JPH0421020Y2 - - Google Patents

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JPH0421020Y2
JPH0421020Y2 JP19676286U JP19676286U JPH0421020Y2 JP H0421020 Y2 JPH0421020 Y2 JP H0421020Y2 JP 19676286 U JP19676286 U JP 19676286U JP 19676286 U JP19676286 U JP 19676286U JP H0421020 Y2 JPH0421020 Y2 JP H0421020Y2
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valve plate
cylinder
port
cylinder block
ring
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JP19676286U
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  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Hydraulic Motors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はポンプ、モータ、圧縮機又は膨張機と
して使用しうるアキシヤルピストン型流体機械に
関する。
(従来の技術) 従来の斜盤式アキシヤルピストンポンプの1例
が第5図ないし第8図に示されている。第5図に
おいて、1はシリンダブロツク、2はバルブプレ
ート、3はピストン、4はスリツパパツド、5は
斜盤、6は回転軸、7はケーシングを示す。
ケーシング7はエンドプレート7aと、これに
一端が結合された円筒部7bと、その他端に締結
されたフロントプレート7cからなり、その内部
には密閉腔所20が形成されている。
回転軸6はフロントプレート7cを貫通して密
閉腔所20を横切つて伸び、その一端はエンドプ
レート7aに軸受21によつて軸支され、他端は
フロントプレート7cに軸受22によつて軸支さ
れている。
エンドプレート7aには吸入孔14と吐出孔1
7が穿設され、その内側にはバルブプレート2が
固着されている。
このバルブプレート2に穿設された弓形の吸入
ポート13は吸入孔14に連通し、この吸入ポー
ト13と点対称に穿設された弓形の吐出ポート1
6は吐出孔17に連通している。
斜盤5はケーシング7に傾転可能に支持されそ
の斜面5aの回転軸6に対する傾斜角は任意に変
更しうるようになつている。
シリンダブロツク1は回転軸6に楔着され、そ
の軸芯を中心とする同一円周上に沿つて所定の間
隔を隔てて複数個(図には9個)のシリンダ10
が軸方向に穿設されている。
これら各シリンダ10内にはそれぞれピストン
3の一端が液密摺動自在に嵌装され、これらピス
トン3の他端に形成された球状部11はスリツパ
パツド4をかしめることによつてこれにみそすり
運動自在に係合せしめられている。
スリツパパツド4に当接するリテーナ24は駒
25の背部の孤面25aと係合し、この駒25の
前面とシリンダブロツク1の背面との間にスプリ
ング26が介装されている。
かくして、シリンダブロツク1の端面はスプリ
ング26に押推されてバルブプレート2に圧接さ
れ、これと同時にこの反力によつて駒25、リテ
ーナ24を介してスリツパパツド4は斜盤5の傾
斜面5aに圧接せしめられる。
シリンダブロツク1とピストン3によつてシリ
ンダ室15が限界され、各シリンダ室15はシリ
ンダポート12を介してシリンダブロツク1の端
面に開口する。
しかして、回転軸6を実線矢印方向に回転させ
ると、この回転軸6に楔着されたシリンダブロツ
ク1が回転する。すると、シリンダブロツク1に
穿設されたシリンダ10内にそれぞれ嵌装された
ピストン3の他端の球状部11がスリツパパツド
4を介して斜盤5の傾斜面5aと摺接しながら回
転し、これに伴つて、ピストン3がシリンダ10
内を往復動する。
この結果、シリンダポート12がバルブプレー
ト2の吸入ポート13に開口する吸入行程におい
ては、ピストン3が第5図の左方へ移動し、か
つ、作動流体が吸入孔14、吸入ポート13、シ
リンダポート12を経てシリンダ室15内に吸入
される。
一方、シリンダポート12がバルブプレート2
の吐出ポート16に開口する吐出行程において
は、ピストン3が第5図の右方へ移動し、シリン
ダ室15内の作動流体がシリンダポート12、吐
出ポート16、吐出孔17を経て吐出される。
なお、高圧の作動流体を吐出孔17、吐出ポー
ト16、シリンダポート12を経てシリンダ室1
5内に供給すると、回転軸6が回転駆動されてモ
ータとして機能する。
(考案が解決しようとする問題点) この種アキシヤルピストン型ポンプにおいて
は、吐出ポート16の入口側先端にノツチ8を設
けることによつてピストン3の下死点BDCの近
傍でシリンダ室15内の圧力Pを第8図に破線
A2で示すように吸入圧P1から吐出圧P2に緩やか
に上昇させ、また、吸入ポート13の入口側近傍
にコンジツト9を開口させることによつて、ピス
トン3の上死点TDCの近傍でシリンダ室15内
の圧力Pを吐出圧P2から吸入圧P1に緩やかに降
下させている。
しかし、このポンプの運転条件、即ち、作動流
体の吸入圧P1や吐出圧P2、回転軸6の回転速度、
斜盤5の傾斜角等が設計条件から外れた場合には
シリンダ室15内の圧力は第8図にA1線で示す
ように変化し、この結果、騒音や振動が発生す
る。これはノツチ8やコンジツト9がバルブプレ
ート2に固定されていて、その寸法、形状、位置
をポンプの運転条件の変化に応じて変化させるこ
とができないためである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点に対処するために提案され
たものであつて、その要旨とするところは、シリ
ンダブロツクをバルブプレートに対して相対回転
させることにより上記シリンダブロツクに穿設さ
れた複数のシリンダ内にそれぞれ液密摺動自在に
嵌装されたピストンがアキシヤル方向に往復動す
ると同時に上記シリンダとピストンによつて限界
された各シリンダ室がシリンダポートを介して上
記バルブプレートに穿設された低圧ポート及び高
圧ポートに交番的に連通するアキシヤルピストン
型流体機械において、上記バルブプレートの外周
にリングを回動可能に嵌装し、一端が上記バルブ
プレートのシリンダブロツクに摺接する摺接面上
において上記吐出ポート又は及び吸入ポートの入
口側近傍で上記シリンダポートに連通しうる位置
に開口し、他端が上記バルブプレートの外周面に
開口する複数のコンジツトを上記バルブプレート
に穿設し、上記リングの内周面にその回動に応じ
て上記複数のコンジツトの他端開口と連通し又は
遮断される溝を設けたことを特徴とするアキシヤ
ルピストン型流体機械にある。
(作用) 本考案は上記構成を具えているため、このアキ
シヤルピストン型流体機械の運転条件の変化に応
じてリングを回動させることによつてコンジツト
から溝に通じる流路面積を変更しうる。
(実施例) 本考案の1実施例が第1図ないし第4図に示さ
れている。
バルブプレート2の外周にはリング30が液密
摺動自在に嵌装され、このリング30から突出す
るアーム31の上面にはケーシング7に螺装され
たプツシユロツド32がボール33を介して当接
し、アーム31の下面はボール34、ばね受35
を介してスプリング36に支持されている。かく
して、プツシユロツド32をスプリング36の弾
発力に抗して螺入し又は螺戻することによつてリ
ング30はバルブプレート2のまわりに回動せし
められる。
バルブプレート2のシリンダブロツク1への摺
接面2aには吐出ポート16の入口側端に先行し
て複数個(図には2ケ)のコンジツト37が開口
し、吸入ポート13の入口側端に先行して複数個
(図には2ケ)のコンジツト38が開口している。
そして、これらコンジツト37及び38の他端は
バルブプレート2の外周面に開口している。
リング30の内周面にはその周方向に伸びる所
定長さの凹溝39及び40が穿設され、凹溝39
はリング30が回動せしめられたときコンジツト
37の一部又は全部に連通するとともにバルブプ
レート2内に穿設された通孔41を介して吐出ポ
ート16に常時連通せしめられる。凹溝40はリ
ング30が回動せしめられたときコンジツト38
の一部又は全部に連通するとともにリング30に
穿設されて放射方向に伸びる通孔42を介してそ
の外周面に常時開口せしめられている。他の構
成、作用は第5図ないし第7図に示す従来のもの
と同様であり、対応する部材には同じ符号が付さ
れている。
しかして、このアキシヤルピストンポンプの運
動条件、即ち、吐出圧力、吸入圧力、回転軸の回
転速度、斜盤の傾斜角等が設計条件より外れた場
合には、プツシユロツド32を螺入又は螺戻する
ことによつてリング30をバルブプレート2のま
わりに回動させる。すると、凹溝39に連通する
コンジツト37の数及び開口面積が変化すると同
時に凹溝40に連通するコンジツト38の数及び
開口面積が変化する。
しかして、ピストン3の下死点BDCの近傍に
おいて吐出ポート16内の高圧の作動流体を通孔
41、凹溝39、コンジツト37を経て徐々にシ
リンダポート12に流入させ、かつ、ピストン3
の上死点の近傍においてシリンダポート12内の
作動流体をコンジツト38、凹溝40、通孔42
を経て徐々に腔所20に排出することができ、こ
の結果、シリンダ室15内の圧力を下死点の近傍
で緩やかに上昇させ、また、上死点の近傍で緩や
かに降下させることができ、従つて、吐出圧又は
吸入圧の脈動を低減してこれに基づく振動や騒音
を抑制できる。
以上、本考案を斜盤型アキシヤルピストンポン
プに適用した例について説明したが、本考案は斜
盤型アキシヤルピストンモータは勿論、斜軸型の
アキシヤルピストンポンプ又はモータに適用しう
る。また、リング30は運転条件の変化を検知し
て自動的に回動させることができ、更に、コンジ
ツト37,38のいずれか一方を省略することも
できる。
(考案の効果) 本考案は、バルブプレートの外周にリングを回
動可能に嵌装し、一端が上記バルブプレートのシ
リンダブロツクに摺接する摺接面上において上記
吐出ポート又は及び吸入ポートの入口側近傍で上
記シリンダポートに連通しうる位置に開口し、他
端が上記バルブプレートの外周面に開口する複数
のコンジツトを上記バルブプレートに穿設し、上
記リングの内周面にその回動に応じて上記複数の
コンジツトの他端開口と連通し又は遮断される溝
を設けたため、その運転条件が設計条件から外れ
た場合であつても、リングを回動させることによ
つてピストンの下死点又は及び上死点の近傍にお
いてコンジツトから溝に通じる流路面積を変更す
ることができる。かくして、下死点又は及び上死
点の近傍におけるシリンダ室内圧力を緩やかに上
昇又は下降させることができるので、広い運転条
件範囲でアキシヤルピストン型流体機械及びこれ
に接続された配管や機器の振動や騒音を抑制し、
これらの寿命を延長しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の1実施例を示
し、第1図は第4図の−線に沿う断面図、第
2図は第1図の−線に沿う断面図、第3図は
第1図の−線に沿う断面図、第4図は第1図
の−線に沿う断面図である。第5図ないし第
8図は従来の斜盤式アキシヤルピストン型ポンプ
の1例を示し、第5図は第7図の−線に沿う
断面図、第6図は第5図の−線に沿う矢視
図、第7図は第5図の−線に沿う矢視図、第
8図はシリンダ室内圧力の変化を示す線図であ
る。 シリンダブロツク……1、バルブプレート……
2、シリンダ……10、ピストン……3、シリン
ダポート……12、低圧ポート……13、高圧ポ
ート……16、リング……30、コンジツト……
37,38、溝……39,40。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダブロツクをバルブプレートに対して相
    対回転させることにより上記シリンダブロツクに
    穿設された複数のシリンダ内にそれぞれ液密摺動
    自在に嵌装されたピストンがアキシヤル方向に往
    復動すると同時に上記シリンダとピストンによつ
    て限界された各シリンダ室がシリンダポートを介
    して上記バルブプレートに穿設された低圧ポート
    及び高圧ポートに交番的に連通するアキシヤルピ
    ストン型流体機械において、上記バルブプレート
    の外周にリングを回動可能に嵌装し、一端が上記
    バルブプレートのシリンダブロツクに摺接する摺
    接面上において上記吐出ポート又は及び吸入ポー
    トの入口側近傍で上記シリンダポートに連通しう
    る位置に開口し、他端が上記バルブプレートの外
    周面に開口する複数のコンジツトを上記バルブプ
    レートに穿設し、上記リングの内周面にその回動
    に応じて上記複数のコンジツトの他端開口と連通
    し又は遮断される溝を設けたことを特徴とするア
    キシヤルピストン型流体機械。
JP19676286U 1986-12-23 1986-12-23 Expired JPH0421020Y2 (ja)

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