JPS5848473Y2 - ダイヤフラム装置 - Google Patents

ダイヤフラム装置

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Publication number
JPS5848473Y2
JPS5848473Y2 JP14109977U JP14109977U JPS5848473Y2 JP S5848473 Y2 JPS5848473 Y2 JP S5848473Y2 JP 14109977 U JP14109977 U JP 14109977U JP 14109977 U JP14109977 U JP 14109977U JP S5848473 Y2 JPS5848473 Y2 JP S5848473Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
diaphragm
plunger
driven member
sleeve
Prior art date
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Expired
Application number
JP14109977U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5466074U (ja
Inventor
誠一郎 山田
Original Assignee
ヤマハ発動機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ヤマハ発動機株式会社 filed Critical ヤマハ発動機株式会社
Priority to JP14109977U priority Critical patent/JPS5848473Y2/ja
Publication of JPS5466074U publication Critical patent/JPS5466074U/ja
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Publication of JPS5848473Y2 publication Critical patent/JPS5848473Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は圧力変化を機械的な変位に変換するダイヤフラ
ム装置に関する。
一般に、この種ダイヤフラム装置では、ダイヤフラムの
製造誤差等のためこのダイヤフラムが変位する際に傾動
することがある。
したがって、このダイヤフラムに取付けられている被動
部材が傾いたり、あるいは側力を受けることがあり、円
滑な作動が阻害されることがあった。
本考案はこのような不都合を解消し、確実かつ円滑な作
動が得られるダイヤフラム装置を得ることにある。
以下本考案を図面に示す一実施例にしたがって説明する
この一実施例は本考案に係るダイヤフラム装置を分離潤
滑形の2サイクルエンジンの潤滑油ポンプに適用した例
であって、このポンプはエンジンの排気圧力に対応して
潤滑油吐出量が可変されるものである。
図中1はケースであって、このケース1内にはスリーブ
2が回転自在に設けられている。
そしてスリーブ2は駆動軸3からウオーム4および歯車
5を介して回転駆動されるようになっている。
スリーブ2の周面には切換口6が設けられ、この切換口
6はスリーブ2の回転によってケース1側に設けられた
吸入ロアおよび吐出口8にそれぞれ対向するようになっ
ている。
また、スリーブ2内には従動部材としての円柱状のプラ
ンジャ9が軸方向に摺動自在に嵌挿されており、このプ
ランジャ9のスリーブ2から導出された一端部にはこれ
と直交する方向に駆動ピン10が突設されている。
駆動ピン10は上記歯車5の一端面に突設された係止突
部11に係止さへこの係止によって上記スリーブ2と一
体に回転するようになっている。
また、上記プランジャ9はスプリング22によって軸方
向に付勢さへこのスプリング22の付勢力により駆動ピ
ン10がケース1側に設けた駆動カム12に摺接されて
いる。
駆動カム12は円筒の端面にカム面12aを形成したも
ので、このカム面12a上を駆動ピン10が回転するこ
とにより、カム面12aの形状に応じてプランジャ9が
スリーブ2内を往復動し、上記吸入ロアより切換口6を
介して潤滑油を吸入するとともに、この切換口6を通じ
て吐出口8より吐出するようになっている。
また、上記ケース1の側方には圧力室13が区画形成さ
札 この圧力室13内にプランジャ9の一端部がオイル
シール14を介して導出されている。
圧力室13内はダイヤフラム15によって一次室13a
と二次室13bとに区画されており、この−次室13a
にホース23を通じて導入されるエンジンの排気圧力の
大小に応じてダイヤフラム15が撓み変位するようにな
っている。
ダイヤフラム15は合成ゴム等の可撓性材料からなるダ
イヤフラム本体18と、このダイヤフラム本体18の一
次室13a側の中央部に取付けられた取付部材19と、
この取付部材19との間でダイヤフラム本体18を挟着
する押え部材20とから構成され、ダイヤフラム本体1
8の外周部が圧力室13の壁面に支持されている。
このダイヤフラム15の取付部材19には第1図および
第3図に示したように板状をなした吐出量可変カム16
が取り付けられている。
吐出量可変カム16はダイヤフラム15の変位により圧
力室13の二次室13b内を上下に往復動されるように
なっており、この移動方向に沿う一側端面にはカム面1
6aが形成されている。
カム面16aには上記プランジャ9の一端部が当接され
ており、この当接によりプランジャ9はカム面16aの
形状に応じて軸方向に往復動されてそのストロークの最
大値がエンジンの排気圧力に対応して調整されるように
なっている。
このような吐出量可変カム16は、上記取付部材19に
対して取付ピン21を介して枢着されている。
取付ピン21はプランジャ9の移動力向とは直交して挿
通されており、このため吐出量可変カム16はダイヤフ
ラム15に対してプランジャ9の移動方向に沿う面内の
みで傾動し得るようになっている。
そして吐出量可変カム16と取付部材19との間には、
取付ピン21の軸方向に所定の遊びが形成されている。
なお、符17は吐出量可変カム16をプランジャ9との
間で摺動自在に挾み込むストローク調整螺子である。
このような構成によれば、エンジンの排気圧に対応して
ダイヤフラム15が変位すると、この変位によって吐出
量可変カム16が圧力室13内を往復動されるから、吐
出量可変カム16のカム面16aに当接するプランジャ
9がカム面16aの形状に応じて軸方向に往復動、すな
わちスリーブ2内に押し込まれたりあるいはこのスリー
ブ2円から引き出される。
このためプランジャ9の最大ス1−o−り値が変えられ
るから、潤滑油の吐出量が変化される。
ところで、ダイヤフラム16が変位する際には、ダイヤ
フラム本体18の製造誤差等の影響により取付部材19
および押え部材20が傾く虞れがある。
しかるに、上記構成では吐出量可変カム16を取付部材
19に対してプランジャ9の移動力向に沿う面内で傾動
自在に枢着し、しかも本実施例にあっては取付ピン21
の軸方向にもある程度の遊びを設けであるので、ダイヤ
フラム15が傾いて変位したとしても吐出量可変カム1
6が傾動したり側圧を受けるのを防止できる。
したがって、吐出量可変カム16の作動が円滑となり、
プランジャ9のストローク調整を確実かつ高精度に行う
ことができる。
また吐出量可変カム16は、プランジャ9の移動方向に
沿う面内のみで傾動自在であるから、吐出量可変カム1
6の往復動時にそのカム面16aがプランジャ9から外
れることもなく、常に確実な作動が得られる。
なお、本考案に係るダイヤフラム装置は、必らずしも上
記の如きポンプに適用されるものに限らず、その他の装
置に組込んで使用するダイヤフラム装置であってもよい
さらにダイヤフラムとカム部材の連結構造もピンに限ら
ず、要はカム部材がダイヤプラムに等して従動部材の往
復動力向に沿う面内で傾動し得るように連結されていれ
ば良い。
以上詳述した本考案によれば、カム部材をダイヤフラム
に対して従動部材の往復動力向に沿う面内のみで傾動自
在に連結したから、ダイヤフラムが変位する際にこれが
傾いたとしてもカム部材が傾動したり側圧を受けるのを
防止でき、したがってカム部材の作動が円滑となり、従
動部材の往復動を確実かつ高精度に行なえる。
しかも、カム部材が傾動し得るのは従動部材の往復動力
向に沿う面内のみであるから、このカム部材の往復時に
そのカム面が従動部材から外れることもなく、常に確実
な作動が得られる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し第1図は縦断面図、第2
図は第1図の■−■線に沿う断面図、第3図は第1図の
■−■線に沿う断面図である。 9・・・従動部材(プランジャ)、13・・・圧力室、
15・・・ダイヤフラム、16・・・カム部材(吐出量
可変カム)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧力室内に張設したダイヤフラムにカム部材を取り付け
    、このカム部材をダイヤフラムの変位により往復動させ
    るとともに、このカム部材の端面に形成したカム面に従
    動部材を当接させ、この従動部材をカム面の形状に応じ
    て往復動させるようにしたダイヤフラム装置において、
    上記カム部材をダイヤフラムに対して上記従動部材の往
    復動力向に沿う面内で傾動自在に連結したことを特徴と
    するダイヤフラム装置。
JP14109977U 1977-10-20 1977-10-20 ダイヤフラム装置 Expired JPS5848473Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14109977U JPS5848473Y2 (ja) 1977-10-20 1977-10-20 ダイヤフラム装置

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JP14109977U JPS5848473Y2 (ja) 1977-10-20 1977-10-20 ダイヤフラム装置

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Publication Number Publication Date
JPS5466074U JPS5466074U (ja) 1979-05-10
JPS5848473Y2 true JPS5848473Y2 (ja) 1983-11-05

Family

ID=29116629

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JP14109977U Expired JPS5848473Y2 (ja) 1977-10-20 1977-10-20 ダイヤフラム装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DK179118B1 (en) * 2016-08-17 2017-11-13 Man Diesel & Turbo Filial Af Man Diesel & Turbo Se Tyskland Cylinder lubrication apparatus for a large two-stroke compression-ignited internal combustion engine

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5466074U (ja) 1979-05-10

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