞれ異なる排気管の中間部に連通状態で接続される構成とされている。すなわち、この実施形態に係る排気管用バルブ装置10は、所謂2連式バルブ装置とされている。
各バルブボディ12は、連結筒部14を介して互いに固定的に連結されている。そして、各バルブボディ12及び連結筒部14は、共通の回動軸16が貫通している。回動軸16は、各バルブボディ12の軸線に対し垂直な方向に各バルブボディ12の軸心部を横切るように配置されている。各バルブボディ12における連結筒部14と反対側には、軸受筒部18が一体に形成されており、各軸受筒部18は、それぞれの内部に配設した軸受部材20を介して回動軸16におけるバルブボディ12から突出した部分を回動自在に軸支している。回動軸16は、一方の軸受筒部18をさらに貫通しており、該軸受筒部18からの突出端には、従動プーリ22が固定されている。この従動プーリ22には図示しない駆動モータの回転力がベルト部材等を介して伝達されるようになっている。
各バルブボディ12は、それぞれ弁体としてのバルブ24にて開閉される構成とされている。各バルブ24は、回動軸16にビス26等を介して固定されている。以下、各バルブボディ12内の構造、バルブ24の構造は共通であるため、一方のバルブボディ12、及びこれを開閉するバルブ24について説明することとする。
バルブ24は、図2(バルブボディ12の閉塞状態の図)に示される如く、正面視で略円形状に形成されており、回動軸16の軸線方向に一致した直径部分において該回動軸16に固定されている。このバルブ24は、図1(A)に図2の1A−1Aに沿う断面図として示される如く、側面視(断面視)では屈曲した板状に形成されており、全体として図5に示す如き立体形状とされている。
具体的には、図1(A)及び図5に示される如く、バルブ24は、回動軸16に固定される上記直径部分を含む第1平坦部としての第1平板部24Aと、該第1平板部24Aにおける回動軸16固定側から連続する傾斜部24Bと、傾斜部24Bにおける第1平板部24Aとは反対側から連続する第2平坦部としての第2平板部24Cとを有して構成されている。第1平板部24Aと傾斜部24Bとの境界、及び傾斜部24Bと第2平板部24Cとの境界は、それぞれ回動軸16の軸線方向に沿う直線とされている。
そして、図1(A)に示される如く、バルブ24は、バルブボディ12の閉塞状態(詳細は後述)では、第1平板部24A及び第2平板部24Cを該バルブボディ12の軸線に垂直な面に沿って配置するようになっており、かつ第2平板部24Cが第1平板部24Aよりも下流側に位置する構成とされている。なお、バルブボディ12を閉塞する図1(A)に示すバルブ24の位置が、本発明における閉塞位置である。この閉塞位置に位置するバルブ24は、第1平板部24A、傾斜部24B、第2平板部24Cは、バルブボディ12の軸線方向及び該軸線に垂直な方向に、互いにオーバラップしない構成とされている。さらに、回動軸16は、第1平板部24Aにおけるバルブボディ12の閉塞状態で傾斜部24Bの下方に位置する側、すなわち排気ガスの流れ方向下流側に固定されている。
以上説明したバルブ24は、バルブボディ12における回動軸16よりも下側に設けられた第1弁座としての下流向き弁座28に第1平板部24Aの外縁部を当接すると共に、回動軸16よりも上側に設けられた第2弁座としての上流向き弁座30に傾斜部24B、第2平板部24Cの各外縁部を当接することで、上記閉塞位置に位置してバルブボディ12を閉塞するようになっている。
図4に示される如く、下流向き弁座28は、それよりも上流側の内周面12Aと、内周面12Aの下流側に隣接し該内周面12Aよりも内径が大である内周面12Bとの境界の段部として形成されており、バルブボディ12の軸線に垂直な面に沿う円弧状の平面とされている。上流向き弁座30は、それよりも上流側の内周面12Cと、内周面12Cの下流側に隣接し該内周面12Aよりも内径が小である内周面12Dとの境界の段部として形成されており、かつバルブボディ12の軸線に垂直な面に沿って形成されている。また、上流向き弁座30は、バルブ24の第2平板部24Cが当接する部分30Aがバルブボディ12の軸線に垂直な面に沿う円弧状の平面とされると共に、傾斜部24Bが当接する部分がバルブボディ12の軸線方向及び該軸線方向に垂直な面の双方に対し傾斜した平面とされている。そして、上流向き弁座30は、下流向き弁座28よりも下流側に配置されている。
以上により、図1(A)に示される如く、バルブボディ12における下流向き弁座28よりも上流側部分の内径Duと、上流向き弁座30よりも下流側部分の内径Ddとが略同一とされている。すなわち、バルブ24の上流側と下流側とで排気ガスの流路断面積が一定である構成とされている。また、図1(B)及び図4に示される如く、バルブボディ12内におけるバルブ24の配置スペースは、主に内径が大である内周面12B、12Cに囲まれた空間、すなわち内径Du(Dd)の部分よりも広い空間とされている。なお、この実施の形態では、バルブボディ12における管壁の厚肉部12Eが内周面12A、12Dを形成すると共に、管壁の薄肉部12Fが内周面12B、12Cを形成している。バルブボディ12は、鋳造品(に機械加工を施したもの)とされている。
また、バルブ24は、図1(A)に示されるバルブボディ12の閉塞状態から回動軸16が矢印C方向に回動することで、第1平板部24Aが下流向き弁座28に対し下流側に離間すると共に、第2平板部24C及び傾斜部24Bが上流向き弁座30に対し上流側に離間して、バルブボディ12を開放するようになっている。バルブ24の第1平板部24A、傾斜部24B、第2平板部24Cが面接触する下流向き弁座28、上流向き弁座30がバルブボディ12の軸線に垂直な面に沿っていることから、バルブ24は、閉塞位置からバルブボディ12開放側に回動する際に、各部がバルブボディ12の内周面から単純に遠ざかる軌跡を描き、該バルブボディ12に干渉する恐れがない構成とされている。
さらに、図1(B)に示すバルブボディ12の全開状態では、バルブ24は、第1平板部24A及び第2平板部24Cがバルブボディ12の軸線方向に沿うように位置する構成である。そして、この状態で回動軸16は、バルブ24におけるバルブボディ12の軸線方向に対し傾斜している傾斜部24Bの下流側に位置するようになっている。この状態で第2平板部24Cの下向きの面の下流側への延長線(図1(B)に示す仮想線L)上に、回動軸16の下側頂部が位置するようになっている。すなわち、バルブボディ12の全開状態では、第1平板部24Aの下側に位置する回動軸16は、傾斜部24B(及び第2平板部24Cの板厚部分)によって前方から覆われ、正面視でバルブボディ12内に露出しない構成である。なお、図1(B)に示すバルブボディ12を全開状態とするバルブ24の位置が、本発明における開放位置に含まれる。
さらに、バルブ24は、バルブボディ12の開放状態から回動軸16が矢印Cと反対向きの矢印D方向に回動することで、バルブボディ12を閉塞する状態に切り替えられる構成とされている。なお、バルブ24がバルブボディ12の全開位置を超えて矢印C方向に回動しないように、バルブボディ12と回動軸16との間に図示しないストッパが設けられている。また、この実施形態では、全閉位置と全開位置との間の回動軸16の回動量が90°とされている。
以上説明した排気管用バルブ装置10は、各バルブボディが異なる排気管におけるエンジン(触媒)とマフラーとの間に接続され、例えば、エンジンの排気ガスを通過させる状態(バルブ24がバルブボディ12を全開する状態)と、エンジンの排気ガスを堰き止めて他の流路へ導く状態(バルブ24によるバルブボディ12の閉塞状態)とを切り替えるようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
上記構成の排気管用バルブ装置10では、バルブ24の第1平板部24Aをバルブボディ12の下流向き弁座28に当接すると共に、バルブ24の第2平板部24C及び傾斜部24Bをバルブボディ12の上流向き弁座30に当接することで、該バルブ24がバルブボディ12を閉塞する(図1(A)参照)。下流向き弁座28、上流向き弁座30が共にバルブボディ12の内周面に形成された段部であるため、バルブボディ12の内周面自体を弁座とする構成の如くバルブ24の外縁と弁座とが部分当たりして周方向に沿って部分的に隙間が形成されてしまうことがなく、排気ガスの上流側から下流側への漏れが確実に防止される。
このバルブボディ12の閉塞状態から、回動軸16が要求開度に応じて矢印C方向に回動すると、バルブ24の第1平板部24Aがバルブボディ12の下流向き弁座28から離間すると共に、バルブ24の第2平板部24C及び傾斜部24Bがバルブボディ12から離間する。これにより、排気ガスがバルブボディ12を上流側から下流側へ通過する。バルブボディ12の全開が要求されている場合には、バルブ24は図1(B)に示す全開位置まで回動する。
ここで、排気管用バルブ装置10では、それぞれバルブボディ12の管壁における流れ方向の反対を向く段差として形成された上流向き弁座30、下流向き弁座28が、回動軸16に対し互いに反対側にのみ位置するため、換言すれば、上流向き弁座30が従来の如くバルブボディ12の全周に亘り上流側を向く環状ではないため、バルブボディ12の流路断面積が大きく絞られることがない。また、上流向き弁座30、下流向き弁座28がバルブボディ12の管壁の肉厚差によって形成されているため、例えば半円弧状に形成された一対の突条をバルブボディ12の内周面から突設して上流向き及び下流向き弁座を設ける構成のように、排気ガスの流動抵抗を増加してしまうことも防止される。すなわち、排気管用バルブ装置10では、環状に連続する従来の弁座や上記一対の突条(弁座)がオリフィスの如く機能して流動抵抗を増加してしまうような現象が防止される。
特に、排気管用バルブ装置10では、上流向き弁座30が下流向き弁座28よりも下流側に位置しているため、換言すれば、バルブ24の設置空間が大径部である内周面12B、12C(薄肉部12F)に囲まれて形成されているため、従来の如くバルブ24の配設部位の流路断面積が絞られることがなく、バルブディ52開放時の排気ガスの流動抵抗が低減される。
また、排気管用バルブ装置10では、バルブボディ12を全開する全開位置に位置するバルブ24は、傾斜部24Bを回動軸16の上流側に位置させているため、傾斜部24Bが排気ガスをスムースに下流側にガイドして回動軸16に直接的に接触することを抑制し、回動軸16がバルブボディ12内で排気ガスの気流を乱すことが防止される。これにより、排気ガスの流動抵抗が一層低減される。
このように、本実施の形態に係る排気管用バルブ装置10では、排気管(バルブボディ12)管の開放状態で流体をスムースに通過させることができる。これにより、排気管における背圧の上昇が抑制される。
さらに、排気管用バルブ装置10では、上流向き弁座30、下流向き弁座28がバルブボディ12の軸線に垂直な面であるため、バルブ24とバルブボディ12の内周面、具体的には第1平板部24Aの外縁と内周面12B、第2平板部24C又は傾斜部24Bの外縁と内周面12Cとの間に、バルブボディ12の径方向に沿う間隔が比較的大きな隙間を設定することができる。このため、バルブボディ12が膨張、収縮することによるバルブ24のバルブボディ12に対する喰い付きが生じ難い。
なお、上記第1の実施形態では、下流向き弁座28、上流向き弁座30がバルブボディ12の軸線との垂直面に沿う構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、上流向き弁座30が下流向き弁座28よりも下流に位置する限度で、バルブボディ12を閉塞する状態のバルブ24の第1平板部24A及び第2平板部24Cを該バルブボディ12の軸線(に垂直な面)に対し傾斜させるように、下流向き弁座28、上流向き弁座30を薄肉部12F内周面とで成す角を鈍角とする傾斜段部として形成しても良い。この構成では、全閉位置から全開位置までの回動軸16の回動量を90°未満に設定することができる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。なお、上記第1の実施形態と基本的に同一の部品・部分については上記第1の実施形態と同一の符号を付してその説明・図示を省略する場合がある。
図6には、参考例に係る排気管用バルブ装置40が示されている。図6(A)及び図6(B)に示される如く、排気管用バルブ装置50は、バルブボディ12に代えてバルブボディ42を、バルブ24に代えてバルブ44を備えている。バルブ44は、平らな円板状に形成されている。したがって、この参考例に係るバルブボディ42では、上流向き弁座30に代えて、内周面12Cの下流側に隣接し該内周面12Cよりも内径が大である内周面12Dとの境界の段部として形成された上流向き弁座46を備えている。上流向き弁座46は、バルブボディ12の軸線方向に対する直交面に沿う円弧状の平面とされている。上流向き弁座30と下流向き弁座28とのバルブボディ12の軸線方向に沿う距離は、バルブ44の板厚に相当する。排気管用バルブ装置40の他の構成は、排気管用バルブ装置10の対応する構成と同様である。
この参考例に係る排気管用バルブ装置40においても、上流向き弁座40が下流向き弁座28の下流側に位置するため、バルブ24に傾斜部24Bが設けられていることによる効果を除いて、上記第1の実施形態に係る排気管用バルブ装置10と同様の作用効果を奏する。
図7には、第の実施形態に係る排気管用バルブ装置50が示されている。図7(A)に示される如く、排気管用バルブ装置50は、バルブボディ12に代えてバルブボディ52を、バルブ24に代えてバルブ54を備えている。バルブボディ52は、下流向き弁座28、上流向き弁座30に代えて、後述する下流向き弁座56、上流向き弁座58を備える以外は、バルブボディ12と同様に構成されている。バルブ54は、第1平板部54A、傾斜部54B、第2平板部54Cを有して、バルブ24を反転させた如く(実質的に同じ形状に)形成されている。したがって、バルブ54によるバルブボディ52の閉塞状態では、回動軸16がバルブ54の上流側に位置する構成とされている。
以上説明したバルブ54は、バルブボディ52における回動軸16よりも下側に設けられた第1弁座としての下流向き弁座56に第1平板部54Aの外縁部を当接すると共に、回動軸16よりも上側に設けられた第2弁座としての上流向き弁座58に傾斜部54B、第2平板部54Cの各外縁部を当接することで、バルブボディ52を閉塞するようになっている。下流向き弁座56は、下流向き弁座28と同様に形成されているが、回動軸16の軸心に対する位置は下流向き弁座28よりも下流側とされている。
一方、上流向き弁座58は、バルブ54の第2平板部54Cが当接する部分58Aがバルブボディ52の軸線に垂直な面に沿う円弧状の平面とされると共に、傾斜部54Bが当接する部分58Bがバルブボディ52の軸線方向及び該軸線に垂直な面の双方に対し傾斜した平面とされている。この傾斜部分58Bの傾斜向きは、上流向き弁座30の傾斜部分30Bとは反体向きとされている。そして、この上流向き弁座58は、第2平板部54Cが当接する部分58Aが下流向き弁座56よりも上流側に配置されている。また、上流向き弁座58にける傾斜部54Bが当接する部分58Bは、上記部分58Aに連続する側の一部が下流向き弁座56よりも上流側に配置されている。
以上により、バルブボディ52における下流向き弁座56よりも上流側の内径Duと、上流向き弁座58よりも下流の内径Ddとが略同一とされている。すなわち、バルブ54の上流側と下流側とで排気ガスの流路断面積が一定である構成とされている。また、バルブボディ52内におけるバルブ54の配置スペース内には、内径が小である内周面12A、12Dに囲まれた(内周面12A、12Dがオーバラップする)空間が含まれ、バルブ24の配設スペースよりは小とされているが、上流向き弁座58に傾斜部54Bに当接する傾斜部分58Bが形成されることで、従来の構造と比較して十分に広い空間とされている。バルブボディ52は、鋳造品(に機械加工を施したもの)とされている。
また、バルブ54は、図7(A)に示されるバルブボディ52の閉塞状態から回動軸16が矢印C方向に回動することで、第1平板部54Aが下流向き弁座56に対し下流側に離間すると共に、第2平板部54C及び傾斜部54Bが上流向き弁座58に対し上流側に離間して、バルブボディ52を開放するようになっている。さらに、図7(B)に示すバルブボディ52の全開状態では、バルブ54は、第1平板部54A及び第2平板部54Cがバルブボディ52の軸線方向に沿うように位置する構成である。そして、この状態で回動軸16は、バルブ54におけるバルブボディ52の軸線方向に対し傾斜している傾斜部54Bの下流側に位置するようになっている。この状態で第2平板部54Cの上向きの面の下流側への延長線(図7(B)に示す仮想線L)上に、回動軸16の下側頂部が位置するようになっている。さらにまた、バルブ54は、バルブボディ12の開放状態から回動軸16が矢印Cと反対向きの矢印D方向に回動することで、バルブボディ52を閉塞する状態に切り替えられる構成とされている。
排気管用バルブ装置50の他の構成は、排気管用バルブ装置10の対応する構成と同様である。
以上説明した排気管用バルブ装置50では、バルブ54の第1平板部54Aをバルブボディ52の下流向き弁座56に当接すると共に、バルブ54の第2平板部54C及び傾斜部54Bをバルブボディ52の上流向き弁座58に当接することで、該バルブ54がバルブボディ52を閉塞する(図7(A)参照)。下流向き弁座56、上流向き弁座58が共にバルブボディ52の内周面に形成された段部であるため、バルブボディ52の内周面自体を弁座とする構成の如くバルブ24の外縁と弁座とが部分当たりして周方向に沿って部分的に隙間が形成されてしまうことがなく、排気ガスの上流側から下流側への漏れが確実に防止される。
このバルブボディ52の閉塞状態から、回動軸16が要求開度に応じて矢印C方向に回動すると、バルブ54の第1平板部54Aがバルブボディ52の下流向き弁座56から離間すると共に、バルブ54の第2平板部54C及び傾斜部54Bがバルブボディ52から離間する。これにより、排気ガスがバルブボディ52を上流側から下流側へ通過する。バルブボディ52の全開が要求されている場合には、バルブ54は、図7(B)に示す全開位置まで回動する。
ここで、排気管用バルブ装置50では、それぞれバルブボディ52の管壁における流れ方向の反対を向く段差として形成された上流向き弁座58、下流向き弁座56が、回動軸16に対し互いに反対側にのみ位置するため、換言すれば、上流向き弁座58が従来の如くバルブボディ52の全周に亘り上流側を向く環状ではないため、バルブボディ52の流路断面積が大きく絞られることがない。また、上流向き弁座58、下流向き弁座56がバルブボディ52の管壁の肉厚差によって形成されているため、例えば半円弧状に形成された一対の突条をバルブボディ52の内周面から突設して上流向き及び下流向き弁座を設ける構成のように、排気ガスの流動抵抗を増加してしまうことも防止される。すなわち、排気管用バルブ装置50では、環状に連続する従来の弁座や上記一対の突条(弁座)がオリフィスの如く機能して流動抵抗を増加してしまうような現象が防止される。
特に、排気管用バルブ装置50では、バルブ54に傾斜部54Bを設けることで、換言すれば傾斜部54Bに対応して上流向き弁座58に傾斜した部分58Bを設けることで、厚肉部12E同士がオーバラップする部分が小さくなり、従来の構造と比較してバルブ54の設置による流路断面積の縮小が抑えられる。以上により、バルブディ52開放時の排気ガスの流動抵抗が低減される。
また、排気管用バルブ装置50では、バルブボディ52を全開する全開位置に位置するバルブ54は、傾斜部54Bを回動軸16の上流側に位置させているため、傾斜部54Bが排気ガスをスムースに下流側にガイドして回動軸16に直接的に接触することを抑制し、回動軸16がバルブボディ52内で排気ガスの気流を乱すことが防止される。これにより、排気ガスの流動抵抗が一層低減される。
このように、本実施の形態に係る排気管用バルブ装置50では、排気管(バルブボディ12)の開放状態で流体をスムースに通過させることができる。これにより、排気管における背圧の上昇が抑制される。
さらに、排気管用バルブ装置10では、上流向き弁座30、下流向き弁座28がバルブボディ12の軸線との直交面であるため、バルブ24とバルブボディ12の内周面、具体的には第1平板部24Aの外縁と内周面12B、第2平板部24C又は傾斜部24Bの外縁と内周面12Cとの間に、バルブボディ12の径方向に沿う間隔が比較的大きな隙間を設定することができる。このため、バルブボディ12が膨張、収縮することによるバルブ24のバルブボディ12に対する喰い付きが生じ難い。
またここで、排気管用バルブ装置50では、バルブボディ52の閉塞状態から回動軸16がわずかに矢印C方向に回動すると、バルブ54の上流側から下流側への排気ガスの流れが生じ、傾斜部54Bが排気ガスを第1平板部54A側に案内する。このため、開放初期のバルブボディ52内では、回動軸16の下側(第1平板部54A側)で上側よりも排気ガスの流動抵抗すなわちバルブ54両側の圧力差が大きくなり、かつこの圧力差が大きい側に傾斜部54Bにて案内された排気ガスが流れ込む。これにより、Bバルブボディ52の開放初期には、バルブ54に矢印C方向に力が作用し、回動軸16を矢印C方向に回動するトルクを生じるモータの負荷を低減することができる。
なお、上記各実施形態では、排気管用バルブ装置10、40、50が2連式バルブ装置である例を示したが、本発明はこれに限定されず、排気管用バルブ装置10は、例えば、単一の排気管に適用されるものであってもよく、3連以上に構成されても良い。
また、上記各実施形態では、排気管用バルブ装置10、40、50がバルブボディ12、42、52を有する例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、排気管に直接的に上流向き弁座30、58、下流向き弁座28、46を設けても良い。また、これらの上流向き弁座30、58、下流向き弁座28、46は、厚肉部12Eと薄肉部12Fとの段差として形成される構成には限定されず、バルブボディ(排気管)の外周面側にも段差が形成されるようにして構成しても良い。
さらに、上記各実施形態では、バルブボディ12、42、52が略円形断面の排気ガス流路を形成する例を示したが、本発明はこれに限定されず、バルブボディ12、42、52(排気管自体)が、例えば排気ガス流路を四角形等の多角形や楕円形等の断面形状に形成するものであっても良い。また、回動軸16はバルブボディ12等の軸心部を横切るように配置される構成には限定されず、例えば、バルブボディ12等の上下方向中間部に対し情報又は下方にオフセットして配置されても良い。
さらにまた、本発明に係る管の開閉装置は、気体である排気ガスが流れる排気管を開閉する用途に限られず、あらゆる用途に適用可能である。
本発明の第1の実施形態に係る排気管用バルブ装置のバルブと弁座とを示す図であって、(A)は図2の1A−1A線に沿うバルブボディ閉塞状態の断面図、(B)はバルブボディ全開状態の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る排気管用バルブ装置の概略全体構成を示す正面図である。 図2の3−3線に沿う断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る排気管用バルブ装置を構成するバルブボディのカット図である。 本発明の第1の実施形態に係る排気管用バルブ装置を構成するバルブの斜視図である。 本発明の参考例に係る排気管用バルブ装置のバルブと弁座とを示す図であって、(A)はバルブボディ閉塞状態の断面図、(B)はバルブボディ全開状態の断面図である。 本発明の第の実施形態に係る排気管用バルブ装置のバルブと弁座とを示す図であって、(A)はバルブボディ閉塞状態の断面図、(B)はバルブボディ全開状態の断面図である。
符号の説明
10 排気管用バルブ装置(管の開閉構造)
12 バルブボディ(管)
16 回動軸
24 バルブ(弁体)
24A 第1平板部(第1平坦部)
24B 傾斜部
24C 第2平板部(第2平坦部)
28 下流向き弁座(第1段部、第1弁座)
30 上流向き弁座(第2段部、第2弁座)
40・50 排気管用バルブ装置(管の開閉構造)
42・52 バルブボディ(管)
44・54 バルブ(弁体)
46・58 上流向き弁座(第2段部、第2弁座)
54A 第1平板部(第1平坦部)
54B 傾斜部
54C 第2平板部(第2平坦部)
56 下流向き弁座(第1段部、第1弁座)

Claims (3)

  1. 軸線方向の一方側に流体が通過する管内に設けられ該管の軸線に垂直な方向に沿う軸線を有する回動軸と、前記回動軸と一体的に回動するように設けられ該回動軸が回動することで前記管を開閉する弁体とを備えた管の開閉装置であって、
    前記回動軸は、前記管を閉塞している前記弁体に対する流体の流れ方向の上流側及び下流側の何れか一方側にのみ位置し、
    前記弁体は、第1平坦部と第2平坦部との間に傾斜部が設けられて形成され、前記管の開度を最大にする状態で、前記傾斜部が前記回動軸の上流側で流体の流れ方向に対し傾斜して位置し、前記第1平坦部が前記傾斜部の下流側で流体の流れ方向に沿って位置すると共に前記管の軸線方向に沿うように位置し、前記第2平坦部が前記傾斜部に対する上流側で流体の流れ方向に沿って位置すると共に前記管の軸線方向に沿うように位置し、かつ、前記管の開度を最大にする状態で、前記第1平坦部に固定された前記回動軸の頂部が、前記第2平坦部の表面に沿った下流側への延長線上に位置する管の開閉構造。
  2. 前記弁体は、前記第1平坦部が前記管内に設けられ流れ方向下流側を向く第1弁座に当接すると共に、前記第2平坦部が前記第1平坦部よりも流体の流れ方向の下流側で前記管内に設けられ流れ方向上流側を向く第2弁座に当接して、前記管を閉塞する請求項1記載の弁の開閉構造。
  3. 前記弁体は、前記第1平坦部が前記管内に設けられ流れ方向下流側を向く第1弁座に当接すると共に、前記第2平坦部が前記第1平坦部よりも流体の流れ方向の上流側で前記管内に設けられ流れ方向上流側を向く第2弁座に当接して、前記管を閉塞する請求項1記載の弁の開閉構造。
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