JP2002161849A - 斜板式液圧ポンプ又はモータ - Google Patents

斜板式液圧ポンプ又はモータ

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JP2002161849A
JP2002161849A JP2000358403A JP2000358403A JP2002161849A JP 2002161849 A JP2002161849 A JP 2002161849A JP 2000358403 A JP2000358403 A JP 2000358403A JP 2000358403 A JP2000358403 A JP 2000358403A JP 2002161849 A JP2002161849 A JP 2002161849A
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JP
Japan
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piston
swash plate
cylinder block
thrust plate
tip
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Application number
JP2000358403A
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English (en)
Inventor
Kenichi Okada
健一 岡田
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ピストンの先端部における作動圧力の高圧化対
策。 【解決手段】本発明においては、ピストン4先端部を斜
板たるスラストプレート3の傾斜角と同一角度を有する
斜面4aで構成することによって、斜面4a全体でスラ
ストプレート3に接触するような、先端斜面ピストン4
を用いる。これによって、斜面4aの圧力を低く抑え、
作動圧力の高圧化を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の油圧機器分
野等において利用される斜板式液圧ポンプ又はモータに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の斜板式液圧ポンプ又はモータに
は、図6、7に示すように、構造簡略化及び価格低廉化
のために、ピストン先端部にシューを設けずにピストン
先端を球面上にし、斜板たるスラストプレート3と接触
させる単体ピストン形があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、スラストプ
レート3が平板状であるのに対し、先端球面ピストン4
fは先端が球面になっているため、ピストン先端はスラ
ストプレート3と点4cにおいて点接触状態になる。こ
のため接触面の圧力が比較的高くなり、高負荷の使用に
限界があり、作動圧力の高圧化ができないという課題が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明において
は、ピストン先端部を斜板たるスラストプレートの斜角
と同一角度になるような斜面で構成し、当該斜面がスラ
ストプレートに接触するような先端斜面ピストンを用い
る。
【0005】これによって、ピストンと斜板との接触部
分が点ではなくなり、面圧を比較的低く押さえることが
でき、作動液の高圧化が可能となる。
【0006】特に、斜板をスラストベアリングに支持さ
せれば、斜板はシリンダと同期して回転し、ピストンと
斜板の摺動はピストン先端部斜面の回転のみとすること
ができる。
【0007】これによって、ピストンと斜板の摺動抵抗
が低減し当該ポンプ/モータの効率を高めることができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
1〜図3を参照して説明する。
【0009】この斜板式液圧ポンプ又はモータは、ケー
シング1内に回転可能に配設したシリンダブロック2
と、このシリンダブロック2に設けた軸孔2aを貫通し
た状態でシリンダブロック2と共に一体回転可能な主軸
7と、シリンダブロック2の対向位置にシリンダブロッ
ク2に対し相対的に傾斜させて配置した斜板たるスラス
トプレート3と、先端をスラストプレート3に接触させ
基端をシリンダブロック2に設けたシリンダボア2cに
突没可能に嵌装したピストン4とを有するとともに、当
該ピストン4内部にスプリング11を装着することによ
って当該ピストン4をスラストプレート3に押しつける
ことで、当該ピストン4がスラストプレート3から離れ
得ないように保持する押しつけ機構6を具備し、これら
を、フロントケース1aとリヤケース1bの間に組み込
んで構成される。
【0010】シリンダブロック2の軸孔2aの内周と主
軸7の外周との間にはスプライン結合部5が形成され、
このスプライン結合部5を介して両者は一体回転可能と
されている。
【0011】シリンダブロック2は一端面をリヤケース
1bに摺動可能に添接させ、他端側に水平方向にシリン
ダボア2cを開口させている。
【0012】スラストプレート3はフロントケース1a
の内方端面に、スラストベアリング8を介して取り付け
られているもので、このスラストプレート3は内方端面
と共に主軸7の軸心及びシリンダブロック2の軸心に対
し所定角度傾斜させてある。
【0013】押しつけ機構6は、ピストン4内部に装着
され、他端がシリンダブロック2に接するスプリング1
1からなる。
【0014】リヤケース1bのシリンダブロック2と接
する位置には、作動液の流出入のためのポート9が設け
られている。そして、当該ポート9は一対の繭型形状を
している。ここでは便宜上9aを高圧ポート、9bを低
圧ポートとする。
【0015】そしてピストン4の先端の一部は、スラス
トプレート3と同角度を有する斜面4aからなる。具体
的にはピストン4の先端のうち、ピストン軸心から偏位
した位置には、さらに先端側に突出させて略円形状の斜
面4aが設けてあり、この斜面4aをスラストプレート
3に接触させるようにしている。
【0016】なお、図において、14は軸受、15はオ
イルシールである。
【0017】以上のような構成を前提として、当該斜板
式液圧ポンプ又はモータが、ポンプとして機能する場合
の動作について説明する。
【0018】シリンダブロック2と主軸7はスプライン
結合しており、外部からの主軸に対する動力供給によっ
て一体となって回転する。それに伴いピストン4はシリ
ンダ2b内を左右に往復運動する。図1〜図3にしめす
ように、シリンダ2bが下死点9cから上死点9dま
で、x方向に回転する間、ピストン4は左向きに動き、
低圧ポート9bから作動液をシリンダ2b内に吸入し、
シリンダ2bが上死点9dから下死点9cまで回転する
間、ピストン4は右向きに動き、高圧ポート9aから作
動液を吐出する。
【0019】シリンダ2bが上死点9dから下死点9c
まで回転するとき、作動液からの圧縮圧力による付勢力
とスプリング11の付勢力によって、ピストン4がスラ
ストプレート3に押しつけられる。本実施形態における
ピストン4の先端部は、スラストプレート3の斜角と同
角度の斜面で構成されているため、スラストプレート3
とピストン4の先端は面で接触することになる。当該ピ
ストン4はシリンダブロック2が回転するとシリンダ2
bの中で自転運動をしながら接触を保つ。
【0020】これによって点接触の場合に比べて同じ作
動圧力がかかる場合でも、斜面4aの圧力は低く押さえ
ることができるということになり、比較的大きな荷重も
許容でき、液圧ポンプの作動圧力を高圧化することがで
きる。
【0021】また、スラストプレート3はスラストベア
リング8によって支持されており、シリンダブロック2
と同期回転するので、ピストン4とスラストプレート3
の摺動はピストン4先端部接触面4aの回転のみとな
る。
【0022】これによって、ピストン4とスラストプレ
ート3の摺動抵抗を減らすことができ、当該ポンプの作
動効率を高めることができる。
【0023】その他、各部の具体的構成は、上記実施形
態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲で種々変形が可能である。たとえば図4、5にしめ
すようにピストン先端部がスラストプレート3の傾斜角
と同角度の円錐形のピストン4eを用いれば、スラスト
プレート3との接触部分は、線4bとなり、点接触の場
合に比べて面圧を減らすことができ、面接触の場合に比
べて摺動抵抗を減らすことも可能になる。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0025】すなわち、ピストン先端部の全部または一
部を、斜板たるスラストプレートの傾斜角と同一の角度
を有する形状とすることによって、スラストプレートと
の接触部分の面積を増加させ、接触面の面圧を下げるこ
とにより作動液を高圧化することが可能となる。
【0026】また、斜板たるスラストプレートをスラス
トベアリングに支持させることによって、スラストプレ
ートはシリンダブロックと同期して回転し、ピストンと
スラストプレートの摺動はピストン先端部斜面の回転の
みとなり、摺動抵抗を減らすことができ当該斜板式液圧
ポンプ又はモータの効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す側断面図。
【図2】同実施形態に使用されるピストンの側断面及び
前方図。
【図3】同実施形態におけるA−A断面図。
【図4】本発明の他の実施形態を示す側断面図。
【図5】同実施形態に使用されるピストンの側断面及び
前方図。
【図6】従来の構成の側断面図。
【図7】従来の構成に使用されるピストンの側断面及び
前方図。
【符号の説明】
1・・・ケーシング 2・・・シリンダブロック 3・・・斜板(スラストプレート) 4・・・ピストン 6・・・押しつけ機構 7・・・主軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング内に回転可能に配設したシリン
    ダブロックと、このシリンダブロックに設けた軸孔を貫
    通した状態でシリンダブロックと共に一体回転可能な主
    軸と、シリンダブロックの対向位置にシリンダブロック
    に対し相対的に傾斜させて配置した斜板と、先端を斜板
    に接触させ基端をシリンダブロックに設けたシリンダボ
    アに突没可能に嵌装したピストンと、当該ピストンを斜
    板に押しつけることで当該ピストンが斜板から離れ得な
    いように保持する押しつけ機構とを具備してなるものに
    おいて、 当該ピストンの先端部分の全部または一部が、斜板の傾
    斜角と同じ角度を有する形状であることを特徴とする斜
    板式液圧ポンプ又はモータ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008062691A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd 油圧駆動型作業車輌
EP2634425A3 (en) * 2012-02-28 2017-03-01 Nabtesco Corporation Hydraulic pump
CN109139404A (zh) * 2018-10-17 2019-01-04 安徽理工大学 一种新型外排压紧的多排轴向柱塞泵/马达
CN110067713A (zh) * 2019-03-13 2019-07-30 钟彪 一种串联式轴向柱塞泵

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