JPH0710470U - 液圧ピストン装置の斜板角検出装置 - Google Patents

液圧ピストン装置の斜板角検出装置

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JPH0710470U
JPH0710470U JP4097893U JP4097893U JPH0710470U JP H0710470 U JPH0710470 U JP H0710470U JP 4097893 U JP4097893 U JP 4097893U JP 4097893 U JP4097893 U JP 4097893U JP H0710470 U JPH0710470 U JP H0710470U
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JP
Japan
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swash plate
hydraulic piston
housing
magnetic sensor
center axis
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Application number
JP4097893U
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English (en)
Inventor
清隆 川島
裕利 中尾
和幸 木原
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Tokyo Keiki Inc
Original Assignee
Tokyo Keiki Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工精度を必要とせず、部品点数の減少させ
て、耐久性を向上させる。 【構成】 ピストン9の往復運動を規制する斜板1の突
起部1aに斜板回転中心軸線Xと同軸になるように円筒
状の発磁体2を取着し、それと同軸になるようにハウジ
ング3にOリング4を介して発磁体2と非接触の円柱状
の検出軸5aを有する磁気センサ5を零位置調整が可能
なように回転可能に取着し、止ねじ6により外部から任
意の回転位置で固定し得るようにし、検出軸5aの直径
方向に検出コイル5bを設ける。斜板1が発磁体2を伴
って傾転すると、その磁極方向が変化して検出コイル5
bに斜板角にほぼ比例する出力電圧が発生する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ピストン又はプランジャの往復運動を規制する斜板の傾転角を検 出してフィードバック量とする可変容量形液圧ピストンポンプ又はピストンモー タ等の液圧ピストン装置の斜板角検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の液圧ピストン装置の斜板角検出装置としては、例えば図7乃至 図10に示すようなものがある。
【0003】 図7及び図8に示すものは、ハウジング3内に主軸7とそれに同期して回転す るシリンダブロック8を設け、シリンダブロック8内の同一円周上に配設した複 数のシリンダ8a内に摺動自在に遊嵌するピストン9をシュー10を介して斜板 1に圧接させた液圧ピストンポンプにおいて、斜板1の突起部1aに被検出軸2 5aをその軸線が斜板1の回転中心軸線Xに一致するように設け、この被検出軸 25aをシャフトシール24を介してハウジング3に回転自在に軸支して回転角 センサ25に直結させたものである。
【0004】 また、図9及び図10に示すものは、上記と同様の構成からなる液圧ピストン ポンプにおいて、斜板1の偏心位置に被検出ピン31を突設し、ハウジング3に シャフトシール24を介して回転自在に回転角センサ35の検出軸35aを装着 し、この検出軸35aにアーム33の基部を固着し、その先端部をねじりばね3 2を介して被検出ピン31に係合させることにより、被検出ピン31の移動量を アーム33を介して検出軸35aに回転角として伝えるようにしたものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の液圧ピストン装置の斜板角検出装置にあって 、前者は、斜板1側の被検出軸25aとハウジング3側の回転角センサ25の検 出軸とが直結しているので、両軸の同軸度にきわめて高い加工精度が要求され、 僅かでも偏心があるとシャフトシール24から油漏れを生じたり回転角センサ2 5を損傷させたりするおそれがあった。
【0006】 また、後者は、斜板1側の被検出ピン31と回転角センサ35の検出軸35a とが分離されているので、シャフトシール24からの油漏れや回転角センサ35 の損傷等は軽減されるが、部品点数が増加してコスト高になるばかりでなく、装 置全体が大きくなるという問題点があった。 この考案は上記の点に鑑みてなされたものであり、高度の加工精度を不要とし て耐久性を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記の目的を達成するため、ハウジング内を回転するシリンダブロ ックに摺動自在に設けたピストンの往復運動を、回転中心軸線の回りに傾転し得 る斜板により規制する可変容量形液圧ピストン装置において、上記斜板と上記ハ ウジングとのいずれか一方の上記回転中心線上に発磁体を設け、他方の上記回転 中心軸線上に上記発磁体と共に回転角センサを構成する検出コイル内蔵の非接触 の磁気センサを設けた液圧ピストン装置の斜板角検出装置を提供するものである 。 また、上記の装置において、上記回転角センサが上記ハウジングの外部から操 作し得る零位置調整手段を有するようにするのが好ましい。
【0008】
【作用】
この考案による液圧ピストン装置の斜板角検出装置は上記のように構成するこ とにより、斜板が回転中心軸線の回りに傾転すると、発磁体と磁気センサとの相 対角度位置が変化して磁気センサの検出コイルに出力電圧が発生する。この時発 生する出力電圧は斜板角にほぼ比例するので、磁気センサの出力電圧から斜板角 を検出することができる。
【0009】 また、上記の回転角センサが零位置調整手段を有するようにすると、斜板が中 立状態にある時に回転角センサの出力電圧を正確に零に調整することができ、斜 板角検出精度を向上させることが可能になる。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。 図1は、この考案の一実施例による斜板角検出装置を有する液圧ピストンポン プの構成を示す断面図、図2、はその回転角センサの一実施例を示す斜視図であ り、図7乃至図10と同一の部分には同一の符号を付して示してある。
【0011】 この液圧ピストンポンプは、クレイドル方式により回転中心軸線Xの回りに所 定角度傾転自在に支持された斜板1と、斜板1に突設された突起部1aに上記回 転中心軸線Xと同軸になるように設けられた発磁体2と、この発磁体2と同軸に なるようにハウジング3にOリング4を介して回転可能に取着された磁気センサ 5と、この磁気センサ5を任意の回転位置でハウジング3に固定し得る止めねじ 6とを有し、上記の発磁体2と磁気センサ5とによって斜板1の回転角センサを 構成し、回転可能な磁気センサ5と止めねじ6とにより上記回転角センサの零位 置調整手段を構成する。
【0012】 図3の(a),(b)は、回転角センサの構成を模式的に示す説明図であり、 斜板1の回転中心軸線Xと同軸になるように突起部1aに設けられた円筒状の発 磁体2の中心部に磁気センサ5の円柱状の検出軸5aが非接触状態で挿入されて いる。そして、発磁体2は同図の(b)に示すように、上下の直径上にN極及び S極を有しており、磁気センサ5の検出軸5aの直径方向に設けた検出コイル5 bは、斜板1が中立位置で傾転角がゼロである状態ではその軸方向が発磁体2の 磁極を結ぶ線上にある。
【0013】 なお、ハウジング3内には、従来装置と同様に、主軸7と、この主軸7の回軸 に同期して回転するシリンダブロック8とが設けてあり、このシリンダブロック 8内の主軸7の軸線方向に平行で同一円周上に等間隔に配設した複数のシリンダ 8aにそれぞれピストン9が摺動自在に遊嵌し、ピストン9の先端部は、球状関 節軸受を構成するシュー10を介して斜板1のすべり面に摺動自在に圧接してい る。
【0014】 この実施例は上記のような構成からなり、主軸7の回転によりシリンダブロッ ク8がそれに同期して回転すると、ピストン9は斜面1のすべり面に摺接するシ ュー10を介してシリンダ8a内を往復運動し、油路Aを介して油圧作動油の吸 入及び吐出を行う。この時、主軸7の回転数が一定であるとすると、ピストンポ ンプの吐出流量は斜板1の傾転角にほぼ比例するため、斜板角の検出によってピ ストンポンプの吐出流量を算出することが可能になる。
【0015】 いま、斜板1が中立状態にあってピストンポンプの吐出量がゼロである状態で は、磁気センサ5の検出コイル5bの軸線方向が発磁体2の磁極を結ぶ線上にあ り、図4に示すように、検出コイル5bに発生する出力電圧Vはゼロである。
【0016】 この状態から斜板1が回転中心軸線Xの回りに正方向に傾転すると、発磁体2 もそれにつれて同角度だけ回転し、その磁極の方向が図3の(b)に示すように 角度θ1だけ時計方向にずれ、磁気センサ5の検出コイル5bに図4に示す出力 電圧V1が発生する。逆に斜板1が負方向に傾転すると、検出コイル5bの出力 電圧は負となり、斜板1が角度θmaxから−θmaxまで変化する間に出力電 圧VはVmaxから−Vmaxまでほぼ直線状に変化する。すなわち、斜板角θ に比例して出力電圧Vが変化する。
【0017】 なお、上記の実施例において回転角センサの零位置を調整するには、斜板1が 中立位置にある状態でハウジング3の外部から止めねじ6を緩め、磁気センサ5 を回転させてその出力電圧が零になるようにし、その位置で磁気センサ5を取付 緩み防止のための止ねじ6で固定すればよく、磁気センサ5の回転摺動面はOリ ング4によりシールされているので零位置調整時の油漏れは生じない。
【0018】 この実施例によれば、発磁体2と磁気センサ5が非接触であるため、それらと 斜板1の回転中心軸線Xとの同軸度を例えば最大±1mm程度まで許容すること ができ、各部の加工精度を大幅に緩和させることができる。同時に、両者間に摺 動シール部がなくなって耐久性が向上すると共に、磁気センサ5の検出軸5aに 作用する外力による損傷が防止される。
【0019】 さらに、図9及び図10に示した従来例のような連動部の遊び防止のためのね じりばね等の補助部材が不要になり、部品点数が削減されて装置の小形化と生産 コストの低減を図ることが可能になる。
【0020】 次に、図5はこの考案の他の実施例による斜板角検出装置を有する液圧ピスト ンポンプの要部のみを示す断面図、図6はその回転角センサの他の実施例を示す 斜視図であり、図1及び図2に示した部分と同一の部分には同一の符号を付して その部分の説明は省略する。
【0021】 この実施例は、斜板1の突起部1aに回転角センサの一方の磁気センサ15を 、ハウジング3側に他方の発磁体12をそれぞれ斜板1の回転中心軸線X上に互 いに非接触状態になるように取着し、磁気センサ15の出力電圧を配線15a及 びハウジング3に螺着したシール用プラグ15bを介して外部に導くようにした ものであり、その他の構成は前実施例と同様である。
【0022】 この実施例では、回転角センサの零位置調整は発磁体12を回転させてN極及 びS極の方向を変化させることにより行ない、斜板1の傾転により磁気センサ1 5が回転することになるが、その斜板角検出作用及び効果は前実施例と同様であ る。
【0023】 なお、上記の各実施例では、この考案をクレイドル方式により支持された斜板 を有する液圧ピストンポンプに実施した場合について説明したが、トラニオン方 式で支持された斜板を有する液圧ピストンポンプにも実施することができる。 また、この考案は液圧ピストンポンプに限らず斜板式液圧ピストンモータにも 何等支障なく実施可能である。
【0024】
【考案の効果】
以上述べたように、この考案による液圧ピストン装置の斜板角検出装置は、斜 板とハウジングの何れか一方に発磁体を、他方に磁気センサをそれぞれ設けてこ れらにより非接触の回転角センサを構成するようにしたので、上記発磁体と磁気 センサとの軸線が若干ずれても斜板角検出精度が劣化するおそれがなく、各部の 加工精度を大幅に緩和することができる。
【0025】 同時に、回転角センサの検出軸に作用する外力が激減して回転角センサの耐久 性が向上すると共に、部品点数が削減されて装置の小形化と生産コストの低減も 可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による斜板角検出装置を有
する液圧ピストンポンプの構成を示す断面図である。
【図2】同じくその回転角センサの一実施例を示す斜視
図である。
【図3】同じくその回転角センサの構成を模式的に示す
説明図である。
【図4】同じくその斜板角と回転角センサの出力電圧と
の関係を示す特性曲線図である。
【図5】この考案の他の実施例による斜板角検出装置を
有する液圧ピストンポンプの要部のみを示す断面図であ
る。
【図6】同じくその回転角センサの他の実施例を示す斜
視図である。
【図7】従来の斜板角検出装置を有する液圧ピストンポ
ンプの構成を示す断面図である。
【図8】同じくその回転角センサの一例を示す斜視図で
ある。
【図9】従来の他の斜板角検出装置を有する液圧ピスト
ンポンプの要部のみを示す断面図である。
【図10】同じくその回転角センサの他の例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1…斜板、2,12…発磁体、3…ハウジング、5,1
5…磁気センサ、7…主軸、8…シリンダブロック、9
…ピストン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内を回転するシリンダブロッ
    クに摺動自在に設けたピストンの往復運動を、回転中心
    軸線の回りに傾転し得る斜板により規制する可変容量形
    液圧ピストン装置の斜板角検出装置において、 前記斜板と前記ハウジングとのいずれか一方の前記回転
    中心軸線上に発磁体を設け、他方の前記回転中心軸線上
    に前記発磁体と共に回転角センサを構成する検出コイル
    内蔵の非接触の磁気センサを設けたことを特徴とする液
    圧ピストン装置の斜板角検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液圧ピストン装置の斜板
    角検出装置において、前記回転角センサが前記ハウジン
    グの外部から操作し得る零位置調整手段を有する液圧ピ
    ストン装置の斜板角検出装置。
JP4097893U 1993-07-28 1993-07-28 液圧ピストン装置の斜板角検出装置 Pending JPH0710470U (ja)

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JPH0710470U true JPH0710470U (ja) 1995-02-14

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006077708A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Hitachi Constr Mach Co Ltd 可変容量型斜板式油圧ポンプ
JP2008185587A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Hispano Suiza シリンダ内のピストン位置を測定する装置
CN108663020A (zh) * 2018-04-03 2018-10-16 浙江大学 一种高压高速轴向柱塞泵斜盘倾角和振动特性测量装置
KR20200077209A (ko) * 2018-12-20 2020-06-30 주식회사 두산 사판식 유압펌프

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JP2008185587A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Hispano Suiza シリンダ内のピストン位置を測定する装置
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