JP2006329085A - ピストン式圧縮機 - Google Patents

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Yoshinori Inoue
井上  宜典
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Abstract

【課題】回転軸の軸方向への移動可能量を所定量に規制する摺接部及び移動規制部の耐摩耗性を向上させることができるピストン式圧縮機を提供すること。
【解決手段】ピストン式圧縮機10にて、ロータリバルブ41はシリンダブロック11のバルブ収容室42内に収容されている。バルブ収容室42内にはストッパ50が設けられている。ストッパ50には、ロータリバルブ41の軸端部に設けられた摺接部47が摺接することで回転軸の軸方向への移動可能量を所定量に規制する移動規制部58が設けられている。摺接部47と移動規制部58の摺接面の全てはテーパ状に形成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ロータリバルブを回転軸に備えるピストン式圧縮機に関する。
ピストン式圧縮機には、シリンダボア内に冷媒を導入するためにロータリバルブが採用されたものがある(例えば、特許文献1参照。)。このピストン式圧縮機のハウジングには回転軸が支持され、該回転軸には、斜板、ラグプレートが止着されている。また、シリンダブロックの中央にはバルブ収容室が形成されており、このバルブ収容室内には回転軸の軸端に設けられたロータリバルブが回転可能に支持されている。さらに、ハウジングには、前記回転軸に沿った冷媒漏れを防止するシール部材、回転軸を支持するラジアルベアリング、及びラグプレートを支持するスラストベアリングが設けられている。
上記構成のピストン式圧縮機には、回転軸の軸方向への移動可能量を極少ない所定量に管理する構成が設けられている。そして、この移動可能量を管理することで、例えば、回転軸の軸方向への移動に伴う回転軸とシール部材の摩耗を抑制し、シール部材のシール不良を防止するとされている(例えば、特許文献1参照。)。そして、回転軸の軸方向一方側への移動は、回転軸と一体のラグプレートがスラストベアリングに摺接することで規制されている。一方、回転軸の軸方向他方側への移動は、ロータリバルブの端面が、ハウジングに圧入固定された調整部材の移動規制部に摺接することで規制されている。
特開2004−183609号公報
ところで、ピストン式圧縮機の運転中は回転軸が回転駆動されている。すなわち、回転軸の軸方向他方側へのスライド移動は、ロータリバルブの端面が移動規制部に摺接することで規制されている。このため、ロータリバルブの端面と移動規制部の摩擦により、該端面及び移動規制部が摩耗しやすくなっている。前記端面及び移動規制部が摩耗すると回転軸の軸方向への移動可能量が所定量より大きくなり好ましくない。
本発明は、回転軸の軸方向への移動可能量を所定量に規制する摺接部及び移動規制部の耐摩耗性を向上させることができるピストン式圧縮機を提供することにある。
本発明のピストン式圧縮機は、シリンダブロックにて回転軸の周囲に複数のシリンダボアを配列するとともに各シリンダボア内にピストンを収容し、吸入圧領域と前記ピストンによって前記シリンダボア内に区画される圧縮室との間の通路を開閉可能とするロータリバルブを回転軸に備えるとともに、前記ロータリバルブを前記シリンダブロックのバルブ収容室内に収容したピストン式圧縮機において、前記バルブ収容室内には、前記ロータリバルブの軸端部が摺接することで前記回転軸の軸方向への移動可能量を所定量に規制するストッパが設けられ、該ストッパには、前記ロータリバルブの軸端部に設けられた摺接部が摺接する移動規制部が設けられており、該移動規制部と前記摺接部の摺接面の少なくとも一部は回転軸の軸方向に沿ってテーパ状に形成されている。
これによれば、例えば、摺接部がロータリバルブの軸方向に直交する面上に形成され、移動規制部がストッパの軸方向に直交する面上に形成されている場合に比して、摺接部と移動規制部の摺接面の面積(摺接面積)を広く確保することができ、移動規制部に対する摺接部の面圧が低減される。このため、回転軸の周速が一定である場合、摺接部と移動規制部との間におけるPV値(面圧×周速)が小さくなり、摺接部と移動規制部の摺接面における摩擦が低減される。その結果として、回転軸の軸方向への移動可能量を所定量に規制する摺接部及び移動規制部の耐摩耗性を向上させることができる。
また、前記ストッパには、前記ロータリバルブの内側に挿入される挿入部が設けられており、該挿入部にて前記ロータリバルブの内周面に対向する周面が前記移動規制部を構成するとともに前記ロータリバルブの内周面が前記摺接部を構成し、前記摺接部と移動規制部の摺接面の全てが前記テーパ状に形成されていてもよい。
これによれば、ロータリバルブの内側に、該ロータリバルブの軸方向に沿って延びる挿入部が挿入されることで、挿入部の周面に摺接可能とするロータリバルブの内周面の面積を広くすることができる。その結果として、摺動部と移動規制部の摺接面の面積(摺接面積)をより広くすることができ、摺接部と移動規制部とのPV値低減に寄与することができる。
また、前記ストッパは、前記バルブ収容室内に圧入される圧入部を備えていてもよい。これによれば、圧入部をバルブ収容室に圧入することで、ストッパがロータリバルブと連れ回りすることが防止できる。したがって、ロータリバルブの摺接部をストッパの移動規制部に確実に摺接させることが可能となり、回転軸の軸方向への移動可能量を所定量に規制することができる。
また、前記摺接部と移動規制部の対向面間には、前記移動可能量に相当するクリアランスが形成されており、該クリアランスは前記ロータリバルブとバルブ収容室の対向面間に形成されたクリアランスより狭く設定されていてもよい。これによれば、クリアランスの差から、回転軸にその径方向へ移動させる力が作用したときにロータリバルブがバルブ収容室に摺接する前に摺接部を移動規制部に摺接させることができる。このため、摺接部と移動規制部の摺接によって回転軸がバルブ収容室の周面に摺接することを防止することができる。
また、前記ストッパは、ばねによってロータリバルブに押し付けられ、前記移動規制部は前記摺接部に常に押し付けられているとともに、バルブ収容室の周面との間に設けられた回転規制手段によってロータリバルブとの連れ周りが規制されており、ストッパとバルブ収容室の対向面間に形成されたクリアランスは、前記ロータリバルブとバルブ収容室の対向面間に形成されたクリアランスより狭く設定されていてもよい。
これによれば、回転軸の回転中、ロータリバルブの摺接部は、ストッパの移動規制部に常に摺接している。したがって、ばねのばね力を超えない力が回転軸の軸方向へ作用したときは、ばね力によって回転軸の軸方向への移動を規制することができる。また、ストッパは、ばねによってロータリバルブに押し付けられているため、ストッパとロータリバルブは一体的に構成されている。このため、前記クリアランスの差から、回転軸にその径方向へ移動させる力が作用したときに、ロータリバルブがバルブ収容室に摺接する前にストッパをバルブ収容室に摺接させることができる。このため、ストッパとバルブ収容室の摺接によって、回転軸がバルブ収容室の周面に摺接することを防止することができる。
本発明によれば、回転軸の軸方向への移動可能量を所定量に規制する摺接部及び移動規制部の耐摩耗性を向上させることができる。
以下、本発明を具体化したピストン式圧縮機の一実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。なお、以下の説明においてピストン式圧縮機10の「上」「下」「前」「後」は、図1に示す矢印Y1の方向を上下方向とし、矢印Y2の方向を前後方向とする。
図1に示すように、ピストン式圧縮機10は、シリンダブロック11と、該シリンダブロック11の前端に接合されたフロントハウジング12と、シリンダブロック11の後端に接合されたリヤハウジング13とを備えている。前記シリンダブロック11とリヤハウジング13の間には弁・ポート形成体14が介在されており、シリンダブロック11、フロントハウジング12、リヤハウジング13、及び弁・ポート形成体14は、複数の通しボルトBにより相互に締結固定されている(図1では1本のボルトBのみ図示)。そして、前記シリンダブロック11と、フロントハウジング12とリヤハウジング13がピストン式圧縮機10のハウジングを構成している。
前記ハウジング内にて、前記フロントハウジング12とシリンダブロック11に囲まれた領域にはクランク室17が区画形成されている。また、シリンダブロック11とフロントハウジング12とには回転軸19が回転可能に支持されており、前記クランク室17には回転軸19が配設されている。回転軸19は、外部駆動源(例えば、エンジン)Eに動力伝達機構PTを介して作動連結されており、外部駆動源Eから動力の供給を受けて回転される。回転軸19は、シリンダブロック11とフロントハウジング12に貫設された軸孔20,21に挿通されている。
回転軸19の前側はフロントハウジング12の軸孔20に設けられたラジアルベアリング22を介してフロントハウジング12に支持されている。フロントハウジング12と回転軸19の間にはリップシール型の軸封装置23が介在されており、回転軸19に沿ったクランク室17からの冷媒漏れを防止する。前記クランク室17において回転軸19上には、ラグプレート16が一体回転可能に固定されている。ラグプレート16とフロントハウジング12との間には、スラストベアリング18が介在されている。
また、前記クランク室17内には、斜板24が収容されている。斜板24は、回転軸19にスライド移動可能、かつ回転軸19の中心軸L1に対する傾斜角度を変更可能に支持されている。ラグプレート16と斜板24との間にはヒンジ機構25が介在されている。斜板24は前記ヒンジ機構25を介したラグプレート16との間でのヒンジ連結、及び回転軸19の支持により、ラグプレート16及び回転軸19と同期回転可能であるとともに、回転軸19の軸方向(中心軸L1方向)へのスライド移動を伴いながら回転軸19に対し傾動可能となっている。
前記シリンダブロック11には、複数のシリンダボア11a(本実施形態では5つ。図1には1つのみ図示)が回転軸19の周囲に配列されるように形成されている。各シリンダボア11aには片頭型のピストン31が往復動可能に収容されている。前記ピストン31は、斜板24の周縁部に前後一対のシュー30を介して摺動自在に係留されている。そして、回転軸19の回転にともなう斜板24の回転が、シュー30を介してピストン31の往復動に変換される。
シリンダボア11aの前後開口は、弁・ポート形成体14及びピストン31によって閉塞されており、このシリンダボア11a内にはピストン31の往復動に応じて容積変化する圧縮室26が区画されている。前記リヤハウジング13内には、吸入室(吸入圧領域)28及び吐出室29がそれぞれ区画形成されている。吸入室28はリヤハウジング13の中央部に形成されているとともに、吐出室29は吸入室28の外周を取り囲むようにして形成されている。弁・ポート形成体14には、圧縮室26と吐出室29とを連通する吐出ポート32、及び吐出ポート32を開閉する吐出弁33が形成されている。
前記シリンダブロック11には、シリンダボア11aに囲まれた中心部にバルブ収容室42が形成され、該バルブ収容室42内にはロータリバルブ41が回転可能に収容されている。また、バルブ収容室42内の後側(吸入室28側)には、前記ロータリバルブ41の後端部(軸端部)が摺接することで回転軸19の中心軸L1方向への移動可能量を所定量に規制するストッパ50が圧入固定されている。このストッパ50は、円筒状をなし、該ストッパ50の中心に形成された透孔50aによって吸入室28とバルブ収容室42とが連通されている。バルブ収容室42と各圧縮室26とは、シリンダブロック11に形成された複数(図には1つのみ図示)の吸入連通路43を介してそれぞれ連通されている。
前記ロータリバルブ41はアルミニウム系の金属材料により構成されており、円筒状をなしている。前記回転軸19の後側はバルブ収容室42内に配置され、回転軸19の後側の圧入凹部19aには、ロータリバルブ41の前側が圧入固定されている。
そして、ロータリバルブ41の外周面41aと、バルブ収容室42の周面42aとは、バルブ収容室42においてロータリバルブ41を回転可能に支持するためのすべり軸受面を構成している。回転軸19の後側は、ロータリバルブ41を介することでシリンダブロック11に回転可能に支持されている。ロータリバルブ41の中心軸L2は、回転軸19の中心軸L1と同一軸線上に位置しており、ロータリバルブ41と回転軸19とは一体化されて一軸様をなしている。そして、ロータリバルブ41は回転軸19の回転、つまりはピストン31の往復動に同期して回転される。
ロータリバルブ41とバルブ収容室42の対向面間、すなわち、ロータリバルブ41の外周面41aと、バルブ収容室42の周面42aの間には、ロータリバルブ41をバルブ収容室42内で回転可能とするクリアランスCL1が形成されている(図2参照)。また、前記ロータリバルブ41は、ストッパ50の透孔50aを介して吸入室28と連通する筒内空間44を有している。
ロータリバルブ41には、この筒内空間44とロータリバルブ41の外周面41a側とを連通する導入通路45が設けられている。導入通路45の出口は、ロータリバルブ41の外周面41a上に開口している。そして、回転軸19の回転に伴うロータリバルブ41の回転により、導入通路45の出口はシリンダブロック11の吸入連通路43の入口に間欠的に連通する。ロータリバルブ41は、回転軸19と同期回転することでシリンダボア11aと吸入室28との間を開閉可能な構成とされている。
そして、前記シリンダボア11aが吸入行程の状態にあるときには、導入通路45の出口と吸入連通路43の入口とが連通する。シリンダボア11aが吸入行程の状態にあるときには、吸入室28の冷媒が、ストッパ50の透孔50a、筒内空間44、導入通路45及び吸入連通路43を経由してシリンダボア11aの圧縮室26に吸入される。
一方、前記シリンダボア11aが吐出行程の状態にあるときには、導入通路45の出口と吸入連通路43の入口との連通が遮断される。シリンダボア11aが吐出行程の状態にあるときには、圧縮室26内の冷媒が吐出ポート32から吐出弁33を押し退けて吐出室29へ吐出される。
次に、回転軸19の中心軸L1方向への移動可能量を所定量に規制する構成について説明する。
まず、図2に示すように、ロータリバルブ41の後側(吸入室28側)において、ロータリバルブ41のストッパ50側の軸端部(後端部)における後端面41cは、ロータリバルブ41の軸方向(中心軸L2方向)に直交する面上に形成されている。また、ロータリバルブ41の後端部は、その内周が面取りされており、前記後端面41cに連設する内周面41dは、回転軸19の中心軸L1方向(中心軸L2方向)に沿ってロータリバルブ41の後側から前側へ向かうに従い縮径し、先細となるテーパ状に形成されている。そして、ロータリバルブ41の後側にて、前記テーパ状をなす内周面41dは、ロータリバルブ41の回転中に前記ストッパ50に摺接する摺接部47を構成している。
次に、前記ストッパ50について説明する。前記ストッパ50は、アルミニウム系の金属材料から円筒状に形成されている。ストッパ50の中心軸L3は、回転軸19の中心軸L1及びロータリバルブ41の中心軸L2と同一軸線上に位置している。また、ストッパ50は、圧入部51と該圧入部51よりも小径をなす挿入部52とを備えている。前記圧入部51の外径は前記バルブ収容室42の直径よりもわずかに大きく形成されている。
このため、ストッパ50がバルブ収容室42内に圧入されると圧入部51の外周面51aがバルブ収容室42の周面42aに圧接され、該圧接によりストッパ50がバルブ収容室42内に止着されている。すなわち、ストッパ50がバルブ収容室42内に圧入された状態では、ストッパ50は周方向への移動(回転)及び軸方向(中心軸L3方向)への移動が規制されている。また、圧入部51のロータリバルブ41側の端面となる前端面51bは、ストッパ50の中心軸L3方向(中心軸L2方向)に直交する面上に形成されている。
ストッパ50において、前記挿入部52は、前記圧入部51の前端面51bに連設されており、前記ロータリバルブ41の後側内へ挿入可能に構成されている。挿入部52は、回転軸19の中心軸L1方向、ひいてはストッパ50の中心軸L3方向に沿って前記前端面51b側となる後端(基端)から前端(先端)に向かうに従い縮径し、先細となるテーパ状に形成されている。このため、挿入部52の外周面52aは、圧入部51の前端面51bに対して傾斜している。
そして、上記構成のストッパ50がバルブ収容室42に圧入された状態において、圧入部51の前端面51bは、ロータリバルブ41の後端面41cに相対向しており、挿入部52の外周面52aは、ロータリバルブ41の内周面41dに相対向している。そして、挿入部52の外周面52aと、ロータリバルブ41の内周面41dは互いにテーパ状をなし相対向している。また、回転軸19の中心軸L1方向前方への移動がスラストベアリング18とラグプレート16との当接により規制された状態において、ロータリバルブ41の内周面41dと、挿入部52の外周面52aとの間には所定量のクリアランスCL2が形成されている。
このクリアランスCL2は、回転軸19の中心軸L1方向後方への移動可能量に相当する。また、このクリアランスCL2は、例えば、ピストン式圧縮機10のハウジングにおける回転軸19の回転を許容しつつ、回転軸19のスライド移動に起因して発生する回転軸19と軸封装置23との接触位置のずれを良好に抑えるべく所定量に設定される。さらに、このクリアランスCL2は、前記ロータリバルブ41の外周面41aとバルブ収容室42の周面42aとの間のクリアランスCL1より狭くなるように設定されている。
さらに、回転軸19の中心軸L1方向前方への移動がスラストベアリング18とラグプレート16との当接により規制された状態において、圧入部51の前端面51bとロータリバルブ41の後端面41cとの間にはクリアランスCL3が形成されている。このクリアランスCL3は、ロータリバルブ41の内周面41dが挿入部52の外周面52aに摺接し、クリアランスCL2が零となったとき、前端面51bと後端面41cが摺接しないように設定されている。
そして、ロータリバルブ41の回転中には、ロータリバルブ41の内周面41dは挿入部52の外周面52aに摺接する構成となっている。すなわち、ストッパ50において、挿入部52の外周面52aは、ロータリバルブ41の回転中に該ロータリバルブ41の摺接部47が摺接する移動規制部58を構成している。そして、ロータリバルブ41とストッパ50において、摺接部47と移動規制部58の摺接面の全てがテーパ状に形成されている。
次に、上記構成のピストン式圧縮機10の動作について説明する。
さて、回転軸19の回転中において、回転軸19の中心軸L1方向後方への移動は、回転軸19に一体化されたロータリバルブ41の摺接部47が、ストッパ50の移動規制部58に摺接することで規制される。ロータリバルブ41がストッパ50に摺接する面積、すなわち、摺接部47と移動規制部58の摺接面の面積をS1(以下、摺接面積S1)とする。
ここで、図3に背景技術のピストン式圧縮機70を示す。図3に示すように、背景技術のピストン式圧縮機70の調整部材71は円筒状をなし、リヤハウジング72に圧入固定されている。また、ピストン式圧縮機70のバルブ収容室76内にはロータリバルブ73が収容されている。このロータリバルブ73の周壁の厚みa(ロータリバルブ73の径方向に沿った長さ)は、本実施形態のロータリバルブ41の周壁の厚みb(ロータリバルブ41の径方向に沿った長さ)と同じである(図2参照)。
前記調整部材71にてロータリバルブ73側の端面となる前端面71aが移動規制部74を構成している。この移動規制部74は、調整部材71の中心軸L3方向に直交する面上に形成されている。また、ロータリバルブ73の調整部材71側端面となる後端面73aが前記移動規制部74に摺接する摺接部75を構成している。この摺接部75は、ロータリバルブ73の中心軸L2方向に直交する面上に形成されている。そして、背景技術のピストン式圧縮機70において、摺接部75と移動規制部74の摺接面の面積をS2(以下、摺接面積S2)とする。
本実施形態のピストン式圧縮機10において、摺接部47と移動規制部58の摺接面の全てはテーパ状に形成されている。一方、背景技術のピストン式圧縮機70においては、摺接部75と移動規制部74は、中心軸L2,L3方向に直交する面上に形成され、テーパ状をなしていない。このため、ロータリバルブ41,73の周壁の厚みが同じである場合(a=b)、本実施形態における摺接部47と移動規制部58の摺接面の面積(摺接面積S1)は、背景技術の摺接部75と移動規制部74の摺接面の面積(摺接面積S2)より広くなる。
ここで、摺接部47と移動規制部58との摩擦は、移動規制部58に対する摺接部47の面圧(P:MPa)とロータリバルブ41(回転軸19)の周速(V:m/min)の積(面圧×周速。所謂、PV値)に依存している。このため、摺接部47と移動規制部58との摩擦は、前記PV値が小さくなればなるほど小さくなり、大きくなればなるほど大きくなる。
本実施形態の摺接部47と移動規制部58との摺接面積S1は、背景技術の摺接部75と移動規制部74との摺接面積S2より広くなっていることから、前記PV値における面圧Pは背景技術に比して本実施形態の方が低くなっている。このため、本実施形態と背景技術とでは、ロータリバルブ41,73の回転速度は同じであることから、本実施形態のPV値は背景技術のPV値よりも小さくなる。その結果、本実施形態においては、背景技術に比してPV値が小さくなるため、摺接部47と移動規制部58との摺接面における摩擦が背景技術に比して低減されることとなる。
また、回転軸19の回転中、ロータリバルブ41の内周面41dが、挿入部52の外周面52aに摺接することで、ロータリバルブ41の径方向への移動が規制され、回転軸19の径方向への移動が規制される。このとき、移動規制部58と摺接部47との間のクリアランスCL2は、前記ロータリバルブ41の外周面41aとバルブ収容室42の周面42aとの間のクリアランスCL1より狭くなるように設定されている。このため、回転軸19がバルブ収容室42の周面42aに摺接する前に、摺接部47(内周面41d)が移動規制部58(外周面52a)に摺接して回転軸19の径方向への移動が規制される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)バルブ収容室42内にストッパ50を設け、該ストッパ50の移動規制部58と、該移動規制部58に対して摺接するロータリバルブ41の摺接部47との摺接面全てをテーパ状に形成した。このため、摺接部47と移動規制部58との摺接面積S1は、摺接部75と移動規制部74が、中心軸L2,L3方向に直交する面上に形成されている背景技術における摺接部75と移動規制部74の摺接面積S2より広く確保される。このため、摺接部47と移動規制部58との間におけるPV値は背景技術のPV値よりも小さくなるため、摺接部47と移動規制部58の摺接面における摩擦が背景技術に比して低減される。その結果として、摺接部47と移動規制部58の耐磨耗性を向上させることができ、摺接部47と移動規制部58が摩耗することによって回転軸19の移動可能量が所定量を超えてしまう不具合の発生を防止することができる。
(2)ロータリバルブ41の摺接部47(内周面41d)とストッパ50の移動規制部58(外周面52a)は互いにテーパ状に形成されている。このため、摺接部47と移動規制部58とが摺接することで、ロータリバルブ41の径方向への移動を規制することができ、ひいては回転軸19の径方向への移動を規制することができる。
(3)ストッパ50は、圧入部51と挿入部52を備えており、バルブ収容室42内に圧入部51が圧入された状態では、ロータリバルブ41の内側には該ロータリバルブ41の中心軸L2方向に沿って挿入部52が挿入されている。そして、挿入部52の外周面52aと、該外周面52aに対向するロータリバルブ41の内周面41dがテーパ状に形成されている。したがって、ロータリバルブ41の内側にまで挿入可能とする挿入部52を設けることで、摺接面積S1をより広くすることができる。その結果として、摺接部47と移動規制部58とのPV値低減に寄与することができ、ひいては、摩擦の低減による耐磨耗性の向上に寄与することができる。
(4)摺接部47(内周面41d)と移動規制部58(外周面52a)との間に形成されたクリアランスCL2は、ロータリバルブ41の外周面41aとバルブ収容室42の周面42aとの間に形成されたクリアランスCL1より狭く設定されている。このため、回転軸19にその径方向へ移動させる力が作用したとき、回転軸19がバルブ収容室42に摺接する前に、摺接部47(内周面41d)が移動規制部58(外周面52a)に摺接する。したがって、ロータリバルブ41、ひいては回転軸19の径方向への振れや周面42aへの摺接を防止することができる。その結果として、回転軸19がバルブ収容室42の周面42aや斜板24に片当たりすることや摺接することに起因した騒音発生も防止することができる。
(5)ロータリバルブ41は、その後側を面取りすることでテーパ状をなす部位を設けている。そして、回転軸19の中心軸L1方向への移動可能量を所定量に規制するストッパ50と、ロータリバルブ41とで摺接部47と移動規制部58の耐摩耗性を向上させることができる。すなわち、ピストン式圧縮機10において、新たな構成を設けることなく既存の構成を用いて前記耐摩耗性を向上させることができる。
(6)ストッパ50は、圧入部51と挿入部52を備えている。そして、圧入部51をバルブ収容室42に圧入することで、ストッパ50がロータリバルブ41と連れ回りすることが防止できる。したがって、ロータリバルブ41の摺接部47(内周面41d)をストッパ50の移動規制部58(外周面52a)に確実に摺接させて、回転軸19の軸方向への移動可能量を所定量に規制することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明を具体化したピストン式圧縮機の第2の実施形態を図4にしたがって説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態のピストン式圧縮機10において、ストッパを変更し、ばね84を追加した構成であるため、同様の部分についてはその重複する説明を省略する。
図4に示すように、第2の実施形態のストッパ80は、耐磨耗性が強く、かつ摩擦係数の小さい材料(例えば、セラミックス)により形成されている。また、ストッパ80は、円筒状をなし、ストッパ80にて大径をなす大径部81と、該大径部81よりも小径をなす挿入部82とを備えている。前記大径部81の外径は前記バルブ収容室42の直径よりもわずかに小さく形成されている。このため、ストッパ80がバルブ収容室42内に配設されると大径部81の外周面81bとバルブ収容室42の周面42aの間にクリアランスCL4が形成されている。このクリアランスCL4は、前記ロータリバルブ41の外周面41aとバルブ収容室42の周面42aとの間のクリアランスCL1より狭くなるように設定されている。
また、大径部81の外周面81bには、回転規制手段としての回転規制部81aが大径部81の周方向に沿って等間隔おきに形成されている。そして、各回転規制部81aは、シリンダブロック11にて、バルブ収容室42の周面42aに形成された回転規制手段としての係止孔42cに挿入されるようになっている。なお、係止孔42cは、シリンダブロック11のリヤハウジング13側の後端からストッパ80の中心軸L3方向に沿って前方へ延設されており、係止孔42cの長さは回転規制部81aよりも長くなっている。このため、係止孔42cに回転規制部81aが挿入された状態では、回転規制部81aは中心軸L3方向に沿って係止孔42c内を移動可能とされているとともに、回転軸19の周方向に沿った回転が規制されている。
ストッパ80は、該ストッパ80における吸入室28側の後端面とリヤハウジング13の間に介在されたばね84のばね力によってロータリバルブ41に常に押し付けられている。このため、ストッパ80の挿入部82における外周面82aは、ロータリバルブ41の内周面41dに常に押し付けられている。そして、ロータリバルブ41の内周面41dが第2の実施形態における摺接部47を構成し、ストッパ80の外周面82aが第2の実施形態における移動規制部58を構成している。また、回転軸19の中心軸L1方向へのスライド移動がスラストベアリング18とラグプレート16との当接により規制された状態において、ばね84の伸縮量は、回転軸19の中心軸L1方向への移動可能量に相当する。
したがって、第2の実施形態によれば、前記第1の実施形態の(1)〜(6)に記載の効果に加え、以下の効果も発揮することができる。
(7)ストッパ80とリヤハウジング13の間には、ばね84が介在されており、ストッパ80は、ばね84のばね力によってロータリバルブ41に常に押し付けられている。このため、回転軸19の回転中、ロータリバルブ41の摺接部47(内周面41d)は、ストッパ80の移動規制部58(外周面82a)に常に摺接している。したがって、ばね84のばね力を超えない力が回転軸19の中心軸L1方向へ作用したときは、回転軸19の中心軸L1方向への移動を規制することができる。
(8)また、ストッパ80とロータリバルブ41の対向面間のクリアランスCL4、すなわち大径部81の外周面81bとバルブ収容室42の周面42aの間のクリアランスCL4は、前記ロータリバルブ41の外周面41aとバルブ収容室42の周面42aとの間のクリアランスCL1より狭くなるように設定されている。このため、回転軸19にその径方向へ移動させる力が作用したとき、回転軸19がバルブ収容室42の周面42aに摺接する前に、大径部81の外周面81bをバルブ収容室42の周面42aに摺接させることができる。このため、ストッパ80とバルブ収容室42の摺接によって、回転軸19(ロータリバルブ41)がバルブ収容室42の周面42aに摺接することを防止することができる。その結果として、ロータリバルブ41、ひいては回転軸19の径方向への振れや周面42aへの摺接を防止することができ、回転軸19がバルブ収容室42の周面42aや斜板24に片当たりしたり摺接することに起因した騒音発生も防止することができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 第1の実施形態において、摺接部47をロータリバルブ41の内周面41d及び後端面41cから構成するとともに、ストッパ50の移動規制部58を外周面52a及び前端面51bから構成する。そして、摺接部47と移動規制部58の摺接面を、ロータリバルブ41の内周面41dと挿入部52の外周面52a、及びロータリバルブ41の後端面41cと圧入部51の外周面51aから構成してもよい。このように構成することで、摺接部47と移動規制部58の摺接面のうちの一部(ロータリバルブ41の内周面41dと挿入部52の外周面52a)がテーパ状に形成される。
○ 各実施形態において、図5に示すように、ストッパ50,80の内側(図5では第1の実施形態に具体化して説明する)に、ロータリバルブ41の後側の軸端部を挿入する。そして、該ロータリバルブ41の後側の軸端部の外周面41e及び後端面41cとから摺接部47を構成し、ストッパ50,80の内周面52b及び内奥面52cから移動規制部58を構成してもよい。そして、摺接部47と移動規制部58の対向面のうち、ロータリバルブ41の外周面41eとストッパ50の内周面52bをテーパ状に形成してもよい。また、ロータリバルブ41の外周面41eのみによって摺接部47を構成し、ストッパ50,80の内周面52bのみによって移動規制部58を構成して摺接部47と移動規制部58の対向面の全てをテーパ状に形成してもよい。
○ 各実施形態において、摺接部47と移動規制部58の対向面のうち一部をテーパ状に形成し、残りを回転軸19の中心軸L1方向に延びる平面状に形成してもよい。また、各実施形態において、摺接部47と移動規制部58の対向面のうち一部をテーパ状に形成し、残りを円弧状に形成してもよい。すなわち、摺接部47と移動規制部58の摺接面のうち少なくとも一部がテーパ状に形成され、前記摺接面の摺接面積を広くすることができるのであれば摺接面の残りの部位における形状は任意に変更してもよい。
○ 第2の実施形態において、大径部81の外周面81bに回転規制手段としての係止孔を形成し、バルブ収容室42の周面42aに回転規制手段としての回転規制部を形成してストッパ80の回転を規制してもよい。
○ 各実施形態において、ピストン式圧縮機10を、吸入圧領域としてクランク室17から冷媒を吸入するタイプとし、ストッパ50,80を中実状に形成してもよい。
○ 各実施形態において、摺接部47及び移動規制部58のうちの少なくとも一方にコーティングを施し、摺接部47及び移動規制部58の摩擦係数を小さくして摺接部47及び移動規制部58の耐摩耗性を向上させてもよい。
○ 各実施形態において、ストッパ50,80の材質は、アルミニウム系の金属材料又はセラミックスに限定されるものではなく、例えば、鉄系の金属材料であってもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(1)前記ストッパの内側には、前記ロータリバルブの軸端部が挿入されており、該ロータリバルブの軸端部の外周面に前記摺接部が設けられ、ストッパの内周面に前記移動規制部が設けられている請求項1に記載のピストン式圧縮機。
第1の実施形態のピストン式圧縮機を示す縦断面図。 第1の実施形態のロータリバルブ及びストッパを示す拡大図。 背景技術のロータリバルブ及び調整部材を示す拡大図。 第2の実施形態のロータリバルブ及びストッパを示す拡大図。 別例のロータリバルブ及びストッパを示す拡大図。
符号の説明
CL1,CL2,CL4…クリアランス、10…ピストン式圧縮機、11…シリンダブロック、11a…シリンダボア、19…回転軸、26…圧縮室、28…吸入圧領域としての吸入室、31…ピストン、41…ロータリバルブ、41a…外周面、42…バルブ収容室、42a…周面、42c…回転規制手段としての係止孔、47…摺接部(41c…後端面、41d…内周面、41e…外周面)、50,80…ストッパ、51…圧入部、52,82…挿入部、58…移動規制部(51b…前端面、52a…外周面、52b…内周面、52c…内奥面)、81a…回転規制手段としての回転規制部、82a…移動規制部としての外周面、84…ばね。

Claims (5)

  1. シリンダブロックにて回転軸の周囲に複数のシリンダボアを配列するとともに各シリンダボア内にピストンを収容し、吸入圧領域と前記ピストンによって前記シリンダボア内に区画される圧縮室との間の通路を開閉可能とするロータリバルブを回転軸に備えるとともに、前記ロータリバルブを前記シリンダブロックのバルブ収容室内に収容したピストン式圧縮機において、
    前記バルブ収容室内には、前記ロータリバルブの軸端部が摺接することで前記回転軸の軸方向への移動可能量を所定量に規制するストッパが設けられ、該ストッパには、前記ロータリバルブの軸端部に設けられた摺接部が摺接する移動規制部が設けられており、該移動規制部と前記摺接部の摺接面の少なくとも一部は回転軸の軸方向に沿ってテーパ状に形成されていることを特徴とするピストン式圧縮機。
  2. 前記ストッパには、前記ロータリバルブの内側に挿入される挿入部が設けられており、該挿入部にて前記ロータリバルブの内周面に対向する周面が前記移動規制部を構成するとともに前記ロータリバルブの内周面が前記摺接部を構成し、前記摺接部と移動規制部の摺接面の全てが前記テーパ状に形成されている請求項1に記載のピストン式圧縮機。
  3. 前記ストッパは、前記バルブ収容室内に圧入される圧入部を備えている請求項1又は請求項2に記載のピストン式圧縮機。
  4. 前記摺接部と移動規制部の対向面間には、前記移動可能量に相当するクリアランスが形成されており、該クリアランスは前記ロータリバルブとバルブ収容室の対向面間に形成されたクリアランスより狭く設定されている請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のピストン式圧縮機。
  5. 前記ストッパは、ばねによってロータリバルブに押し付けられ、前記移動規制部は前記摺接部に常に押し付けられているとともに、バルブ収容室の周面との間に設けられた回転規制手段によってロータリバルブとの連れ周りが規制されており、ストッパとバルブ収容室の対向面間に形成されたクリアランスは、前記ロータリバルブとバルブ収容室の対向面間に形成されたクリアランスより狭く設定されている請求項1又は請求項2に記載のピストン式圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101607707B1 (ko) 2009-09-30 2016-03-30 한온시스템 주식회사 가변용량형 사판식 압축기

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