JP2003113772A - 可変容量型斜板式液圧回転機 - Google Patents

可変容量型斜板式液圧回転機

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JP2003113772A
JP2003113772A JP2001306625A JP2001306625A JP2003113772A JP 2003113772 A JP2003113772 A JP 2003113772A JP 2001306625 A JP2001306625 A JP 2001306625A JP 2001306625 A JP2001306625 A JP 2001306625A JP 2003113772 A JP2003113772 A JP 2003113772A
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tilt control
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JP2001306625A
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Inventor
Takeshi Kobayashi
剛 小林
Yoshinori Takeuchi
祥典 竹内
Hitoshi Kagiwada
均 鍵和田
Takashi Niitome
隆志 新留
Kazuro Yokoyama
和朗 横山
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 斜板を傾転させるときに傾転制御ピストンに
作用する横分力を低減する。 【解決手段】 傾転制御ピストン32の中心軸O2−O
2と斜板22のピストン当接面24Aとがなす傾転支持
部材30側の角度を、常に90°よりも大きくなるよう
に構成する。これにより、斜板22を押圧するときに傾
転制御ピストン32に作用する横分力が、斜板22が最
大傾転位置(傾転角度θ3)にあるときに最大となり、
斜板22が最小傾転位置(傾転角度θ4)となったとき
に最小となる。このため、斜板22を最小傾転位置(高
速回転時)に保持した状態で、傾転制御ピストン32に
作用する横分力を小さく抑えることができ、傾転制御ピ
ストン32の外周面がシリンダ12Dの内周面に押付け
られて摩耗するのを抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の建設機械に油圧ポンプ、油圧モータ等として好適
に用いられる可変容量型斜板式液圧回転機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械に油
圧ポンプ、油圧モータ等として用いられる可変容量型斜
板式液圧回転機は、中空なケーシングと、該ケーシング
内に回転可能に設けられた回転軸と、該回転軸と一体に
回転するように前記ケーシング内に設けられ周方向に離
間して軸方向に伸長する複数のシリンダが形成されたシ
リンダブロックと、該シリンダブロックの各シリンダに
往復動可能に挿嵌された複数のピストンと、該各ピスト
ンの端部に装着されたシューと、前記ケーシング内に傾
転支持部材によって傾転可能に支持され表面側に該各シ
ューが摺動する平滑面が形成された斜板と、前記ケーシ
ングと斜板との間に設けられ該斜板の裏面に当接してこ
れを押圧することにより斜板を傾転させる傾転制御ピス
トンとにより大略構成されている(例えば、特開昭59
−79078号公報等)。
【0003】そして、この可変容量型斜板式液圧回転機
は、傾転制御ピストンによって斜板を傾転させることに
より、油圧ポンプとして用いる場合には吐出容量を可変
とし、油圧モータとして用いる場合にはトルク、回転数
を可変とすることができる構成となっている。
【0004】ここで、上述の従来技術による油圧モータ
は、図7及び図8に示すように、ケーシング1の内壁面
1Aに球状の傾転支持部材2を支点として斜板3が傾転
可能に支持されている。そして、斜板3の表面側は、各
ピストンに取付けられたシュー(いずれも図示せず)が
摺接する平滑面3Aとなり、斜板3の裏面側には、平滑
面3Aに対して傾斜した第1,第2の当接面3B,3C
が形成されている。また、ケーシング1に形成されたシ
リンダ1B内には傾転制御ピストン4が挿嵌され、該傾
転制御ピストン4は、シリンダ1B内に傾転制御用の圧
油が供給されることにより斜板3を押圧し、該斜板3を
傾転支持部材2を中心として傾転させる。
【0005】そして、斜板3は、各ピストンからの押圧
合力によって第1の当接面3Bをケーシング1の内壁面
1Aに当接させることにより、平滑面3Aの傾転角度が
最大傾転角度θ1となった最大傾転位置(図7の位置)
と、傾転制御ピストン4に押圧されて第2の当接面3C
をケーシング1の内壁面1Aに当接させることにより、
平滑面3Aの傾転角度が最小傾転角度θ2となった最小
傾転位置(図8の位置)との間で傾転する構成となって
いる。
【0006】ところで、上述の従来技術による油圧モー
タは、ケーシング1の内壁面1Aが垂直面となり、傾転
制御ピストン4の中心軸線A−Aはケーシング1の内壁
面1Aと直交している。従って、斜板3が最大傾転位置
となったときには、図7に示すように、傾転制御ピスト
ン4の中心軸線A−Aと斜板3の第1の当接面3Bとが
なす傾転支持部材2側の角度γ1は90°となる。
【0007】一方、斜板3が最小傾転位置となったとき
には、図8に示すように、傾転制御ピストン4の中心軸
線A−Aと斜板3の第1の当接面3Bとがなす傾転支持
部材2側の角度γ2は90°よりも小さくなる。
【0008】即ち、従来技術においては、斜板3が最大
傾転位置と最小傾転位置との間で傾転する間に、傾転制
御ピストン4の中心軸線A−Aと斜板3の第1の当接面
3Bとがなす傾転支持部材2側の角度は、常に90°以
下となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここで、斜板3を最大
傾転位置から最小傾転位置へと傾転させるためシリンダ
1Bに圧油を供給し、傾転制御ピストン4が斜板3の第
1の当接面3Bを押圧し始めた状態(図7の状態)で
は、斜板3から傾転制御ピストン4に作用する反力F1
は、傾転制御ピストン4の中心軸線A−A上にある。こ
のため、傾転制御ピストン4に対し、その中心軸線A−
Aと直交する方向の力(横分力)が作用することはな
い。
【0010】しかし、斜板3が傾転制御ピストン4に押
圧されて最大傾転位置から最小傾転位置へと傾転した状
態(図8の状態)では、斜板3から傾転制御ピストン4
に作用する反力F2は、傾転制御ピストン4の中心軸線
A−Aに沿う方向の力(傾転制御ピストン4の推力)F
h2と、傾転制御ピストン4の中心軸線A−Aに直交す
る方向の力(横分力)Fr2との合力となる。
【0011】従って、図9中の特性線5で示すように、
傾転制御ピストン4に作用する横分力は、斜板3が最大
傾転位置(傾転角度θ1)にあるときに零となり、斜板
3が最大傾転位置から最小傾転位置に向けて傾転するに
従って徐々に大きくなり、斜板3が最小傾転位置(傾転
角度θ2)となったときに最大値Fr2となる。
【0012】このように、従来技術による油圧モータ
は、斜板3が最大傾転位置から最小傾転位置へと傾転す
る比較的短い時間において傾転制御ピストン4に作用す
る横分力が小さく、斜板3を最小傾転位置に保持する長
い時間において傾転制御ピストン4に作用する横分力が
最大となる。このため、傾転制御ピストン4によって斜
板3を最小傾転位置に保持した高速回転時に、傾転制御
ピストン4の外周面がシリンダ1Bの内周面に押付けら
れて摩耗し易くなり、シリンダ1Bと傾転制御ピストン
4との間から傾転制御用の圧油が漏れてしまい、傾転制
御ピストン4によって斜板3を適正に傾転させることが
できなくなる虞れがある。
【0013】特に、上述した従来技術による油圧モータ
は、斜板3が最大傾転位置にあるときには、傾転制御ピ
ストン4に作用する横分力が零となるのに対し、斜板3
が最大傾転位置を除く全ての傾転位置にあるときには、
傾転制御ピストン4に横分力が作用する。
【0014】このため、斜板3を最大傾転位置から最小
傾転位置へと傾転させる初期段階において、傾転制御ピ
ストン4が横分力を受けて急激に径方向に移動してしま
い、シリンダ1Bに対する傾転制御ピストン4の摺動動
作が不安定化する上に、傾転制御ピストン4がシリンダ
1Bの内周面に衝突して耐久性が低下してしまうという
問題がある。
【0015】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、傾転制御ピストンによって斜板を傾転さ
せるときに傾転制御ピストンに作用する横分力を低減す
ることができ、傾転制御ピストンの摩耗を低減し、耐久
性を向上することができるようにした可変容量型斜板式
液圧回転機を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、中空なケーシングと、該ケーシング内
に回転可能に設けられた回転軸と、該回転軸と一体に回
転するようにケーシング内に設けられ周方向に離間して
軸方向に伸長する複数のシリンダが形成されたシリンダ
ブロックと、該シリンダブロックの各シリンダに往復動
可能に挿嵌された複数のピストンと、該各ピストンの端
部に装着されたシューと、ケーシング内に傾転支持部材
によって傾転可能に支持され表面側に該各シューが摺動
する平滑面が形成されると共に裏面側にピストン当接面
が形成された斜板と、ケーシングと斜板との間に設けら
れ該斜板のピストン当接面に当接してこれを押圧するこ
とにより斜板を傾転させる傾転制御ピストンとを備えて
なる可変容量型斜板式液圧回転機に適用される。
【0017】そして、請求項1の発明の特徴は、傾転制
御ピストンの中心軸線と斜板のピストン当接面とがなす
角度のうち傾転支持部材側の角度が、常に90°よりも
大きくなるように構成したことにある。
【0018】このように構成したことにより、傾転制御
ピストンが斜板を押圧して最大傾転位置から最小傾転位
置へと傾転させるときに、傾転制御ピストンに作用する
横分力を低減することができる。これにより、傾転制御
ピストンの外周面が摩耗するのを抑え、該傾転制御ピス
トンによって斜板を適正に傾転させることができる。ま
た、傾転制御ピストンに対して常に一定方向の横分力が
作用するので、傾転制御ピストンに作用する横分力が零
になったり、横分力の方向が変化することがなく、傾転
制御ピストンが横分力を受けて急激に径方向に移動する
のを抑え、傾転制御ピストンの動作を安定化することが
できる。
【0019】請求項2の発明は、傾転制御ピストンの中
心軸線と斜板のピストン当接面とがなす角度のうち傾転
支持部材側の角度は、斜板が最大傾転位置となったとき
に最大となり、斜板が最小傾転位置となったときに最小
となるように構成としたことにある。
【0020】このように構成したことにより、傾転制御
ピストンが最大傾転位置にある斜板を押圧し始めたとき
には、傾転制御ピストンに作用する横分力が最大となる
ものの、傾転制御ピストンが斜板を最小傾転位置に保持
したときには、傾転制御ピストンに作用する横分力を最
小とすることができる。これにより、傾転制御ピストン
が斜板を最小傾転位置に保持しているときに、該傾転制
御ピストンの外周面の摩耗が促進されるのを抑えること
ができる。
【0021】請求項3の発明は、傾転制御ピストンは、
各ピストンの下死点側に位置し、かつ、該傾転制御ピス
トンの中心軸線が回転軸の中心軸線とシリンダブロック
側で交わるように斜めに配設する構成としたことにあ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る可変容量型斜
板式液圧回転機の実施の形態を、油圧モータに適用した
場合を例に挙げ、図1ないし図6を参照しつつ詳細に説
明する。
【0023】図中、11は油圧モータの外殻をなす中空
なケーシングで、該ケーシング11は、筒部12A及び
底部12B等により有底筒状に形成されたケーシング本
体12と、該ケーシング本体12の開口端側を施蓋する
リアケーシング13とにより大略構成されている。そし
て、ケーシング本体12の底部12Bには、後述の回転
軸14を挿通するための回転軸挿通穴12Cと、後述の
傾転制御ピストン32が挿嵌されるシリンダ12Dとが
設けられ、該シリンダ12Dは、後述の傾転支持部材3
0から径方向に離間した位置に配置されている。
【0024】14はケーシング11内に回転可能に設け
られた回転軸で、該回転軸14の一端側はケーシング本
体12の底部12Bに設けられた軸受15によって支持
され、他端側はリアケーシング13に設けられた軸受1
6によって支持されている。
【0025】17は回転軸14にスプライン結合された
状態でケーシング11内に設けられたシリンダブロック
で、該シリンダブロック17は、回転軸14と一体的に
回転するものである。そして、シリンダブロック17に
は、周方向に離間して軸方向に伸長する複数のシリンダ
18が回転軸14の周囲に穿設されている。
【0026】19はリアケーシング13とシリンダブロ
ック17との間に位置してリアケーシング13に固定さ
れた切換弁板で、該切換弁板19は、シリンダブロック
17の各シリンダ18と間欠的に連通する一対の給排ポ
ートを有し、該給排ポートは、リアケーシング13に形
成された給排通路(図示せず)に連通している。
【0027】20,20,…はシリンダブロック17の
各シリンダ18内にそれぞれ摺動可能に挿嵌された複数
のピストンで、該各ピストン20は、切換弁板19を通
じてシリンダ18内に給排される圧油により、シリンダ
18から伸長した下死点位置とシリンダ18内に縮小し
た上死点位置との間で往復動するものである。
【0028】21,21,…はシリンダ18から突出し
た各ピストン20の突出端部に揺動可能に設けられたシ
ューで、該各シュー21は、後述する斜板22の平滑面
23上を摺動するものである。
【0029】22はケーシング本体12の底部12Bと
シリンダブロック17との間に位置してケーシング11
内に傾転可能に設けられた斜板で、該斜板22は、図2
及び図3に示すように、全体として略均一な厚みを有す
る薄肉な環状体として形成され、その中央部には回転軸
挿通穴22Aが設けられている。
【0030】ここで、シリンダブロック17側に位置す
る斜板22の表面側には、各ピストン20のシュー21
が摺動する平坦な平滑面23が形成されている。一方、
平滑面23の反対側となる斜板22の裏面側は、後述す
る第1,第2の支持面28,29に当接する当接面とな
っている。そして、この当接面は、各ピストン20の下
死点側(ピストン20の伸長側)に位置し平滑面23に
対して角度α1だけ傾斜した第1の当接面24と、各ピ
ストン20の上死点側(ピストン20の縮小側)に位置
し平滑面23に対して角度α2だけ傾斜した第2の当接
面25と、これら第1,第2の当接面24,25間に位
置し、平滑面23と略平行な平行面26とにより構成さ
れている。
【0031】そして、斜板22の第1の当接面24に
は、後述の傾転制御ピストン32が当接するピストン当
接面24Aが形成され、斜板22の平行面26には、後
述の傾転支持部材30が嵌合する半球状の2個の凹陥穴
26A(1個のみ図示)が、回転軸挿通穴22Aを挟ん
で左,右の両側位置に凹設されている。
【0032】27は斜板22の当接面と対面してケーシ
ング本体12の底部12B内壁面に設けられた斜板支持
面で、該斜板支持面27は、後述する第1の支持面2
8、第2の支持面29等により構成されている。
【0033】28は各ピストン20の下死点側(ピスト
ン20の伸長側)に位置する第1の支持面で、該第1の
支持面28は、回転軸14の中心軸線O1−O1に対し
て略垂直な平坦面として形成され、斜板22の第1の当
接面24が当接するものである。
【0034】29は各ピストン20の上死点側(ピスト
ン20の縮小側)に位置する第2の支持面で、該第2の
支持面29は、第1の支持面28に対し角度βをもって
シリンダブロック17側に傾斜した平坦面として形成さ
れ、斜板22の第2の当接面25が当接するものであ
る。また、第2の支持面29には、後述の傾転支持部材
30が嵌合する半球状の2個の凹陥穴29A(1個のみ
図示)が、ケーシング本体12の回転軸挿通穴12Cを
挟んで左,右の両側位置に凹設されている。
【0035】30は斜板22の当接面とケーシング本体
12の斜板支持面27との間に設けられた2個の傾転支
持部材(1個のみ図示)で、該傾転支持部材30は、例
えば鋼球等からなり、斜板22の傾転中心を構成するも
のである。そして、傾転支持部材30は、斜板支持面2
7の第2の支持面29に設けられた各凹陥穴29Aと、
斜板22の平行面26に設けられた各凹陥穴26Aとに
嵌合して設けられ、斜板22は、傾転支持部材30を中
心として傾転する構成となっている。
【0036】31は斜板22の平行面26と斜板支持面
27の第2の支持面29との間に設けられた隙間で、該
隙間31は、例えば0.2mm〜3mm程度の寸法に設
定され、斜板22の平行面26と斜板支持面27の第2
の支持面29とは、傾転支持部材30を挟みこんだ状態
で、常に隙間31をもって対面する構成となっている。
これにより、斜板22の平行面26に凹陥穴26Aを形
成するときの加工誤差、斜板支持面27の第2の支持面
29に凹陥穴29Aを形成するときの加工誤差等があっ
た場合でも、これら凹陥穴26A,29Aの加工誤差を
隙間31によって吸収し、平行面26と第2の支持面2
9とが直接的に当接してしまうのを防止することによ
り、斜板22を傾転支持部材30を中心に安定して傾転
させることができる構成となっている。
【0037】32はケーシング本体12のシリンダ12
D内に摺動可能に挿嵌された傾転制御ピストンで、該傾
転制御ピストン32は、シリンダブロック17内に挿嵌
された各ピストン20の下死点側に位置し、かつ、その
中心軸線O2−O2が回転軸14の中心軸線O1−O1
とシリンダブロック17側で交わるように、回転軸14
に対して斜めに傾いた状態で配設されている。また、傾
転制御ピストン32は、シリンダ12D内に配設された
圧縮ばね33により斜板22側に向けて付勢され、その
先端側は第1の当接面24に凹設されたピストン当接面
24Aに常時当接している。そして、傾転制御ピストン
32は、油通路34を通じてシリンダ12D内に傾転制
御用の圧油が供給されることにより、第1の当接面24
を押圧して斜板22を傾転させるものである。
【0038】そして、傾転制御ピストン32がシリンダ
12D内に引込んでいるときには、斜板22は、各ピス
トン20からの押圧合力により、第1の当接面24を斜
板支持面27の第1の支持面28に当接させた状態で安
定する。これにより、斜板22は、平滑面23と斜板支
持面27の第1の支持面28とのなす角度が最大傾転角
度θ3となった最大傾転位置(図2の位置)に保持され
る構成となっている。
【0039】ここで、斜板22が最大傾転位置となった
状態では、図4に示すように、傾転制御ピストン32の
中心軸線O2−O2と斜板22のピストン当接面24A
とがなす傾転支持部材30側の角度γ3は、90°より
も大きくなるように、下記数1のように設定されてい
る。
【0040】
【数1】γ3>90°
【0041】一方、シリンダ12D内に圧油が供給さ
れ、傾転制御ピストン32がシリンダ12Dから突出し
たときには、斜板22は、傾転制御ピストン32に押圧
されることにより、各ピストン20からの押圧合力に抗
して傾転支持部材30を中心に傾転し、第2の当接面2
5をケーシング本体12の第2の支持面29に当接させ
た状態で安定する。これにより、斜板22は、平滑面2
3と斜板支持面27の第1の支持面28とのなす角度が
最小傾転角度θ4となった最小傾転位置(図3の位置)
に保持される構成となっている。
【0042】ここで、斜板22が最小傾転位置となった
状態では、図5に示すように、傾転制御ピストン32の
中心軸線O2−O2と斜板22のピストン当接面24A
とがなす傾転支持部材30側の角度γ4は、90°より
も僅かに大きく、かつ上述の角度γ3よりも小さくなる
ように、下記数2のように設定されている。
【0043】
【数2】γ3>γ4>90°
【0044】本実施の形態による油圧モータは上述の如
き構成を有するもので、以下、その作動について説明す
る。
【0045】まず、切換弁板19の給排ポートを通じて
シリンダブロック17の各シリンダ18内に圧油が供給
されることにより、シリンダ18内に挿嵌されたピスト
ン20が斜板22側に伸長する。そして、ピストン20
に設けたシュー21が、斜板22の平滑面23を押圧し
つつ該平滑面23に沿って周方向に滑動することによ
り、各ピストン20と共にシリンダブロック17が回転
し、このシリンダブロック17の回転を、回転軸14を
介して外部に出力することができる。
【0046】ここで、シリンダ12D内に傾転制御用の
圧油が供給されていないときには、斜板22に作用する
各ピストン20からの押圧合力により、斜板22は、図
2に示すように、第1の当接面24を斜板支持面27の
第1の支持面28に当接させた最大傾転位置を保持す
る。
【0047】この場合、斜板支持面27の第1の支持面
28は、回転軸14の中心軸線O1−O1に対して略垂
直な平坦面として形成されているので、最大傾転位置と
なった斜板22の傾転角度(最大傾転角度)θ3は、斜
板22の平滑面23に対する第1の当接面24の傾斜角
度α1と等しくなり、下記数3として表される。
【0048】
【数3】θ3=α1
【0049】このように、斜板22が最大傾転角度θ3
となった最大傾転位置を保持することにより、各ピスト
ン20のストロークが最大となり、回転軸14は高トル
クで低速回転することができる。そして、斜板22が最
大傾転位置にあるときには、図4に示すように、傾転制
御ピストン32の中心軸線O2−O2と斜板22のピス
トン当接面24Aとがなす傾転支持部材30側の角度γ
3は、90°よりも大きくなる。
【0050】一方、シリンダ12D内に傾転制御用の圧
油が供給され、傾転制御ピストン32がシリンダ12D
から突出したときには、斜板22は、図3に示すよう
に、傾転制御ピストン32に押圧されることにより、各
ピストン20からの押圧合力に抗して傾転支持部材30
を中心に傾転し、第2の当接面25を斜板支持面27の
第2の支持面29に当接させた最小傾転位置を保持す
る。
【0051】この場合、斜板22の第2の当接面25は
平滑面23に対し角度α2だけ傾斜し、斜板支持面27
の第2の支持面29は第1の支持面28に対し角度βだ
け傾斜しているので、最小傾転位置となった斜板22の
傾転角度(最小傾転角度)θ4は、上述した第2の支持
面29の傾斜角度βと第2の当接面25の傾斜角度α2
との差となり、下記数4として表される。
【0052】
【数4】θ4=β−α2
【0053】このように、斜板22が最小傾転角度θ4
となった最小傾転位置を保持することにより、各ピスト
ン20のストロークが最小となり、回転軸14は低トル
クで高速回転することができる。そして、斜板22が最
小傾転位置にあるときには、図5に示すように、傾転制
御ピストン32の中心軸線O2−O2と斜板22のピス
トン当接面24Aとがなす傾転支持部材30側の角度γ
4は、90°よりも僅かに大きく、かつ上述の角度γ3
よりも小さくなる。
【0054】ここで、ケーシング本体12のシリンダ1
2D内に圧油を供給することにより、傾転制御ピストン
32が最大傾転位置にある斜板22のピストン当接面2
4Aを押圧し始めた状態では、図4に示すように、斜板
22のピストン当接面24Aから傾転制御ピストン32
に作用する反力をF3とすると、傾転制御ピストン32
に作用する横分力Fr3は、下記数5によって表され
る。
【0055】
【数5】 Fr3=F3×Sin(γ3−90°)
【0056】一方、傾転制御ピストン32が斜板22を
押圧することにより、該斜板22を最小傾転位置に保持
した状態では、図5に示すように、斜板22のピストン
当接面24Aから傾転制御ピストン32に作用する反力
をF4とすると、傾転制御ピストン32に作用する横分
力Fr4は、下記数6によって表される。
【0057】
【数6】 Fr4=F4×Sin(γ4−90°)
【0058】ここで、上述の数2により、傾転制御ピス
トン32の中心軸線O2−O2と斜板22のピストン当
接面24Aとがなす傾転支持部材30側の角度は、斜板
22が最大傾転位置にあるときの角度γ3が最大とな
り、斜板22が最小傾転位置にあるときの角度γ4が最
小となるように設定されている。
【0059】このため、図6中の特性線35で示すよう
に、傾転制御ピストン32に作用する横分力は、斜板2
2が最大傾転位置(傾転角度θ3)にあるときに最大値
Fr3となり、斜板22が最大傾転位置から最小傾転位
置に向けて傾転するに従って徐々に小さくなり、斜板2
2が最小傾転位置(傾転角度θ4)となったときに最小
値Fr4となる。
【0060】かくして、本実施の形態による油圧モータ
は、斜板22が最大傾転位置から最小傾転位置へと傾転
する比較的短い時間において傾転制御ピストン32に作
用する横分力が大きくなるものの、斜板22を最小傾転
位置に保持する長い時間において傾転制御ピストン32
に作用する横分力を小さく抑えることができる。
【0061】これにより、斜板22を最小傾転位置に保
持した高速回転時において、傾転制御ピストン32の外
周面がシリンダ12Dの内周面に押付けられて摩耗する
のを抑えることができる。この結果、傾転制御ピストン
32とシリンダ12Dとの間から傾転制御用の圧油が漏
れるのを抑え、傾転制御ピストン32によって斜板22
を適正に傾転させることができ、油圧モータの信頼性を
高めることができる。
【0062】しかも、傾転制御ピストン32によって斜
板22を最大傾転位置から最小傾転位置へと傾転させる
間に、傾転制御ピストン32の中心軸線O2−O2と斜
板22のピストン当接面24Aとがなす傾転支持部材3
0側の角度は、常に90°よりも大きくなる。
【0063】これにより、図4及び図5に示すように、
斜板22が最大傾転位置から最小傾転位置へと傾転する
間に、傾転制御ピストン32に対して常に一定方向への
横分力が作用することになる。従って、傾転制御ピスト
ン32に作用する横分力が零になったり、傾転制御ピス
トン32に作用する横分力の方向が変化することがな
く、斜板22を最大傾転位置から最小傾転位置へと傾転
させるときに、傾転制御ピストン32が横分力を受けて
急激に径方向に移動するのを確実に防止することができ
る。
【0064】このため、傾転制御ピストン32がシリン
ダ12Dの内周面に衝突するのを抑えることができ、そ
の耐久性を高めることができる。また、シリンダ12D
に対する傾転制御ピストン32の摺動動作を安定化させ
ることができ、斜板22の傾転動作を安定させることが
できる。
【0065】さらに、傾転制御ピストン32を、シリン
ダブロック17内に挿嵌された各ピストン20の下死点
側に位置し、かつ、その中心軸線O2−O2が回転軸1
4の中心軸線O1−O1とシリンダブロック17側で交
わるように斜めに配設したので、傾転制御ピストン32
が斜板22を押圧していないときには該斜板22を最大
傾転位置に保持し、傾転制御ピストン32が斜板22を
押圧することにより該斜板22を最小傾転位置に保持す
ることができる。そして、傾転制御ピストン32が斜板
22を最小傾転位置(回転軸14の高速回転時)に保持
したときに、該傾転制御ピストン32に作用する横分力
を低減することができる。
【0066】なお、上述した実施の形態では、第1,第
2の支持面28,29を有する斜板支持面27を、ケー
シング本体12の底部12B内壁面に一体形成した場合
を例に挙げている。しかし、本発明はこれに限るもので
はなく、例えばケーシング本体12とは別の部材に第
1,第2の支持面を有する斜板支持面を形成し、この斜
板支持面が形成された部材を、ケーシング本体12の底
部12B内壁面に取付ける構成としてもよい。
【0067】また、上述した実施の形態では、斜板22
の支点として、鋼球等からなる球状の傾転支持部材30
を用いた場合を例に挙げたが、本発明はこれに限らず、
例えば斜板22(平行面26)の凹陥穴26Aに嵌合す
る半球面をもった茸状の傾転支持部材を用いてもよく、
斜板に回動可能に嵌合する楕円柱状、長円柱状の嵌合部
をもった傾転支持部材を用いてもよい。
【0068】また、上述した実施の形態では、斜板22
の裏面側に設けた第1の当接面24にピストン当接面2
4Aを凹設した場合を例に挙げたが、本発明はこれに限
らず、例えば第1の当接面24をピストン当接面として
用いてもよい。
【0069】さらに、上述した実施の形態では、可変容
量型斜板式液圧回転機として油圧モータを例に挙げて説
明したが、本発明はこれに限らず、例えば可変容量型斜
板式の油圧ポンプにも適用することができる。
【0070】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、傾転制御ピストンの中心軸線と斜板のピストン当
接面とがなす角度のうち傾転支持部材側の角度を、常に
90°よりも大きくなるように構成したので、傾転制御
ピストンが斜板を押圧して最大傾転位置から最小傾転位
置へと傾転させるときに、傾転制御ピストンに作用する
横分力を減少させることができる。これにより、傾転制
御ピストンの外周面がシリンダの内周面に押付けられて
摩耗するのを抑え、傾転制御ピストンとシリンダとの間
から傾転制御用の圧油が漏れるのを抑えることができ
る。この結果、傾転制御ピストンによって斜板を適正に
傾転させることができ、液圧回転機の信頼性を高めるこ
とができる。
【0071】しかも、斜板を最大傾転位置から最小傾転
位置へと傾転させる間に、傾転制御ピストンに対して常
に一定方向の横分力が作用するので、傾転制御ピストン
に作用する横分力が零になったり、横分力の方向が変化
することがなくなる。このため、傾転制御ピストンが横
分力を受けて急激に径方向に移動するのを確実に抑える
ことができ、傾転制御ピストンの耐久性を向上すること
ができる。また、シリンダに対する傾転制御ピストンの
摺動動作を安定化させることができ、斜板の傾転動作を
安定させることができる。
【0072】また、請求項2の発明によれば、傾転制御
ピストンの中心軸線と斜板のピストン当接面とがなす傾
転支持部材側の角度を、斜板が最大傾転位置となったと
きに最大となり、斜板が最小傾転位置となったときに最
小となるように構成している。これにより、傾転制御ピ
ストンが最大傾転位置にある斜板を押圧し始めたときに
は、傾転制御ピストンに作用する横分力が最大となるも
のの、傾転制御ピストンが斜板を最小傾転位置に保持し
たときには、傾転制御ピストンに作用する横分力を最小
とすることができる。このため、傾転制御ピストンが斜
板を最小傾転位置に保持しているときに、該傾転制御ピ
ストンの外周面の摩耗が促進されるのを抑えることがで
きる。
【0073】さらに、請求項3の発明によれば、傾転制
御ピストンを、各ピストンの下死点側に位置し、かつ、
その中心軸線が回転軸の中心軸線とシリンダブロック側
で交わるように斜めに配設したので、傾転制御ピストン
が斜板を押圧することにより該斜板を最小傾転位置に保
持することができ、このときに傾転制御ピストンに作用
する横分力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による可変容量型斜板式液
圧回転機を示す断面図である。
【図2】図1中の斜板、傾転制御ピストン等を斜板が最
大傾転位置となった状態で示す拡大断面図である。
【図3】斜板、傾転制御ピストン等を斜板が最小傾転位
置となった状態で示す拡大断面図である。
【図4】斜板を最大傾転位置から最小傾転位置へと傾転
させるときに傾転制御ピストンに作用する横分力を示す
要部拡大断面図である。
【図5】斜板を最小傾転位置に保持したときに傾転制御
ピストンに作用する横分力を示す要部拡大断面図であ
る。
【図6】斜板の傾転角度と傾転ピストンに作用する横分
力との関係を示す特性線図である。
【図7】従来技術による斜板、傾転制御ピストン等を斜
板が最大傾転位置となった状態で示す側面図である。
【図8】従来技術による斜板、傾転制御ピストン等を斜
板が最小傾転位置となった状態で示す側面図である。
【図9】従来技術による斜板の傾転角度と傾転ピストン
に作用する横分力との関係を示す特性線図である。
【符号の説明】
11 ケーシング 12D シリンダ 14 回転軸 17 シリンダブロック 18 シリンダ 20 ピストン 21 シュー 22 斜板 23 平滑面 24 第1の当接面 24A ピストン当接面 25 第2の当接面 30 傾転支持部材 32 傾転制御ピストン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鍵和田 均 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 新留 隆志 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 横山 和朗 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 3H070 AA01 BB04 BB06 CC07 DD05 DD13 DD39 DD55 3H075 AA02 BB02 BB20 CC18 DA03 DA04 DB24 3H084 AA08 AA16 AA43 BB09 BB11 CC32 CC47 CC48 CC60

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空なケーシングと、該ケーシング内に
    回転可能に設けられた回転軸と、該回転軸と一体に回転
    するように前記ケーシング内に設けられ周方向に離間し
    て軸方向に伸長する複数のシリンダが形成されたシリン
    ダブロックと、該シリンダブロックの各シリンダに往復
    動可能に挿嵌された複数のピストンと、該各ピストンの
    端部に装着されたシューと、前記ケーシング内に傾転支
    持部材によって傾転可能に支持され表面側に該各シュー
    が摺動する平滑面が形成されると共に裏面側にピストン
    当接面が形成された斜板と、前記ケーシングと斜板との
    間に設けられ該斜板のピストン当接面に当接してこれを
    押圧することにより斜板を傾転させる傾転制御ピストン
    とを備えてなる可変容量型斜板式液圧回転機において、 前記傾転制御ピストンの中心軸線と前記斜板のピストン
    当接面とがなす角度のうち前記傾転支持部材側の角度
    が、常に90°よりも大きくなるように構成したことを
    特徴とする可変容量型斜板式液圧回転機。
  2. 【請求項2】 前記傾転制御ピストンの中心軸線と前記
    斜板のピストン当接面とがなす角度のうち前記傾転支持
    部材側の角度は、前記斜板が最大傾転位置となったとき
    に最大となり、前記斜板が最小傾転位置となったときに
    最小となるように構成してなる請求項1に記載の可変容
    量型斜板式液圧回転機。
  3. 【請求項3】 前記傾転制御ピストンは、前記各ピスト
    ンの下死点側に位置し、かつ、該傾転制御ピストンの中
    心軸線が前記回転軸の中心軸線と前記シリンダブロック
    側で交わるように斜めに配設する構成としてなる請求項
    1または2に記載の可変容量型斜板式液圧回転機。
JP2001306625A 2001-10-02 2001-10-02 可変容量型斜板式液圧回転機 Pending JP2003113772A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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