JPH06249145A - 揺動斜板式可変容量圧縮機 - Google Patents

揺動斜板式可変容量圧縮機

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Publication number
JPH06249145A
JPH06249145A JP5332527A JP33252793A JPH06249145A JP H06249145 A JPH06249145 A JP H06249145A JP 5332527 A JP5332527 A JP 5332527A JP 33252793 A JP33252793 A JP 33252793A JP H06249145 A JPH06249145 A JP H06249145A
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JP
Japan
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chamber
pressure
valve
suction
passage
Prior art date
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Pending
Application number
JP5332527A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Kimura
一哉 木村
Masabumi Ito
正文 伊藤
Hideki Mizutani
秀樹 水谷
Yoshihiro Makino
善洋 牧野
Suguru Hirota
英 廣田
Taro Ozeki
太郎 尾関
Keiichi Kato
圭一 加藤
Hiroaki Kayukawa
浩明 粥川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸入圧力と吐出圧力の中間圧力の冷媒ガスを
クランク室に供給し、吐出容量の制御に必要な動力の損
失を低減する。 【構成】 シリンダブロック1の凹部1bとリヤハウジ
ング4の隔壁4aに形成した内周面4bとにより形成さ
れたバルブ収容室25にロータリーバルブ26を回転軸
10により回転可能に収容する。又、このロータリーバ
ルブ26に形成した吸入通路28及び吸入案内溝29に
より吸入室8内の冷媒ガスをシリンダブロック1の第1
の導通路1cを介して吸入行程中のシリンダボア内作動
室30に案内可能に形成する。そして、前記ロータリー
バルブ26に給気通路33となる連通路26bを形成
し、圧縮行程途中の作動室30から第1の導通路1c、
連通路26b、ベアリング12内の第2の導通路gより
なる給気通路33を通してクランク室3内に中間圧力の
冷媒ガスを供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車輌用空調装置
における冷媒ガスの圧縮に使用される可変容量圧縮機に
係り、特に、ピストンに両側から作用する吸入室圧力と
クランク室圧力との差圧に基づき揺動斜板の傾斜角を変
化させて吐出容量を可変制御する揺動斜板式可変容量圧
縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開昭58−15838
2号公報には、車輌用空調装置の圧縮機として適した揺
動斜板型の可変容量圧縮機が開示されている。この圧縮
機は吸入圧力と吐出圧力の双方に応答し、揺動斜板の傾
斜角を変化させ圧縮機の吐出容量を増減させるべく、ク
ランク室内の圧力を吸入圧力に対して制御するようにな
っている。
【0003】より詳しくは、この圧縮機では例えば冷房
負荷の低下あるいは圧縮機の高速回転により吸入圧力が
低下すると、吐出容量制御機構のベローズが吸入圧力と
大気圧とのバランス変動により伸びる。このベローズの
伸びにより弁機構が作動し、吸入室とクランク室との間
の抽気通路の流路面積が減少される。又、吐出室とクラ
ンク室との間の給気通路が別の弁機構により開放される
ことにより、クランク室内の圧力が高められ、同圧力と
吸入圧力との差圧が増大する。その結果、ピストン背面
に作用する圧力が増加し、揺動斜板の傾斜角が減少し、
ピストンのストローク量が減少して、吸入圧力に見合っ
た少量の冷媒ガスが吐出される。
【0004】ところが、上記従来の圧縮機では、クラン
ク室内の圧力を高めるために、圧縮行程が完了し一旦吐
出室内に吐出された高圧の冷媒ガスが用いられている。
そして、この冷媒ガスが給気通路を通過してクランク室
へ供給される間に、あるいは抽気通路を通って吸入室へ
導かれる間にその圧力が低下する。従って、その低下分
だけ、容量制御のために動力が損なわれるという問題が
あった。
【0005】本発明の主要な目的は、容量制御のために
損なわれる動力を軽減することができる揺動斜板式可変
容量圧縮機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は上
記目的を達成するため、ハウジングの複数のシリンダボ
アに往復動可能に収容され、その往復動にともない各シ
リンダボアの作動室の容積を変化させるピストンと、前
記ハウジング内に設けられた吸入室及び吐出室と、前記
ピストンが作動室の容積を増大させるように移動する吸
入行程時に、作動室及び吸入室を連通させて吸入室内の
低圧の気体を作動室へ導くための吸入弁と、前記ピスト
ンが作動室の容積を減少させるように移動する圧縮行程
時に、作動室及び吐出室を連通させて同作動室内の高圧
の気体を吐出室へ導くための吐出弁と、前記シリンダボ
アのピストン背面側に連通するクランク室と、前記クラ
ンク室に回転可能に設けられた回転軸と、前記回転軸上
にヒンジ機構を介して傾動可能に設けられるとともに、
前記ピストンに連結され、回転軸の回転にともなって揺
動されることによりピストンを往復動させ、さらに、前
記ピストンに作用する吸入室内の圧力とクランク室内の
圧力との差圧に基づいて自身の傾斜角を変化させること
により、ピストンのストローク量を変化させて、吐出容
量を吸入室内の圧力に応じた量に調整するための揺動斜
板と、前記ボアとクランク室とを連通させ、圧縮行程終
了時の作動室内の気体よりも低圧の気体をクランク室へ
導く給気通路と、前記クランク室及び吸入室を連通さ
せ、同クランク室内の気体を吸入室へ導く抽気通路と、
前記給気通路及び抽気通路の少なくとも一方に設けら
れ、その通路の開閉を行ってクランク室内の気体の圧力
を調整するための圧力制御弁と、前記ピストンの圧縮行
程途中に前記給気通路を開放する開閉弁とを備えてい
る。
【0007】又、請求項2記載の発明では請求項1にお
いて、前記圧力制御弁は抽気通路の途中に設けられ、吸
入室内の圧力の変動に基づいてクランク室内の圧力を調
整するように抽気通路を開閉するものである。
【0008】又、請求項3記載の発明では請求項1にお
いて、前記圧力制御弁は給気通路の途中に設けられ、吸
入室内の圧力の変動に応じてクランク室内の圧力を調整
するように給気通路を開閉するものである。
【0009】さらに、請求項4の発明では請求項1にお
いて、前記給気通路は前記開閉弁を収容するためのバル
ブ収容室と、そのバルブ収容室及びシリンダボアを連通
させる第1の導通路と、バルブ収容室及びクランク室を
連通させる第2の導通路とにより構成され、前記開閉弁
はバルブ収容室の内周面に摺接しながら前記回転軸と同
期して回転するロータリーバルブであって、このロータ
リーバルブはその回転にともなって前記両導通路間の連
通を遮断する外周面と、前記両導通路間の連通を許容す
る連通路とを備え、さらにロータリーバルブには吸入室
の気体を前記第1の導通路を通して吸入行程中のシリン
ダボア内に供給する吸入通路及び吸入案内溝を備えてい
る。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では回転軸が回転される
と、揺動斜板が前後方向に揺動されてピストンがシリン
ダボア内で往復動され、吸入室からシリンダボア内に吸
入された気体はボア内で圧縮された後、吐出室に吐出さ
れる。ピストンの圧縮行程途中におけるシリンダボア内
作動室の中間圧力の気体は開閉弁が一時的に開放された
状態で給気通路を通してクランク室へ供給される。この
中間圧力の気体によりクランク室内の圧力が高められ、
ピストンの背面に作用するクランク室圧力と前面に作用
する吸入圧力との差圧が増大されて揺動斜板の傾斜角が
減少し吐出容量が減少される。
【0011】請求項1記載の発明では圧縮完了後の吐出
室の冷媒ガスを給気通路を介してクランク室へ供給する
のと比較して、容量制御に必要な動力の損失が軽減され
る。又、請求項2記載の発明では、圧力制御弁により吸
入室内の圧力の変動に基づいて抽気通路の開閉が行われ
て、クランク室内の圧力が調整され、揺動斜板の傾斜角
が調整され、吐出容量が制御される。
【0012】又、請求項3記載の発明では、圧力制御弁
により吸入室内の圧力の変動に基づいて給気通路の開閉
が行われて、クランク室内の圧力が調整され、揺動斜板
の傾斜角が調整され、吐出容量が制御される。
【0013】さらに、請求項4記載の発明では、回転軸
が回転されてピストンが吸入行程になると、吸入室の気
体は同期回転するロータリーバルブの吸入通路、吸入案
内溝及び第1の導通路を通してシリンダボア内作動室に
吸入される。又、ピストンが圧縮行程に移行すると、ロ
ータリーバルブの吸入通路はバルブ収容室の内周面によ
り閉鎖され、ロータリーバルブに設けた給気通路を形成
する連通路と、第1及び第2の導通路とが連通されるの
で、中間圧力の気体が給気通路を通してクランク室へ供
給される。
【0014】
【実施例】以下、この発明を揺動斜板式可変容量圧縮機
に具体化した第1実施例を図1〜図8に基づいて説明す
る。
【0015】図1に示すようにシリンダブロック1のフ
ロント側端面にはフロントハウジング2が接合固定さ
れ、その内部にはクランク室3が形成されている。又、
前記シリンダブロック1のリヤ側端面にはリヤハウジン
グ4がバルブプレート5、吐出プレート6及びリテーナ
プレート7を介して接合固定されている。前記リヤハウ
ジング4には、その内部に形成した隔壁4aによって中
心部に吸入室8、外周側に吐出室9が区画形成されてい
る。又、前記バルブプレート5には吐出孔5aが形成さ
れ、吐出プレート6には前記吐出孔5aと対応して吐出
弁6aが形成され、さらにリテーナプレート7には前記
吐出弁6aの開放位置を規制するリテーナ7aが形成さ
れている。
【0016】前記シリンダブロック1及びフロントハウ
ジング2には回転軸10がラジアルベアリング11,1
2を介して外部動力により回転可能に支持されている。
この回転軸10上にはクランク室3内に位置するように
ラグプレート13が嵌合固定されている。前記ラグプレ
ート13とフロントハウジング2との間にはスラストベ
アリング14が介在されている。さらに、前記ラグプレ
ート13の外周に突設したヒンジ機構Kを構成するアー
ム部13aには長孔13bが形成され、該長孔13bに
同じくヒンジ機構Kを構成する連結ピン15を介して回
転斜板16が前後方向の傾動可能に連結されている。
又、回転斜板16のボス部16aには揺動斜板17が相
対回転可能に支持され、前記回転軸10上に往復動可能
に嵌合したスライダー18に対しピン19により前記回
転斜板16のボス部16aが回動可能に連結されてい
る。又、前記揺動斜板17はシリンダブロック1及びフ
ロントハウジング2に貫通固定した回転阻止部材20に
よって回転が阻止され前後方向の傾動が許容されるよう
になっている。
【0017】前記シリンダブロック1に対し前記回転軸
10と平行に複数箇所(この実施例では6箇所)に形成
したシリンダボア1a内にはそれぞれピストン21が収
容され、各ピストン21はピストンロッド22を介して
前記揺動斜板17にそれぞれ連結されている。前記回転
軸10上にはばね受23が取付けられ、該ばね受23と
前記スライダー18との間にはコイル状のばね24が介
在され、常には揺動斜板17の傾斜角が増大し、吐出容
量が増大する方向に付勢されている。
【0018】前記シリンダブロック1の中心に形成した
凹部1b及びリヤハウジング4の隔壁4aの内周面4b
によって、前記吸入室8と連通する円筒状のバルブ収容
室25が形成されている。又、このバルブ収容室25と
前記各シリンダボア1a内の作動室30とは、シリンダ
ブロック1に形成した複数の第1の導通路1cによりそ
れぞれ連通されている。前記バルブ収容室25には円柱
状をなす冷媒ガスの吸入弁及び後記給気通路の開閉弁と
しての機能を兼用するロータリーバルブ26が回転可能
に収容されている。そして、ロータリーバルブ26の前
端面に形成した係合孔26aには回転軸10の後端面に
形成した係合凸部10aがカップリング27を介して嵌
入され、回転軸10に対し同期回転可能に連結されてい
る。
【0019】前記ロータリーバルブ26の軸心部には前
記吸入室8と常時連通する吸入通路28が形成されると
ともに、外周面には該吸入通路28の内端部と常時連通
し、吸入行程にある複数の第1の導通路1cと連通可能
な吸入案内溝29が形成されている。そして、前記回転
軸10が回転されて、ラグプレート13、連結ピン15
及び回転斜板16を介して揺動斜板17が回転を阻止さ
れた状態で前後に揺動され、ピストンロッド22を介し
て複数のピストン21が異なるタイミングで順次往復動
される。すると、前記ロータリーバルブ26が回転軸1
0により回転されて、ピストン21が吸入行程に移行し
た場合に、図2においてバルブ回転方向(矢印参照)に
関して吸入案内溝29の前端面29aがシリンダブロッ
ク1に設けた第1の導通路1cを開放する方向に通過す
る。この結果、吸入室8からロータリーバルブ26の吸
入通路28、案内溝29及び第1の導通路1cを通して
シリンダボア1a内の作動室30内に冷媒ガスが吸入さ
れる。
【0020】又、吸入行程の終了時には、バルブ回転方
向に関して吸入案内溝29の後端面29bが前記第1の
導通路1cを閉鎖する方向に通過してシリンダボア内作
動室30内への冷媒ガスの吸入が停止される。そして、
回転軸10及びロータリーバルブ26が回転されてピス
トン21が圧縮行程に移行されると、ロータリーバルブ
26の外周面によって前記第1の導通路1cが閉鎖状態
に保持されたままとなる。作動室30内で圧縮された冷
媒ガスはバルブプレート5に形成した吐出孔5aから吐
出弁6aを開放して吐出室9へ吐出される。
【0021】図2,3図に示すように、ロータリーバル
ブ26の外周面には圧縮行程においてボア1a内の残留
ガスを、圧縮行程途中のボア1a内に導くための残留ガ
スバイパス溝31が形成されている。この残留ガスバイ
パス溝31は、吐出終了時のシリンダボア1aと対応す
る第1の導通路1cと連通し軸方向に延びる高圧溝31
bと、低圧側のシリンダボア1aの第1の導通路1cと
連通し軸方向に延びる低圧溝31aと、これら高圧溝3
1b及び低圧溝31aを接続し周方向に延びる連通溝3
1c,31dとにより構成されている。前記低圧溝31
a、高圧溝31bはロータリーバルブ26の回転に伴っ
て第1の導通路1cに順次連通してゆく。又、残留ガス
バイパス溝31によって包囲されているロータリーバル
ブ26の周面領域Hは、ロータリーバルブ26の回転に
伴って第1の導通路1cを順次閉塞してゆき、ピストン
21が下死点位置から上死点位置に向かう圧縮行程に入
ったときには、吸入通路28と作動室30との連通が遮
断される。
【0022】圧縮行程にある作動室30の第1の導通路
1cは周面領域Hによって閉塞されるが、このシール周
面領域Hによって作動室30内の高圧冷媒ガスの洩れを
防止することは難しい。即ち、バルブ収容室25内でロ
ータリーバルブ26を円滑回転可能に収容するには、収
容室25の内周面とロータリーバルブ26の外周面との
間に適度な細隙を確保しておく必要がある。作動室30
内の高圧冷媒ガスはこの細隙を通ってバルブ収容室25
内の低圧空間へ抜け出ようとする。しかしながら、この
漏洩冷媒ガスの大半は低圧溝31a、高圧溝31b及び
連通溝31c,31dに入り込み、洩れガスの大半が残
留ガスバイパス溝31により捕捉される。
【0023】又、圧縮行程終了時のシリンダボア1aは
第1の導通路1cを介して高圧溝31bと連通されると
ともに、圧縮行程初期のシリンダボア1aは第1の導通
路1cを介して低圧溝31aと連通される。このためピ
ストン21の上死点位置においてシリンダボア1a内の
残留ガスは高圧溝31bによって回収され、連通溝31
c,31dを通して低圧溝31aに移送され、さらに第
1の導通路1cを介して圧縮行程中のシリンダボア1a
へバイパスされる。こうして、この圧縮機ではシリンダ
ボア1aの吸入行程中に残留ガスの再膨張が少なく、シ
リンダボア1a内へ吸入室8の冷媒ガスが確実に吸入さ
れる。 又、ロータリーバルブ26の後端面は前記隔壁
4aの内周面に形成した段差部4cとの間に介在したス
ラストベアリング32A及び皿ばね32Bによって後方
への移動不能に位置規制されている。
【0024】次に、この発明の要部である吐出容量制御
機構について説明する。図1、図3及び図5に示すよう
に、前記ロータリーバルブ26には、その外周面から前
端面にかけて絞りを有する連通路26bが形成されてい
る。この実施例では前記第1の導通路1cと、前記連通
路26bと、前記回転軸10を支持するベアリング12
内の隙間によって形成された第2の導通路gと、凹部1
bの内底面とロータリーバルブ26の端面との間に形成
された回転軸10回りの環状空間Sとにより圧縮行程途
中のシリンダボア内作動室30とクランク室3とを一時
的に連通するための給気通路33が形成されている。即
ち、圧縮機の運転状態において、図7に示すようにピス
トン21が吸入行程を終えて圧縮行程に移行した直後の
所定範囲内で圧縮行程途中のシリンダボア内作動室30
と連通する第1の導通路1cに前記連通路26b(給気
通路33)が連通したとき、該作動室30から第1の導
通路1c、絞りを有する連通路26b及び第2の導通路
gを通してクランク室3内に吐出圧力Pdと吸入圧力P
sの中間圧力Pnの吐出容量調整用の冷媒ガスが供給さ
れる。
【0025】図1,5に示すように前記シリンダブロッ
ク1、バルブプレート5及びリヤハウジング4にはクラ
クン室3と吸入室8を連通する抽気通路34が形成され
ている。この抽気通路34の途中には圧力制御弁35が
介在されている。
【0026】この制御弁35は図6に示すように弁ケー
シング36の中間部に形成した弁孔37を開閉する弁体
38を有している。前記弁体38を収容する弁室39内
にはばね40がばね受け41,42により介在され、弁
体38を常には開放方向へ付勢するようにしている。前
記弁ケーシング36には前記弁体38を作動するための
作動ロッド43が挿入支持されている。このロッド43
の下端部はダイヤフラム44の上面にばね受け45を介
して当接され、ばね46により下方に付勢されている。
さらに、前記ダイヤフラム44の上面側には感圧室47
が形成され、該室47は連通路48により吸入室8と連
通されている。又、前記ダイヤフラム44の下部には円
筒ケーシング49が装着されている。このケーシング4
9内には前記ダイヤフラム44を上方へ付勢するための
ばね50がばね受け51,52間に介在されている。こ
のケーシング49の内部は密閉された定圧室53となっ
いる。
【0027】次に、前記のように構成した可変容量圧縮
機の作用を説明する。圧縮機の運転中は作動室30から
ピストン21の外周細隙を漏洩するブローバイガス及び
給気通路33からの冷媒ガスの供給によりクランク室3
内の圧力が増大しようとする。このクランク室3内のガ
スは抽気通路34及び圧力制御弁35の作動により吸入
室8側に還流され、クランク室3内の圧力は以下のよう
にして制御される。
【0028】冷房負荷が低下して吸入室8内の圧力Ps
が低下すると、それにより図6に示す感圧室47内の圧
力も低下し、ばね50によりダイヤフラム44が作動ロ
ッド43を上方に変位するように動作する。すると、弁
体38が弁孔37を閉鎖する。反対に、冷房負荷が増大
して、吸入圧力Psが大きくなると、弁体38が弁孔3
7を開放、つまり抽気通路34を開放する方向に移動さ
れ、クランク3内の冷媒ガスが抽気通路34を通して吸
入室8に導かれる。このようにしてクランク室3内の圧
力Pcは制御弁35により調整される。
【0029】従って、冷房負荷が低下(又は増大)して
吸入圧力Psが低下(又は増大)すると、制御弁35に
よりピストン21の背面に作用するクランク室3の圧力
Pcが増大(又は減少)して、ピストン21の背面に作
用するクランク室圧力Pcと前面に作用する吸入圧力P
sとの差圧ΔPが増大(又は減少)する。この結果、ピ
ストン21のストロークが減少(又は増大)して連結ピ
ン15を中心とする揺動斜板17の傾斜角が減少(又は
増大)して吐出容量が減少(又は増大)する。なお、こ
の制御弁35として外部動力により開閉される電磁制御
弁(図示略)を使用してもよい。
【0030】さて、前記実施例ではロータリーバルブ2
6に対しベアリング12内の第2の導通路gを介してク
ランク室3と圧縮行程途中のシリンダボア内作動室30
とを連通する給気通路33となる連通路26bを形成し
た。このため、吐出室からクランク室へ高圧の冷媒ガス
を減圧して供給する従来例と比較して容量制御に要する
動力の損失を軽減することができる。すなわち、図8に
示すようにピストン21のストロークが上死点から下死
点に向かう圧縮行程において、圧縮途中の冷媒ガスが給
気通路33から一時的にクランク室3内へ供給されるの
で、従来例と比較して同図のハッチングで示す領域だ
け、圧縮動作に要する動力が軽減される。
【0031】又、前記実施例ではベアリング12内の第
2の導通路gを給気通路33の一部としたが、この場合
には加工作業が容易なロータリーバルブ26に連通路2
6bのみを形成すればよく、このため加工作業が非常に
簡単に行える。
【0032】次に、この発明の第2実施例を図9〜図1
3に基づいて説明する。この実施例においては、前記給
気通路33は以下のように構成されている。すなわち、
図9,11に示すようにロータリーバルブ26の外周面
に設けられ、前記連通路26bに接続された環状の連通
溝54と、該連通溝54に接続するように設けた直線状
の連通溝55と、前記シリンダブロック1の凹部1bの
内周面からバルブプレート5を貫通してリヤハウジング
4内を迂回し、再びシリンダブロック1を貫通してクラ
ンク室3に開口する連通路56とにより構成されてい
る。そして、前記連通路56の途中に給気通路33の開
閉制御を行うための圧力制御弁35Aを介在している。
【0033】通路56の途中には図10に示す圧力制御
弁35Aが配設されている。この圧力制御弁35Aは給
気通路33を開閉してクランク室3内の圧力Pcを調整
するためのものである。圧力制御弁35Aは基本的には
弁座37の形成位置を除き第1実施例の圧力制御弁35
と同様の構成を採っている。圧力制御弁35Aの感圧室
47には連通路48を介して吸入室8が連通されてい
る。また、圧力制御弁35Aにおいて、弁体38よりも
上流側は弁ケーシング36の内部、ストレーナ59及び
通路56のバルブ側を介して凹部1bの内周面に連通さ
れ、同弁体38よりも下流側は弁ケーシング36の孔3
6a及び通路56のクランク室3側を介してクランク室
3に連通されている。
【0034】圧力制御弁35Aは冷房負荷に応じて以下
のように作動する。冷房負荷が小さくなって吸入室8内
の吸入圧力Psが低下すると、感圧室47内の圧力も低
下し、ダイヤフラム44が上方へ撓んで、作動ロッド4
3が上方へ変位する。この変位により弁体38が弁座3
7から離間し、通路56のバルブ側及びクランク室側が
連通する。これとは逆に冷房負荷が大きくなって吸入圧
力Psが上昇すると、感圧室47内の圧力が上昇し、ダ
イヤフラム44が下方へ撓んで、作動ロッド43が下方
へ変位する。この変位により弁体38が弁座37に着座
し、通路56が閉塞される。
【0035】又、第2実施例では抽気通路34は図9に
示すようにラジアルベアリング12内の第2の導通路g
と、シリンダブロック1の凹部1bの内底面とロータリ
ーバルブ26の前端面との間の回転軸10回りの環状空
間Sと、ロータリーバルブ26に形成した連通路26c
等とから構成されている。連通路26cはロータリーバ
ルブ26において軸線に平行に設けられており、その前
端は環状空間Sに面して開口し、後端は吸入案内溝29
に面して開口している。連通路26cは絞りとして機能
するように小径に形成されている。この抽気通路34に
は圧力制御弁35は設けられていない。
【0036】上記のように構成された第2実施例の圧縮
機の圧縮行程時にブローバイガスはピストン21とシリ
ンダボア1aとの間の細隙を通って直接クランク室3に
入る。従って、冷房負荷が低下して吸入室8内の圧力P
sが低下すると、それにより感圧室47内の圧力も低下
し、ばね50によりダイヤフラム44が作動ロッド43
を上方に変位するように動作する。すると、弁体38が
弁孔37を開放するので、圧縮行程途中の作動室30内
の冷媒ガスが給気通路33を通してクランク室3に供給
される。この結果、ピストン21の前後両面に作用する
クランク室3の圧力Pcと吸入圧力Psの差圧ΔPが増
大して、揺動斜板17の傾斜角及びピストン21のスト
ロークが減少し、吐出容量が低下する。
【0037】なお、冷房負荷が増大して、吸入圧力Ps
が増大すると、上述の動作と逆の動作により吐出容量が
増大する。この第2実施例では制御弁35Aの弁体38
に常に安定した中間圧力Pnが作用するので、外部冷房
負荷の影響を受けて変動し易い吐出室9内の冷媒ガスを
クランク室3へ供給する給気通路に制御弁を設ける方式
と比較して制御弁35Aの制御動作の信頼性が向上す
る。即ち、制御弁35Aの弁体38に吐出圧力Pdが作
用すると、その圧力変動により弁体38の開度が変動す
るが、この第2実施例では変動しない中間圧力Pnを弁
体38に作用させるので、感圧室47により吸入圧力P
sの変動のみを適正に感知して制御動作を適正に行うこ
とができる。
【0038】次に、この発明をロータリーバルブ26を
使用しない揺動斜板式可変容量圧縮機に具体化した第3
実施例を図14に基づいて説明する。この実施例におい
て前記第1実施例と同様の機能を有する部材は同一の符
号を付して説明を省略し、異なる構成について以下に説
明する。
【0039】前記バルブプレート5にはフラッパ弁型の
吸入弁機構71及び吐出弁機構72が設けられている。
又、シリンダブロック1の内部には圧縮行程途中のシリ
ンダボア内作動室30とクランク室3とを連通する絞り
を有する給気通路73が形成されている。この給気通路
73の途中にはバネ75により給気通路73を閉塞する
ように付勢される開閉弁としての逆止弁74が設けら
れ、ボア1a内にて所定圧力に上昇したガスをクランク
室3内へ導入するとともに、クランク室3からボア1a
内へのガスの逆流を防止するようにしている。
【0040】従って、この第3実施例では圧縮行程途中
においてシリンダボア1a内の中間圧力Pnのガスが給
気通路73を通してクランク室3内に導かれるので、吐
出室9からクランク室3へ高圧の冷媒ガスを供給するの
と比較して、動力損失を低減することができる。
【0041】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、次のように具体化することもできる。 (1)図15に示すように、残留ガスバイパス溝31に
連通するように給気通路33を形成するための前記連通
路26bをロータリーバルブ26の外周に形成するこ
と。この構成により、残留ガスが定期的にクランク室3
に供給される。残留ガスバイパス溝31を給気通路33
に連通する構成を第2実施例に適用すれば、残留ガスバ
イパス溝31は圧縮機の大容量運転時には給気通路33
が圧力制御弁35Aにより閉鎖されるので、導通路1c
内の残留ガスのバイパスを行い、小容量可変時には給気
通路33が開放されるので、中間圧力の残留ガスをクラ
ンク室3内に導く給気通路として作用する。
【0042】又、前記連通路26bを図16に示すよう
に傾斜して形成することにより、ロータリーバルブ26
の回転遠心力により連通溝31c,31dのガスの流れ
が促進されてその目詰まりを防止することができる。
【0043】(2)図17に示すように、第2実施例に
おいては前記ロータリーバルブ26の外周に環状連通溝
54を形成したが、これをシリンダブロック1の凹部1
bの内周面に形成すること。
【0044】(3)前記第1実施例では抽気通路34の
みに制御弁35を設け、第2実施例では給気通路33の
みに制御弁35Aを設けたが、第1実施例において、給
気通路33の途中に圧力制御弁又は電磁制御弁(図示
略)を設けること。又、第2実施例において、抽気通路
34の途中に圧力制御弁35又は電磁制御弁(図示略)
を設けること。
【0045】(4)バルブ収容室25をシリンダブロッ
ク1側のみ又はリヤハウジング4側のみに形成するこ
と。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は圧縮行
程途中のシリンダボア内作動室からクランク室へ冷媒ガ
スを導くための給気通路を形成したことにより、吸入圧
力と吐出圧力の中間圧力の冷媒ガスをクランク室に供給
することができ、このため吐出容量の制御に要する動力
の損失を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を揺動斜板式可変容量圧縮機に具体化
した第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】ロータリーバルブの収容状態を示す横断面図で
ある。
【図3】ロータリーバルブの斜視図である。
【図4】図3に示すロータリーバルブの外周面の展開図
である。
【図5】シリンダボア、クランク室及び吸入室の関係を
示す略体回路図である。
【図6】圧力制御弁の拡大断面図である。
【図7】ピストンの動作と作動室内の圧力との関係を示
すグラフである。
【図8】シリンダボア内作動室の容積と圧力との関係を
示すサイクル線図である。
【図9】この発明を具体化した第2実施例を示す可変容
量圧縮機の縦断面図である。
【図10】圧力制御弁の拡大断面図である。
【図11】ロータリーバルブの斜視図である。
【図12】図11に示すロータリーバルブの外周面の展
開図である。
【図13】シリンダボア、クランク室及び吸入室の関係
を示す略体回路図である。
【図14】この発明の第3実施例を示す可変容量圧縮機
の縦断面図である。
【図15】この発明の別の実施例を示すロータリーバル
ブの斜視図である。
【図16】この発明の別の実施例を示すロータリーバル
ブの斜視図である。
【図17】この発明の別の実施例を示すロータリーバル
ブ付近の部分断面図である。
【符号の説明】
1…シリンダブロック、1a…シリンダボア、1c…第
1の導通路、2…フロントハウジング、3…クランク
室、4…リヤハウジング、5…バルブプレート、6a…
吐出弁、8…吸入室、9…吐出室、10…回転軸、13
…ラグプレート、13a…ヒンジ機構Kを構成するアー
ム部、15…ヒンジ機構Kを構成する連結ピン、16…
回転斜板、17…揺動斜板、21…ピストン、25…バ
ルブ収容室、26…吸入弁及び開閉弁を兼用するロータ
リーバルブ、26b…連通路、28…吸入通路、29…
吸入案内溝、29a,29b…端面、30…作動室、3
3…給気通路、34…抽気通路、35,35A…圧力制
御弁、73…給気通路、74…開閉弁としての逆止弁、
g…第2の導通路、K…ヒンジ機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 善洋 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 廣田 英 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 尾関 太郎 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 加藤 圭一 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 粥川 浩明 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの複数のシリンダボアに往復
    動可能に収容され、その往復動にともない各シリンダボ
    アの作動室の容積を変化させるピストンと、 前記ハウジング内に設けられた吸入室及び吐出室と、 前記ピストンが作動室の容積を増大させるように移動す
    る吸入行程時に、作動室及び吸入室を連通させて吸入室
    内の低圧の気体を作動室へ導くための吸入弁と、 前記ピストンが作動室の容積を減少させるように移動す
    る圧縮行程時に、作動室及び吐出室を連通させて同作動
    室内の高圧の気体を吐出室へ導くための吐出弁と、 前記シリンダボアのピストン背面側に連通するクランク
    室と、 前記クランク室に回転可能に設けられた回転軸と、 前記回転軸上にヒンジ機構を介して傾動可能に設けられ
    るとともに、前記ピストンに作動連結され、回転軸の回
    転にともなって揺動されることによりピストンを往復動
    させ、さらに、前記ピストンに作用する吸入室内の圧力
    とクランク室内の圧力との差圧に基づいて自身の傾斜角
    を変化させることにより、ピストンのストローク量を変
    化させて、吐出容量を吸入室内の圧力に応じた量に調整
    するための揺動斜板と、 前記ボアとクランク室とを連通させ、圧縮行程終了時の
    作動室内の気体よりも低圧の気体をクランク室へ導く給
    気通路と、 前記クランク室及び吸入室を連通させ、同クランク室内
    の気体を吸入室へ導く抽気通路と、 前記給気通路及び抽気通路の少なくとも一方に設けら
    れ、その通路の開閉を行ってクランク室内の気体の圧力
    を調整するための圧力制御弁と、 前記ピストンの圧縮行程途中に前記給気通路を開放する
    開閉弁とを備えた揺動斜板式可変容量圧縮機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記圧力制御弁は抽
    気通路の途中に設けられ、吸入室内の圧力の変動に基づ
    いてクランク室内の圧力を調整するように抽気通路を開
    閉するものである揺動斜板式可変容量圧縮機。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記圧力制御弁は給
    気通路の途中に設けられ、吸入室内の圧力の変動に応じ
    てクランク室内の圧力を調整するように給気通路を開閉
    するものである揺動斜板式可変容量圧縮機。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記給気通路は前記
    開閉弁を収容するためのバルブ収容室と、そのバルブ収
    容室及びシリンダボアを連通させる第1の導通路と、バ
    ルブ収容室及びクランク室を連通させる第2の導通路と
    からなり、前記開閉弁はバルブ収容室の内周面に摺接し
    ながら前記回転軸と同期して回転するロータリーバルブ
    であり、このロータリーバルブはその回転にともなって
    前記両導通路間の連通を遮断する外周面と、前記両導通
    路間の連通を許容する連通路とを備え、さらにロータリ
    ーバルブには吸入室の気体を前記第1の導通路を通して
    吸入行程中のシリンダボア内に供給する吸入通路及び吸
    入案内溝を備えている揺動斜板式可変容量圧縮機。
JP5332527A 1992-12-28 1993-12-27 揺動斜板式可変容量圧縮機 Pending JPH06249145A (ja)

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