JP2514117B2 - 流体管路用二方向切換え弁 - Google Patents

流体管路用二方向切換え弁

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JP2514117B2
JP2514117B2 JP5825891A JP5825891A JP2514117B2 JP 2514117 B2 JP2514117 B2 JP 2514117B2 JP 5825891 A JP5825891 A JP 5825891A JP 5825891 A JP5825891 A JP 5825891A JP 2514117 B2 JP2514117 B2 JP 2514117B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】イ.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 この発明は、流体管路中に介装され、内蔵した弁体の回
動操作により流体の流れ方向を二方向に選択的に切り換
える二方向切換え弁に関し、特には、大径の流体管路に
適用される二方向切換え弁に関する。
【0002】(2) 従来の技術 この種の二方向切換え弁は、大径用のものとなると作用
する流体圧力は極めて大きいものとなる。このため、弁
体の切換え作動に大きな力を要し、駆動装置の大型化す
る。また、シート部のシール機能の確保に特別な配慮が
必要となり、加工精度が高まり、製作費用の高騰化を招
く。更に、シート部は摺接状態を採り、該シート部の耐
久性にも問題がある。
【0003】(3) 発明が解決しようとする問題点 本発明は上記実情に鑑みなされたものであり、この種の
二方向切換え弁において、切換え操作が軽く、シール機
能に優れ、かつ耐久性のある大口径管路への使用にも適
する二方向切換え弁を提供することを目的とする。
【0004】ロ.発明の構成 (1) 問題点を解決するための手段 本発明の二方向切換え弁は上記目的を達成するために、
次の構成を採る。すなわち、内部に弁室を有し、該弁室
に連通し、少なくとも1つの流入開口部と実質的に直角
方向に分岐する2つの流出開口部とが形成された、弁箱
本体と蓋体とからなる弁箱と、前記弁箱の弁室内に設置
され、支軸回りに回動するとともに、前記2つの流出開
口部の弁座にその側面に形成されたシート面部で当接す
る板状の弁体と、前記弁体の上部に配置され、該弁体の
上縁の前記支軸に遠い端部に一端を枢着され、他端を前
記蓋体に枢着され、クランク腕よりなる回動機構と、を
備えてなることを特徴とする。
【0005】(2) 作用 弁体はその側面部で弁座に当接するので、密封作用が確
実かつ向上し、かつ摺接作用がないので、耐久性が向上
する。弁体の切換え動作が主軸の最も遠い位置に力点が
あるので、小さな作用力で行われる。
【0006】(3) 実施例 本発明の流体管路用二方向切換え弁の実施例を図面に基
づいて説明する。図1〜図4は本二方向切換え弁(以
下、単に「切換え弁」という)Vの一実施例を示す。す
なわち、図1及び図2はこの切換え弁Vの内部構造を示
し、図3はその上部の配置構造を示し、図4はその部分
を示す。
【0007】図1〜図3を参照して、この切換え弁V
は、内部に弁室1aを有し、該弁室1aに連通して3方
向に開口部1b,1c,1dをもち、弁箱本体2と蓋体
3とからなる弁箱1;該弁箱1の弁室1a内に設置され
支軸4回りに回動する弁体5;該弁体5の上部に設置さ
れ弁体5を回動する弁体回動機構6;の各主要機構を含
み、その他、前記弁体回動機構6に連動する主駆動装置
7、弁体5内に設置される副弁8、該副弁8を回動する
副弁回動機構9、を含む。
【0008】以下、各部の詳細構造を説明する。弁箱1
において弁箱本体2は、弁室1aに連通して、流入開口
部1b及び流出開口部1c,1dを有する他、上部開口
部1eを有する。流入開口部1bと第1流出開口部1c
とは同一軸線上に配され、第2流出開口部1dはこれら
の開口部1b,1cの軸線に直交する。弁箱1における
弁室1aは、本実施例では四分円筒状をなし、弁体5の
作動軌跡に対応して形成されているが、勿論この形状に
のみ限定されるものでない。そして、この四分円筒部の
弁室1aにおいて、第1・第2流出開口部1c,1dに
連通して縮径された円形の弁孔13,14が形成され、
該弁孔13,14に臨んでそれぞれパッキング15,1
6を装着した第1及び第2の弁座17,18が形成され
る。弁室1aの直角角部には、支軸4を取り付けるため
の棚部20が、複数段(本実施例では2段)にわたって
弁箱本体2から突設される。20aは該棚部に開設され
た支軸挿通孔である。この支軸挿通孔20aの同一直線
上に弁箱本体2内にも支軸4の下端を受け入れる凹部2
0bが形成されている。弁箱本体2より突設して形成さ
れた流入開口部1b、流出開口部1c,1dには、それ
ぞれフランジ22,23,24が形成され、該フランジ
22,23,24を介して流体管との接続がなされる。
上部開口部1eの上端にはフランジ25が外方に張設さ
れ、該フランジ25上にパッキングを介して蓋体3が水
密に取り付けられる。蓋体3には、そのほぼ中央に駆動
軸挿通孔3aが、また、支軸4の直上位置に副駆動軸挿
通孔3bがそれぞれ開設されている。
【0009】弁体5は所定の厚さを有する平板状をな
し、鉛直状に立てられたその一端において弁室1aに突
設する棚部20を所要の隙間を存して受け入れる凹部5
aが凹設され、また、該端部を前記凹部5aを含めて上
下に縦貫する支軸挿通孔5bが穿設されている。しかし
て、弁体5はその凹部5aを棚部20に臨ませ、かつ、
その支軸挿通孔5bを棚部20の支軸挿通孔20a及び
凹部20bに共軸状態に配され、支軸4はこれらの支軸
挿通孔5b、20aに軸受27を介して挿通される。支
軸4の下端は凹部20bに嵌入される。支軸4はピン2
8をもって棚部20に固定され、支軸4自体は不動状態
となり、弁体5は支軸4に対して回動自在となる。弁体
5の両面には、弁室1aの弁座17,18に当接する環
状のシート面部30が形成される。該シート面部30は
肉厚にして、平坦面状に形成される。
【0010】弁体回動機構6は弁体5の上部に設置さ
れ、弁体5側にピン固定される駆動杆32と、弁箱1の
蓋体3側に回動自在に配される回動腕33と、これらの
駆動杆32と回動腕33とを連結するピン34とからな
るリンク機構を主体とする。もっと詳しくは、駆動杆3
2は比較的長めの棒状体よりなり、その一端において弁
体5の上端に埋設固定されたピン36に回動自在に挿通
され、他端においては前記したピン34が挿入固定され
る。一方、回動腕33は比較的短めの棒状体をなし、そ
の一端において前記ピン34を回動自在に受け入れ、そ
の他端においては回動駆動軸37が一体的に立設され、
該駆動軸37を蓋体3の中央孔3aにパッキング38を
介して蓋体3の上部に突出させて挿通される。
【0011】主駆動装置7は、蓋体3の上部に載置さ
れ、主駆動頭40から入力される回転駆動力をウォーム
軸部41・ウォーム部42を介して弁体回動機構6の駆
動軸37に伝達する。
【0012】副弁8は、弁体5のシート面部30内にお
いて、可及的上位、かつ、支軸4寄りに配され、弁体5
とは、別機構の副弁回動機構9をもって回動させられ
る。もっと詳しくは、副弁8は弁本体44と弁軸45と
からなり、小型の蝶形弁をなし、弁体5に開設された開
口46に弁軸45の回転をもって開閉自在に設置され、
その弁軸45は弁体5の上部に突設される。
【0013】副弁回動機構9は、支軸4の上端に回動自
在に被嵌させる主動歯車部材48、副弁8の弁軸45の
上端に嵌合固定させる従動歯車49、これらの間に配さ
れる中間歯車50からなる。中間歯車50は弁体5上に
立設されたピン51回りに回動する。主動歯車部材48
は、下端の歯車部48aと上部の副駆動軸部48bとか
らなり、歯車部48aの回転は該歯車部48aに順次噛
合する中間歯車50、従動歯車49を順次回転する。ま
た、主動歯車部材48の副駆動軸部48bは蓋体3の副
駆動軸通孔3bにパッキング52を介して蓋体3の上部
に突出させて挿通される。副駆動軸部48bの上端には
スパナの係合される駆動軸頭部48cが形成され、スパ
ナによる回動力を受ける。
【0014】この切換え弁Vにおいて、流入開口部1
b、第1,第2流出開口部1c,1dにはそれぞれ流体
管が接続される。
【0015】このように構成された本実施例の切換え弁
Vは次のように作動する。今、図1・図2に示す状態に
おいては、流体は流入開口部1bから弁室1a内へ流れ
込み、弁体5によって流れ方向を変えられ、流入方向と
直角の第2流出開口部1dから流れ出る。
【0016】この流れを切り換えるとき、先ず、副弁回
動機構9を駆動し、副弁8を開弁する。すなわち、副弁
回動機構9からの回転入力は主動歯車車部材48を回動
させ、該主動歯車部材48の歯車部48aに順次噛合す
る中間歯車50更には従動歯車49を回転させ、副弁8
を開動作する。この副弁8が開弁することにより、流水
の一部は副弁8を介して第1流出開口部1cに流れ込
み、弁室1aと第1流出開口部1c側との水圧差の低減
がなされる。
【0017】次に、主駆動装置7を作動させ弁体回動機
構6を介して弁体5の切換え操作を行う。すなわち、主
駆動装置7の作動により、弁体回動機構6の回転駆動軸
37に反時計方向(図2におけるイ方向)への回転を与
えると、駆動杆32と回転腕33とのリンク機構によ
り、駆動杆32は反時計方向(図2におけるロ方向)へ
引張られる。回転腕33の回転が進むと駆動杆32は押
圧作用を受けることになる。このようにして、弁体5は
支軸4回りにロ方向へ回転され、弁体5のシート面部3
0は第2流出開口部1dの弁座18に着座する。しかる
後、副弁回動機構9を駆動し、副弁8を閉じる。これに
より、流水は流入開口部1bから第1流出開口部1cに
流れることになる。この弁体5の作動において、前述し
たように、副弁8が開かれているので、水圧が低減さ
れ、弁体5は円滑に作動する。弁体5を逆に切り換える
場合には、回動駆動軸37の回転が逆にされ、上述の手
順に準じて行われる。
【0018】このように、本実施例の切換え弁Vによれ
ば、弁体5の回動は弁体5の支軸4から最も遠い位置に
力が作用するので小さな力で済み、かつ、副弁8の機構
を併用したことにより、より一層駆動力の低減をなすこ
とができる。また、本実施例の弁体回動機構6のリンク
機構により、弁体5の開動作において弁体5は確実に弁
座から離れ、閉動作において弁座に押圧力を受けて当接
する。更に、弁体5はその側面のシール面部30で弁座
に当接するので、パッキングとの摺動がなく、耐久性が
向上する。弁室1aにおいて、大きな突出物がなく、流
水の流れは円滑となる。
【0019】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の基本的技術思想の範囲内で種々設計変更
が可能である。すなわち、以下の態様は本発明の技術的
範囲内に包含されるものである。流入開口部1bは1
に限定されず2以上であってもよい。流出開口部1
c,1dは必ずしも直角に限定されず鋭角、鈍角状を含
む。
【0020】ハ.発明の効果 本発明の流体管路用二方向切換え弁によれば、切換え時
の弁体の開閉動作が軽い力ですみ、かつ、密封性能も良
好であるうえ、耐久性が向上する。更に、副弁機能を付
加することにより弁体の操作は更に小さな力となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の二方向切換え弁の一実施例の内
部構造を示す断面図(図2のI−I線断面図)である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII 方向矢視図である。
【図4】弁体の副弁を含む断面図である。
【符号の説明】
1a…弁室、1b…流入開口部、1c,1d…流出開口
部、2…弁箱本体、3…蓋体、4…支軸、5…弁体、6
…弁体回動機構

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に弁室を有し、該弁室に連通し、少な
    くとも1つの流入開口部と実質的に直角方向に分岐する
    2つの流出開口部とが形成された、弁箱本体と蓋体とか
    らなる弁箱と、前記弁箱の弁室内に設置され、支軸回り
    に回動するとともに、前記2つの流出開口部の弁座にそ
    の側面に形成されたシート面部で当接する板状の弁体
    と、前記弁体の上部に配置され、該弁体の上縁の前記支
    軸に遠い端部に一端を枢着され、他端を前記蓋体に枢着
    され、クランク腕よりなる回動機構と、を備えてなるこ
    とを特徴とする流体管路用二方向切換え弁。
  2. 【請求項2】弁体のシート面部内に副弁が設置されてな
    る請求項1に記載の流体管路用二方向切換え弁。
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