JP2529197Y2 - 斜板式可変容量圧縮機 - Google Patents

斜板式可変容量圧縮機

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JP2529197Y2
JP2529197Y2 JP111091U JP111091U JP2529197Y2 JP 2529197 Y2 JP2529197 Y2 JP 2529197Y2 JP 111091 U JP111091 U JP 111091U JP 111091 U JP111091 U JP 111091U JP 2529197 Y2 JP2529197 Y2 JP 2529197Y2
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JP
Japan
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swash plate
drive shaft
piston
capacity
displacement
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健二 竹中
強 関森
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Toyota Industries Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は例えば車両空調用冷房
装置に使用される斜板式可変容量圧縮機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の斜板式可変容量圧縮機として、実
開平2−24081号公報に示すものが提案されてい
る。この圧縮機は作動ピストンを収容するシリンダボア
を形成したシリンダブロックの前後にクランク室を形成
するフロントハウジングを設けるとともに、吸入室及び
吐出室を形成するリヤハウジングを設け、前記シリンダ
ブロック及びフロントハウジングに対し駆動軸を回転可
能に支持し、該駆動軸には回転駆動体を傾斜角度の変更
可能に支持し、該回転駆動体には前後方向の揺動可能
に、かつ非回転状態に揺動斜板を支持し、該揺動斜板と
前記作動ピストンを連結ロッドにより連結している。さ
らに冷房負荷に応じて作動ピストンの作動ストロークを
調整する制御ピストンと、作動ピストンの作動ストロー
クを検出するストローク検出手段を備えている。又、前
記ストローク検出手段は、駆動軸の軸線と直交する軸線
を有する支軸を介して中間部がフロントハウジングに支
承されるとともに、一端が制御ピストンに連結される連
動部材と、該連動部材の他端位置を検出すべくフロント
ハウジングに配設される位置検出機構を備えている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
可変容量圧縮機は、作動ピストンの作動ストロークを検
出する容量検出機構の部品点数が多くなって構造が複雑
であるとともに、揺動斜板の傾斜角を制御ピストンの移
動量により間接的に検出し、かつ前記のように構造も複
雑であるため、容量の検出精度が低いという問題があっ
た。
【0004】この考案の目的は、上記従来の問題を解消
して、容量検出機構の構造を簡素化することができると
ともに、容量検出精度を向上することができる斜板式可
変容量圧縮機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は上記目的を達
成するため、ピストンを収容するシリンダボアを形成し
たシリンダブロックの前後に、クランク室を形成するフ
ロントハウジング及び吸入室と吐出室を形成するリヤハ
ウジングを設け、前記シリンダブロック及びフロントハ
ウジングに駆動軸を回転可能に支持し、該駆動軸には回
転駆動体を傾斜角度の変更可能に支持し、該回転駆動体
には前後方向の揺動可能に、かつ非回転状態に揺動斜板
を支持し、該揺動斜板と前記ピストンを連結ロッドによ
り連結し、さらに冷房負荷に応じて前記クランク室内の
圧力を調整して、前記ピントンの作動ストロークを調整
する容量制御弁を設けた斜板式可変容量圧縮機におい
て、前記駆動軸の内部に前記揺動斜板及び回転駆動体の
傾動動作に同期して前後動する容量検出用の作動部材を
貫通し、同じく前記駆動軸内には前記作動部材に連動し
て該駆動軸の軸線方向に往復動される容量検出ロッドを
設け、該容量検出ロッドと対応して容量センサを配設す
るという手段をとっている。
【0006】
【作用】この考案は冷房負荷に応じてクランク室内の圧
力を調整する容量制御弁により、ピストンの作動ストロ
ークが変更されて揺動斜板の傾斜角が変更されると、こ
の傾動動作に同期して連動する容量検出用の作動部材が
駆動軸内で駆動軸の軸線方向に移動され、該作動部材に
連動する容量検出用ロッドも同方向に移動され、容量セ
ンサが該容量検出ロッドの位置を検出する。このため、
揺動斜板の傾斜位置、従ってピストンの作動ストローク
が検出される。
【0007】この考案は駆動軸内にその軸線方向に配置
した揺動運動の影響を受けない容量検出用ロッドの移動
量を容量センサにより検出するようにしたので、部品点
数が減少して構造が簡素化されるとともに、揺動斜板に
連動する容量検出用ロッドの位置を測定するので、容量
検出精度が向上する。
【0008】
【実施例】以下、この考案を具体化した一実施例を図面
に基づいて説明する。図2に示すようにシリンダブロッ
ク1の前(右)端面にはクランク室2aを形成するフロ
ントハウジング2が接合固定されるとともに、後(左)
端面には弁板3を介して吸入室4a及び吐出室4bを形
成するリヤハウジング4が接合固定されている。又、前
記シリンダブロック1の軸孔1a及びフロントハウジン
グ2の軸孔2bにはラジアルベアリング5及びスラスト
ベアリング6を介して駆動軸7が回転可能に支持されて
いる。
【0009】前記シリンダブロック1の軸孔1aのまわ
りに駆動軸7と平行に形成した複数のシリンダボア1b
内にはピストン8が収容され、各ピストン8は連結ロッ
ド9を介して揺動斜板10に連結されている。該揺動斜
板10はスラストベアリング11を介してボス部12a
を有する回転駆動体12に支持され、該回転駆動体12
は前記駆動軸7にその中心軸線と直交する方向に立設し
た駆動ピン13の長孔13aに対し連結ピン14により
傾斜角の変更可能に連結されている。又、前記駆動軸7
上にはスリーブ15が軸線方向の移動可能に嵌合され、
該スリーブ15は連結ピン16により前記回転駆動体1
2のボス部12aに連結されている。
【0010】前記揺動斜板10はシリンダブロック1と
フロントハウジング2に固定した案内ロッド17により
前後方向の揺動動作を許容し、回転を阻止するようにな
っている。前記弁板3に形成した吸入孔3a及び吐出孔
3bには吸入弁21及び吐出弁22が設けられ、吐出室
4bと前記クランク室2aを連通する導圧路23の途中
には容量制御弁24が設けられている。この容量制御弁
24は、ベローズ25と該ベローズ25と連動する弁体
26と、該弁体26を常には閉鎖方向に付勢するバネ2
7とにより構成されている。そして、冷房負荷に応じて
容量制御弁24を開閉して吐出室4b内からクランク室
2a内に供給される吐出冷媒ガスの供給量を調節するこ
とにより、ピストン8の前後面に作用する圧力差を調整
してピストン8の作動ストロークを変更して圧縮容量を
調整することができるようになっている。この制御弁2
4の詳細は特開昭61−155665号公報に開示され
ている。
【0011】次に、この考案の要部である揺動斜板10
の傾斜角と比例するピストン8の作動ストローク、つま
り圧縮容量を検出する容量検出機構について説明する。
図1に示すように、作動部材としての前記連結ピン16
は駆動軸7に前後方向に設けた長孔7a内に貫通され、
該連結ピン16と対応して駆動軸7の中心部にその長手
方向に指向するように形成した案内通路7bには容量検
出ロッド31が前後方向の往復動可能に支持されてい
る。該容量検出ロッド31の中間部には係止フランジ3
2が取り付けられ、該フランジ32と前記弁板3との間
には、容量検出ロッド31を前記連結ピン16に押圧す
るための付勢バネ33が介在されている。さらに、前記
容量検出ロッド31は弁板3を貫通してリヤハウジング
4内に延在され、この容量検出ロッド31のリヤ側端部
と対応してリヤハウジング4内には例えば作動トランス
よりなる容量センサ34が収容されている。
【0012】次に、前記のように構成した斜板式可変容
量圧縮機の動作を説明する。今、前記駆動軸7が回転さ
れると、駆動ピン13、連結ピン14及び回転駆動体1
2が一体的に回転され、これにより揺動斜板10が案内
ロッド17により非回転の状態で前後方向に揺動され、
連結ロッド9を介してピストン8が揺動斜板10の傾斜
角に応じた所定の作動ストロークで往復動される。そし
て、吸入室4aから吸入孔3aを介してシリンダボア1
b内に吸入した冷媒ガスが圧縮された後、吐出孔3bか
ら吐出室4bに吐出されて圧縮動作が行われる。
【0013】この圧縮機が全容量状態で運転されて、冷
房装置により車室内の温度が低下して冷房負荷が減少す
ると、吸入室4a内に吸入される冷媒ガスの圧力が低下
し、この吸入圧力が低下すると、クランク室2a内の圧
力も低下し、このため容量制御弁24が開放されて、吐
出室4bから導圧路23を通って吐出圧力の冷媒ガスが
クランク室2a内に供給され、この結果各ピストン8の
背面に作用する圧力が上昇してピストン8の作動ストロ
ークが低下し、吐出容量が減少する。
【0014】このとき、連結ピン16が駆動軸7の長孔
7a内でリヤ側(図1,2の左方)に移動され、容量検
出ロッド31が付勢バネ33に抗して同方向に移動され
るので、容量センサ34が容量検出ロッド31のリヤ側
端部の位置を検出する。このため、ピストン8の作動ス
トロークが検出され、圧縮容量が検出される。さて、こ
の考案の実施例は、駆動軸7内に連結ピン16と連動す
る容量検出ロッド31を前後方向の往復動可能に支持
し、リヤハウジング4内に容量センサ34を検出ロッド
31の端部と対応して配置したので、部品点数を減少し
て容量検出機構の構造を簡素化することができる。又、
揺動斜板10と連動する連結ピン16の位置を検出する
ようにしたので、容量の検出精度を向上することができ
る。
【0015】なお、この考案は例えば係止フランジ32
及び付勢バネ33を省略するとともに、検出ロッド31
を連結ピン16に連結固定することにより、前記実施例
よりも部品点数を減少して構造を簡素化したり、あるい
はシリンダブロック1の軸孔1a内に容量センサ34を
配置したりすることもできる。又、本考案の可変容量圧
縮機の容量制御弁はクランク室圧力に応答して作動する
が、冷房負荷に応じて変化すればよく、吸入圧力を作用
させる容量制御弁でもよい。
【0016】
【考案の効果】以上詳述したように、この考案は部品点
数を減少して容量検出機構を簡素化することができると
もに、揺動斜板の揺動運動の影響を受けないため、容量
の検出精度を向上することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の斜板式可変容量圧縮機を具体化した
一実施例を示す要部の断面図である。
【図2】可変容量圧縮機全体を示す断面図である。
【図3】連結ピン付近の部分横断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック、1a 軸孔、1b シリンダボ
ア、2 フロントハウジング、2a クランク室、3
弁板、4 リヤハウジング、4a 吸入室、4b吐出
室、7 駆動軸、7a 長孔、7b 案内通路、8 ピ
ストン、9連結ロッド、10 揺動斜板、12 回転駆
動体、13 駆動ピン、14 連結ピン、15 スリー
ブ、16 作動部材としての連結ピン、24 容量制御
弁、31 容量検出ロッド、34 容量センサ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンを収容するシリンダボアを形成
    したシリンダブロックの前後に、クランク室を形成する
    フロントハウジング及び吸入室と吐出室を形成するリヤ
    ハウジングを設け、前記シリンダブロック及びフロント
    ハウジングに駆動軸を回転可能に支持し、該駆動軸には
    回転駆動体を傾斜角度の変更可能に支持し、該回転駆動
    体には前後方向の揺動可能に、かつ非回転状態に揺動斜
    板を支持し、該揺動斜板と前記ピストンを連結ロッドに
    より連結し、さらに冷房負荷に応じて前記クランク室内
    の圧力を調整して、前記ピントンの作動ストロークを調
    整する容量制御弁を設けた斜板式可変容量圧縮機におい
    て、前記駆動軸の内部に前記揺動斜板及び回転駆動体の
    傾動動作に同期して前後動する容量検出用の作動部材を
    貫通し、同じく前記駆動軸内には前記作動部材に連動し
    て該駆動軸の軸線方向に往復動される容量検出ロッドを
    設け、該容量検出ロッドと対応して容量センサを配設し
    た斜板式可変容量圧縮機。
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