JPH1018962A - 斜板式可変容量形油圧ポンプ - Google Patents
斜板式可変容量形油圧ポンプInfo
- Publication number
- JPH1018962A JPH1018962A JP8169783A JP16978396A JPH1018962A JP H1018962 A JPH1018962 A JP H1018962A JP 8169783 A JP8169783 A JP 8169783A JP 16978396 A JP16978396 A JP 16978396A JP H1018962 A JPH1018962 A JP H1018962A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- swash plate
- hydraulic pump
- variable displacement
- recess
- hard ball
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】手動操作時に中立位置を明確に確認できるとと
もにその中立位置を簡単確実に保持できる斜板式可変容
量形油圧ポンプを提供する 【解決手段】手動により傾転される斜板5を備えた可変
容量形油圧ポンプ1に於いて、該斜板の傾転軸7の表面
に凹部11を形成し、該凹部に該斜板が中立位置に位置
したときばね13で押された硬球15を出没自在に且つ
嵌合衝撃音を伴って嵌入すべく設けた。該凹部11を該
傾転軸の軸端面7bに形成し、該油圧ポンプのケース2
に設けたばねにより該硬球を該凹部に向けて押圧する。
また、該硬球にこれの動きを検出する検出器17を接続
し、該検出器に該硬球が該凹部へ嵌入時に光又は音を発
生する信号装置18を接続する。
もにその中立位置を簡単確実に保持できる斜板式可変容
量形油圧ポンプを提供する 【解決手段】手動により傾転される斜板5を備えた可変
容量形油圧ポンプ1に於いて、該斜板の傾転軸7の表面
に凹部11を形成し、該凹部に該斜板が中立位置に位置
したときばね13で押された硬球15を出没自在に且つ
嵌合衝撃音を伴って嵌入すべく設けた。該凹部11を該
傾転軸の軸端面7bに形成し、該油圧ポンプのケース2
に設けたばねにより該硬球を該凹部に向けて押圧する。
また、該硬球にこれの動きを検出する検出器17を接続
し、該検出器に該硬球が該凹部へ嵌入時に光又は音を発
生する信号装置18を接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農業機械や産業車
両、ウインチなどの油圧回路に使用される手動式の斜板
式可変容量形油圧ポンプに関する。
両、ウインチなどの油圧回路に使用される手動式の斜板
式可変容量形油圧ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、農業機械や産業車両、ウインチな
どの比較的小型の機械に、例えば図1に示すような静流
体圧伝動装置aが使用されており、これの油圧ポンプと
して図2に示したような、手動操作レバーbを傾けて閉
回路cへの流体の吐出方向と吐出量を制御し或いはその
吐出を零状態とする中立位置へ操作できる斜板式可変容
量形油圧ポンプdが使用されている。該手動操作レバー
bは斜板eの傾転軸fに連結され、該レバーbによる該
傾転軸fの正逆回転で該斜板eの傾転角が中立位置から
正逆方向に変更されると、アキシャルピストンhのスト
ロークが変更されて吐出量と吐出方向が制御される。
どの比較的小型の機械に、例えば図1に示すような静流
体圧伝動装置aが使用されており、これの油圧ポンプと
して図2に示したような、手動操作レバーbを傾けて閉
回路cへの流体の吐出方向と吐出量を制御し或いはその
吐出を零状態とする中立位置へ操作できる斜板式可変容
量形油圧ポンプdが使用されている。該手動操作レバー
bは斜板eの傾転軸fに連結され、該レバーbによる該
傾転軸fの正逆回転で該斜板eの傾転角が中立位置から
正逆方向に変更されると、アキシャルピストンhのスト
ロークが変更されて吐出量と吐出方向が制御される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の手動操作レバー
bで該ポンプdに吐出させている状態から、零吐出とし
て油圧モータgを停止すべく該レバーbを中立位置に戻
す場合、人手で操作しているためその中立位置が明確で
なく、確実に油圧モータgを停止させることが容易でな
かった。また、該手動操作レバーbはわずかな力で動い
てしまい、停止させた油圧モータgが回転して機械が動
くという不都合があった。
bで該ポンプdに吐出させている状態から、零吐出とし
て油圧モータgを停止すべく該レバーbを中立位置に戻
す場合、人手で操作しているためその中立位置が明確で
なく、確実に油圧モータgを停止させることが容易でな
かった。また、該手動操作レバーbはわずかな力で動い
てしまい、停止させた油圧モータgが回転して機械が動
くという不都合があった。
【0004】本発明は、手動操作時に中立位置を明確に
確認できるとともにその中立位置を簡単確実に保持でき
る斜板式可変容量形油圧ポンプを提供することを目的と
するものである。
確認できるとともにその中立位置を簡単確実に保持でき
る斜板式可変容量形油圧ポンプを提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、手動により
傾転される斜板を備えた可変容量形油圧ポンプに於い
て、該斜板の傾転軸の表面に凹部を形成し、該凹部に該
斜板が中立位置に位置したときばねで押された硬球を出
没自在に且つ嵌合衝撃音を伴って嵌入すべく設けること
により、上記の目的を達成するようにした。該凹部を該
傾転軸の軸端面に形成し、該油圧ポンプのケースに設け
たばねにより該硬球を該凹部に向けて押圧した構成とす
ることが好ましく、該硬球にこれの動きを検出する検出
器を接続し、該検出器に該硬球が上記凹部へ嵌入時に光
又は音を発生する信号装置を接続することもできる。
傾転される斜板を備えた可変容量形油圧ポンプに於い
て、該斜板の傾転軸の表面に凹部を形成し、該凹部に該
斜板が中立位置に位置したときばねで押された硬球を出
没自在に且つ嵌合衝撃音を伴って嵌入すべく設けること
により、上記の目的を達成するようにした。該凹部を該
傾転軸の軸端面に形成し、該油圧ポンプのケースに設け
たばねにより該硬球を該凹部に向けて押圧した構成とす
ることが好ましく、該硬球にこれの動きを検出する検出
器を接続し、該検出器に該硬球が上記凹部へ嵌入時に光
又は音を発生する信号装置を接続することもできる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図3に基づ
き説明すると、同図に於いて符号1は斜板式可変容量形
油圧ポンプを示し、そのポンプケース2を内外に挿通し
たエンジン等の原動機により回転される駆動軸3にシリ
ンダブロック4を取り付け、該駆動軸3と交叉して設け
た斜板5の板面に、該シリンダブロック4に出没自在に
設けた複数本のアキシャルピストン6の頭部が摺接され
る。該斜板5は、その板面の両方向即ち駆動軸3と直交
する方向に延びる傾転軸7、7により該ポンプケース2
に回転自在に支承され、該傾転軸7に取り付けた手動操
作レバー8により任意の傾転角に傾斜される。
き説明すると、同図に於いて符号1は斜板式可変容量形
油圧ポンプを示し、そのポンプケース2を内外に挿通し
たエンジン等の原動機により回転される駆動軸3にシリ
ンダブロック4を取り付け、該駆動軸3と交叉して設け
た斜板5の板面に、該シリンダブロック4に出没自在に
設けた複数本のアキシャルピストン6の頭部が摺接され
る。該斜板5は、その板面の両方向即ち駆動軸3と直交
する方向に延びる傾転軸7、7により該ポンプケース2
に回転自在に支承され、該傾転軸7に取り付けた手動操
作レバー8により任意の傾転角に傾斜される。
【0007】こうした構成は従来の斜板式可変容量形油
圧ポンプと略同様であり、該駆動軸3の回転に伴ってシ
リンダブロック4が回転されると、斜板5の板面に沿っ
てアキシャルピストン6が摺接しながら回転し、該斜板
5が手動操作レバー8により該駆動軸3に対して垂直の
中立位置から正方向或いは逆方向へ傾転されると、該ア
キシャルピストン6が斜板5の傾斜によりシリンダブロ
ック4の内部を往復して給排口9、10の一方から吸入
した流体を他方の給排口へ吐出することも従来のものと
変わりがないが、該ポンプ1に吐出作動を行わせている
状態から該手動操作レバー8を中立位置へ戻したことを
明確に感知できるように、一方の該傾転軸7に延長部7
aを設けてその周面に凹部11を形成し、該ポンプケー
ス2に開口した透孔12内にばね13で押されたホルダ
ー14により該傾転軸7へ押圧される金属、合成樹脂そ
の他の硬球15を該凹部11の移動軌跡上に設け、該傾
転軸7が斜板5を中立位置に戻す位置に回転したとき、
該凹部11に硬球15がばね13で押されて嵌合し、そ
の嵌合時に該硬球15が凹部11に落下するカチリとい
う嵌合衝撃音を発生して嵌合するようにした。その嵌合
状態では該ばね13及び硬球15が傾転軸7の回転に抵
抗を与え、該レバー8に力を込めないと該硬球15が凹
部11から離脱しないので、傾転軸7が容易に回転しな
い。16は調節ネジである。
圧ポンプと略同様であり、該駆動軸3の回転に伴ってシ
リンダブロック4が回転されると、斜板5の板面に沿っ
てアキシャルピストン6が摺接しながら回転し、該斜板
5が手動操作レバー8により該駆動軸3に対して垂直の
中立位置から正方向或いは逆方向へ傾転されると、該ア
キシャルピストン6が斜板5の傾斜によりシリンダブロ
ック4の内部を往復して給排口9、10の一方から吸入
した流体を他方の給排口へ吐出することも従来のものと
変わりがないが、該ポンプ1に吐出作動を行わせている
状態から該手動操作レバー8を中立位置へ戻したことを
明確に感知できるように、一方の該傾転軸7に延長部7
aを設けてその周面に凹部11を形成し、該ポンプケー
ス2に開口した透孔12内にばね13で押されたホルダ
ー14により該傾転軸7へ押圧される金属、合成樹脂そ
の他の硬球15を該凹部11の移動軌跡上に設け、該傾
転軸7が斜板5を中立位置に戻す位置に回転したとき、
該凹部11に硬球15がばね13で押されて嵌合し、そ
の嵌合時に該硬球15が凹部11に落下するカチリとい
う嵌合衝撃音を発生して嵌合するようにした。その嵌合
状態では該ばね13及び硬球15が傾転軸7の回転に抵
抗を与え、該レバー8に力を込めないと該硬球15が凹
部11から離脱しないので、傾転軸7が容易に回転しな
い。16は調節ネジである。
【0008】該凹部11は、図4に示すように傾転軸7
の軸端面7bに形成するようにしてもよく、この場合は
該傾転軸7の軸芯を外して該凹部11を形成し、ポンプ
ケース2を構成する軸端キャップ2aに透孔12を形成
してばね13及び硬球15を収容する。また図4のよう
に、該硬球15に、これが凹部11に嵌合した動きを検
出する位置センサー等の検出器17を接続すると共に該
検出器17に光や音を発生するランプやスピーカ等の信
号装置18をを接続してもよく、この場合、該硬球15
が凹部11に嵌合する嵌合衝撃音の他に該検出器17が
その動きを検出したとき該信号装置18が光や音を発す
るので、より明確に斜板5が中立位置に入ったことを感
知できる。符号19は、該駆動軸3で回転される補助の
歯車ポンプである。
の軸端面7bに形成するようにしてもよく、この場合は
該傾転軸7の軸芯を外して該凹部11を形成し、ポンプ
ケース2を構成する軸端キャップ2aに透孔12を形成
してばね13及び硬球15を収容する。また図4のよう
に、該硬球15に、これが凹部11に嵌合した動きを検
出する位置センサー等の検出器17を接続すると共に該
検出器17に光や音を発生するランプやスピーカ等の信
号装置18をを接続してもよく、この場合、該硬球15
が凹部11に嵌合する嵌合衝撃音の他に該検出器17が
その動きを検出したとき該信号装置18が光や音を発す
るので、より明確に斜板5が中立位置に入ったことを感
知できる。符号19は、該駆動軸3で回転される補助の
歯車ポンプである。
【0009】
【発明の効果】以上のように本発明によるときは、手動
により傾転される斜板式可変容量形油圧ポンプの斜板の
傾転軸に形成した凹部に、該斜板が中立位置になったと
きばねで押された硬球が嵌合衝撃音を伴って嵌入するの
で、手動操作で斜板が中立位置に入ったことを明確に感
知でき、手動操作レバーが凹部と硬球の嵌合による抵抗
をもつので容易に中立位置から動かず、機械の不意の作
動を防止でき、その構成も簡単で安価に製作できる等の
効果がある。
により傾転される斜板式可変容量形油圧ポンプの斜板の
傾転軸に形成した凹部に、該斜板が中立位置になったと
きばねで押された硬球が嵌合衝撃音を伴って嵌入するの
で、手動操作で斜板が中立位置に入ったことを明確に感
知でき、手動操作レバーが凹部と硬球の嵌合による抵抗
をもつので容易に中立位置から動かず、機械の不意の作
動を防止でき、その構成も簡単で安価に製作できる等の
効果がある。
【図1】従来例の線図
【図2】従来の斜板式可変容量形油圧ポンプの切断平面
図
図
【図3】本発明の実施の形態の切断平面図
【図4】本発明の他の実施の形態の切断平面図
1 斜板式可変容量形油圧ポンプ、2 ポンプケース、
5 斜板、7 傾転軸、7b 軸端面、8 手動操作レ
バー、11 凹部、13 ばね、15 硬球、17 検
出器、18 信号装置、
5 斜板、7 傾転軸、7b 軸端面、8 手動操作レ
バー、11 凹部、13 ばね、15 硬球、17 検
出器、18 信号装置、
Claims (3)
- 【請求項1】手動により傾転される斜板を備えた可変容
量形油圧ポンプに於いて、該斜板の傾転軸の表面に凹部
を形成し、該凹部に該斜板が中立位置に位置したときば
ねで押された硬球を出没自在に且つ嵌合衝撃音を伴って
嵌入すべく設けたことを特徴とする斜板式可変容量形油
圧ポンプ。 - 【請求項2】上記凹部を上記傾転軸の軸端面に形成し、
上記油圧ポンプのケースに設けたばねにより上記硬球を
該凹部に向けて押圧したことを特徴とする請求項1に記
載の斜板式可変容量形油圧ポンプ。 - 【請求項3】上記硬球にこれの動きを検出する検出器を
接続し、該検出器に該硬球が上記凹部へ嵌入時に光又は
音を発生する信号装置を接続したことを特徴とする請求
項1に記載の斜板式可変容量形油圧ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8169783A JPH1018962A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 斜板式可変容量形油圧ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8169783A JPH1018962A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 斜板式可変容量形油圧ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1018962A true JPH1018962A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=15892798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8169783A Pending JPH1018962A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 斜板式可変容量形油圧ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1018962A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1116899A2 (en) | 2000-01-11 | 2001-07-18 | Aida Engineering Co., Ltd. | Variable displacement piston pump/motor |
-
1996
- 1996-06-28 JP JP8169783A patent/JPH1018962A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1116899A2 (en) | 2000-01-11 | 2001-07-18 | Aida Engineering Co., Ltd. | Variable displacement piston pump/motor |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5184536A (en) | Swash plate type piston pump/motor | |
US6550244B1 (en) | Axle driving apparatus having an improved hydraulic fluid bypass mechanism | |
JP6913527B2 (ja) | 油圧ポンプおよびモータ | |
JPH0442550B2 (ja) | ||
JP2001010526A (ja) | 車輌装置の走行制御装置 | |
JPH1018962A (ja) | 斜板式可変容量形油圧ポンプ | |
US4377217A (en) | Power steering system having hydraulic reaction chambers | |
EP0305548B1 (en) | Variable-capacity hydraulic motor | |
KR200239443Y1 (ko) | 선박용 자동 조타장치 | |
US4531365A (en) | Neutral start for hydrostatic transmission | |
JP2948970B2 (ja) | 静油圧式無段変速装置 | |
CN118525145A (zh) | 液压旋转机械及液压泵 | |
US4137717A (en) | Hydrostatic transmission | |
JP2541397Y2 (ja) | 斜軸形ポンプ、モータの傾転位置検出装置 | |
JP3056208U (ja) | 斜板式油圧モーターの変速機構 | |
JPH07259719A (ja) | 斜板式油圧モーターの変速機構 | |
JP3072229B2 (ja) | 可変容量型油圧モータの斜板角変更構造 | |
JP2943085B2 (ja) | 可変ポンプ・モータのロッカーカム傾転装置 | |
US20020062732A1 (en) | Hydraulic motor with shift transmission | |
JPH0311424Y2 (ja) | ||
JPH11236872A (ja) | 油圧ポンプ・モータの回転状態検出装置 | |
JPH0550591B2 (ja) | ||
JP4642964B2 (ja) | アキシアルプランジャポンプ | |
JPH0510509B2 (ja) | ||
CA1210666A (en) | Neutral start for hydrostatic transmission |