JP4496528B2 - 斜板式液圧回転機 - Google Patents

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本発明は、例えば建設機械の走行又は旋回モータ等として使用される斜板式液圧回転機に関する。
油圧ショベル等の建設機械は下部走行体の走行や、上部旋回体の旋回のために液圧モータを備えており、これら液圧モータには一般的に斜板式液圧回転機が使用されている。斜板式液圧回転機は、圧液の給排を介してシリンダブロック内のピストンを往復運動させ、そして、この往復運動がシリンダブロックを介して回転軸の回転運動に変換されることで、この回転運動を出力するものであり、往復運動から回転運動の変換にいわゆる斜板を利用している。
また、この種の斜板式液圧回転機は圧液の給排をなすための弁板を備え、この弁板はシリンダブロックの一端壁の壁面を摺接させながらシリンダブロックを支持し、一方、そのケーシングに対しては位置決めピンを介して固定されている。より詳しくは、位置決めピンはケーシングから突設され、弁板の外周部に形成したピン孔に嵌合されている(特許文献1又は特許文献2参照)。
実開平1-39481号公報 特開平11-22654号公報
前述したように特許文献1又は2の弁板は、シリンダブロックの一端壁を摺接自在に支持する受け面を有するが、この受け面から位置決めピンが突出してしまうと、位置決めピンがシリンダブロックと干渉することになる。それ故、このような干渉は必ず避けなければならず、特許文献1,2のピン孔は弁板側の端が閉塞された有底孔として形成されている。
しかしながら、ピン孔を有底孔として形成する場合には、加工上、その底面と受け面との間に所定の厚みを残しておく必要があり、ピン孔の軸方向長さ、つまり、ピン孔内への位置決めピンの嵌合長さが短くなってしまう。
一方、シリンダブロックの回転時には、弁板に対してシリンダブロックの一端壁の壁面が摺接するため、弁板はシリンダブロックの回転方向に引き摺り力を受ける。この引き摺り力はピン孔の内周面を位置決めピンに押圧することなるが、上述したように位置決めピンの嵌合長さが短いと、ピン孔の内周面に加わる押圧力いわゆる面圧が過度に高くなり、ピン孔の内周面の摩耗を増大させてしまう。
ピン孔の面圧を低減するには、ピン孔の軸方向長さを十分に確保すればよいが、このためには、弁板の大径化又はその軸方向の厚みの増大を招き、斜板式液圧回転機自体を大形化させてしまう。
本発明は、上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところはその大形化を招くことなく、弁板のピン孔の内周面に加わる面圧を低減し、その摩耗を抑制することができる斜板式液圧回転機を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の斜板式液圧回転機は、ケーシングと、該ケーシング内に回転軸を介して設けられ、回転軸と一体的に回転可能なシリンダブロックと、該シリンダブロック内にその周方向に互いに離間して形成され、シリンダブロックの一端壁側にて閉塞されているとともにシリンダブロックの他端壁にて開口した複数のシリンダボアと、各シリンダボアに往復動自在にそれぞれ嵌挿されたピストンと、シリンダブロックの前記一端壁内に形成されて各々が各シリンダボアにそれぞれ連通する連通孔を有し、各シリンダボア内に対する圧液の給排をその連通孔を通じて行い、各ピストンの往復運動を可能にする圧液給排手段と、該圧液給排手段と協働して各ピストンの往復運動をシリンダブロックの回転運動に変換する斜板式変換手段と備え、そして、前記圧液給排手段が、ケーシングとシリンダブロックとの間に設けられ、シリンダブロックの一端面が摺接するシールランド面を有した弁板と、弁板のシールランド面に開口し、各シリンダボアに対する圧液の給排をなす一対のポートと、シールランド面を囲む弁板の外周部に設けられ、シールランド面とシリンダブロックの一端壁の壁面との間から漏出し、これらの面を潤滑する圧液を弁板の径方向外側に導く圧液逃がし溝と、該圧液逃がし溝の底から弁板を貫通して形成されたピン孔と、ケーシングから突設されてピン孔に嵌合し、弁板をその周方向に位置決めする位置決めピンとを含み、そして、前記圧液逃がし溝は、シールランド面の外側を囲む環状溝と、環状溝から弁板の外周まで径方向に延び、弁板の外周部にシリンダブロックの一端壁の壁面と接触する複数のパッド面を形成する複数の径方向溝とを有し、前記ピン孔が径方向溝に形成されていることに特徴付けられる(請求項1)。
上述の斜板式液圧回転機によれば、ピン孔の軸方向長さがケーシング側の弁板の面から圧液逃がし溝の底まで確保されているから、ピン孔の底厚を確保する必要がない分だけ、位置決めピンの嵌合長さが延び、ピン孔の面圧が減少する
また、シリンダブロックの一端壁の壁面を摺接自在に支持する弁板の受け面はシールランド面及び複数のパッド面により形成されるから、シリンダブロックから受け面全体に加わる面圧が低減し、弁板に対するシリンダブロックの摺動抵抗は小さい。
具体的には、弁板のシールランド面及びパッド面は同一の球面の一部を形成し、シリンダブロックの一端壁の壁面は弁板側の球面に合致する球面形状をなしている(請求項3)。
本発明の斜板式液圧回転機(請求項1〜3)によれば、弁板におけるピン孔の軸方向長さ、つまり、その位置決めピンの嵌合長さを長く確保できるので、弁板つまり液圧回転機自体の大形化を招くことなく、ピン孔の面圧を低減し、その摩耗を好適に抑制することができる。また、ピン孔は圧液逃がし溝の底に貫通孔として形成できるので、その加工もまた容易となる利点がある。
図1は、斜板式液圧回転機としての油圧モータを示し、この油圧モータは油圧ショベル等の建設機械にて、下部走行体の走行モータや上部旋回体の旋回モータとして使用される。
油圧モータはケーシング2を備えている。このケーシング2は一端が開口した円筒形状のケーシング本体2aと、このケーシング本体2aの開口端を閉塞する端板2bとからなり、その内部にロータ室4が形成されている。ロータ室4内には回転軸6が配置され、この回転軸6の一端6aは軸受8(図2参照)を介してケーシング2の端板2bに回転自在に支持されている。また、回転軸6の他端6bもまた軸受10を介してケーシング本体2aの端壁に回転自在に支持されている。なお、回転軸6の他端6bはケーシング本体2aの端壁から外部に露出し、外部の動力伝達経路との接続が許容されている。
ロータ室4内にて、回転軸6にはロータとしての円筒形状のシリンダブロック12がスプライン結合されており、シリンダブロック12は回転軸6と一体的に回転可能である。シリンダブロック12は回転軸6の一端6a及び他端6b側にそれぞれ位置した一端壁14及び他端壁16を有し、そして、その内部には複数(通常は奇数個)のシリンダボア18(図1には1つのシリンダボア18のみを図示)が形成され、これらシリンダボア18はシリンダブロック12の周方向に等間隔を存して配置されている。より詳しくは、各シリンダボア18はシリンダブロック12の一端壁14側にて閉塞され、そして、その他端壁16にて開口するように回転軸6の軸線方向に互いに平行に延びている。
各シリンダボア18の圧力室22に対しては、圧油給排手段を通じて圧油の給排が可能であり、この圧油給排手段は弁板24を備える。この弁板24は、ケーシング2端壁2bとシリンダブロック12の一端壁14との間に配置され、シリンダブロック12の一端面壁14の壁面は弁板24に対して摺接するようになっている。
より詳しくは、シリンダブロック12の一端壁14の壁面14aは凹状をなす球面の一部から形成され、一方、シリンダブロック12側の弁板24の面、つまり、その受け面は壁面14aに合致する凸状の球面の一部から形成されている。
また、弁板24の受け面はその外周部を除き、シールランド面26として形成され、このシールランド面26がシリンダブロック12の壁面14aに密接した状態にある。更に、弁板24には一対のポート、つまり、供給ポート28及び排出ポート30(図2参照)がそれぞれ形成されている。これら供給ポート28及び排出ポート30は弁板24のシールランド面26にてそれぞれ開口し、これらの開口は弁板24の周方向に円弧状に延びている。供給ポート28はケーシング2の端板2bの内部通路32を通じて圧油供給源に接続され、そして、排出ポート30はケーンシグ2の端壁2bの内部通路34を通じて圧油タンクに接続されている(図2参照)。
一方、シリンダブロック12の一端壁12a内には各シリンダボア18毎に連通孔36が形成され、これら連通孔36は一端がシリンダブロック12における一端壁14の壁面14aにて開口する一方、その他端は対応するシリンダボア18の圧力室22に連通している。
シリンダボア18の連通孔36はシリンダブロック12の回転に伴い、弁板24の供給ポート28又は排出ポート30に順次接続される。それ故、シリンダボア18の連通孔36が弁板24の供給ポート28に接続されたとき、その圧力室22に高圧の圧油が供給され、これにより、シリンダボア18のピストン20はシリンダブロック12の他端壁16側に往動される。この後、シリンダブロック12の回転が進み、シリンダボア18の連通孔36が弁板24の排出ポート30に接続されたとき、その圧力室22内の圧油は排出ポート30を通じて圧油タンク側に排出可能となり、これにより、ピストン20の復動が許容される。即ち、各シリンダボア18のピストン20はその圧力室22に対する圧油の給排が切り換えられることで往復運動する。
上述したピストン20の往復運動は、斜板式変換手段を介して回転軸6の回転運動に変換される。この斜板式変換手段は、シリンダブロック12の他端壁16とケーンシグ本体2aの端壁との間に配置された斜板38を備え、この斜板38はその端壁に向けて押圧付勢され、且つ、端壁にボールベアリング35を介して傾動自在に支持されている。
一方、ケーシング本体2aの端壁内にはシリンダボア37が形成され、このシリンダボア37内に傾動ピストン39が摺動自在に嵌挿されている。この傾動ピストン39はその円弧状をなす一端が前記端壁から突出して斜板38を支持し、そして、その他端はシリンダボア37内に圧力室41を区画する。この圧力室41内に対して圧液の給排が制御されると、ピストン39はシリンダボア37から突没する方向に移動し、斜板38の傾斜角が調整される。傾斜板38の傾斜角はピストン20の往復ストローク、即ち、回転軸6の回転トルクを決定する。なお、圧力室41への圧液の給排はケーシング2内の内部通路を通じて行われる。
図1から明らかなように、各ビストン20はシリンダブロック12の他端面16から突出し、その突出端にシュー40が揺動自在に嵌合されている。各シュー40はシューホルダ44を介し、斜板38上を摺動自在に保持されている。
ピストン20の往動時、ピストン20は斜板38の傾斜角に応じた回転力をシリンダブロック12に付与し、これにより、前述した圧油給排手段即ち弁板24と協働して、シリンダブロック12、つまり、回転軸6が連続して回転されることになる。
図2は前述した弁板24及びその近傍を拡大して示し、弁板24の受け面はその外周部に圧油逃がし溝46を有する。図3(a)から明らかなように、圧油逃がし溝46はシールランド面26、つまり、供給ポート28及び排出ポート30の外側を囲む環状をなしている。更に、弁板24の受け面にはその外周部に複数の圧油逃がし溝48が形成され、これら圧油逃がし溝48は環状の圧油逃がし溝46から弁板24の外周縁まで径方向に延びるとともに、弁板24の周方向に等間隔を存して配置されている。
環状及び径方向の圧油逃がし溝46,48は、弁板24のシールランド面26とシリンダブロック12の壁面14aとの間に漏出し、且つ、これらシールランド面26及び壁面14aの潤滑に供せられた圧油を弁板24の径方向外側に導く。
また、上述した圧油逃がし溝48は、弁板24における受け面の外周部をその周方向に区分し、これら区分はシリンダブロック12の壁面14aに密接するパッド面50を形成する。
なお、シリンダブロック12の壁面14a及び弁板24の受け面の少なくとも一方に耐摩耗性材料や熱処理等による被膜を形成しておけば、これら壁面14a又は受け面(シールランド面26及びパッド面50)の摩耗を低減することも可能となる。
前述した弁板24はケーシング2の端板2bに対して固定されており、このため、弁板24は1個以上のピン孔52を有している。具体的には、図3(a)に示すように、この実施例の場合、ピン孔52は2つ備えられ、前述した圧油逃がし溝48の底に弁板24を貫通する貫通孔としてそれぞれ形成されている。つまり、ピン孔52は圧油逃がし溝48の底及びケーシング2側の弁板24の背面54にて、それぞれ開口する(図3(b)参照)。
更に、図3(a),(b)から明らかなように2つのピン孔52、つまり、これらピン孔52を有する2つの圧油逃がし溝48は弁板24の直径方向に離間している。
一方、図2に示すように端板2bからは2本の位置決めピン56が突設されており、これら位置決めピン56は弁板24の背面54側から対応するピン孔52に嵌合され、弁板24がその周方向に回転するのを阻止している。より詳しくは、位置決めピン56は端板2bの装着穴に圧入された基部56aと、ピン孔52に嵌合された先端部56bを有し、この先端部56bの端面は圧油逃がし溝48の底に面一にして位置付けられている。なお、先端部56bの端面は弁板24の受け面から突出しない限り、圧油逃がし溝48の底から若干はみ出していてもよい。
更に、図2から明らかなように、弁板24の背面54にはその外周部に浅い環状溝58が形成され、この環状溝58は弁板24の外周部を弾性的に変形し易くする。この場合、回転軸6に対してシリンダブロック12が偏心して回転しても、弁板24における受け面の各パッド面50はシリンダブロック12の壁面14aに良好に密着することができる。
上述した油圧モータによれば、弁板24のピン孔52が圧油逃がし溝48の底に開口する貫通孔として形成されているので、ピン孔52はその加工に際して、弁板24にその底壁を残す必要が無く、この底壁の分だけ、ピン孔52の軸方向長さを長く確保できる。それ故、ピン孔52に対する位置決めピン56の嵌合長さが長くなり、シリンダブロック12の回転時、弁板24に働く引き摺り力はピン孔52の広い内周面から位置決めピン56を介して端板2b、即ち、ケーシング2に支持されることになる。この結果、弁板24、つまり、油圧モータの大形化を招くことなく、ピン孔52の面圧を低減でき、ピン孔52の摩耗を大幅に抑制することができる。
本実施例の場合、弁板24の受け面はそのシールランド面26の外側に、シリンダブロック12の一端面14を支持する複数のパッド面50を有しているので、弁板24の受け面全体でみて、単位面積当たりの面圧が低減される。この結果、シールランド面26でのシール機能を十分に発揮しつつ、シリンダブロック12、つまり、油圧モータの高速回転を安定して維持することができる。
また、シリンダブロック12の壁面14a及び弁板24の受け面は凹凸の球面の一部からなっているので、シリンダブロック12の安定した摺接回転が保証される。
本実施例の場合、弁板24にピン孔52が2つ設けられているので、これらピン孔52の内周面にて、前述した引き摺り力を分担して受けることができ、ピン孔52の摩耗を更に低減することができ、しかも、2つのピン孔52は弁板24の直径方向に離間して配置されいるので、これらピン孔52の内周面の面圧は均一となり、一方のピン孔52のみの摩耗が大きくなることもない。
本発明は上述の一実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、一実施例の場合、弁板24の供給ポート28及び排出ポート30は弁板24のシールランド面26に円弧状に開口し、そして、その両端にエンドミルより加工したノッチ60が形成されているが、これらは、図4に示すようなV字形のノッチ62であってもよい。
更に、図5に示すように、弁板24の圧油逃がし溝48は弁板24の周方向に不均一な間隔を存して配置されていてもよく、この場合、パッド面50の周方向長さもまた不均一になる。
更にまた、弁板24はその背面の環状溝58を必ずしも必要とせず、図6に示すように弁板24の背面はその外周部に亘ってシリンダブロック12の壁面14aに密着していてもよい。この場合、環状溝58の分だけ、位置決めピン56が受ける面圧を更に軽減できることになる。
最後に、本発明の斜板式液圧回転機は油圧ショベル等の建設機械に限らず、種々の機械の動力源としても使用可能である。
斜板式油圧モータを概略的に示した縦断面図である。 図1の油圧モータの弁板周辺を示した拡大図である。 図2の弁板を示し、(a)は受け面側の弁板の表面図、(b)はその背面図である。 変形例の弁板を示した表面図である。 別の変形例の弁板を示した表面図である。 更に別の変形列の弁板の一部を示した断面図である。
符号の説明
2 ケーシング
6 回転軸
12 シリンダブロック
14 一端壁
14a 壁面
18 シリンダボア
20 ピストン
24 弁板(圧液給排手段)
26 シールランド面
28 供給ポート
30 排出ポート
36 連通孔
46 圧液逃がし溝(環状溝)
48 圧液逃がし溝(径方向溝)
50 パッド面
52 ピン孔
56 位置決めピン

Claims (2)

  1. ケーシングと、
    前記ケーシング内に回転軸を介して設けられ、前記回転軸と一体的に回転可能なシリンダブロックと、
    前記シリンダブロック内に前記シリンダブロックの周方向に互いに離間して形成され、前記シリンダブロックの一端壁側にて閉塞されているとともに前記シリンダブロックの他端壁にて開口した複数のシリンダボアと、
    前記各シリンダボアに往復動自在にそれぞれ嵌挿されたピストンと、
    前記シリンダブロックの前記一端壁内に形成されて各々が前記各シリンダボアにそれぞれ連通する連通孔を有し、前記各シリンダボア内に対する圧液の給排をその連通孔を通じて行い、前記各ピストンの往復運動を可能にする圧液給排手段と、
    前記圧液給排手段と協働して前記各ピストンの往復運動を前記シリンダブロックの回転運動に変換する斜板式変換手段と
    を備えた斜板式液圧回転機において、
    前記圧液給排手段は、
    前記ケーシングと前記シリンダブロックとの間に設けられ、前記シリンダブロックの前記一端壁の壁面が摺接するシールランド面を有した弁板と、
    前記弁板のシールランド面に開口し、前記各シリンダボアに対し前記連通孔を通じて圧液の給排をなす一対のポートと、
    前記シールランド面を囲む前記弁板の外周部に設けられ、前記シールランド面と前記シリンダブロックの前記一端壁の壁面との間に漏出し、これらの面を潤滑する圧液を前記弁板の径方向外側に導く圧液逃がし溝と、
    前記圧液逃がし溝の底から前記弁板を貫通して形成されたピン孔と、
    前記ケーシングから突設されて前記ピン孔に嵌合し、前記弁板をその周方向に位置決めする位置決めピンと
    を含み、
    前記圧液逃がし溝は、
    前記シールランド面の外側を囲む環状溝と、
    前記環状溝から前記弁板の外周まで径方向に延び、前記弁板の外周部に前記シリンダブロックの前記一端壁の壁面と接触する複数のパッド面を形成する複数の径方向溝と
    を有し、
    前記ピン孔は、前記径方向溝に形成されていることを特徴とする斜板式液圧回転機。
  2. 前記弁板の前記シールランド面及び前記パッド面は同一の球面の一部を形成し、前記シリンダブロックの前記一端壁の壁面は前記球面に合致する球面形状をなしていることを特徴とする請求項に記載の斜板式液圧回転機。
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