JP2541397Y2 - 斜軸形ポンプ、モータの傾転位置検出装置 - Google Patents

斜軸形ポンプ、モータの傾転位置検出装置

Info

Publication number
JP2541397Y2
JP2541397Y2 JP1746891U JP1746891U JP2541397Y2 JP 2541397 Y2 JP2541397 Y2 JP 2541397Y2 JP 1746891 U JP1746891 U JP 1746891U JP 1746891 U JP1746891 U JP 1746891U JP 2541397 Y2 JP2541397 Y2 JP 2541397Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
control piston
shaft
cylinder block
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1746891U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04113789U (ja
Inventor
賢司 馬場
Original Assignee
内田油圧機器工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 内田油圧機器工業株式会社 filed Critical 内田油圧機器工業株式会社
Priority to JP1746891U priority Critical patent/JP2541397Y2/ja
Publication of JPH04113789U publication Critical patent/JPH04113789U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2541397Y2 publication Critical patent/JP2541397Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Hydraulic Motors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、傾転するシリンダブロ
ックを備えた斜軸形ポンプ、モータに於いて、該シリン
ダブロックの傾転位置を電気的に検出する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のポンプ又はモータは、例
えば図1に示すように、回転軸aと一体のドライブプレ
ートbにシリンダブロックcを挿通するセンターピンd
の球状の頭部を結着し、該シリンダブロックcはその背
面に当接して設けたコントロールレンズeを圧力流体で
作動するコントロールピストンfにより該回転軸aに対
して傾転され、その傾転によりピストン室gの容積が変
化するように構成されている。該回転軸aの中心軸とシ
リンダブロックcのなす角を知れば、該ポンプ又はモー
タの容積を知ることができ、そのために該コントロール
ピストンfにロッドkを連結し、その先端に差動トラン
ス等のストロークセンサーhを取り付け、シリンダブロ
ックcの傾転位置を該ストロークセンサーhからの電気
信号で検出することが行われている。iはコントロール
レンズeとコントロールピストンfを連結するピン、j
は制御ばねである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記コントロールピス
トンfは、シリンダブロックcの傾転の中心から離れた
位置においてこれを傾転させるので、比較的長いストロ
ークが必要で、これに伴ないストロークセンサーhも長
いストロークが必要になり、検出装置がポンプ本体に比
べて大型化する不都合があった。また、傾転位置を回転
型のポテンショメータで検出しようとすると、ポテンシ
ョメータの使用範囲の角度が狭いために、大きいコント
ロールピストンfのストロークを変換するための大型の
カム装置が必要になり、この場合も検出装置の大型化す
る不都合は解消できない。
【0004】本考案は、シリンダブロックの傾転位置を
電気的に検出できる比較的小型の検出装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案では、斜軸形ポン
プ、モータの回転軸に対して傾転自在に連結したシリン
ダブロックを、コントロールピストンで傾転駆動を与
え、該回転軸に対するシリンダブロックの傾転位置を該
コントロールピストンに連結した検出装置で電気的に検
出するようにしたものに於いて、該コントロールピスト
ンの移動方向に沿った側面に傾斜面を設け、回転型ポテ
ンショメータの回転軸に取り付けたカムのカム面と該傾
斜面との間に摺動軸を介在させ、該カムを摺動軸を介し
て傾斜面に当接させることにより、上記の目的を達成す
るようにした。
【0006】
【作用】斜軸形ポンプの場合、コントロールピストンに
流体圧力を作用させると、原動機により回転される回転
軸に対するシリンダブロックの傾角が変更され、ポンプ
の吐出量が変更されるが、該コントロールピストンが移
動するときその側面に形成した傾斜面で摺動軸が移動さ
れ、その移動距離に応じてカムが回転型ポテンショメー
タの回転軸を中心に揺動し、該シリンダブロックの傾転
位置を、該回転型ポテンショメータから出力される電気
信号で知ることができる。この場合、コントロールピス
トンが比較的長いストロークを行なっても、摺動軸は短
い距離しか移動せず、従って使用範囲の狭い回転型ポテ
ンショメータでシリンダブロックの傾転位置を電気的に
検出することが可能で、検出装置をポンプから大きく突
出させることなく小型に構成できる。
【0007】
【実施例】本考案を斜軸形ポンプに適用した図2及び図
3に示す実施例に基づき説明すると、符号1は斜軸形ポ
ンプの回転軸を示し、該回転軸1と一体に形成したドラ
イブプレート2にシリンダブロック3から延びるセンタ
ーピン4とピストン5の球状の頭部が係着される。そし
て該シリンダブロック3は、その背面に当接して設けた
コントロールレンズ6がコントロールピストン7の往復
移動により矢印の方向に移動されると傾転し、回転軸1
との傾角が変わってポンプ吐出量が変更される。8はコ
ントロールレンズ6とコントロールピストン7とを連結
するピンである。
【0008】こうした構成は、従来のものと特に変わり
がないが、本考案においては該シリンダブロック3の傾
転位置を電気的信号により知るために、コントロールピ
ストン7の移動方向に沿った側面に傾斜面9を形成し、
該傾斜面9に該移動方向と直交方向に配置した短い摺動
軸10の一端を当接させ、該摺動軸10の他端を回転型
ポテンショメータ11の回転軸12に取り付けたカム1
3のカム面14に当接させた構成の検出装置を設けるよ
うにした。該傾斜面9はコントロールピストン7のスト
ロークに比例して変化する斜面で構成され、摺動軸10
は該コントロールピストン7の側方のケーシングに形成
した挿通孔15に摺動自在に挿通して設けられる。回転
型ポテンショメータ11の回転軸12は、摺動軸10の
軸線から外れた位置に設けられ、カム13は、そのカム
面14が摺動軸10の端部に常時当接するように、ばね
16により押圧される。
【0009】その作動を説明すると、ポンプ吐出量を減
少するように圧力流体によりコントロールピストン7が
図示の位置から上方へ移動した場合、摺動軸10は次第
に深くなる傾斜面9に沿って摺動する。該摺動軸10の
移動距離は、傾斜面9の傾斜角を緩くすることによりコ
ントロールピストン7のストロークに比べて著しく短縮
でき、これに伴なってカム13が旋回する角度が狭くな
るので、通常の使用範囲の狭い回転型ポテンショメータ
11からの電気信号でシリンダブロック3の傾転位置を
検出することができる。カム13を押すばね16は、ポ
テンショメータ11の回転軸12に巻き付けて設けるこ
とも可能であり、検出装置としては、回転型ポテンショ
メータ11が差動トランスよりも作動部分が小さいこと
及びコントロールピストン7のストロークよりも摺動軸
10の移動距離が短くなり小さなカム13で動きを伝達
できることにより小形になる。
【0010】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、斜軸形ポ
ンプ、モータのコントロールピストンの側面に傾斜面を
設け、回転型ポテンショメータの回転軸に取り付けたカ
ムのカム面と該傾斜面との間に摺動軸を介在させて互い
に当接させたので、コントロールピストンのストローク
を小さく変換して小型のカムに伝達した動きにより回転
型ポテンショメータからシリンダブロックの傾転位置を
電気信号で検出することができ、検出装置が小型になる
効果があり、傾斜面の傾斜を変えることにより任意にカ
ムの移動を変更できて検出装置の製作調整が容易になる
等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来例の截断側面図
【図2】 本考案の実施例の截断側面図
【図3】 図2のA−A部分の断面図
【符号の説明】
1 回転軸 3 シリンダブロック 7 コントロールピストン 9 傾斜面 10 摺動軸 11 回転型ポテンシ
ョメータ 12 回転軸 13 カム 14 カム面 16 ばね

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 斜軸形ポンプ、モータの回転軸に対して
    傾転自在に連結したシリンダブロックを、コントロール
    ピストンで傾転駆動を与え、該回転軸に対するシリンダ
    ブロックの傾転位置を該コントロールピストンに連結し
    た検出装置で電気的に検出するようにしたものに於い
    て、該コントロールピストンの移動方向に沿った側面に
    傾斜面を設け、回転型ポテンショメータの回転軸に取り
    付けたカムのカム面と該傾斜面との間に摺動軸を介在さ
    せ、該カムを摺動軸を介して傾斜面に当接させたことを
    特徴とする斜軸形ポンプ、モータの傾転位置検出装置。
  2. 【請求項2】 上記カムは、ばねにより常時上記摺動軸
    に当接されることを特徴とする請求項1に記載の斜軸形
    ポンプ、モータの傾転位置検出装置。
JP1746891U 1991-03-22 1991-03-22 斜軸形ポンプ、モータの傾転位置検出装置 Expired - Fee Related JP2541397Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1746891U JP2541397Y2 (ja) 1991-03-22 1991-03-22 斜軸形ポンプ、モータの傾転位置検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1746891U JP2541397Y2 (ja) 1991-03-22 1991-03-22 斜軸形ポンプ、モータの傾転位置検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04113789U JPH04113789U (ja) 1992-10-06
JP2541397Y2 true JP2541397Y2 (ja) 1997-07-16

Family

ID=31904233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1746891U Expired - Fee Related JP2541397Y2 (ja) 1991-03-22 1991-03-22 斜軸形ポンプ、モータの傾転位置検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2541397Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3724887B2 (ja) * 1996-08-27 2005-12-07 株式会社フジキン 弁の開度検出器
JP4563200B2 (ja) * 2005-01-28 2010-10-13 株式会社小松製作所 斜軸式可変容量型ポンプ・モータ
DE102009018298A1 (de) * 2009-04-21 2010-10-28 Robert Bosch Gmbh Vorrichtung zum Erfassen eines eingestellten Hubvolumens

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04113789U (ja) 1992-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5184536A (en) Swash plate type piston pump/motor
JP2541397Y2 (ja) 斜軸形ポンプ、モータの傾転位置検出装置
JP3373733B2 (ja) ウォッブル板装置を備えた往復動ピストン型機械
JP2012524209A (ja) 調節された行程容積を検出するための装置
JPH0710470U (ja) 液圧ピストン装置の斜板角検出装置
EP0445702B1 (en) Variable displacement bent axis type hydraulic machine
JPH0450465Y2 (ja)
JP3354979B2 (ja) 可変容量型液圧回転機
JP2002161849A (ja) 斜板式液圧ポンプ又はモータ
CN220357482U (zh) 摇杆装置
JPH09112411A (ja) 斜板式可変容量形液圧装置の容量検出装置
JPS6043182A (ja) アキシアルプランジヤ流体機械用操作装置
JP4563200B2 (ja) 斜軸式可変容量型ポンプ・モータ
JPH0417183U (ja)
JPS5840303Y2 (ja) 往復動ポンプのストロ−ク長調節装置
JPH08189475A (ja) 電気制御ポンプ
JPH0821350A (ja) 斜板式可変容量形液圧装置の容量検出機構
JPH0217185Y2 (ja)
JPH1018962A (ja) 斜板式可変容量形油圧ポンプ
JPH03189375A (ja) アキシャルピストンポンプ
JPH02137571U (ja)
JP2529197Y2 (ja) 斜板式可変容量圧縮機
JPH0346231Y2 (ja)
JPH02132876U (ja)
JPH04500843A (ja) 内燃機関のための燃料噴射ポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970114

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees