JPS6385265A - プランジヤポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、吐出量を可変にできるプランジャポンプに関
するものである。

〈従来の技術〉 −ｉにプランジャポンプは、偏心カム状のロータによっ
てプランジャを半径方向に滑動させ、このプランジャの
半径方向移動によって作動油を吸入ポートより吸入し、
かつ吐出ボートより吐出するようになっている。

〈発明が解決しようとする問題点〉 このようにプランジャポンプは、ロータの回転によって
プランジャを半径方向に一定ストローク滑動させて作動
油を吸入、吐出する構成であるため、吐出量を変化させ
ることが難しい問題がある。

く問題点を解決するための手段〉 本発明は上記した従来の問題点に鑑み、プランジャを摺
動可能に嵌合するシリンダを半径方向に移動調整できる
ようにして吐出量を変化できるようにしたもので、その
構成は、プランジャを摺動可能に嵌合するシリンダをポ
ンプハウジング内に半径方向に移動可能に設け、このシ
リンダと前記プランジャとの間にポンプ室を形成し、前
記ポンプハウジングに吐出量ｌＩ整リングをカムロータ
の回転軸線と同心的に回転可能に支持し、この調整リン
グの内面に前記シリンダの外方端が当接するカム面を形
成し、前記シリンダの半径方向位置を変化させるべく前
記調整リングを回転させる回転手段を設けたものである
。

〈実施例〉 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図および第２図において、１０はフロントハウジン
グ１）とリヤハウジング１２とによって円筒状の中空室
１０ａを形成するポンプハウジングを示し、このポンプ
ハウジング１０の中空室１０ａ内には星形のカムロータ
１３が収納され、このカムロータ１３はポンプハウジン
グ１０に回転可能に軸承された駆動軸１４上に形成され
ている。

またポンプハウジング１０内には、リヤハウジング１２
の内面に接合するサイドプレート１５が収納され、この
サイドプレート１５に所定幅のガイド面１６を半径方向
に形成したガイドブロック１７が前記フロントハウジン
グ１）の内面に向けて突設されている。しかして前記ガ
イド面１６と前記サイドプレート１５およびフロントハ
ウジング１）間の隙間とにより、後述するシリンダを半
径方向に摺動可能に案内する案内溝１８を形成している
。

前記ポンプハウジング１０の中空室１０ａには、吐出量
調整リング１９が前記カムロータ１３の回転軸線と同心
的に回転可能に支持され、この調整リング１９の内周に
凸状カム面２０が直径方向に相対向して形成されている
。０４Ｍリング１９内には断面矩形状の２つのシリンダ
２１が前記案内溝１８内に収納されて直径線上に摺動可
能に案内されている。シリンダ２１にはプランジャ２２
が滑動可能に嵌合され、両者の間にプランジャ２２の半
径方向移動によって容積変化するポンプ室２３を形成し
ている。ポンプ室２３にはスプリング２４が弾発した状
態で収容され、このスプリング２４の発力によってシリ
ンダ２１の外方端は調整リング１９の凸状カム面２０に
当接されて半径方向に位置決めされるとともに、プラン
ジャ２２の内方端がカムロータ１３の外面に当接されて
いる。

前記プランジャ２２には吸入穴２５が形成され、この吸
入穴２５はカムロータ１３の回転によるプランジャ２２
の半径方向移動によりシリンダ２１の内面にて閉塞され
たり、シリンダ内面より外れて吸入空間２６に開口され
る。吸入空間２６は吸入通路２７を介しモ囲路の吸入ポ
ートに連通されている。また前記シリンダ２１には吐出
通路２８に連通された吐出穴２９が形成され、この吐出
通路２８は囲路のチェック弁および吐出室を介して吐出
ボートに連通されている。

前記ポンプハウジング１０には、前記調整リング１９の
接線方向に作動軸３０が摺動のみ可能に支持され、この
作動軸３０に調整リング１９の外周に突設された係合杆
３１が係合されている。作動軸３０にはポンプハウジン
グ１０に設置されたステッピングモータ３２にて回！／
−駆動される送りねじ３３が螺合され、この送りねじ３
３の回転により作動軸３０が軸方向に摺動され、この作
動軸３０の摺動により調整リング１９を回転させるよう
になっている。しかして上記したステッピングモータ３
２、送りねじ３３および作動軸３０により回転手段３５
を構成している。

上記した構成において、カムロータ１３が回転駆動され
ると、プランジャ２２が半径方向に一定ストロークｌ（
第３図）進退移動され、シリンダ２１に対して相対移動
する。これによりシリンダ２１とプランジャ２２との間
のポンプ室２３の容積が増減され、ポンプ室２３には吸
入穴２５より作動油が吸入され、吐出穴２９より作動油
が吐出される。

すなわち、第３図Ａ、Ｂに示すように、カムロータ１３
によってプランジャ２２が半径方向に移動されると、吸
入穴２５がシリンダ２１の内壁にて閉止された後、ポン
プ室２３内の作動油が圧縮され、吐出穴２９より作動油
が吐出される。しかしてカムロータ１３によるリフト行
程が終了すると、プランジャ２２がスプリング２４の全
力によりカムロータ１３の外面に当接すべく半径方向内
方に移動され、吸入穴２５よりポンプ室２３内に作動油
が吸引される。

ところで吐出量を変化させる場合には、ステンピングモ
ータ３２を駆動して送りねじ３３を回転させ、作動軸３
０を軸動させると、調整リング１９が回転されるため、
その凸状カム面２０に当接するシリンダ２１がＣ量移動
調整され、その半径方向位置が変化する。かかるシリン
ダ位置の変化により、第３図Ｃ，Ｄに示すようにカムロ
ータ１３にて一定ストローク！進退されるプランジャ２
２の有効ストロークがａからａ′に変化され、ロータ１
回転当りの吐出量が変化される。

従ってセンサ等の信号に応じてステンピングモータの回
転量を制御することにより、その信号に応じたポンプ吐
出量に自動的に変化させることができるようになる。

上記した実施例においては、星形のカムロータによりプ
ランジャを半径方向に一定ストローク移動させる例につ
いて述べたが、ロータとしては偏心カムを用いることが
できる。

〈発明の効果〉 以上述べたように本発明は、ロータによって半径方向に
進退移動されるプランジャを摺動可能に嵌装するシリン
ダの半径方向位置を調整リングの回転によって変化させ
るようにした構成であるので、ポンプ吐出量の変更を容
易に行い得る効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図はプランジ
ャポンプの断面図、第２図は第１図の■−ｎ線断面図、
第３図は作動状態を示す図である。 １０・・・ポンプハウジング、１３・・・カムロータ、
１９・・・吐出量調整リング、２０・・・カム面、２１
・・・シリンダ、２２・・・プランジャ、２３・・・ポ
ンプ室、２５・・・吸入穴、２９・パ・吐出穴、３５・
・・回転手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　ポンプハウジングと、このポンプハウジング内
   に回転可能に収納されたカムロータと、このカムロータ
   に当接しカムロータの回転によって半径方向に進退移動
   される円周上複数のプランジャを備え、このプランジャ
   の半径方向進退移動によって作動油を吸入吐出するプラ
   ンジャポンプにおいて、前記プランジャを摺動可能に嵌
   合するシリンダをポンプハウジング内に半径方向に移動
   可能に設け、このシリンダと前記プランジャとの間にポ
   ンプ室を形成し、前記ポンプハウジングに吐出量調整リ
   ングを前記カムロータの回転軸線と同心的に回転可能に
   支持し、この調整リングの内面に前記シリンダの外方端
   が当接するカム面を形成し、前記シリンダの半径方向位
   置を変化させるべく前記調整リングを回転させる回転手
   段を設けてなるプランジャポンプ。