JPS5840303Y2 - 往復動ポンプのストロ−ク長調節装置 - Google Patents

往復動ポンプのストロ−ク長調節装置

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JPS5840303Y2
JPS5840303Y2 JP10608876U JP10608876U JPS5840303Y2 JP S5840303 Y2 JPS5840303 Y2 JP S5840303Y2 JP 10608876 U JP10608876 U JP 10608876U JP 10608876 U JP10608876 U JP 10608876U JP S5840303 Y2 JPS5840303 Y2 JP S5840303Y2
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JP
Japan
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adjustment
stroke length
mounting member
big end
end pin
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JP10608876U
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JPS5324502U (ja
Inventor
明義 吉田
Original Assignee
星崎電機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、往復動ポンプのストロー−り長調節装置の
改良に関するものである。
従来より、往復動ポンプのlストロークあたりの一定の
吐出量をその用途に応じて、可変にするストローク長調
節装置を備えたものが種々提案されている。
出願人は回転軸に固定した回転体に調節室を形成し、こ
の調節室内で往復運動杆の取付部材を調節部材により移
動させ、往復動ポンプの吐出量を調節することができる
往復動ポンプのストローク長調節装置を開発し、実願昭
50−171568号として実用新案登録出願を行った
(実公昭56−20535号公報参照)。
しかしながら、このストローク長調節装置は第1図から
も容易に理解されるように、前記調節室の大きさは回転
体の構造並びに材質等により、一定範囲に限定されるも
のであるため、調節範囲も制約される難点があった。
従って、本考案の目的は、簡単な構造で取扱いの容易な
往復動ポンプの吐出量の調節範囲をさらニ拡大する往復
動ポンプのストローク長調節装置を提供するにある。
そこで、本考案者は、この目的を達成すべく改良並びに
試作を重ねた結果、調節室に往復運動杆を枢支するビッ
グエンドピンを装入するに際し、往復運動杆に偏心孔を
有する取付部材を嵌入し、この取付部材の偏心量に対応
して往復動ポンプの・吐出量の調節範囲をさらに拡大し
うるストロ、−り長調節装置を提供することができるこ
とを宋昨止めた。
本考案のこのストローク長調節装置においてはビッグエ
ンドピンの軸部にスプリングピンを突設し、一方取付部
材に前記スプリングピンと係合する溝を刻設してビッグ
エンドピンと取付部材とを嵌合係止すれば、ビッグエン
ドピンに対し取付部材の回転を阻止できるので好適であ
るし、さらにビッグエンドピンと取付部材との当接面に
おいて、一方に突起部を設は他方に孔部を設けてピング
エンドピンと取付部材とを嵌合係止することも可能であ
る。
次に本考案に係る往復動ポンプのストローク長調節装置
の好適な実施例としてピストンポンプを例示し、以下添
付図面を参照しながら詳細に説明する。
第2図乃至第4図において、参照符号10はピストンポ
ンプの駆動装置(モータ)を示し、とのモータ10の回
転軸12に回転体としてのクランク14を固定する。
このクランク14は正面において略矩形状に形成され、
側面中央部に長形孔を穿設して調節室16を構成し、し
かもこのクランク14には前記調節室16の長形孔の延
在方向に指向し、長形孔と連通ずるストローク長調節ポ
ルト18の挿通孔20を穿設する。
なお、クランク14の上面には、前記調節ボルト18を
操作することにより移動するビックエンドピン又は枢支
ピンの調節位置を確認するための目盛表示部22を設け
れば好適である(第3図参照)。
前記調節室16には回転軸12の軸方向からビッグエン
ドピン又は枢支ピン24を挿入する。
この枢支ピン24は直方体からなる基部26と、基部2
6の一端部に突設された先端部にねじ溝が刻設された軸
部28と、指針部30とから構成された基部26の中央
部に前記調節ボルト18を螺合挿通するためのねじ孔3
2が設けられている。
しかるに、クランク14の挿通孔20と枢支ヒン24の
ねじ孔32とを同軸線上に位置するように配置して調節
ボルト18を挿着すれば枢支ビン24は調節室16内に
おいて回転軸12に対し半径方向へ離反移動自在に止着
される。
なお、調節ボルト18の先端部にはEリング34を嵌合
して調節ボルト18の脱落を防止している。
このように、枢支ビン24をクランク14に止着するこ
とにより前記調節室16から突出した軸部28に往復連
動杆であるピストンロッド36の一端部を取付部材即ち
カラ一部材38及びビッグエンドカラー35を介して枢
支する。
この場合、カラ一部材38を挿着した軸部28の端部に
蝶ねじ40を係止してカラ一部材38の固定を行う。
さらに1本考案において使用するカラ一部材38は第5
図に示すように、軸方向の一部において同心円状の段部
42,44を形成し、その軸心より偏心する挿通孔46
を穿設してこの挿通孔46内に枢支ピン24の軸部28
を挿通し得るように構成する。
しかし、カラ一部材38と枢支ビン24との係止は、前
記カラ一部材38の一側部に溝部48を刻設しく第6図
参照)、一方この溝部48に対応して前記軸部28の根
部にスプリングピン50を突設して、ここにカラ一部材
38の溝部48を嵌合させて係止するようにしてもよい
(第1図参照)。
また、同様の効果を得るため、カラ一部材38の一側部
に突起52を設け(第8図参照)、一方枢支ピン24の
基部26端面に前記突起52を嵌入する孔部54を穿設
して相互に嵌合係止するようにしてもよい(第9図参照
)。
このように構成されたストローク長調節装置はピストン
ロッド36の他端部を往復動ポンプを構成するピストン
部に連結することにより往復動ポンプの吐出量調節を行
うことができる。
次にその作用について説明する。
ピストンポンプの吐出量は ピストンロッドの変位量(
1ストローク当り)により定まるポンプ室内の容積変化
量で設定されるから吐出量を調節するにはピストンロッ
ドの変位量を調節すればよいことになる。
従って、従来のストローク長調節装置における可変調節
範囲は第10図に示すようにAl−A2間(距離H)に
限定されこの場合、ピストンロッドのストローク長の変
位量は最大2Bとなる。
これに対し、本考案によれば、枢支ピン24の軸部28
を調節室16の外側端部に移動し、カラ一部材38の孔
46を求心方向に位置して嵌入すれば、クランク140
回転によってピストンロッド36の枢着点は円Cを描<
(sii図参照)。
さらに軸部28を調節室16の内側端部に移動してカラ
一部材38の孔46を遠心方向に位置して嵌入すればク
ランク140回転によりピストンロッド36の枢着点は
円C′を描くことになる(第11図参照)。
従って、第10図と第11図との比較から明らかなよう
に、本考案に係るストローク長調節装置はカラ一部材の
孔46の偏心量に対応して、その分だけ多くのストロー
ク長の変位量の増減をはかることができるものであり、
この結果、ピストンロッドに係着するポンプの吐出量の
大幅な増減が可能となる。
このように、本考案に係るストローク長調節装置によれ
ば、枢支ビンと協働して調節部材を構成する調節ボルト
の螺回操作と、偏心孔の穿設されたカラ一部材の係止位
置により、簡単にストローク長を調節することができる
だけでなく、変位量の広範な増減も簡単な操作により可
能である等、種々の利点を有し、その実用的価値が極め
て高いものである。
以上、本考案の好適な実施例につき説明したが。
本考案はこの実施例に限定されるものではなく、本考案
の精神を逸脱しない範囲内において種々の改変をなしう
ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の往復動ポンプのストローク長調節装置の
一部省略縦断面図、第2図は本考案にかかるストローク
長調節装置が往復動ポンプに装着された状態を示す一部
省略正面図、第3図はストローク長調節装置の平面図、
第4図は往復動ポンプのピストンロッドに係着されるス
トローク長調節装置の組立斜視図、第5図はカラ一部材
の斜視図、第6図は溝部が刻設された別のカラ一部材の
斜視図、第7図は第6図のカラ一部材に枢支ピンが嵌合
係止する状態を示す斜視図、第8図は突起が配設された
更に別のカラ一部材の斜視図、第9図は第8図のカラ一
部材に枢支ビンが嵌合係止する状態を示す斜視図、第1
0図は従来のストローク長調節装置において調節ボルト
によりピストンロッドの枢着点を変位させてストローク
長を調節する状態を示した説明図、第11図は本考案に
係るストローク長調節装置において調節ボルトとカラ一
部材によりピストンロッドの枢着点を変位させてストロ
ーク長を調節する状態を示した説明図である。 10・・・・・・駆動装置(モータ)、12・・・・・
・回転軸、14・・・・・・クランク(回転体)、16
・・・・・・調節室、18・・・・・・調節ボルト、2
0・・・・・・挿通孔、22・・・・・・目盛表示部、
24・・・・・枢支ピン(ビッグエンドピン)、26・
・・・・・基部、28・・・・・・軸部、30・・・・
・・指針部、32・・・・・・ねじ孔、34・・・・・
・E IJング、36・・・・・・ピストンロッド、(
往復連動杆)、38・・・・・・カラ一部材(取付部材
)、40・・−・・・蝶ねじ、42・・・・・・段部、
44・・・・・・段部、46・・・・・・挿通孔、48
・・・・・・構部、50・・・・・・スプリングビン
52・・・・・・突起。 54・・・・・・孔部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)回転軸に固定した回転体に調節室を形成し、この
    調節室に、往復運動杆の取付部材と、この取付部材を調
    節室内において移動調整し得る調節部材とを挿通してな
    る往復動ポンプのストローク長調節装置において、前記
    調節室を回転軸より偏位させて設けると共に、前記調節
    室に挿通する調節部材によって調節される前記取付部材
    の変位方向を回転軸心と交差しないように設定し、さら
    に前記調節部材は調節室内で回転軸心に対して移動自在
    なビッグエンドピンと、該ビッグエンドピンに螺着した
    調節ボルトとからなり、前記ビッグエンドピンが取付部
    材に偏心係止されていることを特徴とする往復動ポンプ
    のストローク長調節装置。
  2. (2)ビッグエンドピンの軸部にスプリングピンを突設
    し、一方、取付部材に前記スプリングピンと係合する溝
    を刻設してビッグエンドピンと取付部材とを嵌合係止し
    てなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の往復動ポン
    プのストローク長調節装置。
  3. (3)ビッグエンドピンと取付部材との当接面において
    、一方に突起部を設け、他方に孔部な設けてビッグエン
    ドピンと取付部材とを嵌合係止してなる実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の往復動ポンプのストローク長調節
    装置。
JP10608876U 1976-08-10 1976-08-10 往復動ポンプのストロ−ク長調節装置 Expired JPS5840303Y2 (ja)

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JP10608876U JPS5840303Y2 (ja) 1976-08-10 1976-08-10 往復動ポンプのストロ−ク長調節装置

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Publication Number Publication Date
JPS5324502U JPS5324502U (ja) 1978-03-02
JPS5840303Y2 true JPS5840303Y2 (ja) 1983-09-10

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JP10608876U Expired JPS5840303Y2 (ja) 1976-08-10 1976-08-10 往復動ポンプのストロ−ク長調節装置

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