JP2001050408A - ボールバルブ - Google Patents

ボールバルブ

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JP2001050408A
JP2001050408A JP11221846A JP22184699A JP2001050408A JP 2001050408 A JP2001050408 A JP 2001050408A JP 11221846 A JP11221846 A JP 11221846A JP 22184699 A JP22184699 A JP 22184699A JP 2001050408 A JP2001050408 A JP 2001050408A
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valve
seat
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sheet
port
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伸一 北崎
Ryozo Yamamoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボールバルブのシール部を摩耗しにくくし
て、安定なシール性を確保できるようにする。 【解決手段】 弾性を有する板体にて弁体シート28の
シート部31を構成し、このシート部31が、閉止時に
のみ全周で弁箱シート35と密接するようにした。ま
た、回転式の弁体15に弾性を有する円板体を取り付け
て、この円板体の周縁にて弁体シート28のシート部3
1を構成した。さらに、弁箱11内の流体の圧力によっ
て弁体シート28のシート部31が弁箱シート35に押
圧されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボールバルブに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のボールバルブは、図9に示すよう
に、弁箱1の内部に球形の弁体2が設けられ、弁棒3に
よって弁体2が矢印Aの方向に回転されるように構成さ
れている。4は弁体2における流体通路であり、5は弁
箱1におけるポートである。ポート5の周囲には弁座6
が設けられ、この弁座6が弁体2の球面7に接すること
で、弁箱1と弁体2との間がシールされている。球面7
の中心8は、弁体2の回転中心9上に位置する。そし
て、このように弁箱1との間がシールされた状態で弁体
2が回転されることで、ポート5と流体通路4との連通
状態が変化して、バルブの開度が調節されることにな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の構成では、弁座6と弁体2の球面7とが常に接して
おり、このためシール部が摩耗しやすく、バルブの開閉
頻度が高くなるとシール性が不安定になる可能性がある
という問題点を有している。そこで本発明は、このよう
な問題点を解決して、ボールバルブのシール部を摩耗し
にくくして、安定なシール性を確保できるようにするこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、弾性を有する板体にて弁体シートを構成し、
この弁体シートが閉止時にのみ全周で弁箱シートと密接
するように構成したものである。このような構成である
と、弁体シートは閉止時にのみ全周で弁箱シートと密接
し、その他のときは弁箱シートとの密接状態が解除され
ているため、摩耗が発生しにくく、したがって安定なシ
ール性が確保されることになる。
【0005】また本発明は、回転式の弁体に弾性を有す
る円板体を取り付けて、この円板体の周縁にて弁体シー
トを構成したものである。このような構成であると、弁
体シートは、弾性を有する円板体の周縁によって構成さ
れているため、バルブの閉止時にのみ弁箱シートと接触
し、その他のときは弁箱シートと接触することがないた
め、摩耗が発生しにくく、したがって安定なシール性が
確保されることになる。
【0006】さらに本発明は、弁箱内の流体の圧力によ
って弁体シートが弁箱シートに押圧されるように構成し
たものである。このような構成であると、弁箱内の流体
の圧力が弾性を有する板状の弁体シートに作用すること
で、この弁体シートが弁箱シートに押圧されるため、確
実なシール性能が達成されることになる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1に示すボールバルブにおい
て、11は弁箱であり、第1のポート12と、第2とポ
ート13と、第3のポート14とを備えた三方口弁を構
成できるようにされている。弁箱11の内部には弁体1
5が設けられている。この弁体15は、その一端が軸受
16によって回転自在に支持されるとともに、その他端
が弁棒17に連結されることで、弁棒17を回転操作す
ることによってこれと一体に回転するように構成されて
いる。
【0008】図2は、弁体15の立体構造を示す。図1
および図2に示すように、弁体15は、軸受16を収容
するための一端側の座部18と、弁棒17の端部を収容
するための他端側の座部19とを有するとともに、弁箱
11の第1〜第3のポート12〜14に対応した三叉構
造の流体通路20を有する。この流体通路20は、T字
状に一体に形成された三つの円筒部21、22、23に
よって構成されている。すなわち、これらの円筒部2
1、22、23は、弁体15の周方向に沿って90度の
角度をおいた三方に突出するように形成されている。
【0009】弁体15には、もう一つの円筒部24が、
円筒部21、23からそれぞれ90度の角度をおいた位
置で外方へ突出するように形成されている。すなわち、
弁体15は、四つの円筒部21〜24がそれぞれ90度
おきに放射状に突出するように形成されている。円筒部
24は、仕切壁25によって、その内部が流体通路20
とは連通しないように形成されている。
【0010】円筒部24の中央の位置には、仕切壁25
から円筒部24と同方向に突出する円柱状の取付け座2
6が、この仕切壁25と一体に形成されている。取付け
座26の突出高さは、円筒部24の突出高さとほぼ等し
くなるように形成されている。この取付け座26を利用
して、板状の弁体シート28が取り付けられている。2
9は取付けボルトで、取付け座26にねじ込まれること
で、この取付け座26との間に弁体シート28をシール
状態で挟み込んで固定する。
【0011】弁体シート28は、円板体にて皿状に形成
されて、中央の円形の平板部30と、この平板部30の
周縁のシート部31とを一体に有する。平板部30は、
弁体15の円筒部24よりもやや大径に形成されてい
る。シート部31は、弁体15の回転中心軸32上の中
心点33を中心とする球面状に形成されている。上述の
ように弁体15の円筒部24が取付け座26と同等の突
出高さで形成されているため、弁体シート28をボルト
29によって取付け座26に固定すると、この弁体シー
ト28におけるシート部31の近傍が円筒部24によっ
てバックアップされることになる。また弁体シート28
は、ばね鋼などの弾性を有する材料、たとえばJISの
SUP材などによって形成されている。その場合は、シ
ート部31に、クロムメッキなどが施されるのが好適で
ある。
【0012】図1において、35は環状の弁箱シート
で、第1のポート12に設けられて、図示のように弁体
シート28がたとえばその弾性によって密接できるよう
に構成されている。図1のバルブにおいては、第1のポ
ート12のみならず第3のポート14にも同様の弁箱シ
ートが設けられている。ただし、その図示は省略する。
なお、図1のバルブにおいて、第2のポート13には弁
箱シートは設けられていない。
【0013】この図1に示す状態から弁体15が回転し
て、たとえば円筒部22が第1のポート12の弁箱シー
ト35に向かい合ったときの状態を図3に示す。図示の
ように、この状態で円筒部22と弁箱シート35とは接
触しておらず、両者の間に隙間36が形成されている。
第1のポート12が上流側であるとともに、たとえば第
3のポート14が下流側である場合に、弁体シート28
がその弾性によって弁箱シート35に密着してこの第1
のポート12を閉じたときの状態を、図4に示す。この
ときは、流体の圧力Pが第1のポート12から弁体シー
ト28の平板部30に作用するが、前述のように平板部
30は弁体15の円筒部24によってバックアップされ
ているため、このバックアップ部が支点となって、弾性
を有するシート部31には弁箱シート35を押圧する方
向の力Fが全周にわたって作用することになる。すなわ
ち、弁箱11内の流体の圧力によって、弾性を有する弁
体シート28のシート部31が弁箱シート35に所定の
力で押圧されることになる。
【0014】反対に図1および図4において第1のポー
ト12が下流側である場合は、弁体シート28のほぼ全
面すなわち平板部30とシート部31との双方に弁箱1
1内の流体の圧力が作用するため、しかも平板部30に
おける円筒部24よりも内周側の部分においても流体の
圧力を受け得るので、やはり流体の圧力によって弾性を
有する弁体シート28のシート部31が弁箱シート35
に押圧されることになる。
【0015】弁体15側の部材は、その全閉時に弁体シ
ート28における環状のシート部31のみが弁箱シート
35に接触するだけで、その他の部材は弁箱シート35
に接触することがない。たとえば図5は第1のポート1
2が全開と全閉の中間の状態にあるときの様子を示す
が、このときは、図示のように弁体シート28のシート
部31における周方向に沿った2箇所の部分37、37
が弁箱シート35に近づいた状態にあるものの、接触は
していない。このため、弁箱シート35や弁体シート2
8における摩耗の発生が低減され、したがって安定なシ
ール性が長期にわたって確保され、特に開閉頻度の高い
バルブであってもシール性能が低下しにくいという利点
がある。また、弁操作のために必要なトルクも小さくな
る。なお、シート部31以外の部材も、この中間の状態
において、いっさい弁箱シート35に接触しない。
【0016】図6〜図8は、上記で説明した三方口弁の
開閉状態を説明するものである。このうち図6は、弁体
シート28が一対の弁箱シート35、35のいずれから
も離れた状態、すなわち、弁体15における円筒部23
が弁箱11の第1のポート12に向かい合い、円筒部2
2が第2のポート13に向かい合い、円筒部21が第3
のポート14に向かい合った状態を示す。ここで、同図
(b)に示すように、第1のポート12と第3のポート
14とが本管38を構成するとともに、第2のポートが
分岐管39を構成する場合には、この図6は本管38が
全開状態にあってしかも分岐管39に連通している状態
を示すことになる。このとき、弁体シート28は、いず
れのポートにも向かい合っていない。
【0017】図7は、弁体シート28が第3のポート1
4の弁箱シート35に密接した状態を示す。この場合
は、第3のポート14が閉じられるとともに、第1のポ
ート12と第2のポート13とが連通する。図8は、弁
体シート28が第1のポート12の弁箱シート35に密
接した状態を示す。この場合は、第1のポート12が閉
じられるとともに、第2のポート13と第3のポート1
4とが連通する。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によると、弾性を有
する板体にて弁体シートを構成し、この弁体シートが閉
止時にのみ全周で弁箱シートと密接するように構成した
ため、閉止時以外のときには弁箱シートとの密接状態が
解除されることになり、このため摩耗を発生しにくくす
ることができ、したがって安定なシール性を確保するこ
とができる。
【0019】また本発明によると、回転式の弁体に弾性
を有する円板体を取り付けて、この円板体の周縁にて弁
体シートを構成したため、弁体シートは、バルブの閉止
時にのみ弁箱シートと接触し、その他のときは弁箱シー
トと接触することがなく、このため摩耗を発生しにくく
することができ、したがって安定なシール性を確保する
ことができる。
【0020】さらに本発明によると、弁箱内の流体の圧
力が弾性を有する板状の弁体シートに作用することで、
この弁体シートが弁箱シートに押圧されるため、確実な
シール性能を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のボールバルブの要部の一
部切欠正面図である。
【図2】図1における弁体の斜視図である。
【図3】図1の状態から弁体が回転して、円筒部が第1
のポートの弁箱シートに向かい合ったときの状態を示す
要部の拡大図である。
【図4】図1の状態において弁体に流体の圧力が作用し
ている様子を示す図である。
【図5】第1のポートが全開と全閉の中間の状態にある
ときの様子を示す図である。
【図6】図1のボールバルブにて構成された三方口弁に
おける第1の開閉状態を示す図である。
【図7】同三方口弁における第2の開閉状態を示す図で
ある。
【図8】同三方口弁における第3の開閉状態を示す図で
ある。
【図9】従来のボールバルブの要部の断面図である。
【符号の説明】
15 弁体 28 弁体シート 30 平板部 31 シート部 35 弁箱シート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性を有する板体にて弁体シートを構成
    し、この弁体シートが閉止時にのみ全周で弁箱シートと
    密接するように構成したことを特徴とするボールバル
    ブ。
  2. 【請求項2】 回転式の弁体に弾性を有する円板体を取
    り付けて、この円板体の周縁にて弁体シートを構成した
    ことを特徴とするボールバルブ。
  3. 【請求項3】 弁箱内の流体の圧力によって弁体シート
    が弁箱シートに押圧されるように構成されていることを
    特徴とする請求項1または2記載のボールバルブ。
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