JP2010024929A - ラジアルピストンポンプまたはモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ピストンのリング摺動部側をボールベアリング構造にして摺動部分をなくすことにより、高回転でも焼き付きを防止した。
【解決手段】ピストン23には、端部が断面球形状に形成された凹部25と、凹部25に接続して設けられ内径部が該凹部25よりも大きい縦断面椀状の凹部26と、を備える。凹部26には、穴27が穿設されている。穴27には、凹部26の内周全面に密に付設された小径ボール28を回転自在に支持するボール受け29が装着されている。ボール受け29は皿状に形成されている球面状の受け面29aと、該受け面29aの下部に一体的に設けられた軸部29bと、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、主として自動車・建設機械等に使用されるエンジン駆動のラジアルピストンポンプまたはモータに関し、さらに詳細にはポンプ駆動回転数が例えば、4000rpm以上の高回転に安定した性能を発揮することができるラジアルピストンポンプまたはモータに関する。
油圧装置をガソリンエンジンで駆動する場合やACサーボモータなどで駆動する場合には最高回転数が油圧ポンプの最高回転数で制限される。従来、高回転にはラジアルピストンポンプまたはモータは回転するピストン、シューに作用する遠心力によりリングに押しつけられる方向に力が働くため、アキシャルピストンポンプまたはモータに対して有効であることが述べられている(例えば、特許文献1参照)。
また、高圧または高回転時にハイドロダイナミック(動圧)により圧力フィールドを形成するラジアルピストンポンプが述べられている(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−339364号特許公報 特開昭49−113206号特許公報
しかしながら、上述した従来のラジアルピストンポンプまたはモータは、ピストン室の圧力によるピストンに働く力がシューをリングに押しつけ面圧が大きくなるため、ピストン室の圧力をピストンのポート穴とシューのポート穴を通してシューとリングの摺動面に導き、シューとリングの間に開こうとする力を発生させ、面圧の低減と摺動部へ油を導き潤滑を行っている。しかし、高回転時にはピストンとシューに作用する遠心力は回転速度の2乗に比例するため、高回転になれば大きな遠心力がシューとリングの摺動面に作用し、面圧が低回転時に対して大きくなり、摺動面で焼き付きが発生する。また、特許文献2のポンプでは回転方向には動圧が発生するが、回転方向の反対側は動圧が発生しない問題がある。
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもので、シューを廃止し、ピストンのリング摺動部側をボールベアリング構造にして摺動部分をなくすことにより、高回転でも焼き付きを防止した高回転対応のラジアルピストンポンプまたはモータを提供することを目的とする。
前記の課題を解決するため請求項1記載の発明は、回転支持軸部材に対してラジアル方向に複数のシリンダボアがシリンダ部材に所定ピッチで配置されているとともに、前記シリンダボアに対応して複数のシリンダ側ポートが前記シリンダ部材に形成され、前記シリンダボアに挿入されているピストン部材を有するラジアルピストンポンプまたはモータにおいて、
前記シリンダ部材の外側に偏心可能なカムリングの内周面を摺動するボール部材が前記ピストンに回転自在に嵌挿され、前記シリンダ部材の回転に伴い前記ピストン部材が前記シリンダボア内を往復動し、前記シリンダ部材と前記ピストン部材により囲繞されたピストン室を拡縮することを特徴とする。
本発明によれば、シューを廃止し、ピストンのリング摺動部側をボールベアリング構造にして摺動部分をなくすことにより、ボールが転がる摩擦力が軽減され機械効率がアップになり、高回転でも焼き付きを防ぐことができる。
本発明は、シューを廃止し、ピストンのリング摺動部側をボールベアリング構造にして摺動部分をなくし、ボールが転がることで摩擦力が軽減され損失動力が小さくでき機械効率アップとなり、高回転でも焼き付きを防ぐことができる。
以下、本発明のラジアルピストンポンプまたはモータにつき好適の実施の形態を挙げ、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第一の実施に形態に係るラジアルピストンポンプまたはモータ10の概略構造を示す略縦断面である。図2は図1のII−II線に沿った断面図である。
図1及び図2において、回転支持軸の機能を有するピントル(回転支持軸部材)12は本体11の固定穴13に円柱状である一側14aが圧入固定され、他側14bが形成されて本体11に穿設された偏芯穴15に突出している。
回転支持軸であるピントル12の他側14bは軸部がシリンダ20の貫通穴20aに嵌合しており、該他側14bには軸方向に対して径方向の上半分側に開口する高圧ポート16と下半分側に開口する低圧ポート17が設けられている。
前記高圧ポート16及び低圧ポート17はピントル12内を軸方向に穿設されたそれぞれ2本の高圧、低圧連通路16a、17aを連通して、一側14aの径方向に穿設された図1で見て上方に開口する吐出穴16bと下側に開口する吸入穴17bとを介して、本体11に設けられた吐出ポート19、吸入ポート18に接続されている。
ピントル12の他側14bの外周面12aには、隙間をもって該他側14bと同幅の摺動面を有するシリンダ(シリンダ部材)20の貫通孔20aが回転可能に嵌め込まれている。シリンダ20の貫通孔20a内には径方向に放射状に延びる複数のピストン穴(シリンダボア)21が形成されピントル12側に指向して開口穴22を形成し、該開口穴22は高圧または低圧ポート16,17と選択的に連通可能にされている。前記ピストン穴21にはピストン23が径方向に往復運動可能に挿入され、開口穴22、ピストン穴21、ピストン23により、ピストン室24が形成されている。ピストン室24はシリンダ側ポート24aによってピントル12の高圧ポート16、低圧ポート17に連通している。
図3は図1の要部拡大縦断面図である。図3においてピストン23には、端部が断面球形状に形成された凹部25と、前記凹部25に接続して設けられ内径部が該凹部25よりも大きい縦断面椀状の凹部26と、を備える。凹部26には、軸心方向に穴27が穿設されている。穴27には、凹部26の内周全面に密に付設された小径ボール28を回転自在に支持するボール受け29が装着されている。ボール受け29は皿状に形成されている球面状の受け面29aと、該受け面29aの下部に一体的に設けられた軸部29bと、を備える。
一方、凹部25には大径ボール30が回転自在に装着され、かつ小径ボール28に接触している。そして、図4及び図5に示すように、受け面29aの曲面、大径ボール30の曲面、すなわち受け面29a、大径ボール30の曲率の中心は同じである。
参照符号31は大径ボール(ボール部材)30を凹部25に取付けるための押え部材で、該押え部材31は大径ボール30の外周面に接触する球形状の接触面を備えて開口部32に装着され、かつピストン23に装着された止め輪部材33により大径ボール30の取り外れを防止している。
図1に示すように、シリンダ20はピントル12の他側14bに延伸し、オルダム継手
35により、回転支持軸36に係合されている。回転支持軸36はピントル12及びシリンダ20を内包固定しながら本体11内の偏芯穴15を塞ぐカバー37に穿設された軸穴37aにボールベアリング38を介して回転自在に支持されている。これにより、回転支持軸36によりシリンダ20を外部から回転させ、またはシリンダ20の回転を回転支持軸36に出力させることができる。
カムリング39は本体11の偏芯穴15bに挿入固定され、固定容量ポンプまたはモータと機能する。なお、可変容量の場合は、例えば、図示されていない容量調整用アクチュエータによりカムリング39をピントル12の中心に対して偏芯移動自在にできるようにカムリング39を支持し、ピントル12と該カムリング39との中心距離を調整できるようにされる。
また、ピントル12、シリンダ20、カムリング39等の軸方向相対位置がずれないように、カバー37によりカムリング39を支えている。偏芯穴15はカバー37に設けられたドレーンポート40と連通し、該ドレーンポート40は図示しない低圧のドレーンに開放されている。
かかる構造のラジアルピストンポンプまたはモータ10は一般的な構造であるので詳細な説明は省略する。
かかるラジアルピストンポンプの動作について説明する。回転支持軸32が回転し、シリンダ20が回転する(図2では時計回りとする)とカムリング39はシリンダ20の回転中心(ピントル12の中心)に対して偏心して設けられているため、シリンダ20内のピストン23は、ボール受け29を介して小径ボール28とボール結合された大径ボール30が回転してカムリング39の内周面40を転がりシリンダ20内を往復運動する。
図2の下側ではピストン20と大径ボール30はピストン室24を大きくする方向に動き、そのとき、圧油(図示しない)は本体11の吸入ポート18、吸入穴17b,低圧連通路17a,ピントル12の低圧ポート17、開口穴22を通り、ピストン室24に吸い込まれる。さらに回転するとピストン室24と開口穴22は高圧ポート16に接続され、回転と共に圧油はピントル12の高圧ポート16を通り、高圧連通路16a,吐出穴16b、吐出ポート19に吐出され図示しない各アクチュエータに供給される。
第一の実施の形態に係るラジアルピストンポンプまたはモータ10では、図3に示すように回転自在の大径ボール30は内周面40に沿って自転しながら公転することで大径ボール30と内周面40の焼き付きを防止する。
図6は第二の実施の形態におけるラジアルピストンポンプまたはモータ50の概略構造を示す略縦断面である。図7は図6のVII−VII線に沿った断面図である。図8は図6の要部断面を示す。図6乃至図8中、図1乃至図3の構成要素と同一の構成要素については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。このラジラルピストンポンプまたはモータ50の特徴は大径ボール30を小径ボール26に代わって滑り軸受51により回転自在に支持していることである。なお、滑り軸受51はDLC・MoS2(ダイアモンドライクカーボン・二硫化モリブデン)などのコーティングを施してよい。
図8において、参照符号52は滑り軸受51に給油する給油孔で、ピストン23に軸心方向に穿設されてシリンダ室24よりシリンダ側ポート24aに連通している。
なお、大径ボール30を凹部25に取り付けはかしめ加工により行う
本発明の第一の実施の形態に係るラジアピストンポンプまたはモータの略縦断面図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 図1に示すピストン付近の拡大縦断面図である。 図1のピストンの要部拡大縦断面である。 図4に示すピストンの分解図である。 本発明の第二の実施の形態に係るラジアピストンポンプまたはモータの略縦断面図である。 図6のVII−VII線に沿った断面図である。 図6に示すピストン付近の拡大縦断面図である。
符号の説明
10、50 ラジアルピストンポンプまたはモータ
11 本体 12 ピントル
16 高圧ポート 17 低圧ポート
20 シリンダ 22 開口穴
23 ピストン 24 ピストン室
28 小径ボール 29 ボール受け
30 大径ボール 51 滑り軸受
52 給油孔



Claims (1)

  1. 回転支持軸部材に対してラジアル方向に複数のシリンダボアがシリンダ部材に所定ピッチで配置されているとともに、前記シリンダボアに対応して複数のシリンダ側ポートが前記シリンダ部材に形成され、前記シリンダボアに挿入されているピストン部材を有するラジアルピストンポンプまたはモータにおいて、
    前記シリンダ部材の外側に偏心可能なカムリングの内周面を摺動するボール部材が前記ピストンに回転自在に嵌挿され、前記シリンダ部材の回転に伴い前記ピストン部材が前記シリンダボア内を往復動し、前記シリンダ部材と前記ピストン部材により囲繞されたピストン室を拡縮することを特徴とするラジアルピストンポンプまたはモータ。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109404241A (zh) * 2018-12-06 2019-03-01 机械科学研究总院(将乐)半固态技术研究所有限公司 一种径向柱塞泵
CN109404241B (zh) * 2018-12-06 2019-12-27 机械科学研究总院(将乐)半固态技术研究所有限公司 一种径向柱塞泵

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