JPH055262Y2 - - Google Patents

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JPH055262Y2
JPH055262Y2 JP1988102598U JP10259888U JPH055262Y2 JP H055262 Y2 JPH055262 Y2 JP H055262Y2 JP 1988102598 U JP1988102598 U JP 1988102598U JP 10259888 U JP10259888 U JP 10259888U JP H055262 Y2 JPH055262 Y2 JP H055262Y2
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casing
drive shaft
piston
rotary drive
sleeve
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/14Control
    • F04B27/16Control of pumps with stationary cylinders
    • F04B27/18Control of pumps with stationary cylinders by varying the relative positions of a swash plate and a cylinder block

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、内部に作動室が形成されるとともに
該作動室に臨んで開口する複数のシリンダ孔が設
けられるケーシングと、各シリンダ孔が周囲に配
列されるべくしてケーシングで回転自在に支承さ
れる回転駆動軸と、各シリンダ孔にそれぞれ摺動
可能に嵌合される作動ピストンと、作動室内で回
転駆動軸に軸方向摺動可能に嵌合されるスリーブ
と、回転駆動軸の軸線と直交する軸線まわりに揺
動可能にスリーブに支承されるとともに回転駆動
軸に連結されるホルダと、該ホルダに支承される
とともに前記各作動ピストンにそれぞれ連結ロツ
ドを介して連結される揺動斜板と、前記ホルダお
よび揺動斜板の傾斜角を変化させて作動ピストン
の作動ストロークを変化させるべくスリーブに連
結されてケーシングに摺動可能に嵌合される制御
ピストンと、作動ピストンの作動ストロークを検
出するストローク検出手段とを含む可変容量式圧
縮機に関する。
(2) 従来の技術 回転駆動軸の軸線と直交する軸線まわりに揺動
可能な揺動斜板の傾斜角を制御することにより、
作動ピストンの作動ストロークを変化させ、その
作動ストロークの変化に伴つて吐出容量を変化さ
せるようにした可変容量式圧縮機は、たとえば特
開昭62−218670号公報等により公知である。
(3) 考案が解決しようとする課題 ところで、かかる圧縮機では、その作動ピスト
ンの作動ストローク制御および故障検知等のため
に作動ピストンの作動ストロークを検出する必要
があり、上記従来のものでは、揺動斜板に設けた
被検出体が通過する毎に電気パルス信号を発信す
る位置検出器をケーシングに設けている。ところ
が、このように揺動斜板の揺動動作の検知により
作動ストロークの検出を行なうものでは、揺動斜
板が揺動作動して初めてストローク検出が可能と
なるものであり、圧縮機の作動開始前には作動ス
トロークの検出ができない。このため回転駆動軸
に連なるエンジンの低回転域(たとえばアイドル
回転時)で圧縮機の作動を開始させるときに、エ
ンジンの回転数をどの程度に設定すればよいか不
明であり、また回転数維持のためのエンジンへの
燃料供給量設定ができない。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので
あり、作動開始前でも作動ピストンのストローク
検知を可能とした可変容量式圧縮機を提供するこ
とを目的とする。
B 考案の構成 (1) 課題を解決するための手段 本考案は、内部に作動室が形成されるとともに
該作動室に臨んで開口する複数のシリンダ孔が設
けられるケーシングと、各シリンダ孔が周囲に配
設されるべくしてケーシングで回転自在に支承さ
れる回転駆動軸と、各シリンダ孔にそれぞれ摺動
可能に嵌合される作動ピストンと、作動室内で回
転駆動軸に軸方向摺動可能に嵌合されるスリーブ
と、回転駆動軸の軸線と直交する軸線まわりに揺
動可能にスリーブに支承されるとともに回転駆動
軸に連結されるホルダと、該ホルダに支承される
とともに前記各作動ピストンにそれぞれ連結ロツ
ドを介して連結される揺動斜板と、前記ホルダお
よび揺動斜板の傾斜角を変化させて作動ピストン
の作動ストロークを変化させるべくスリーブに連
結されてケーシングに摺動可能に嵌合される制御
ピストンと、作動ピストンの作動ストロークを検
出するストローク検出手段とを含む可変容量式圧
縮機において、ストローク検出手段は、回転駆動
軸の軸線と直交する軸線を有する支軸を介して中
間部がケーシングに支承されるとともに一端が制
御ピストンに連結される連動部材と、該連動部材
の他端位置を検出すべくケーシングに配設される
位置検出器とを備えることを第1の特徴とする。
また本考案は、制御ピストンが、回転駆動軸の
軸線まわりのスリーブの回転運動が伝達されるの
を阻止すべく相対回転自在にしてスリーブに連結
されることを第2の特徴とする。
さらに本考案は、位置検出器がケーシングの外
側に配設されることを第3の特徴とする。
(2) 作用 上記第1の特徴によれば、作動ピストンの作動
ストロークすなわち制御ピストンの回転駆動軸軸
線に沿う位置に応じて、該制御ピストンに一端が
連結された連結部材の他端位置が一義的に定ま
り、位置検出器によりその連動部材の他端位置を
検出することにより作動ピストンの作動ストロー
クが検出される。したがつて作動開始前でも作動
ストロークの検出が可能である。また位置検出器
で検知する連動部材の他端は、制御ピストンの軸
方向変位に対して大きく変位することが検知精度
を向上する上で望ましいのに対し、検知器のレイ
アウト上からは変位量が小さいことが望ましく、
支軸の配置位置を選択することによりそれらの相
反する要望を満足させて設計することが可能であ
る。
また上記第2の特徴によれば、制御ピストンに
回転運動が伝達することが抑えられ、したがつて
連動部材に回転方向の力がかかることが極力避け
られる。
さらに上記第3の特徴によれば、位置検出器の
部品交換および修理等を、ケーシング内部を開放
せずに行なうことができる。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の実施例について説明
すると、先ず本考案の一実施例を示す第1図にお
いて、この可変容量式圧縮機Cは、たとえば車両
用空気調和装置において冷媒ガスの圧縮に用いら
れるものであり、該圧縮機Cのケーシング1は、
基本的に有底円筒状のケーシング本体2と、その
開口端面に固着されるシリンダブロツク3と、さ
らにその端面に重合されるシリンダヘツド4とを
一体に結着して構成され、ケーシング本体2およ
びシリンダブロツク3により規定される作動室5
が該ケーシング1内に形成される。
該ケーシング1におけるシリンダブロツク3
と、ケーシング本体2の閉塞端壁21とには、回
転駆動軸6がラジアルニードル軸受7,8を介し
て回転自在に支承される。この回転駆動軸6はケ
ーシング1の軸線L1上にあり、そのケーシング
1の閉塞端壁21から突出する回転駆動軸6の突
出端にはクラツチを内蔵した駆動プーリ9が一体
に連結される。この駆動プーリ9は図示しないエ
ンジン等の駆動源に連動、連結されており、した
がつて回転駆動軸6は前記エンジンからの駆動力
で回転駆動される。
前記シリンダブロツク3には、作動室5に一端
を開口させる複数のシリンダ孔10が回転駆動軸
6と平行にして穿設され、それらのシリンダ孔1
0は軸線L1を中心とする同心円上に等間隔をあ
けて配置される。またシリンダヘツド4とシリン
ダブロツク3との間には、前記各シリンダ孔10
の他端を閉塞するようにして端板11が挟持され
ており、この端板11との間に圧力室12を画成
しながら各シリンダ孔10に作動ピストン13が
それぞれ摺動可能に嵌合される。また各作動ピス
トン13の作動室5側背面には連結ロツド14の
球状の一端が回転自在に連結されており、各連結
ロツド14の球状の他端は作動室5内に達し、後
述の揺動斜板19にそれぞれ連結される。
作動室5内において、前記回転駆動軸6にはス
リーブ15が軸方向に摺動自在に嵌合されてい
る。このスリーブ15の左右両側には、回転駆動
軸6の軸線L1と直交する軸線L2(第1図の紙面に
直角)上に中心をもつ左右一対のピボツト軸16
が一体に突設されている。前記左右ピボツト軸1
6には、盤状のホルダ17が回転駆動軸6の軸方
向前後に揺動できるように支承される。前記ホル
ダ17の、前記スリーブ15を囲むように延びる
円筒部171にはラジアル軸受18を介して揺動
斜板19が回転自在に支承され、この揺動斜板1
9とホルダ17との対向面間にはニードルスラス
ト軸受20が介在されている。揺動斜板19の外
端には回り止め部材21が連結ピン22により連
結される。しかも作動室5内でシリンダブロツク
3とケーシング本体の端壁21との間にわたつて
回転駆動軸6と平行な案内溝23がケーシング本
体2の内面に設けられており、前記回り止め部材
21は該案内溝23にスライド可能に係合されて
いる。而して前記案内溝23と回り止め部材21
とにより揺動斜板19が軸線L1まわりに回転す
ることが阻止される。
回転駆動軸6には、その半径方向に沿う軸線を
有するドライブピン25が一体に突設される。こ
のドライブピン25の先端には、円弧状係合孔2
7を有する連結腕26が一体に設けられており、
該係合孔27にはホルダ17の取付片172に一
体に突設した係合ピン28が摺動自在に係合され
ている。而して円弧状の係合孔27はその長さ範
囲で揺動斜板19のピボツト軸16まわりの揺動
を許容し、回転駆動軸6の回転に応じてホルダ1
7が回転する。
揺動斜板19の一面には前述のように、複数の
作動ピストン13に連なる連結ロツド14の球状
端部が回転自在に連結される。したがつて揺動斜
板19がピボツト軸16の軸線L2まわりに角変
位するのに応じて各作動ピストン13の作動スト
ロークすなわち吐出量が定まる。
前記回転駆動軸6には、そのシリンダブロツク
3側端部に、段差係止部61を介して小径軸部62
が形成される。この小径軸部62には圧縮コイル
ばね29が巻装される。該圧縮コイルばね29の
一端は小径軸部62に係合係止されるばね座30
に係合し、またその他端は前記段差係止部61
係止される環状のストツパ31に係合されてい
る。そして前記ストツパ31は、前記スリーブ1
5が第1図において左に摺動するとき、その一端
面と係合してこの圧縮コイルばね29を圧縮する
ように作用する。
前記ケーシング本体2の端壁21中央部には、
作動室5側に向けて開口する環状有底の摺動孔3
2が回転駆動軸6と同軸にして穿設されており、
該摺動孔32内に環状の制御ピストン33が摺動
自在に嵌合されている。制御ピストン33と摺動
孔32の閉塞端との間には制御圧室34が画成さ
れ、制御圧室34内には制御ピストン33を作動
室5側に付勢する圧縮コイルばね35が収容され
る。
制御ピストン33の作動室5側端部はアンギユ
ラボール軸受36を介して制御プレート37に回
転自在に支承される。制御プレート37には軸方
向に延びて回転駆動軸6を囲繞する円筒部371
が一体に設けられ、この円筒部371の端面は、
前記圧縮コイルばね35の弾発力により前記スリ
ーブ15の端面に係合される。また前記円筒部3
1には軸方向に延びるスリツト38が穿設され
る。該スリツト38を前記ドライブピン25が貫
通しており、回転駆動軸6と制御プレート37と
は制御プレート37の軸方向移動を許容しながら
一体となつて回転する。
また制御プレート37の背面とケーシング本体
2の端壁21との間にはスラストニードル軸受3
9が介在される。制御ピストン33が左右に摺動
すれば、これに追従してスリーブ15が軸方向に
移動し、それに応じてホルダ17および揺動斜板
19のピボツト軸16まわりの角変位位置が変化
する。すなわち第1図において制御ピストン33
が左方に移動したときスリーブ15も左方に移動
し、それに応じてホルダ17および揺動斜板19
が時計方向に回動して各作動ピストン13の摺動
ストロークが小となり、また制御ピストン33が
右方に移動したとき、作動ピストン13にかかる
作動圧によりスリーブ15も右方に移動し、それ
に応じてホルダ17および揺動斜板19が第1図
で反時計方向に回動し、各作動ピストン13の作
動ストロークが大きくなる。
シリンダヘツド4と端板11との間には吐出室
42が形成されており、この吐出室42にはシリ
ンダヘツド4に形成した吐出路43が連通され
る。またシリンダヘツド4と端板11との間に
は、前記吐出室42を囲繞するように吸入室44
が形成され、この吸入室44はシリンダブロツク
3に穿設した連通路45を介して作動室5に連通
される。さらに作動室5にはケーシング本体2の
壁部に形成した吸入路(図示せず)が連通され
る。
前記端板11には、吐出室42と圧力室12と
を連通する吐出口46が穿設されており、この吐
出口46には作動ピストン13が圧縮作動してい
るとき吐出口46を開く吐出弁47が設けられ
る。さらに端板11には前記吸入室44と圧力室
12とを連通する吸入口48が穿設されており、
この吸入口48には作動ピストン13が吸入作動
しているときこの吸入口48を開く吸入弁49が
設けられる。
圧縮機Cの吸入行程により、複数の作動ピスト
ン13が順次に往復動するとき、冷媒は吸入路か
ら作動室5、連通路45を通つて吸入室44に入
り、そこから吸入弁49を開弁して圧力室12に
吸入される。また圧縮機Cの圧縮行程により圧力
室12内の圧縮冷媒は吐出弁47を開弁し、吐出
室42から吐出路43に圧送される。
ケーシング1におけるケーシング本体2の端壁
1には、制御圧室34の圧力制御を行なうため
の制御弁51が配設される。この制御弁51は、
吐出室44に通じる吐出通路(図示せず)、作動
室5および連通路45を介して吸入室44に通じ
る吸入通路52、ならびに制御圧室34に通じる
制御通路53との間に介設されるものである。而
して該制御弁51は、空気調和装置の冷房負荷減
少時に吸入室44の圧力が低下するのに応じて制
御圧室34の圧力を増大させ、それにより制御ピ
ストン33が第1図左方に移動してホルダ17お
よび揺動斜板19を起立方向に回動させることに
より各作動ピストン13の作動ストロークを小さ
くし、また前記冷房負荷の増大時には吸入室44
の圧力上昇に応じて制御圧室34の圧力を減少さ
せ、それにより制御ピストン33が第1図右方に
移動してホルダ17および揺動斜板19を第1図
で反時計方向に傾倒させることにより各作動ピス
トン13の作動ストロークを増大させる。
かかる圧縮機Cには、各作動ピストン13の作
動ストロークを検出するために、回動駆動軸6の
軸線L1と直交する軸線L2と平行な支軸54を介
して中間部がケーシング1に支承されるとともに
一端が制御ピストン33に連結される連動部材5
5と、該連動部材55の他端位置を検出すべくケ
ーシング1に配設される位置検出器56とから成
るストローク検出手段57が配設される。
連動部材55は、第2図で示すように、制御ピ
ストン33の外周面よりもわずかに大きい半径を
有する半円部551と、該半円部551の周方向中
央部に連設される連結板部552と、相互に対向
して連結板部552に直角に連設される一対の対
向板部553,553とから成る。半円部551
周方向両端には内方側に突出する係合ピン58が
それぞれ突設されており、これらの係合ピン5
8,58は、制御ピストン33の外面に設けられ
た環状の係合溝59に係合され、これにより連動
部材55の一端が制御ピストン33に連結され
る。また対向板部553,553には、挿通孔71
が同軸にそれぞれ穿設されており、該挿通孔7
1,71に挿通された支軸54がケーシング1に
支承され、それにより連動部材55の中間部がケ
ーシング1に支承される。
位置検出器56は、差動トランスであり、基本
的に円筒状のハウジング60と、合成樹脂により
基本的に円筒状に形成されるとともにハウジング
60内に固定されるボビン61と、軸方向に間隔
をあけた2個所でボビン61の外周に巻装される
二次コイル62,62と、それらの二次コイル6
2,62の外周にさらに巻装される一次コイル6
3,63と、ボビン61内に軸方向移動可能に嵌
合されるコア64と、該コア64を軸方向外方側
(第1図右側)に付勢すべくボビン61およびコ
ア64間に介装されるばね65とを備え、ハウジ
ング60は、回転駆動軸6の軸線L1と平行にし
てケーシング1におけるケーシング本体2の外面
に固定される。
ケーシング本体2には、位置検出器56に対応
する部分に開口部66が設けられており、位置検
出器56のハウジング60にも該開口部66に対
応する開口部67が設けられる。支軸54でケー
シング1に支承される連動部材55の他端部すな
わち両対向板部553,553は前記開口部66,
67からハウジング60内に挿入され、ボビン6
1の両側に配置される。一方、コア64の外端部
には、その一直径線に沿う連結ピン68が固定さ
れており、該連結ピン68の両端はボビン61に
設けられた長孔69から外方に突出する。また前
記両対向板部553,553の先端には略U字状の
係合部70,70が設けられており、それらの係
合部70,70に連結ピン68の両端が係合す
る。
かかるストローク検出手段57によると、制御
ピストン33の軸方向移動により連動部材55が
支軸54まわりに回動すると、連動部材55の他
端すなわち対向板部553,553の先端の位置変
化に応じてコア64が軸方向に変位する。而して
一次コイル63,63に一定の周波数および振幅
を有する矩形波入力電圧を加えた状態で、コア6
4の軸方向変位により二次コイル62,62で得
られる交流電圧の差が変化する。したがつてコア
64の軸方向位置すなわち連動部材55を介して
の制御ピストン33の軸方向位置を一義的に検出
することが可能となる。
次にこの実施例の作用について説明すると、制
御ピストン33が軸方向に移動すると、制御プレ
ート37を介してスリーブ15が回転駆動軸6の
軸方向に移動し、それに応じてホルダ17および
揺動斜板19がピボツト軸16まわりに回動し
て、各作動ピストン13の作動ストロークが変化
する。而して制御ピストン33の移動に応じて連
動部材55も支軸54まわりに回動するので、制
御ピストン33の軸方向位置に対応した作動ピス
トン13の作動ストロークが、位置検出器56に
より検出されることになる。
しかも位置検出器56は、制御ピストン33の
軸方向位置に対応する連動部材55の他端位置を
検出するものであり、可変容量式圧縮機Cの作動
前であつても制御ピストン33の軸方向位置すな
わち作動ピストン13の作動ストロークを検出す
ることが可能である。したがつて回転駆動軸6に
連なるエンジンの低回転域で圧縮機Cの作動を開
始させるときに、エンジンの回転数を設定するこ
とができ、また回転数維持のためのエンジンへの
燃料供給量設定を行なうことができる。
また位置検出器56では制御ピストン33の軸
方向変位に対してコア64が大きく変位すること
が検知精度を向上する上で望ましいのに対し、位
置検出器56のレイアウト上からは変位量が小さ
いことが望ましいが、連動部材55を支承する支
軸54の配置位置を選択することによりそれらの
相反する要望のバランスをとりながら設計するこ
とが可能である。
さらに制御プレート37および制御ピストン3
3間にはアンギユラボール軸受36が介装されて
おり、スリーブ15および制御プレート37の回
転動作が制御ピストン33に影響を及ぼすことが
極力回避されるので、制御ピストン33が回転作
動することが極力回避され、連動部材55の一端
に無理な力がかかることを防止することができ
る。
また位置検出器56は、ケーシング1の外側に
配設されるので、該位置検出器56の部品交換お
よび修理等を、ケーシング1を開放せずに行なう
ことができる。
第3図は本考案の他の実施例を示すものであ
り、上記実施例に対応する部分には同一の参照符
号を付す。
ストローク検出手段57′は、一端が制御ピス
トン33(第1図参照)に連結されるとともに中
間部が支軸54を介してケーシング1に揺動可能
に支承される連動部材55′と、該連動部材5
5′の他端位置を検出すべくケーシング1に配設
される位置検出器56′とから成る。
位置検出器56′は、差動トランスであり、ケ
ーシング1におけるケーシング本体2の外面に固
定されるハウジング60′と、ハウジング60′内
に固定されるボビン61′と、回転駆動軸6(第
1図参照)の軸方向すなわち第3図で左右方向に
間隔をあけた2個所でボビン61′に巻装される
二次コイル62′,62′と、それらの二次コイル
62′,62′の中間部でボビン61′に巻装され
る一次コイル63′と、ケーシング本体2の開口
部66からハウジング60′内に突入された連動
部材55′の他端部に一体に設けられるコア6
4′とを備え、該コア64′は前記各コイル62′,
62′,63′に対向配置される。
かかるストローク検出手段57′によれば、連
動部材55′の支軸54まわりの揺動動作に応じ
て二次コイル62′,62′で得られる交流電圧の
差が変化するので、連動部材55′他端部の位置
を一義的に検出することができ、作動ピストン1
3(第1図参照)の作動ストロークを作動開始前
でも検出することが可能である。したがつて上記
実施例と同様の効果を奏することができる。
以上の各実施例では、位置検出器56,56′
を差動トランスとしたが、連動部材55,55′
の他端位置を検出し得るものであればよく、差動
トランスに代えて磁気抵抗素子あるいはスライド
抵抗等で位置検出器を構成することも可能であ
る。
C 考案の効果 以上のように本考案の第1の特徴によれば、ス
トローク検出手段は、回転駆動軸の軸線と直交す
る軸線を有する支軸を介して中間部がケーシング
に支承されるとともに一端が制御ピストンに連結
される連動部材と、該連動部材の他端位置を検出
すべくケーシングに配設される位置検出器とを備
えるので、圧縮機の作動開始前でも作動ストロー
クを検出することができ、位置検出器の検出精度
および位置検出器のレイアウト上の条件を満足し
た設計が可能となる。
また本考案の第2の特徴によれば、制御ピスト
ンは、回転駆動軸の軸線まわりのスリーブの回転
運動が伝達されるのを阻止すべく相対回転自在に
してスリーブに連結されるので、制御ピストンが
回転作動することを回避し、連動部材に無理な力
がかかることを防止することができる。
さらに本考案の第3の特徴によれば、位置検出
器はケーシングの外側に配設されるので、位置検
出器の部品交換、修理等が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は可変容量式圧縮機の要部縦断側
面図、第2図は連動部材の正面図、第3図は本考
案の他の実施例の要部縦断側面図である。 C……可変容量式圧縮機、L1,L2……軸線、
1……ケーシング、5……作動室、6……回転駆
動軸、10……シリンダ孔、13……作動ピスト
ン、14……連結ロツド、15……スリーブ、1
7……ホルダ、33……制御ピストン、55,5
5′……連動部材、56,56′……位置検出器、
57,57′……ストローク検出手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内部に作動室が形成されるとともに該作動室
    に臨んで開口する複数のシリンダ孔が設けられ
    るケーシングと、各シリンダ孔が周囲に配列さ
    れるべくしてケーシングで回転自在に支承され
    る回転駆動軸と、各シリンダ孔にそれぞれ摺動
    可能に嵌合される作動ピストンと、作動室内で
    回転駆動軸に軸方向摺動可能に嵌合されるスリ
    ーブと、回転駆動軸の軸線と直交する軸線まわ
    りに揺動可能にスリーブに支承されるとともに
    回転駆動軸に連結されるホルダと、該ホルダに
    支承されるとともに前記各作動ピストンにそれ
    ぞれ連結ロツドを介して連結される揺動斜板
    と、前記ホルダおよび揺動斜板の傾斜角を変化
    させて作動ピストンの作動ストロークを変化さ
    せるべくスリーブに連結されてケーシングに摺
    動可能に嵌合される制御ピストンと、作動ピス
    トンの作動ストロークを検出するストローク検
    出手段とを含む可変容量式圧縮機において、ス
    トローク検出手段は、回転駆動軸の軸線と直交
    する軸線を有する支軸を介して中間部がケーシ
    ングに支承されるとともに一端が制御ピストン
    に連結される連動部材と、該連動部材の他端位
    置を検出すべくケーシングに配設される位置検
    出器とを備えることを特徴とする可変容量式圧
    縮機。 (2) 制御ピストンは、回転駆動軸の軸線まわりの
    スリーブの回転運動が伝達されるのを阻止すべ
    く相対回転自在にしてスリーブに連結されるこ
    とを特徴とする第(1)項記載の可変容量式圧縮
    機。 (3) 位置検出器はケーシングの外側に配設される
    ことを特徴とする第(1)項記載の可変容量式圧縮
    機。
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US07/382,940 US4961690A (en) 1988-08-02 1989-07-21 Variable displacement type compressor
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JPH0224081U (ja) 1990-02-16
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