JPH0342977B2 - - Google Patents

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JPH0342977B2
JPH0342977B2 JP61163419A JP16341986A JPH0342977B2 JP H0342977 B2 JPH0342977 B2 JP H0342977B2 JP 61163419 A JP61163419 A JP 61163419A JP 16341986 A JP16341986 A JP 16341986A JP H0342977 B2 JPH0342977 B2 JP H0342977B2
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lever
slider
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cam
rod
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JP61163419A
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は型内の成形品を型底部から突き上げて
取り出すためのノツクアウト装置に関し、特に鍛
造プレスのノツクアウト装置におけるノツクアウ
トピンのストローク調整装置に関する。
(従来技術) 鍛造プレスにおけるノツクアウト装置の従来例
を第6図を参照して概要を説明する。鍛造プレス
のピストンを作動させる偏心輪の輪軸又はクラン
ク軸に上カム1が固着され、上カム1に追従する
上カムレバー3の他端にロツド4を介して下レバ
ー6が連結され、又プレス型の直下に下カム9が
カム軸8に固着されている。ノツクアウトピン1
1はノツクアウトピンレバー10上に複数個配置
され、該ノツクアウトレバーを介して下カム9の
揺動によりプレス型20の底部に出入する。下レ
バー6はこの下カム軸8に固着される。前記ロツ
ド4の中間部にはスペーサあるいはターンバツク
ル5が介在され、これによつてロツド4の長さ、
したがつて下レバー6およびカム軸8、下カム9
の揺動角が変化する。このようにして下カム9の
揺動角を変えることにより、ノツクアウトピン1
1のストローク量の調整が行われる。なお、上カ
ム1あるいは下カム9の取り替えあるいはセツテ
イング角度の変更によつてもピン11のストロー
ク量の調整は可能である。22は鍛造プレスのフ
レーム外側部である。
(発明が解決しようとする問題点) 上述した従来のノツクアウト装置では、例えば
ロツド4の長さを変えてノツクアウトピン11の
ストローク調整を行う場合、ノツクアウト開始点
およびストローク特性が変つてしまう。即ち、ス
トローク変更前に第6図の実線位置にあつた下カ
ム9がストローク変更後同図の鎖線9′位置に変
つたとすると、そのストローク特性線図は、第7
図のストローク変更前の実線イで示すサイクロイ
ド曲線から、ストローク変更後は鎖線ロで示す曲
線へと変り、ノツクアウト開始遅れTが生じ、ま
たノツクアウト特性も変つてしまう。ストローク
調整に上下のカム1,9あるいは型内のノツクア
ウトピン11を取り替えるのは作業上きわめて煩
雑であつて、プレスの稼働を一時中止しなければ
ならず、また複数の代替カムを常時用意しておか
なければならなかつた。
本発明はストローク開始点およびノツクアウト
特性を変化させずにプレス稼動中にも容易かつ迅
速にノツクアウトピンのストローク量の任意設定
を行い得るストローク調整装置を提供することを
目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、クランク軸又は偏心軸に固着された
上カムと、該上カムに追従する上カムレバーと、
該上カムレバーの片端にロツドを介して連結され
た下レバーと、該下レバーの軸に固着された下カ
ムと、該下カムに追従するノツクアウトピンとを
有するノツクアウト装置において、前記下レバー
に、前記上カムレバーの片端のロツド枢着点を中
心とする円弧形溝部を形成し、該円弧形溝部に係
合し、かつ、該円弧形溝部に沿つて摺動自在にス
ライダを設け、該スライダに前記ロツドの下端を
枢着し、前記スライダに連結され、該スライダを
前記円弧形溝部に沿つて摺動させて位置固定する
スライダ位置決め機構を前記下レバーに設け、ロ
ツド下端のスライダを前記円弧形溝部に沿つて摺
動させて前記下レバーの腕の長さを変えることに
より、その揺動角を調整するようにしたものであ
る。
(実施例) 次に、本発明を図面を参照しながら実施例につ
いて説明する。
第1図は本発明に係るノツクアウトピンのスト
ローク調整機構の概略図であり、説明を明瞭にす
るために幾分模型的に示してある。第2図は本発
明を鍛造プレスのノツクアウト装置に適用した場
合の具体的な側面図、第3図は第2図のA−A線
に沿つた正面断面図、また第4図は第3図のB−
B線に沿つた側面断面図である。鍛造プレスのフ
レーム外側部22位置でピストン(雄型)の偏心
軸21に上カム1が取り付けられ、またカムロー
ラ2を介して上カム1と係合し該上カムに従動す
る上カムレバー3がフレーム外側部22に軸支さ
れている。上カムレバー3の他端には垂直下方へ
伸張したロツド4の上端が枢着され、このロツド
4の下端に、後述するスライダ7が枢着されてい
る。23は上カムレバー3を上カム1に押し付け
るためのスプリングである。
第1図,第3図および第4図を参照すれば、プ
レス型20の下側の略水平なノツクアウトレバー
10上に複数本のノツクアウトピン11が型底部
に出入可能に配置され、ノツクアウトレバー10
は、その下面が下カム9に当接して従動するよう
にプレス本体のフレームに枢着されている。下カ
ム9のカム軸8は前記フレームに軸支され、その
他端には下レバー6が固着されている。
下レバー6は、第1図に明瞭に示されるよう
に、上カムレバー3とロツド4との枢着点aを中
心としかつカム軸8に対して略直交する方向にの
びた円弧形の溝部6bが形成され、この円弧形溝
部6bにロツド下端のスライダ7が摺動可能に嵌
合されている。第1図でR1,R3は円弧形溝部6
bの溝壁の半径、R2は溝中心の半径であつて、
いずれもロツド4上端のa点を中心としている。
下レバー6にはブラケツト6aが突出しており、
またスライダ7にも下レバー6の下方外側へ突出
したブラケツト7aが形成され、両ブラケツト6
a,7a間にスクリユーロツク用シリンダ15が
装着されている。スライダ7のブラケツト7aに
スライダ駆動用スクリユー12が枢着され、また
下レバー6のブラケツト6aにはウオーム歯車1
3が軸方向移動不能に軸支されている。ウオーム
歯車13は中心部に貫通したねじ穴が形成され、
スライダ駆動用スクリユー12が下レバー6のブ
ラケツト6aを貫通してウオーム歯車13のねじ
穴と螺合している。ウオーム歯車13はノツクア
ウトピン11のストローク調整時にスライダ駆動
用モータ14の出力軸のウオーム26とかみ合つ
て回転される。
以上の如き構成において、スクリユーロツク用
シリンダ15によりスライダ7が下レバー6に固
定された状態で鍛造プレスのピストンの上下動作
に連動した上カム1の揺動に追従して、上レバー
3、ロツド4、下レバー6が揺動し、カム軸8を
介して下カム9の揺動によりノツクアウトピン1
1が型底部に出入し、鍛造品27のノツクアウト
動作を行う。なおこの際はスライダ駆動用スクリ
ユー12、スクリユーロツク用シリンダ15およ
びモータ14も下レバー6と一体になつて揺動す
るが、場合によつてはモータ14の出力軸にたわ
みシヤフトを介してウオーム26を取り付け、こ
れによつてモータ14だけは固定設置とすること
もできる。
ここでノツクアウトピン11のストローク量を
変える場合は、スクリユーロツク用シリンダ15
を開放してモータ14を駆動させることにより、
ウオーム歯車13とスクリユー12とのねじ送り
作用でスクリユー12が伸び、スライダ7が下レ
バー6の円弧形溝部6bに沿つて摺動し、下レバ
ー6の揺動支点即ちカム軸8とスライダ7との距
離Lが変化する。この後再びスクリユーロツク用
シリンダ15によつてスライダ7を下レバー6に
対して固定すれば、ロツド4によつて揺動される
下レバー6の腕の長さが変化することになるの
で、下レバー6、カム軸8および下カム9の揺動
角、したがつてノツクアウトピン11のストロー
ク量が調整される。スクリユー12、ウオーム歯
車13、スクリユーロツク用シリンダ15、モー
タ14により、スライダ7の位置決め機構を構成
している。ここで本発明においては、下レバー6
の揺動支点とスライダ7との距離Lが変化する
際、いいかえればロツド4がロツド4の上端を中
心に回動する際、ロツド4の下端の軌跡と下レバ
ー6に形成された円弧形溝部6aの円弧半径とが
一致するので、ロツド4が回動しても下レバー6
はその回動変位に影響されず、角度変化しない。
この点から、ストローク調整を行つても従来の如
くノツクアウト開始遅れ等の問題は起きない。本
実施例によるピン11のストロークをノツクアウ
ト線図で示せば、第5図の如く調整前の実線ハで
示すサイクロイド曲線から調整後の鎖線ニのサイ
クロイド曲線にしたがつた特性となり、ノツクア
ウト開始点の遅延がなく、またストローク特性の
変化なしにノツクアウトを行うことができる。な
お、モータ14の出力軸上にエンコーダを設けて
コンピユータ等によりストローク量の任意設定を
行うことができる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、上カムと
下レバーを連結するロツドの長さ変更やカムの取
り替えを行うことなく、したがつてノツクアウト
開始点およびストローク特性を変えずに容易かつ
迅速にノツクアウトピンのストローク量を任意に
調整することができ、鍛造プレス作業の能率化が
図られる。なお、本発明は既存のノツクアウト装
置に対して大巾な構造変更を行うことなく簡単に
取り付けることができる等の効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るノツクアウトピンのスト
ローク調整装置を原理的に示した概略図、第2図
は本発明の実施例に係る鍛造プレスのノツクアウ
ト装置の側面図、第3図は第2図のA−A線に沿
つた断面図、第4図は第3図のB−B線に沿つた
断面図、第5図は本発明におけるノツクアウト特
性曲線の一例を示す図、第6図は従来のノツクア
ウト装置のストローク調整装置の概略図、第7図
は従来のストローク調整装置のノツクアウト特性
曲線を示す図である。 1……上カム、3……上カムレバー、4……ロ
ツド、6……下レバー、6a……下レバーブラケ
ツト、6b……円弧形溝部、7……スライダ、7
a……スライダブラケツト、8……カム軸、9…
…下カム、11……ノツクアウトピン、12……
スライダ駆動スクリユー、13……ウオーム歯
車、14……スライダ駆動モータ、15……スク
リユーロツク用シリンダ、20……プレス型、2
2……フレーム外側部、26……ウオーム、27
……鍛造品。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 クランク軸又は偏心軸に固着された上カム
    と、該上カムに追従する上カムレバーと、該上カ
    ムレバーの片端にロツドを介して連結された下レ
    バーと、該下レバーの軸に固着された下カムと、
    該下カムに追従するノツクアウトピンとを有する
    ノツクアウト装置において、前記下レバーに、前
    記上カムレバーの片端のロツド枢着点を中心とす
    る円弧形溝部を形成し、該円弧形溝部に係合し、
    かつ、該円弧形溝部に沿つて摺動自在にスライダ
    を設け、該スライダに前記ロツドの下端を枢着
    し、前記スライダに連結され、該スライダを前記
    円弧形溝部に沿つて摺動させて位置固定するスラ
    イダ位置決め機構を前記下レバーに設けたことを
    特徴とするノツクアウトピンのストローク調整装
    置。
JP16341986A 1986-07-11 1986-07-11 ノツクアウトピンのストロ−ク調整装置 Granted JPS6320135A (ja)

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JP16341986A JPS6320135A (ja) 1986-07-11 1986-07-11 ノツクアウトピンのストロ−ク調整装置

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JP16341986A JPS6320135A (ja) 1986-07-11 1986-07-11 ノツクアウトピンのストロ−ク調整装置

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JPS6320135A JPS6320135A (ja) 1988-01-27
JPH0342977B2 true JPH0342977B2 (ja) 1991-06-28

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JP16341986A Granted JPS6320135A (ja) 1986-07-11 1986-07-11 ノツクアウトピンのストロ−ク調整装置

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JPH0718442Y2 (ja) * 1989-03-23 1995-05-01 アイダエンジニアリング株式会社 プレス機械のノックアウト装置
JPH0498343U (ja) * 1991-01-11 1992-08-25
CN107983874B (zh) * 2017-11-28 2019-05-10 江门市友嘉钢模设备有限公司 一种用于模具生产的废料排出装置

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