JPH09112411A - 斜板式可変容量形液圧装置の容量検出装置 - Google Patents
斜板式可変容量形液圧装置の容量検出装置Info
- Publication number
- JPH09112411A JPH09112411A JP7268698A JP26869895A JPH09112411A JP H09112411 A JPH09112411 A JP H09112411A JP 7268698 A JP7268698 A JP 7268698A JP 26869895 A JP26869895 A JP 26869895A JP H09112411 A JPH09112411 A JP H09112411A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- swash plate
- guide rod
- pin member
- type variable
- variable displacement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成で摩耗や焼付きを防止して高速の
容量制御を可能にする。 【解決手段】 斜板式可変容量形ピストンポンプの斜板
30の回転中心軸Aから距離Rの位置で逆傾転方向へθ
°偏角させて斜板30の端面にピン部材32を植設し、
その先端に球面部32aを形成する。このピン部材32
の軸線にほぼ直交するガイドロッド41の一端のほぼ中
央を弱いスプリング45により球面部32aに押圧さ
せ、ガイドロッド41の他端を非磁性体からなる接続ロ
ッド42を介してコア43に接続し3個のコイル部材4
4aと共に差動変圧器44を構成し、ガイドロッド41
を介してピン部材32の移動量を電気的に検出する。
容量制御を可能にする。 【解決手段】 斜板式可変容量形ピストンポンプの斜板
30の回転中心軸Aから距離Rの位置で逆傾転方向へθ
°偏角させて斜板30の端面にピン部材32を植設し、
その先端に球面部32aを形成する。このピン部材32
の軸線にほぼ直交するガイドロッド41の一端のほぼ中
央を弱いスプリング45により球面部32aに押圧さ
せ、ガイドロッド41の他端を非磁性体からなる接続ロ
ッド42を介してコア43に接続し3個のコイル部材4
4aと共に差動変圧器44を構成し、ガイドロッド41
を介してピン部材32の移動量を電気的に検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、斜板の傾転角を
電気信号に変換して出力する検出手段を備えた斜板式可
変容量形液圧装置の容量検出装置に関する。
電気信号に変換して出力する検出手段を備えた斜板式可
変容量形液圧装置の容量検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の斜板式可変容量形液圧装
置における容量検出装置としては、斜板の傾転角を回転
形検出器で検出したり、斜板を揺動させる制御ピストン
の変位量を直接、あるいは制御ピストンの外周面に形成
したテーパ面に直線形の検出器の検出ロッドを押し付け
ることにより検出ストロークを小さくして測定したりし
ていた。
置における容量検出装置としては、斜板の傾転角を回転
形検出器で検出したり、斜板を揺動させる制御ピストン
の変位量を直接、あるいは制御ピストンの外周面に形成
したテーパ面に直線形の検出器の検出ロッドを押し付け
ることにより検出ストロークを小さくして測定したりし
ていた。
【0003】図5は、後者の容量検出装置を有する斜板
式可変容量形ピストンポンプの一例を示す側断面図であ
り、シャフト1は、複数のピストン2を摺動自在に収納
したシリンダブロック3を回転させる。複数のピストン
2は、一端に形成された球面部2aを揺動自在にシュー
4にかしめられ、このシュー4が斜板5に固設されたシ
ュープレート6に沿って回転することにより軸方向に往
復移動して流体の吸入及び吐出を行う。この時、ピスト
ン2の軸方向の移動距離は回転中心軸Aを中心とした斜
板5の傾転角により定まる。
式可変容量形ピストンポンプの一例を示す側断面図であ
り、シャフト1は、複数のピストン2を摺動自在に収納
したシリンダブロック3を回転させる。複数のピストン
2は、一端に形成された球面部2aを揺動自在にシュー
4にかしめられ、このシュー4が斜板5に固設されたシ
ュープレート6に沿って回転することにより軸方向に往
復移動して流体の吸入及び吐出を行う。この時、ピスト
ン2の軸方向の移動距離は回転中心軸Aを中心とした斜
板5の傾転角により定まる。
【0004】斜板5は、ピストン2の油圧力とスプリン
グ7の付勢力とによって傾転角を増加させる方向の力を
受けると共に、固定のロッド8の外周部に軸線方向に摺
動自在に装着され比例弁9からの油圧を受ける中空の制
御ピストン10により傾転角を減少させる方向の力を受
ける。すなわち、制御ピストン10内の圧力を増減させ
ることにより、斜板5の傾転角を自由に制御することが
できる。
グ7の付勢力とによって傾転角を増加させる方向の力を
受けると共に、固定のロッド8の外周部に軸線方向に摺
動自在に装着され比例弁9からの油圧を受ける中空の制
御ピストン10により傾転角を減少させる方向の力を受
ける。すなわち、制御ピストン10内の圧力を増減させ
ることにより、斜板5の傾転角を自由に制御することが
できる。
【0005】したがって、斜板5の傾転角を制御ピスト
ン10の軸線方向の位置から検出するようにし、比例弁
9を介して制御ピストン10内の油圧の供給,排出を行
い、傾転角の閉ループの位置制御を行うようにすること
により、斜板式可変容量形ピストンポンプの吐出量制御
が可能となる。
ン10の軸線方向の位置から検出するようにし、比例弁
9を介して制御ピストン10内の油圧の供給,排出を行
い、傾転角の閉ループの位置制御を行うようにすること
により、斜板式可変容量形ピストンポンプの吐出量制御
が可能となる。
【0006】位置検出装置20は、ポンプケース11に
外側から制御ピストン10の軸線に対してほぼ直交して
突設された外筒21を有し、この外筒21内にガイドロ
ッド22が摺動自在に収納されている。ガイドロッド2
2は、制御ピストン10に接する部分にローラ23を回
転自在に装着し、スプリング24によりガイドロッド2
2を図で下方に付勢することにより、ローラ23を制御
ピストン10のテーパ面10aに押圧させている。
外側から制御ピストン10の軸線に対してほぼ直交して
突設された外筒21を有し、この外筒21内にガイドロ
ッド22が摺動自在に収納されている。ガイドロッド2
2は、制御ピストン10に接する部分にローラ23を回
転自在に装着し、スプリング24によりガイドロッド2
2を図で下方に付勢することにより、ローラ23を制御
ピストン10のテーパ面10aに押圧させている。
【0007】外筒21にはその軸線に直交してガイドピ
ン25を植設し、その先端をガイドロッド22の外周面
に軸線方向に形成したガイト溝22aに係合させること
により、ガイドロッド22の回転を阻止してローラ23
を制御ピストン10のテーパ面10aに常に一定の向き
で接触させて、制御ピストン10の軸線方向の移動を円
滑にガイドロッド22の移動に変換させるようにしてい
る。
ン25を植設し、その先端をガイドロッド22の外周面
に軸線方向に形成したガイト溝22aに係合させること
により、ガイドロッド22の回転を阻止してローラ23
を制御ピストン10のテーパ面10aに常に一定の向き
で接触させて、制御ピストン10の軸線方向の移動を円
滑にガイドロッド22の移動に変換させるようにしてい
る。
【0008】ガイドロッド22の図で上端側には非磁性
のロッド26を介して接続されるコア(図示しない)を
有する周知の差動変圧器27を設けてあり、制御ピスト
ン10の変位に連動して変位するコアの位置を電気的に
検出することにより制御ピストン10の変位に連動する
斜板5の傾転角を検出してピストン型ポンプの容量を求
めている。
のロッド26を介して接続されるコア(図示しない)を
有する周知の差動変圧器27を設けてあり、制御ピスト
ン10の変位に連動して変位するコアの位置を電気的に
検出することにより制御ピストン10の変位に連動する
斜板5の傾転角を検出してピストン型ポンプの容量を求
めている。
【0009】
【発明が解決しようする課題】しかしながら、このよう
な従来の斜板式可変容量形液圧装置の容量検出装置にあ
っては次のような問題点があった。すなわち、位置検出
装置20に用いた差動変圧器27は検出距離が長くなる
と著しく高価になるため、制御ピストン10にテーパ面
10aを形成することによりガイドロッド22の移動距
離が短くなるようにしているが、制御ピストン10の軸
線方向の移動距離は大きいので、そのテーパ面10aと
ガイドロッド22との摺接部にローラ23を設けて摺動
抵抗を小さくしている。
な従来の斜板式可変容量形液圧装置の容量検出装置にあ
っては次のような問題点があった。すなわち、位置検出
装置20に用いた差動変圧器27は検出距離が長くなる
と著しく高価になるため、制御ピストン10にテーパ面
10aを形成することによりガイドロッド22の移動距
離が短くなるようにしているが、制御ピストン10の軸
線方向の移動距離は大きいので、そのテーパ面10aと
ガイドロッド22との摺接部にローラ23を設けて摺動
抵抗を小さくしている。
【0010】そのため、ガイドロッド22全体の大きさ
が大きく重くなり、そのガイドロッド22を常時制御ピ
ストン10のテーパ面10aに追従させるためにはかな
り強力な付勢力が必要になり、スプリング24が大きく
なって大きなスペースを必要とすると共に、外筒21と
ガイドロッド22との摺動部に作用する力も大きくな
り、流体中の異物の噛み込み等による異常摩耗のおそれ
がある。さらに、部品点数が多いこととばね力が強いこ
とにより組立性もよくなかった。
が大きく重くなり、そのガイドロッド22を常時制御ピ
ストン10のテーパ面10aに追従させるためにはかな
り強力な付勢力が必要になり、スプリング24が大きく
なって大きなスペースを必要とすると共に、外筒21と
ガイドロッド22との摺動部に作用する力も大きくな
り、流体中の異物の噛み込み等による異常摩耗のおそれ
がある。さらに、部品点数が多いこととばね力が強いこ
とにより組立性もよくなかった。
【0011】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、加工精度を必要としない簡単な構成で組立性に
優れると共に、摩耗や焼付けのおそれがなく、容量制御
を高速で行い得ることを目的とする。
であり、加工精度を必要としない簡単な構成で組立性に
優れると共に、摩耗や焼付けのおそれがなく、容量制御
を高速で行い得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、斜板の傾転角を電気信号に変換して出力
する検出手段を備えた斜板式可変容量形液圧装置の容量
検出装置において、上記斜板の回転中心軸から所定距離
で且つ逆傾転方向へ所定角度偏角させた位置に斜板の軸
線方向に突設され先端に球面部を形成したピン部材と、
このピン部材の上記球面部に当接する方向に付勢されて
直線的に摺動自在なガイドロッドと、このガイドロッド
の移動量を検出する位置検出装置とを設けた斜板式可変
容量形液圧装置の容量検出装置を提供するものである。
達成するため、斜板の傾転角を電気信号に変換して出力
する検出手段を備えた斜板式可変容量形液圧装置の容量
検出装置において、上記斜板の回転中心軸から所定距離
で且つ逆傾転方向へ所定角度偏角させた位置に斜板の軸
線方向に突設され先端に球面部を形成したピン部材と、
このピン部材の上記球面部に当接する方向に付勢されて
直線的に摺動自在なガイドロッドと、このガイドロッド
の移動量を検出する位置検出装置とを設けた斜板式可変
容量形液圧装置の容量検出装置を提供するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明による
容量検出装置を設けたピストンポンプの一実施形態を示
す一部断面平面図であり、図5に示した従来例のZ−Z
線に沿う断面に相当する。なお、図1において図5に対
応する部分には同一の符号を付して示し、その部分の説
明は省略する。
に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明による
容量検出装置を設けたピストンポンプの一実施形態を示
す一部断面平面図であり、図5に示した従来例のZ−Z
線に沿う断面に相当する。なお、図1において図5に対
応する部分には同一の符号を付して示し、その部分の説
明は省略する。
【0014】このピストンポンプでは、斜板30の円筒
面30aは半割円筒状の摺動軸受31の軸受面31aに
より回転中心軸Aの回りに揺動回転自在に支持されてお
り、ポンプケース11にはカバー12を摺動軸受31と
同軸に設けて位置検出装置40を内蔵すると共に、斜板
30のスラスト方向の摺動支持を行っている。斜板30
の一端面には、図2にも示すように、円筒面30aの回
転中心軸Aから距離Rの位置で且つ逆傾転方向へ角度θ
偏角させた位置にピン部材32を突設し、その先端に球
面部32aを形成する。
面30aは半割円筒状の摺動軸受31の軸受面31aに
より回転中心軸Aの回りに揺動回転自在に支持されてお
り、ポンプケース11にはカバー12を摺動軸受31と
同軸に設けて位置検出装置40を内蔵すると共に、斜板
30のスラスト方向の摺動支持を行っている。斜板30
の一端面には、図2にも示すように、円筒面30aの回
転中心軸Aから距離Rの位置で且つ逆傾転方向へ角度θ
偏角させた位置にピン部材32を突設し、その先端に球
面部32aを形成する。
【0015】図2は、図1のX−X線に沿う要部断面
図、図3は、図2のY−Y線に沿う要部断面図であり、
位置検出装置40のガイドロッド41は、カバー12に
設けた摺動孔12a内に摺動自在に装着され、一端に非
磁性材からなる接続ロッド42を介してコア43が接続
してあり、摺動孔12aと同軸に差動変圧器44の3個
のコイル部材44aが設けられている。ガイドロッド4
1の他端はスプリング45の付勢力によりピン部材32
の球面部32aに押圧されており、各部の加工精度によ
りピン部材32とガイドロッド41の直角度に若干の誤
差が生じても、ガイドロッド41が端面のほぼ中央部で
球面部32aに接し得るようにしてある。なお、その他
の構成は図5と同様である。
図、図3は、図2のY−Y線に沿う要部断面図であり、
位置検出装置40のガイドロッド41は、カバー12に
設けた摺動孔12a内に摺動自在に装着され、一端に非
磁性材からなる接続ロッド42を介してコア43が接続
してあり、摺動孔12aと同軸に差動変圧器44の3個
のコイル部材44aが設けられている。ガイドロッド4
1の他端はスプリング45の付勢力によりピン部材32
の球面部32aに押圧されており、各部の加工精度によ
りピン部材32とガイドロッド41の直角度に若干の誤
差が生じても、ガイドロッド41が端面のほぼ中央部で
球面部32aに接し得るようにしてある。なお、その他
の構成は図5と同様である。
【0016】この実施形態は上記のような構成からな
り、斜板30が回転中心軸Aを中心として高速で回転し
ても、ピン部材32の球面部32aとガイドロッド41
の端面とのガイドロッド41の軸線方向に直交する方向
の移動量はきわめて小さいので、ガイドロッド41にロ
ーラ等の減摩部材を設ける必要がなく、部品点数も少な
くコンパクトに構成することが可能になる。
り、斜板30が回転中心軸Aを中心として高速で回転し
ても、ピン部材32の球面部32aとガイドロッド41
の端面とのガイドロッド41の軸線方向に直交する方向
の移動量はきわめて小さいので、ガイドロッド41にロ
ーラ等の減摩部材を設ける必要がなく、部品点数も少な
くコンパクトに構成することが可能になる。
【0017】また、ガイドロッド41の小形軽量化が可
能になるので、ピン部材32に押圧するためのスプリン
グ45の付勢力を弱くすることができ、ガイドロッド4
1のピン部材32への押圧力が低下して組立性が良好に
なると共に、ガイドロッド41と摺動孔12aとの間に
発生するこじり力が小さくなり、高速で斜板30を傾転
させても摩耗や焼付きのおそれもない。
能になるので、ピン部材32に押圧するためのスプリン
グ45の付勢力を弱くすることができ、ガイドロッド4
1のピン部材32への押圧力が低下して組立性が良好に
なると共に、ガイドロッド41と摺動孔12aとの間に
発生するこじり力が小さくなり、高速で斜板30を傾転
させても摩耗や焼付きのおそれもない。
【0018】図4は、ピン部材32を逆傾転方向に角度
θ偏角させた場合のポンプの吐出流量Q%と検出出力誤
差E%との関係を示す線図であり、θ=25°の場合を
実線、θ=20°の場合を一点鎖線で示してある。ちな
みに斜板30の回転中心軸Aからシュー4の摺動面30
bに対して垂直方向にピン部材32を配置した場合、す
なわちθ=0°の場合を破線で示してある。
θ偏角させた場合のポンプの吐出流量Q%と検出出力誤
差E%との関係を示す線図であり、θ=25°の場合を
実線、θ=20°の場合を一点鎖線で示してある。ちな
みに斜板30の回転中心軸Aからシュー4の摺動面30
bに対して垂直方向にピン部材32を配置した場合、す
なわちθ=0°の場合を破線で示してある。
【0019】図4の線図から分かるように、ピン部材3
2を逆傾転方向に25度偏角させて配設した場合には吐
出流量Qの全域で検出出力誤差Eをきわめて小さくする
ことができ、20度偏角させて配設した場合には特に微
小な流量制御が必要な低流量域で検出出力誤差Eをほぼ
零とすることが可能になり、傾き角0の場合にはこれら
に比して検出出力誤差Eが著しく大きくなる。
2を逆傾転方向に25度偏角させて配設した場合には吐
出流量Qの全域で検出出力誤差Eをきわめて小さくする
ことができ、20度偏角させて配設した場合には特に微
小な流量制御が必要な低流量域で検出出力誤差Eをほぼ
零とすることが可能になり、傾き角0の場合にはこれら
に比して検出出力誤差Eが著しく大きくなる。
【0020】また、ピン部材32の先端に球面部32a
を形成することにより、各部の加工精度が低くてピン部
材32とガイドロッド41との直角度が悪くても、常に
ガイドロッド41の端面の中心付近にピン部材32の球
面部32aを当接させることができるので、ガイドロッ
ド41と摺動孔12aとの間に大きなこじり力が発生す
ることはなく、スプリング45の付勢力を小さくし得る
ことと相俟って摺動部の摩耗を小さくすることができ
る。なお、斜板30の回転中心軸Aとピン部材32との
距離Rは任意でよいが、検出精度を上げるためには、ガ
イドロッド41を軸線方向に移動させる量が位置検出装
置40の最大許容移動量にほぼ等しくするのが好まし
い。
を形成することにより、各部の加工精度が低くてピン部
材32とガイドロッド41との直角度が悪くても、常に
ガイドロッド41の端面の中心付近にピン部材32の球
面部32aを当接させることができるので、ガイドロッ
ド41と摺動孔12aとの間に大きなこじり力が発生す
ることはなく、スプリング45の付勢力を小さくし得る
ことと相俟って摺動部の摩耗を小さくすることができ
る。なお、斜板30の回転中心軸Aとピン部材32との
距離Rは任意でよいが、検出精度を上げるためには、ガ
イドロッド41を軸線方向に移動させる量が位置検出装
置40の最大許容移動量にほぼ等しくするのが好まし
い。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、この発明による斜板
式可変容量形液圧装置の容量検出装置は、斜板の回転中
心軸から所定距離の位置で且つ逆傾転方向へ所定角度偏
角させた位置に、先端に球面部を形成したピン部材を斜
板の軸線方向に突設し、その球面部に位置検出装置のガ
イドロッドを当接させるようにしたので、部品点数が少
なくてすみ、加工精度を必要とせず検出距離の短い直線
形位置検出装置を用いることが可能になり、組立性に優
れた高精度の容量検出装置を安価に供給することができ
る。また、ガイドロッドの摺動部の長さが短く且つこじ
り力が発生しにくいので、高速で斜板を傾転させても摩
耗や焼付きのおそれがなく、高速で容量制御を行うこと
が可能になる。
式可変容量形液圧装置の容量検出装置は、斜板の回転中
心軸から所定距離の位置で且つ逆傾転方向へ所定角度偏
角させた位置に、先端に球面部を形成したピン部材を斜
板の軸線方向に突設し、その球面部に位置検出装置のガ
イドロッドを当接させるようにしたので、部品点数が少
なくてすみ、加工精度を必要とせず検出距離の短い直線
形位置検出装置を用いることが可能になり、組立性に優
れた高精度の容量検出装置を安価に供給することができ
る。また、ガイドロッドの摺動部の長さが短く且つこじ
り力が発生しにくいので、高速で斜板を傾転させても摩
耗や焼付きのおそれがなく、高速で容量制御を行うこと
が可能になる。
【図1】この発明の一実施形態を示す一部断面平面図で
ある。
ある。
【図2】図1のX−X線に沿う要部断面図である。
【図3】図2のY−Y線に沿う要部断面図である。
【図4】同じくそのピン部材の各偏角位置における吐出
流量と検出出力誤差との関係を示す線図である。
流量と検出出力誤差との関係を示す線図である。
【図5】従来の斜板式可変容量形ピストンポンプの容量
検出装置を示す一部断面側面図である。
検出装置を示す一部断面側面図である。
1:シャフト 2:ピストン 3:シリンダブロック 4:シュー 6:シュープレート 12:カバー 30:斜板 31:摺動軸受 32:ピン部材 32a:球面部 40:位置検出装置 41:ガイドロッド 42:接続ロッド 43:コア 44:差動変圧器 45:スプリング A:斜板の回転中心軸
Claims (1)
- 【請求項1】 斜板の傾転角を電気信号に変換して出力
する検出手段を備えた斜板式可変容量形液圧装置の容量
検出装置において、 前記斜板の回転中心軸から所定距離で且つ逆傾転方向へ
所定角度偏角させた位置に該斜板の軸線方向に突設され
先端に球面部を形成したピン部材と、該ピン部材の前記
球面部に当接する方向に付勢されて直線的に移動自在な
ガイドロッドと、該ガイドロッドの移動量を検出する位
置検出装置とを設けたことを特徴とする斜板式可変容量
形液圧装置の容量検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7268698A JPH09112411A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 斜板式可変容量形液圧装置の容量検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7268698A JPH09112411A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 斜板式可変容量形液圧装置の容量検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09112411A true JPH09112411A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17462140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7268698A Pending JPH09112411A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 斜板式可変容量形液圧装置の容量検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09112411A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016513771A (ja) * | 2013-11-20 | 2016-05-16 | ジアンスー ホンリー ハイドローリックス カンパニー リミテッドJiangsu HengLi Hydraulics co.,ltd | ピストンポンプのパワー制御装置及びその制御方法 |
KR20200077209A (ko) * | 2018-12-20 | 2020-06-30 | 주식회사 두산 | 사판식 유압펌프 |
-
1995
- 1995-10-17 JP JP7268698A patent/JPH09112411A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016513771A (ja) * | 2013-11-20 | 2016-05-16 | ジアンスー ホンリー ハイドローリックス カンパニー リミテッドJiangsu HengLi Hydraulics co.,ltd | ピストンポンプのパワー制御装置及びその制御方法 |
KR20200077209A (ko) * | 2018-12-20 | 2020-06-30 | 주식회사 두산 | 사판식 유압펌프 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4858480A (en) | Swash plate swivel bearing for a hydraulic axial piston machine | |
US4029367A (en) | Bearing supporting a swashplate of a hydraulic axial cylinder machine | |
US5752811A (en) | Linear actuator mechanism for converting rotary to linear movement including one end pulley Line attached to the stationary anchor and other end attached to the take-up drum | |
US2708879A (en) | Power transmission | |
JPS594553B2 (ja) | 傾動可能シリンダ−ブロツクを有する斜板型の軸方向ピストン機 | |
KR950007513B1 (ko) | 요동 경사판식 압축기의 회전 검출 기구 | |
JPH09112411A (ja) | 斜板式可変容量形液圧装置の容量検出装置 | |
US4450731A (en) | Traversing unit with balanced load applying means | |
US11261861B2 (en) | Hydrostatic piston machine | |
CN110529353B (zh) | 在调节压力通道的区域中具有凹部的轴向活塞机 | |
US20130115112A1 (en) | Variable displacement hydraulic pump/motor with hydrostatic valve plate | |
EP0771936B1 (en) | Hydrostatic pump and bearing-clocking mechanism therefor | |
JPH055262Y2 (ja) | ||
US4703682A (en) | Varible displacement piston pump or motor | |
EP0955465A2 (de) | Axialkolbenpumpe mit integriertem Schwenkwegmesssystem | |
US6540235B2 (en) | Graduated rotation control chuck assembly | |
US3371616A (en) | Fluid device | |
JPH0710470U (ja) | 液圧ピストン装置の斜板角検出装置 | |
JPH076784B2 (ja) | タービンの制御装置に使用される燃料計量装置 | |
JPH0821350A (ja) | 斜板式可変容量形液圧装置の容量検出機構 | |
JP2541397Y2 (ja) | 斜軸形ポンプ、モータの傾転位置検出装置 | |
JP4563200B2 (ja) | 斜軸式可変容量型ポンプ・モータ | |
JP5026995B2 (ja) | 斜板式液圧装置 | |
JPH08189475A (ja) | 電気制御ポンプ | |
JPS6155375A (ja) | 回転形流体エネルギ変換機 |