JPH055261Y2 - - Google Patents

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JPH055261Y2
JPH055261Y2 JP5291388U JP5291388U JPH055261Y2 JP H055261 Y2 JPH055261 Y2 JP H055261Y2 JP 5291388 U JP5291388 U JP 5291388U JP 5291388 U JP5291388 U JP 5291388U JP H055261 Y2 JPH055261 Y2 JP H055261Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は自動車の冷房装置等に使用される可変
容量式圧縮機において、その吐出容量を変えるべ
く、揺動斜板の角変位位置を変更制御するシリン
ダ装置のシール構造に関するものである。
(2) 従来の技術 従来前記可変容量式圧縮機において、作動ピス
トンの摺動ストロークを変更してその吐出容量を
可変とする揺動斜板をシリンダ装置により揺動制
御するようにしたものは公知である(米国特許第
4037993号明細書参照)。
(3) 考案が解決しようとする課題 ところでかかるシリンダ装置は、シリンダと、
このシリンダ内に摺動自在に嵌合される制御ピス
トンとの摺動面間のシール性を確保して制御ピス
トンの円滑、軽快な作動を保障するとともにそれ
らで画成される制御圧室内の加圧流体が外部に漏
洩しないようにすることが要求されるが、かかる
要求を満たすためには、シリンダ、制御ピストン
およびそれらに関係する周辺部品の加工精度を高
めるを要し、その結果大幅なコスト高を招くとい
う問題がある。
そこで本考案はシリンダ、制御ピストンおよび
それらに関係する周辺部品の加工精度を従来のも
のほど高めることなく、前記要求を満足できるよ
うにした、構成簡単で安価な可変容量式圧縮機の
制御用シリンダ装置のシール構造を提供すること
を目的とするものである。
B 考案の構成 (1) 課題を解決するための手段 本考案によれば、前記目的達成のためハウジン
グ、シリンダブロツクおよびシリンダヘツドを備
えた圧縮機本体と;この圧縮機本体に回転自在に
支承される回転駆動軸と;前記ハウジング内にお
いて回転駆動軸に軸方向に摺動可能に支承される
スリーブと;このスリーブに、前記回転駆動軸の
軸線と直交する軸線回りに揺動可能に支持されて
回転駆動軸に連結されるジヤーナルと;このジヤ
ーナルに支承され前記軸線回りの揺動のみが許容
される揺動斜板と;この揺動斜板に複数のコンロ
ツドを介して連結される複数の作動ピストンと;
前記シリンダブロツクの、前記回転駆動軸回りに
配設され、前記作動ピストンを摺動自在に嵌合す
る複数のシリンダとを備え、前記スリーブの回転
駆動軸の軸方向の摺動制御により前記ジヤーナル
および揺動斜板の角変位位置を変化させて前記作
動ピストンの作動ストロークを変更するようにし
た可変容量式圧縮機において、 前記圧縮機本体には前記回転駆動軸を囲む環状
のシリンダを設け、このシリンダに前記スリーブ
に連接されてこれを作動制御するための、環状の
制御ピストンを摺動自在に嵌合し、前記シリンダ
と制御ピストンとの内、外の摺動面間に、内、外
シールリングをそれらの軸方向に齟齬されてそれ
ぞれ介装する。
(2) 作用 前記構成によれば、シリンダと制御ピストンの
内、外摺動面間に、軸方向に齟齬してシールリン
グを介装することにより、シリンダ、制御ピスト
ンおよびそれらに関係する周辺部品の加工精度を
必要以上に高めなくてもそれら間のシール性を確
保することができ、特に何らかの原因で制御ピス
トンを傾けようとする力が働いてもシールリング
がその力に対向して制御ピストンの傾きを抑制す
ることができ制御ピストンの円滑軽快な摺動が保
障される。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説
明する。
第1図には本実施例における可変容量式圧縮機
Cの要部が縦断して示されており、この図におい
て、前記圧縮機Cの圧縮機本体1は、中空円筒状
のハウジング2と、その開口端面に固着されるシ
リンダブロツク3と、さらにその端面に重合され
るシリンダヘツド4とを一体に結着して全体とし
て円筒状に構成される。
前記シリンダブロツク3と、ハウジング2の端
面21には、該ハウジング2内を縦通する回転駆
動軸5はラジアルニードル軸受6,7を介して回
転自在に支承される。この回転駆動軸5は圧縮機
本体1の軸線L1上にあり、その圧縮機本体1よ
り突出する突出端にはクラツチを内蔵した駆動プ
ーリ8が一体に連結される。この駆動プーリ8は
図示しないエンジン等の駆動源に連動されて回転
駆動されるようになつている。
前記シリンダブロツク3には、軸線L1を中心
とする同心円上に等間隔を存して放射状に複数個
のシリンダ9が前記回転駆動軸5と平行に形成さ
れており、これらのシリンダ9にはそれぞれ作動
ピストン10が摺動自在に嵌合されている。そし
て各ピストン10は各シリンダ9内を圧縮室12
と背圧室13とに区画している。また各作動ピス
トン10の背圧室13側背面にはコンロツド11
の球状の一端が回転自在に連結されており、各コ
ンロツド11はシリンダ9内を軸方向にのびその
球状の他端は、ハウジング2内に達しており、後
述する斜板式駆動機構Dの揺動斜板19に回動自
在に連結されている。
次に前記斜板式駆動機構Dの構造について説明
すると、前記ハウジング2の作動室14内におい
て、前記回転駆動軸5上にはスリーブ15は軸方
向に摺動自在に嵌挿されている。このスリーブ1
5の左右両側には、回転駆動軸5の軸線L1と直
交する軸線L2(第1図紙面の直角)上に中心をも
つ左右一対のピボツト軸16が一体に突設されて
いる。前記左右ピボツト軸16には、盤状のジヤ
ーナル17が回転駆動軸5の軸方向に前後に揺動
できるように支承される。前記ジヤーナル17
の、前記スリーブ15を囲むように延びる円筒部
171にはラジアル軸受18を介して揺動斜板1
9が回転自在に支承され、この揺動斜板19とジ
ヤーナル17の対向面間にはスラストニードル軸
受20が介在されている。揺動斜板19の外端に
は回り止め部材21が連結ピン22により連結さ
れ、この回り止め部材21は作動室14内にシリ
ンダブロツク3とハウジング2の端壁21間にわ
たつて回転駆動軸5と平行に形成した案内溝23
にスライド可能に係合されている。そして前記案
内溝23と回り止め部材21とは、揺動斜板19
の回り止め機構24を構成している。
作動室14内において前記回転駆動軸5には、
その径方向にドライブピン25が一体に突設さ
れ、このドライブピン25の先端には、連結腕2
6が一体に形成されており、この連結腕26には
円弧状係合孔27が穿設され、これらの係合孔2
7にジヤーナル17の取付片172に一体に突設
した係合ピン28が摺動自在に係合されている。
そして円弧状の係合孔27はその長さ範囲で揺動
斜板19のピボツト軸16回りの揺動を許容す
る。そして回転駆動軸5の回転に応じてジヤーナ
ル17が回転する。
揺動斜板19の一面には前述のように、複数の
ピストン10に連なるコンロツド11の球状他端
が回動自在に連結される。したがつて揺動斜板1
9のピボツト軸16の軸線L2回りの角変位位置
に応じて各作動ピストン10の作動ストロークす
なわち吐出量が定まる。
前記回転駆動軸5には、そのシリンダブロツク
3側端部に、段差係止部51を介して小径軸部52
が形成される。小径軸部52には圧縮コイルばね
よりなる第1ばねSP1が巻装され、この第1ばね
SP1の一端は小径軸部52に嵌合係止されるばね
座30に係合し、またその他端は前記段差係止部
1に係止される環状のストツパ31に係合され
ている。そして前記ストツパ31は、前記スリー
ブ15が第1図において左に摺動するとき、その
一端面と係合してこの第1ばねSP1を圧縮するよ
うに作用する。
前記ハウジング2には、その端壁21中央部に、
外方に突出した有底円筒状のシリンダ筒部32が
回転駆動軸5と同心に一体に穿設され、このシリ
ンダ筒部32に形成される環状のシリンダ321
内に環状の制御ピストン33が摺動自在に嵌合さ
れている。この制御ピストン33の内、外周面に
は、軸方向に齟齬させてシールリングS1,S2がそ
れぞれ嵌着されており、これらのシールリング
S1,S2は、シリンダ321と制御ピストン33と
の内外摺動面間を流体密にシールする。而して前
記シールリングS1,S2は、前述のように制御ピス
トン33の軸方向に齟齬されていることにより、
制御ピストン33にこれを傾けようとする力が作
用してもこの力に対抗して制御ピストン33の傾
きを抑制するように作用する。
制御ピストン33とシリンダ筒部32の端壁間
に制御圧室34が画成される。制御圧室34内に
は、圧縮コイルばねよりなる第2ばねSP2が収容
されており、このばねSP2の両端は、前記制御ピ
ストン33とシリンダ筒部32の端壁間に係合さ
れており、前記制御ピストン33を第1図左方、
すなわち作動室14側に偏倚している。制御ピス
トン33の作動室14側端部はアンギユラボール
軸受35を介して制御プレート36に回転自在に
支承される。制御プレート36は軸方向に延びる
円筒部361が一体に形成され、この円筒部361
は回転駆動軸5の外周面に回転自在に嵌挿支持さ
れてその端面は、前記第2ばねSP2の弾発力によ
り前記スリーブ15の端面に係合される。また前
記円筒部361には軸方向のスリツト37が穿設
され、このスリツト37を前記ドライブピン25
が貫通しており、回転駆動軸5と制御プレート3
6とは一体となつて回転する。また制御プレート
36の背面とハウジング2の端壁21間にはスラ
ストニードル軸受38が介在される。制御ピスト
ン33が左右に摺動すれば、これに追従してスリ
ーブ15が軸方向に移動しそれに応じてジヤーナ
ル17および揺動斜板19のピボツト軸16まわ
りの角変位位置が変化する。すなわち第1図にお
いて制御ピストン33が左方に移動したときスリ
ーブ15も左方に移動し、それに応じてジヤーナ
ル17および揺動斜板19が時計方向に回動して
各作動ピストン10の摺動ストロークが小とな
り、また制御ピストン33が右方に移動したと
き、作動ピストン10にかかる作動圧によりスリ
ーブ15も右方に移動し、それに応じてジヤーナ
ル17および揺動斜板19が第1図反時計方向に
回動し、各作動ピストン10の摺動ストロークが
大きくなる。
短円筒状のシリンダヘツド4は仕切板40を介
して前記シリンダブロツク3の端面にパツキン4
1を介して固着され、このシリンダヘツド4の中
央部には吐出室42が形成されこの吐出室42の
シリンダブロツク3との境界は前記仕切板40に
よつて仕切られる。そしてこの吐出室42にはシ
リンダヘツド4に形成した吐出管路44が連通さ
れる。またシリンダヘツド4には、前記吐出室4
2を囲繞するように吸入室45が形成され、この
吸入室45のシリンダブロツク3との境界も前記
仕切板40によつて仕切られる。そしてこの吸入
室45はシリンダブロツク3に穿設した連通路4
6を介してハウジング2内の作動室14に連通さ
れる。さらに作動室14には、ハウジング2の壁
面に形成した吸入管路47が連通される。
前記仕切板40には、吐出室42とシリンダ9
の圧縮室12を連通する吐出口48が穿設されて
おり、この吐出口48には作動ピストン10が圧
縮作動しているとき吐出口48を開く吐出弁49
が設けられる。さらに仕切板40には前記吸入室
45とシリンダ9の圧縮室12とを連通する吸入
口50が穿設されており、この吸入口50には作
動ピストン10が吸入作動しているときこの吸入
口50を開く吸入弁51が設けられる。
圧縮機Cの吸入行程により、複数の作動ピスト
ン10が順次に往復動するとき、冷媒は吸入管路
47、作動室14、連通路46を通つて吸入室4
5に入り、そこから吸入弁51を開弁して圧縮室
12に吸入される。また圧縮機Cの圧縮行程によ
り圧縮室12内の圧縮冷媒は吐出弁49を開弁
し、吐出室42から突出管路44に圧送される。
前述のように構成される可変容量式圧縮機の容
量制御は制御弁Vによつて行われる。次にこの制
御弁Vの構成について説明すると、この制御弁V
は吐出室42に通じる吐出通路52、前記作動室
14および連通路46を介して吸入室45に通じ
る吸入通路53、および前記制御圧室34に通じ
る制御通路54との間に介設される。
ハウジング2の端壁21に形成した弁ハウジン
グ55内には、弁本体56が設けられる。この弁
本体56は弁ハウジング55内に吐出通路52の
連通する吐出圧弁室57を画成するとともにその
内部に吸入通路53の連通する吸入圧弁室58が
形成され、さらに制御通路54の連通する通路5
9が形成されており、この通路59は前記吐出圧
弁室57と吸入圧弁室58とを連通する。
前記弁本体56には、前記吐出圧弁室57およ
び通路59間を連通、遮断可能な第1弁機構60
と、通路59および吸入圧弁室58を連通、遮断
可能な第2弁機構61とを備える。
前記第1弁機構60は、弁本体56に形成した
弁座62に着座可能な球状の弁体63と、該弁体
63を閉弁方向に付勢する弁ばね64と、弁体6
3を開弁方向に作動するためのプツシユロツド6
5とを備えており、前記弁体63と弁ばね64は
弁室57に設けられ、プツシユロツド65は前記
通路59内を移動可能に縦通される。
また第2弁機構61は弁本体56に形成した弁
座67に着座可能で前記プツシユロツド65と一
体のスプール弁68と該弁68を閉弁方向に付勢
する弁ばね69とを備え、前記スプール弁68と
弁ばね69は、弁本体56内に形成した、前記吸
入圧弁室58に収容される。
前記吸入圧弁室58内には、前記弁ばね69を
囲繞するとともにその両端が前記スプール弁68
および吸入圧弁室58の端板581に流体密に接
続されるベローズ70が収容されており、このベ
ローズ70内は端板581に穿設した通孔71を
介して大気に連通されている。したがつて吸入圧
弁室58内の吸入圧力が上昇するとベローズ70
は収縮して第2弁機構61を開弁し、また吸入圧
弁室58内の吸入圧力が下降するとベローズ70
は膨脹して第1弁機構60を開弁する。
次に吐出容量の可変制御作用について説明する
と、冷房装置は冷房負荷が大となると吸入圧力
Psが上昇し、冷房負荷が小となれば吸入圧力Ps
が下降する特性があるので、いま冷房負荷が減少
して吸入圧力Psが低下すると、第1弁機構60
の弁体63が開弁して吐出通路52と制御通路5
4が連通して制御圧室34の制御圧力Pcが上昇
しそれに応じて制御ピストン33は第2ばねSP2
の弾発力に助成されて第1図左方に移動し、制御
プレート36を介してスリーブ15を左方に移動
する。これによりジヤナール17はピボツト軸1
6回りに時計方向に回動すなわち揺動斜板19の
起立方向に回動する。したがつて、複数の作動ピ
ストン10の作動ストロークは小さく圧縮機の吐
出容量は減少する。そして圧縮機の容量が最小に
なるときはスリーブ15は左限に達し、ストツパ
31を介して第1ばねSP1を圧縮する。
次に空調装置の負荷が増大して吸入圧力Psが
上昇すると、今度はベローズ70が収縮するの
で、第2弁機構61のスプール弁68が開弁する
とともに第1弁機構60が閉弁するので、通路5
9と吸入圧通路53とが連通して制御圧室34の
圧力Pcが減少し、それに応じて制御ピストン3
3が第1図右方に移動する。これによりスリーブ
15は複数の作動ピストン10にかかる作動圧を
うけて右方に移動する。これによりジヤーナル1
7はピボツト軸16回りに反時計方向に移動して
揺動斜板19を同方向に傾倒させ各作動ピストン
10の作動ストロークが大きくなり圧縮機Cの吐
出容量が増大する。
以上のようにして可変容量式圧縮機Cの吐出容
量が制御される。
ところでシリンダ321と制御ピストン33と
の内,外周面には、それらの軸方向に齟齬させて
シールリングS1,S2をそれぞれ介装したので、こ
れらのシールリングS1,S2は、シリンダ321
制御ピストン33、およびそれらに関係する周辺
部品を高精度に加工仕上げしなくてもシリンダ3
1と制御ピストン33間の高いシール性を確保
することができ、特に制御ピストン33にこれを
傾けるような力が作用しても前記シールリング
S1,S2は前記力に対向して制御ピストン33が傾
くようなことがなく高いシール性を確保しながら
制御ピストン33の円滑、軽快な作動が保障され
る。
C 考案の効果 以上のように本考案によれば、容量可変式圧縮
機の制御用シリンダ装置において、その圧縮機本
体には回転駆動軸を囲む環状のシリンダを設け、
このシリンダにスリーブに連接されてこれを作動
制御するための、環状の制御ピストンを摺動自在
に嵌合し、シリンダと制御ピストンとの内,外の
摺動面間に、内,外シールリングを軸方向に齟齬
させてそれぞれ介装したので、シリンダ装置の、
シリンダ、制御ピストンおよびそれらに関係する
周辺部品の加工精度を従来のものほど高精度に加
工仕上げしなくてもシリンダと制御ピストン間の
摺動面の必要なシール性を確保することができ、
特に何らかの原因により制御ピストンに、これを
傾けようとする力が作用しても、該ピストンの
内,外摺動面に軸方向に齟齬して設けられる2つ
のシールが前記力に対抗して制御ピストンを傾け
ることがなく、シール性を損なわずに、該ピスト
ンを円滑、軽快に作動させることができ全体とし
て前記シリンダ装置の高いシール性を確保しつつ
大幅なコストダウンを達成することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は本考案装置を備えた可変容量式圧縮機の、要部
縦断側面図、第2図は第1図−線に沿う断面
図である。 L1,L2……軸線、S1,S2……シールリング、
1……本体、2……ハウジング、3……シリンダ
ブロツク、4……シリンダヘツド、5……回転駆
動軸、9……シリンダ、10……作動ピストン、
11……コンロツド、15……スリーブ、17…
…ジヤーナル、19……揺動斜板、321……シ
リンダ、33……制御ピストン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ハウジング2、シリンダブロツク3およびシリ
    ンダヘツド4を備えた圧縮機本体1と;この圧縮
    機本体1に回転自在に支承される回転駆動軸5
    と;前記ハウジング2内において回転駆動軸5に
    軸方向に摺動可能に支承されるスリーブ15と;
    このスリーブ15に、前記回転駆動軸5の軸線
    L1と直交する軸線L2回りに揺動可能に支持され
    て回転駆動軸5に連結されるジヤーナル17と;
    このジヤーナル17に支承され前記軸線L2回り
    の揺動のみが許容される揺動斜板19と;この揺
    動斜板19に複数のコンロツド11を介して連結
    される複数の作動ピストン10と;前記シリンダ
    ブロツク3の、前記回転駆動軸5回りに配設さ
    れ、前記作動ピストン10を摺動自在に嵌合する
    複数のシリンダ9とを備え、前記スリーブ15の
    回転駆動軸5の軸方向の摺動制御により前記ジヤ
    ーナル17および揺動斜板19の角変位位置を変
    化させて前記作動ピストン10の作動ストローク
    を変更するようにした可変容量式圧縮機におい
    て、 前記圧縮機本体1には前記回転駆動軸5を囲む
    環状のシリンダ321を設け、このシリンダ321
    に前記スリーブ15に連接されてこれを作動制御
    するための、環状の制御ピストン33を摺動自在
    に嵌合し、前記シリンダ321と制御ピストン3
    4との内,外の摺動面間に、内,外シールリング
    S1,S2をそれらの軸方向に齟齬させてそれぞれ介
    装したことを特徴とする、可変容量式圧縮機の制
    御用シリンダ装置のシール構造。
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