JP4418861B2 - ステップモータ及び流量調節装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステップモータ及び流量調節装置に関し、特に、ステップモータのロータ軸の端部にL字型に流路を変えることができる筒状部を設けることにより、このロータ軸を回転させて流出用開口の開口面積を可変として流量を変えるための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種の流量調節装置としては、流体の流路中にバタフライバルブを設け、流路の外部からこのバタフライバルブを開閉駆動することによって、弁開度の調整を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の流量調節装置は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。すなわち、バタフライバルブを駆動する構造は、極めて複雑であり、大型化すると共に、コストダウンも困難であった。
【0004】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、ステップモータのロータ軸の端部にL字型に流路を変えることができる筒状部を設けることにより、このロータ軸を回転させて流出用開口の開口面積を可変として流量を変えるようにしたステップモータ及び流量調節装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によるステップモータは、ロータ軸をステップ駆動させるようにしたステップモータにおいて、前記ロータ軸の端部側に一体又は別体で設けられ前記ロータ軸のロータ直径より小径の筒直径を有する筒状部と、前記筒状部の外周面の一部に形成された開口と、前記筒状部の後端が位置する前記ロータ軸の端面に形成された輪状平坦面と、を備え、前記筒状部の筒端に形成された筒状開口と前記開口とは連通していると共に、前記筒状部の外周面には減摩剤が膜状に形成されている構成であり、また、ステップモータのロータ軸の端部側に一体又は別体で設けられ外周面に減摩剤が膜状に形成されると共に、前記ロータ軸のロータ直径より小径の筒直径を有する筒状部と、前記筒状部の周面の一部に形成された開口と、前記筒状部の筒端に形成され前記開口と連通する筒状開口と、前記筒状部の後端が位置する前記ロータ軸の端面に形成された輪状平坦面と、前記筒端の外周面に接続された接続筒体と、前記筒状部の外周面に接続され前記開口と連通する流出用開口を有すると共に前記接続筒体と一体又は別体で形成された流出用部材とを備え、前記流出用部材の一面は前記輪状平坦面に接して位置し、前記接続筒体及び流出用部材は回転する筒状部に対して前記減摩材を介して固定され、前記筒状開口から前記開口及び流出用開口を経て前記流出用部材に流体を案内すると共に、前記筒状部を前記ステップモータでステップ回転させ、前記開口と流出用開口との相対開度を可変とするようにした構成である。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明によるステップモータ及び流量調節装置の好適な実施の形態について説明する。
図1及び図2において符号1で示されるものは周知のステップモータ2のロータ軸であり、このロータ軸1の端部1a側には、この端部1aと一体又は別体の筒状をなす筒状部3が設けられている。すなわち、この筒状部3をロータ軸1と一体又は別体として形成している。また、前記筒状部3は、ロータ軸1のロータ直径D1より小径の筒直径D2を有している。
【0007】
前記筒状部3の外周面3aには、その一部を任意の角度(例えば180°)分切欠いて形成した開口4が形成されている。
前記筒状部3の先端側の筒端5には筒状をなす筒状開口6が形成され、この筒状部3の後端3bはこの筒状部3に形成されているか又はロータ軸1の端面により閉状態であるため、矢印A方向から液体又はガス等の流体を供給すると、筒状開口6を経て筒状部3内に案内され、方向が90°変えられて開口4から矢印B方向に沿って外部へ流出されるように構成されている。前記筒状部3の後端3bが位置する前記ロータ軸1の端面1Aには、輪状平坦面1Aaが形成されている。
【0008】
前述のように構成されたステップモータ2は、この筒状部3を用いて種々の構造を用いることができるが、一例として図2に示す流量調節装置20を構成する場合について説明する。
まず、筒状部3の外周面3aにテフロン(ポリテトラフルオロエチレン)等からなる減摩剤21がコーティング等によって膜状に形成されており、この筒状部3の外周面3aの後端3b側に流出用開口22を有する流出用部材23が設けられ、この筒状部3の筒端5側の外周面3aには接続筒体24が接続されている。前記流出用部材23の一面23Aは、前記輪状平坦面1Aaに接して位置している。
【0009】
前記接続筒体24及び流出用部材23は、回転する筒状部3に対して減摩剤21を介して固定されており、かつ互いに一体又は別体となるように構成されている。
前記流出用開口22と開口4とは互いに対応して位置していると共に、この筒状部3のステップ回転により、流出用開口22と開口4との開口面積すなわち開口度を可変とすることができる。従って、矢印A方向から流入する流体の矢印B方向への流量を自在に変えることができ、ステップモータ2のステップ駆動による筒状部3のステップ回転によって流量調節が行われる。なお、本発明の適用としては、油、ガス、液体燃料等の広い分野に可能である。
【0010】
【発明の効果】
本発明によるステップモータ及び流量調節装置は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。すなわち、ステップモータのロータ軸に設けられ筒状開口及び開口を有する筒状部をステップ回転させて流出用開口の開口度を自在に変えることができ、従来のバタフライバルブを用いた流量調節構成に比較すると、その構造は大幅に簡略化され、コストダウンも可能となり、さらに、信頼性の向上も得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるステップモータの要部を示す斜視図である。
【図2】 本発明によるステップモータを用いた流量調節装置を示す断面構成図である。
【符号の説明】
1 ロータ軸
1A 端面
1Aa 輪状平坦面
1a 端部
3 筒状部
3a 外周面
3b 後端
4 開口
5 筒端
6 筒状開口
21 減摩剤
22 流出用開口
23 流出用部材
23A 一面
24 接続筒体
D1 ロータ直径
D2 筒直径
Claims (2)
- ロータ軸(1)をステップ駆動させるようにしたステップモータにおいて、前記ロータ軸(1)の端部(1a)側に一体又は別体で設けられ前記ロータ軸(1)のロータ直径(D1)より小径の筒直径(D2)を有する筒状部(3)と、前記筒状部(3)の外周面(3a)の一部に形成された開口(4)と、前記筒状部(3)の後端(3b)が位置する前記ロータ軸(1)の端面(1A)に形成された輪状平坦面(1Aa)と、を備え、前記筒状部(3)の筒端(5)に形成された筒状開口(6)と前記開口(4)とは連通していると共に、前記筒状部(3)の外周面(3a)には減摩剤(21)が膜状に形成されていることを特徴とするステップモータ。
- ステップモータ(2)のロータ軸(1)の端部(1a)側に一体又は別体で設けられ外周面(3a)に減摩剤(21)が膜状に形成されると共に、前記ロータ軸(1)のロータ直径(D1)より小径の筒直径(D2)を有する筒状部(3)と、前記筒状部(3)の周面の一部に形成された開口(4)と、前記筒状部(3)の筒端(5)に形成され前記開口(4)と連通する筒状開口(6)と、前記筒状部(3)の後端(3b)が位置する前記ロータ軸(1)の端面(1A)に形成された輪状平坦面(1Aa)と、前記筒端(5)の外周面に接続された接続筒体(24)と、前記筒状部(3)の外周面(3a)に接続され前記開口(4)と連通する流出用開口(22)を有すると共に前記接続筒体(24)と一体又は別体で形成された流出用部材(23)とを備え、前記流出用部材(23)の一面(23A)は前記輪状平坦面(1Aa)に接して位置し、前記接続筒体(24)及び流出用部材(23)は回転する筒状部(3)に対して前記減摩材(21)を介して固定され、前記筒状開口(6)から前記開口(4)及び流出用開口(22)を経て前記流出用部材(23)に流体を案内すると共に、前記筒状部(3)を前記ステップモータ(2)でステップ回転させ、前記開口(4)と流出用開口(22)との相対開度を可変とするように構成したことを特徴とする流量調節装置。
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