JPH04211774A - 遊星ローラ式流量制御弁 - Google Patents

遊星ローラ式流量制御弁

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JPH04211774A
JPH04211774A JP3006421A JP642191A JPH04211774A JP H04211774 A JPH04211774 A JP H04211774A JP 3006421 A JP3006421 A JP 3006421A JP 642191 A JP642191 A JP 642191A JP H04211774 A JPH04211774 A JP H04211774A
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Japan
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ring
housing
input shaft
planetary roller
control valve
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Masaharu Yasuda
正治 安田
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    • F02CGAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
    • F02C7/00Features, components parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart form groups F02C1/00 - F02C6/00; Air intakes for jet-propulsion plants
    • F02C7/22Fuel supply systems
    • F02C7/232Fuel valves; Draining valves or systems
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K7/00Diaphragm valves or cut-off apparatus, e.g. with a member deformed, but not moved bodily, to close the passage ; Pinch valves
    • F16K7/02Diaphragm valves or cut-off apparatus, e.g. with a member deformed, but not moved bodily, to close the passage ; Pinch valves with tubular diaphragm
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/8593Systems
    • Y10T137/86493Multi-way valve unit
    • Y10T137/86574Supply and exhaust
    • Y10T137/86622Motor-operated

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃料流量制御その他、き
わめて精確な微少流量制御を要求される装置等に用いら
れる遊星ローラ式流量制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の代表的な流量制御弁として、図1
2に示すようなニードル弁式流量制御弁、図13に示す
ようなスリット円筒式流量制御弁および図14に示すよ
うなスリット円板式流量制御弁とがある。ニードル弁式
流量制御弁は図12に示すように流体出口51に対し、
ニードル弁52が軸方向に出入して流体出口51の開口
面積を変化させ、流量を制御するもので、ニードル弁5
2の出入は、流体入口53から入る流体を反対方向へ漏
出しないように外周をシール54によって密封され、ボ
ールスクリュウ55によって回転しながら進退するニー
ドル弁52をステッピングモータ57によって回転駆動
させて行なう。なお、56はニードル弁52とステッピ
ングモータ57とのカップリングである。
【0003】スリット円筒式流量制御弁は図13に示す
ように流体入口32側から穿孔されたスリット33をス
テッピングモータ36の軸に設けられた切欠又は穴34
が回転に応じて開閉することにより流量を制御する。な
お、図中、31は流体出口、35はシールである。
【0004】スリット円板式流量制御弁は図14に示す
ように流体入口42側と流体出口41との間に室内の、
流体出口41に垂直に設けられた壁のスリット43を回
転可能に当接された円板49の切欠又は穴44が回転に
応じて開閉することにより流量を制御する。図中、47
はステッピングモータ46の回転速度を適切に減速して
円板49に伝えるための減速装置、48は壁に対する円
板49の押圧力を充分にするための予圧バネ、45はシ
ールである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の流量制御弁
(以降、単に弁という)には解決すべき次の課題があっ
た。
【0006】即ち、微少流量を精確に制御するには0.
1 mm2 程度以下の絞り面積を正確に調整する必要
がある。ところが従来のニードル弁式では0.4 mm
以下の直径とストロークを持つニードル弁および駆動装
置(ボールスクリュウとステッピングモータの組合せ)
が必要であるのに対し、加工誤差の点で充分な精度が得
られないという問題があり、かつ、全閉時にニードルの
バルブシートが損耗し、耐久性がないという問題がある
。従来のスリット円筒式及びスリット円板式弁では0.
02mm×5mm程度のスリットが必要となり燃料等流
体中の異物がスリットを閉鎖する恐れが大きいという問
題があり、かつ、全閉を実現するには摺動面の隙間をゼ
ロにする必要があるのに対し、スリット円筒式弁ではそ
れが実現不可能であり、スリット円板式弁では摺動面を
バネ等で押圧接触させておく必要があり、駆動時の摩擦
が大きくなるという問題がある。
【0007】更に、従来のニードル弁又はスリット円筒
式及びスリット円板式弁をデジタルコントローラで制御
するステッピングモータで駆動する場合、減速装置(ボ
ールスクリュウ又は歯車装置等)を用いて駆動力を拡大
すると共に制御分解能を高める必要がある。しかし、通
常、制御用に用いられるステッピングモータの駆動トル
クは数kg・cmと小さいためこの必要を満たすために
は、ニードル弁又はスリット弁の摩擦力に打ち勝つよう
充分大きな減速比の減速装置を用いる必要がある。とこ
ろが大きな減速を行なうと応答性が低下し目的とする制
御機能を満せなくなるという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
手段として、次の(1) 、(2) に記載の遊星ロー
ラ式流量制御弁を提供しようとするものである。 (1) 入力軸を兼ねるローラに外接した相互に直径の
異る複数の遊星ローラと、同遊星ローラと内接すると共
に軸方向に所定の幅を有するリングと、同リングの外周
にその内周を一部接して嵌り合う上記入力軸を兼ねるロ
ーラと同心かつ液密のハウジングと、同ハウジングの内
周の一方に上記リングの所定の幅によって遮閉可能に設
けられた流体の入口と、同ハウジングの内周の他方に上
記リングの所定幅によって遮閉可能に設けられた流体の
出口とを具備してなることを特徴とする遊星ローラ式流
量制御弁。 (2) 上記(1) に記載の遊星ローラ式流量制御弁
において、入力軸が駆動装置の回転軸を兼ねると共に遊
星ローラが上記回転軸の軸受を兼ねてなることを特徴と
する遊星ローラ式流量制御弁。
【0009】
【作用】本発明は上記のように構成されるので次の作用
を有する。
【0010】即ち、上記(1) の構成にあっては遊星
ローラに直径差を与えた場合に得られるリングとハウジ
ングの隙間の円周方向分布に変化が生じ、隙間が最小か
ら最大に変化する範囲で流量の制御が行なわれる。たと
えば相対する2対の遊星ローラに直径差を与え、かつ、
遊星ローラの減速比が6の場合、入力軸では1.5 回
転が制御範囲となり、入力軸を兼ねたローラのトルク、
分解能、応答性の点で適当な特性が得られる。
【0011】流量を完全に遮断する必要のある時はリン
グとハウジングの嵌合を強くし、接触面圧を高めればよ
い。又、遊星ローラを中空にして剛性を低めると安定し
た接触面圧が得られる。
【0012】また、上記(2) の構成にあっては上記
(1) に記載の遊星ローラ式流量制御弁の入力軸が駆
動装置の回転軸と兼用され、かつ、遊星ローラが軸受と
兼用されるので上記(1) の構成の作用に加え部品点
数、重量等が低減する。
【0013】
【実施例】本発明の第1実施例に係るガスタービンエン
ジンの燃料流量制御弁を図1及び図2により説明する。 図1は本実施例の図で、(a) は一部破断して示す正
面図、(b) は(a) の側断面図即ちB−B矢視断
面図である。
【0014】図において、ローラ状をなす入力軸1の外
周に接して相互に径の異る2対4個の遊星ローラ2がリ
ング3に内接してリング3と共にハウジング4内に収納
されている。入力軸1の一端はカップリング8を介して
、ハウジング4に固定されたステッピングモータ9に連
結され、ステッピングモータ9が回転すれば入力軸1が
回転し、遊星ローラ2は入力軸1廻りを自転しながら公
転し、それにつれてリング3もハウジング4内を回転す
る。ハウジング4とリング3の外周との間にはシールリ
ング7が嵌められており、ハウジング4の内周の一方に
は流体入口5が、他方には流体出口6がそれぞれ半径方
向に貫通されている。
【0015】次に上記構成の作用について図2を援用し
ながら説明する。直接に差を有する遊星ローラ2が入力
軸1の外周を公転するとリング3の外周と入力軸1の軸
心との半径相当の距離には軸心まわりの位置によって差
が生じ、従ってハウジング4の内周とリング3との間は
強く接触する範囲とその反対側に隙間の生じる範囲とが
併存し、それらの軸心まわりの位置は回転に応じて刻々
に変ってゆく。図1(a) のXはこの隙間を示し、図
2はこの隙間Xと接触側との関係を縦軸に、遊星ローラ
2の公転角度を横軸にして線図として示したものである
。図から明らかな通り、遊星ローラ2の直径差を制御す
ることによって所望の隙間Xが得られ、流量を自由に制
御することができる。
【0016】次に本発明の第2実施例について図3及び
図4により説明する。第1実施例はハウジング4に流体
出口6を1個所設ける例であったが、第2実施例は周方
向に3個所設ける例で、図3においてハウジング4の周
上には流体入口5に対し、流体出口6a、6b、6cが
3個所設けられており、流量特性は入力軸1の回転によ
り、予め設定された流量スケジュールに従って制御され
る。なお、図示以外は図1と同様である。
【0017】図4は図2に対応させて示した本実施例の
線図で、θ1 は図3のθ3 に180°を加えた角度
、θ2 は図3 のθ2 に対応する角度である。
【0018】本実施例のように複数の流量制御に求めら
れる主なパラメータとしては遮断状態から開へのタイミ
ングおよび流量変化率がある。タイミングについては各
々の流体出口6a、6b、6cの位相(図1のθ2 ,
θ3)および予圧量対最大隙間(図4のY対X)で調整
可能である。流量変化率については流体出口6a,6b
,6cの穴直径(図3のD1 ,D2 ,D3 )で調
整可能である。
【0019】なお、流体出口の数は3個に限定されるも
のではなく、必要に応じて増減されてよい。
【0020】次に本発明の第3実施例について図5によ
り説明する。上記第1、第2実施例は何れも遊星ローラ
2とステッピングモータ9を分離型とし、相互の軸心の
ミスアライメントを吸収するためカップリング8を用い
る構成としたが本来、遊星ローラ2は軸受の機能を有し
ており、ステッピングモータ9の一方の軸受を兼用する
ことができる。
【0021】第3実施例はこのような観点から構成され
る流量制御弁で、1aは後述のステッピングモータ9a
の駆動軸を兼ねた回転軸で遊星ローラ3はこの回転軸1
aの廻りに自転及び公転を行なう。ステッピングモータ
9aは図示の如くモータ回転子10、モータコイル11
、モータハウジング12及び回転軸1aの一端を支承す
るベアリング13からなり、ベアリング13に対応する
他端のベアリングは上記遊星ローラ3が兼ねることにな
る。その他の構成については第1、第2実施例と基本的
に同様である。
【0022】本実施例の場合、第1、第2実施例と同様
の効果があることに加え、ステッピングモータ9aの回
転軸1aが直接、遊星ローラ2の入力軸を兼ね、かつ、
遊星ローラ2が軸受を兼ねるので、第1、第2実施例の
ように入力軸やカップリングを別に用意する必要がなく
、かつ、軸受も1個でよいので部品点数、重量、コスト
が共に低減し、かつ、小型化できるという利点がある。
【0023】次に本発明の第4実施例について図6〜図
9により説明する。本実施例は、図7〜図9に示す、シ
リンダ19、ピストン20よりなるアクチュエータに精
確に流量を制御しながら流体供給する遊星ローラ式サー
ボバルブの例で、第1〜第3実施例と同様の構成部品に
は同符号を付し、説明を省略する。
【0024】図6において、1bは入力軸を兼ねる太陽
ローラでモータ回転子10によって回転され、その外周
の遊星ローラ2を自転及び公転させる。14は加圧流体
入口、15aはアクチュエータへの供給ポート、16b
はアクチュエータからの戻りポート、17はリング3と
ハウジング4との隙間から排出される排油、18はシー
ルリング7a,7bの保持及び加圧流体入口14に連通
して加圧流体の流入を受入れるため、ハウジング4の内
周の円周に穿設された溝である。その他、たとえば図7
に示すように、太陽ローラ1bの軸心に対称に、即ち図
6の下側にアクチュエータへの供給ポート15aに対向
して、かつ、シールリング7a,7bによって軸方向に
区画されたアクチュエータへの供給ポート15aと同一
の円周面上にアクチュエータへの供給ポート15bが、
また、図6の上側にアクチュエータからの戻りポート1
6bに対向して、かつ、シールリング7aの左側に区画
されたアクチュエータからの戻りポート16bと同一円
周面上にアクチュエータからの戻りポート16aがそれ
ぞれ設けられている。
【0025】次に上記構成の遊星ローラ式サーボバルブ
を用いてアクチュエータを往復作動させる例を図7〜図
9により説明する。図7〜図9はシリンダ19及びピス
トン20よりなるアクチュエータに図6に示す遊星ロー
ラ式サーボバルブを連結した模式図で、図6のA−A矢
視断面に相当する図で示されており、図6のB−B矢視
断面上のアクチュエータへの供給ポート15a及びアク
チュエータからの戻りポート16bは破線で示されてい
る。なお、図では理解を用意にするため、要部のみが示
され、加圧流体入口14その他は省略されている。
【0026】図7はピストン20の上側に加圧流体(ハ
ッチングを施して示す)が供給され、ハッチング矢印の
向き(下向き)にピストン20が移動している状態を示
す図、図8は流体の移動がなく、ピストン20が停止(
アクチュエータ固定)している状態を示す図、図9は図
7とは逆にピストン20の下側に加圧流体が供給され、
ハッチング矢印の向き(上向き)にピストン20が移動
している状態を示す図である。細い矢印は流体の移動の
向きを示す。φはステッピングモータによる回転角度を
、Xは、リング3が内側を遊星ローラ2によって圧され
ないことよりリング3とハッチング4との間に円周上、
中心を挟んで対向位置の2個所に生じる隙間をそれぞれ
示す。なお、アクチュエータからの戻り流体にはドット
を付して示す。
【0027】先ず、図6において、加圧流体入口14よ
り加圧流体が流入し、溝18を満たす。そして隙間Xの
到来しているアクチュエータへの供給ポート15aへ隙
間Xを通って流入し、次いでアクチュエータへ流入し、
図7の状態を創出する。即ち、ピストン20を下方へ強
く押圧し、図示しない対象物を変位させる。ピストン2
0の下側の流体は戻り流体となって、上記隙間Xの対向
側の隙間Xが到来しているアクチュエータからの戻りポ
ート16bを経、隙間Xを通って排油17となって排出
してゆく。この状態ではアクチュエータへの供給ポート
15b及びアクチュエータからの戻りポート16aは、
リング3が内側を遊星ローラ2によって圧され、隙間X
がゼロの位置にあってそれぞれ塞がれいる。
【0028】なお、図7においては説明の都合上、隙間
Xを大き目に図示したが、実機においては加圧流体が通
れる程度の隙間、たとえば0.5mm以下程度のわずか
な隙間で十分である。即ち、図6におけるリング3とハ
ウジング4との隙間Xはシールリング7a,7bの太さ
に比べて極めて小さく、隙間Xによりシールリング7a
,7bのシール性が損なわれることはない。従って加圧
流体入口14から入った加圧流体が、シールリング7a
を越えてアクチュエータからの戻りポート16a,16
b側に漏れたり、シールリング7bを越えてステッピン
グモータ9a側へ漏れたりすることはない。
【0029】太陽ローラ1bがステッピングモータ9a
によって回転し、遊星ローラ2が自転・公転し、図8の
状態が創出されると、アクチュエータへの供給ポート1
5a,15b及びアクチュエータからの戻りポート16
a,16bのすべての部位における隙間Xはゼロとなっ
てこれらポートはすべて塞がれる。従ってピストン20
の上下の流体は移動できず、ピストン20は固定される
。即ち、図示しない対象物は固定される。
【0030】太陽ローラ1bがステッピングモータ9a
によって回転し、遊星ローラ2が自転・公転し、図9の
状態が創出されると、各隙間Xはアクチュエータへの供
給ポート15b及びアクチュエータからの戻りポート1
6aの部位に到来し、図7の場合とは逆に加圧流体は隙
間Xを通ってアクチュエータへの供給ポート15bへ流
入し、次いでアクチュエータへ流入し、ピストン20の
下側に入ってピストン20を強く押し上げる。そして図
7の場合とは逆の向きに図示しない対象物を変位させる
。ピストン20の上側の流体は戻り流体となって隙間X
の到来したアクチュエータからの戻りポート16aを経
、隙間Xを通って排油17となって排出してゆく。この
ようにして制御容易な電気信号により、ステッピングモ
ータ9aの回転を精確に制御し、アクチュエータの往復
運動を精確に制御することができる。
【0031】次に本発明の第5実施例について図10及
び図11により説明する。本実施例は図6に示す遊星ロ
ーラ式サーボバルブと、いわゆる斜板型液圧回転機械と
を一体的に組合わせ、遊星ローラ式サーボバルブによっ
て制御するピストンの往復運動を回転運動に変換して取
出すロータリアクチュエータの例である。図10は本実
施例の側断面図、図11は本実施例を分解的に示した作
用の説明図である。図6と同様の構成部材には同符号を
付し、説明を省略する。
【0032】図10において、概略、右側中央近傍が遊
星ローラ式サーボバルブをなし、その他の部分は斜板型
液圧回転機械をなしている。4aは遊星ローラ式サーボ
バルブのハウジングで、その一端は後述するシリンダ2
3と連続している。21は斜板、22はそれに連続した
出力軸で、出力軸22の軸心回わりにかつ筒軸を平行に
4個のシリンダ23が均等配設されている。シリンダ2
3にはそれぞれピストン24がシリンダ23の筒軸方向
に往復動可能に収納され、各々頂部を自在結合子25に
よって斜板21に自在結合されている。自在結合子25
は斜板21との結合面に沿って摺動可能で、出力軸22
がその軸心廻わりに回転しても軸心と垂直方向に変位す
ることはなく、斜板21の傾斜度に応じて軸心方向にの
み変位する。従ってそれに自在結合されたピストン24
はシリンダ23内をその筒軸方向に変位する。
【0033】次に上記構成の作用を図11により説明す
る。図の左側が遊星ローラ式サーボバルブで、図7に示
す第4実施例の場合と原理的に同様であるが、本実施例
の場合は図示のように、アクチュエータへの供給ポート
15c,15d及びアクチュエータからの戻りポート1
6c,16dが太陽ローラ1bの軸心を挟んで対向する
2個所に、アクチュエータへの供給ポート15a,15
b及びアクチュエータからの戻りポート16a,16b
のそれぞれのペアの間をほゞ均分する形で加設された点
のみが相違する。太陽ローラ1bが回転すると遊星ロー
ラ2が自転・公転し、たとえば図7の場合と同様の作用
によってピストン24の頂部側へ加圧流体が送り込まれ
て、ピストン24を押圧、移動させる。すると斜板21
は出力軸22の軸心廻りに回転する。出力軸22の軸心
を挟んで対向側のピストン24は斜板21によって逆方
向に押し返されることになるので、そのピストン24の
頂部側の流体はシリンダ23より戻り流体となって遊星
ローラ式サーボバルブに戻り、排出される。この作用が
出力軸22の軸心廻りに順次的に繰返されて出力軸22
は強力なトルクと精確な回転を図示しない対象物に伝達
する。なお本実施例はピストン24を4個備えた例で説
明したが、斜板21が回転上のデッドポイントを生じな
い個数、即ち、出力軸22の軸心廻りに斜板21の円周
上をほゞ3等分して配設した場合の個数3個以上のピス
トンであれば、リング3とハウジング4aとの隙間とそ
れが閉塞される位置関係が許す範囲で如何ような個数の
ピストンが用いられてもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので次
の効果を有する。 (1) 遊星ローラの直径差による隙間を利用するので
流量を正確に制御できる。   (2) 小面積同志で押圧したり、滑り合ったりする個
所がないので耐摩性に優れる。 (3) スリットを有しないので、異物等によって閉鎖
する怖れがない。 (4) バネ等で押圧されて高速摺動する個所がないの
で摩擦損失が小さい。 (5) 遊星ローラの公転を利用するので大きなトルク
と正確なタイミングを得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の図で(a) は正面図、
(b) は側断面図である。
【図2】上記第1実施例の遊星ローラの公転角度と流体
の通過するハウジングとリングとの隙間等の関係線図で
ある。
【図3】本発明の第2実施例の正面図である。
【図4】第1実施例の図2に対応させて示した第2実施
例の関係線図である。
【図5】本発明の第3実施例の側断面図である。
【図6】本発明の第4実施例の側断面図である。
【図7】上記第4実施例により往復動型のアクチュエー
タを流体制御する往復作動の説明図で、ピストンが下向
きに押圧される状態の図である。
【図8】図7と同様の説明図で、ピストンが停止(アク
チュエータ固定)状態の図である。
【図9】図7と同様の説明図で、ピストンが上向きに押
圧される状態の図である。
【図10】本発明の第5実施例の側断面図である。
【図11】上記第5実施例を分解的に示した作用の説明
図である。
【図12】一従来例の側断面図である。
【図13】別の従来例の側断面図である。
【図14】更に別の従来例の側断面図である。
【符号の説明】
1        入力軸 1a      回転軸 1b      太陽ローラ 2        遊星ローラ 3        リング 4,4a  ハウジング 5        流体入口 6,6a,6b,6c  流体出口 7,7a,7b        シールリング8   
     カップリング 9,9a  ステッピングモータ 13      ベアリング 14      加圧流体入口 15a,15b  アクチュエータへの供給ポート16
a,16b  アクチュエータからの戻りポート17 
     排油 18      溝 19      シリンダ 20      ピストン 21      斜板 22      出力軸 23      シリンダ 24      ピストン 25      自在結合子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  入力軸を兼ねるローラに外接した相互
    に直径の異る複数の遊星ローラと、同遊星ローラと内接
    すると共に軸方向に所定の幅を有するリングと、同リン
    グの外周にその内周を一部接して嵌り合う上記入力軸を
    兼ねるローラと同心かつ液密のハウジングと、同ハウジ
    ングの内周の一方に上記リングの所定の幅によって遮閉
    可能に設けられた流体の入口と、同ハウジングの内周の
    他方に上記リングの所定幅によって遮閉可能に設けられ
    た流体の出口とを具備してなることを特徴とする遊星ロ
    ーラ式流量制御弁。
  2. 【請求項2】  請求項1に記載の遊星ローラ式流量制
    御弁において、入力軸が駆動装置の回転軸を兼ねると共
    に遊星ローラが上記回転軸の軸受を兼ねてなることを特
    徴とする遊星ローラ式流量制御弁。
JP642191A 1990-03-28 1991-01-23 遊星ローラ式流量制御弁 Expired - Lifetime JP2607754B2 (ja)

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DE1991600608 DE69100608T2 (de) 1990-03-28 1991-03-26 Durchflussregelventil vom Planetenrollen-Typ.
US07/675,257 US5096157A (en) 1990-03-28 1991-03-27 Planetary roller type flow control valve

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